【まつげパーマの基本~人気デザイン】お客様に合わせたロッド選びのポイントも解説!

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マツエク同様、人気の高いまつげパーマ。マツエクサロンの中には、メニューのひとつとして導入しているところも少なくありません。しかし、マツエクとまつげパーマは全く異なる技術。サロンで導入するとなれば、一から知識を身につけることになるでしょう。今回は、まつげパーマ基礎知識の導入編。ロッド選びのポイントや基本のデザインについても詳しく解説します!

まつげパーマってどんな技術?

まずは、まつげパーマについて簡単にご紹介しましょう。

再ブーム到来!次世代まつげパーマが登場

まつげパーマとは、専用の薬剤を使って自まつげにカールをつける技術のこと。以前は、マツエクの人気に先駆けて、まつげパーマが一大ブームとなった時代もありました。しかしその後、刺激の強い頭髪用パーマ剤の使用による健康被害、無免許施術者による劣悪な施術環境が多数報告されることに。これを受けて薬事法による取り締まりが強化され、徐々に人気が下火になっていったのです。

しかし、ここ最近ではパリジェンヌラッシュリフトなどの“次世代まつげパーマ”が登場し、人気が再燃。安全性の高い化粧品登録済の薬剤が一般的に使われるようになりました。危険なパーマ剤を使っていた過去のまつげパーマとは区別するために、「まつげカール」という呼び名を使うサロンもあります。

今では、マツエクサロンでまつげパーマ施術が受けられるのは当たり前の時代。まだ導入していないというアイラッシュ施術者も、最近のまつげパーマ事情について知っておいた方が良さそうですね。

まつげパーマで使う「ロッド」って?

出典:EYELASH GARAGE

現在、まつげパーマは「ロッド式」が主流です。これは、まぶたの上にロッド(カールの“芯”となるアイテム)を載せ、それに自まつげを1本ずつ巻きつけて薬剤を塗布する技術のこと。次世代まつげパーマもロッド式を採用した技術です。

以前は、「ビューラー式まつげパーマ」と呼ばれる手法もありました。これは、ビューラーのような器具で自まつげを挟んでカールをクセづける方法ですが、カールが折れ曲がりやすい、細かい調整が効かないといったデメリットも。一方で、ロッド式と比べて料金が安い、短時間で施術ができるといったメリットもありましたが、今ではあまり差がなくなってきつつあり、提供するサロンもかなり少なくなっています。

ロッド式まつげパーマには、以下のようなメリットがあります。

  • さまざまなデザインが選べる
  • 1本単位で細かい調整ができる(生えグセが調整できる)
  • 均一にカールがかかり、美しく仕上がる

デザイン次第では、しっかりと根元からまつげを立ち上げることが可能。自まつげを活かしつつ、ぱっちりとした目元に仕上げることができます。施術時間も1時間程度のため、忙しい方にもおすすめしやすいでしょう。

まつげパーマのロッドの種類は?

まつげパーマのロッドにはさまざまな種類があり、まつげの長さやまぶたの形に合わせて選ぶことができます。これがロッド式の良いところであり、難しいところ。まずはロッド選びのポイントについて押さえておきましょう。

ロッド選びの4つのポイント!下まつげパーマロッドにも注目

まずは、ロッドを選ぶときの4つのポイントをご紹介します。

素材

ロッドの素材には、大きく分けて次の2種類があります。

  • シリコンタイプ
  • ゴムタイプ

2つのうち、主流はシリコンタイプ。使い捨てタイプもあるようですが、洗って使うタイプを採用するサロンが一般的です。また、同じシリコンタイプであっても、硬さはさまざま。柔らかい方がお客様のまぶたに沿わせやすいため、選ぶ際のポイントとしてチェックする施術者は多いようです。

サイズ

ロッドを選ぶ際には、サイズ感も重要。お客様それぞれの、

  • まつげの長さ
  • まぶたの形(カーブ、形状)

といった目元の特徴によって、ロッドを替える必要があります。人気のロッドは、SS・S・M・L・LLの5段階でサイズ展開されているものが一般的。1~5の数字表記されているものもあります。

まつげが長い方にSSのような小さいロッドを使ってしまうとカールが強くなりすぎてしまうことも。どのくらい角度をつけるかにもよって選ぶロッドも変わってくるでしょう。

形状

メーカーや商品によって、ロッドの形状はさまざま。半円型や立ち上げ用に角度のついたものなどがあります。形の違いは仕上がりに影響する大事なポイント。同じサイズ、素材のものを形違いで揃えておくのもおすすめです。

また、同じ形状であったとしても、カールの強さ(C、D、Jなど)を変えることで違った印象に。一重の方や下まつげにパーマをかけたい方にはOカール(丸に近い形)もおすすめです。

使用する部位

ロッドには、上まつげ用の他に下まつげ用もあります。下まつげというのは、なかなか自分でビューラーを使ってカールをつけにくい部位。専用ロッドを導入しているサロンも少ないため、お店のウリとしてアピールできそうですね。

ロッドは多く揃えておいた方が良い?

選べるロッド数が多いということは、お客様へのご提案の幅が広がるということ。その方の目元の特徴やご要望にぴったりとマッチする施術ができれば、仕上がりへの満足度も違ってくるでしょう。

サロンに常備してあるロッドの種類が少なかったとしてもベテラン施術者であれば多少の調整は可能かもしれません。しかし、新人施術者の場合にはなかなかそうもいかないでしょう。少なくとも5~6種類があればある程度のご要望にはお応えできるはず。まつげパーマをお店のウリとしたいなら、さまざまなロッドの種類を揃えておくことをおすすめします。

基本~応用まで!まつげパーマの人気デザイン

ここからは、まつげパーマの人気デザインを一緒に見ていきましょう。

まつげパーマの基本のデザイン

まつげパーマの基本デザインは大まかに分けると次の3種類です。

  • 立ち上げ
  • カール
  • 立ち上げ・カールのミックス

使用するロッドや組み合わせ次第でデザインの幅が広がるところも、まつげパーマの魅力のひとつ。自まつげのコンプレックスを解消しつつ、トレンドの目元を叶えるようなロッド、デザインが続々と登場しています。

ご提案のヒントに!人気デザインをご紹介

根元から立ち上がる「立ち上げデザイン」

立ち上げデザイン出典:@mss.hrkさん

正面から見ても根元からスッと伸びた自まつげが見えるほど、しっかり立ち上がったデザイン。瞳に光が入りやすくなるため、目元が明るく見えますね。束感のある仕上がりも人気が続いているので、お客様にも積極的におすすめしていきたいデザインです。

立ち上げデザイン出典:@my_sweet_salonさん

ややまぶたに厚みのある方でも、立ち上げデザインでまつげを長く見せることができます。影になりやすい目元に光を取り込む効果もあるため、「眠そうに見える」「目元が暗く見える」といったお悩みにもアプローチできるはず。

ぱっちり上向きまつげに「カールデザイン」

カールデザイン出典:@my_sweet_salonさん

二重の方×カールデザインは、相性抜群。まつげパーマ特有の可愛らしいドール感をしっかりと引き出すことができるでしょう。自まつげが長い方はまぶたに当たってしまうこともあるため注意が必要。二重幅とのバランスも見ながら、カールの角度を調整しましょう。

カールデザイン出典:@___hinaeyeさん

奥二重や一重の方には、強めのCカールでしっかりとまつげの存在感を出すデザインがおすすめ。まぶたに厚みがある方だと立ち上げデザインが不向きなことも多いため、カールデザインで毛先をしっかりと上げてあげると喜ばれるでしょう。

繊細技術でトレンドを叶える「ミックスデザイン」

メーテルカール出典:@___hinaeyeさん

目の中央部分は根元から立ち上げつつ、目尻はカールをつけた“メーテルカール”は、今注目のミックスデザイン。パリジェンヌラッシュリフトなどの立ち上げパーマでは目元がきつく見えてしまう方にもおすすめです。まつげをしっかりと見せつつも、柔らかい印象になります。

上下パーマ出典:@___hinaeyeさん

上まつげにパリジェンヌラッシュリフト、下まつげにパーマをかける“上下カール”は、人気のトレンドデザイン。縦幅を強調することで、より目元をぱっちりと見せてくれます。下まつげが上向き気味で上まつげと絡みやすい方にもおすすめです。

まとめ

まつげパーマはマツエクに引けを取らないほど人気のメニュー。ロッドの種類も豊富で、他店との差別化も図りやすいため、極めればサロンのアピールポイントとなるでしょう。パリジェンヌラッシュリフトなどの次世代まつげパーマも続々と登場しています。ぜひ今の機会にまつげパーマについても知識を深めておきましょう。

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