「もっと上手くなりたい!」若手アイリストに贈る練習方法解説

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Beauté読者の方からいただくご相談、ご要望の中で最も多いのは、「もっと上手くなりたい!」というものです。これらのご意見は、「新人アイリスト」もしくは「個人サロン」の方からいただくことがほとんど。そのため、今回は「一人でできる練習」、もしくは「モデルさんとの練習方法」について考えてみましょう。どんな練習をすればもっと上手くなれるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね!

まずは「上手な人」と「下手な人」の違いを知ろう

本題に入る前に、まずはこちらのグラフを見てみましょう。
マツエクをつけている100名の方を対象に、
「いままでに通った、または通っているマツエクサロンで、残念な思いをしたことがあれば教えてください」
というアンケートをとった結果です。
「いままでに通った、または通っているマツエクサロンで、残念な思いをしたことがあれば教えてください」
というアンケートをとった結果

「お客様がサロンに対して残念に思ったこと」の上位には、

・帰宅後のモチが悪かった
・仕上がりに不満があった
・技術が下手な施術者にあたってしまった

といった「アイリストの技術面に対する指摘」が挙げられています。
お客様に選ばれるアイリストになるためには、丁寧な接客や細やかな気配りも、もちろん大切。しかし、それらはお客様にとって、満足できる仕上がりにしてもらった上での、「+αのサービス」です。どれほど丁寧な接客で迎えられたとしても、マツエクのモチが悪かったり、仕上がりがイメージと違ったりしては、お客様に満足してもらえるはずがありません。
多くのお客様に選ばれるサロンになるためには、やはり「高い技術力」が必要不可欠。アイリストは、自らの技術を磨くことで「次もこの人にお願いしたい!」というお客様からの信頼を得ることができます。おそらく、多くのアイリストのみなさんが、日々の接客の中でスキルアップの必要性について、ひしひしと感じているのではないでしょうか?
Beauté編集部も、みなさんから寄せられた「もっと上手くなりたい!」というご相談の背景には、「このような意識があるのでは?」と感じています。

では、スキルアップのためには、一番に何をすべきだと思いますか?
まず挙げられるのは、「上手いアイリスト」と「下手なアイリスト」の違いについて知っておくこと。違いといっても、テープ貼りのスピードや、装着の仕方、ツイザーの使い方など「施術中に感じる違い」もあれば、グルーがダマになっている、モチが悪いなどの「施術後に感じる違い」もありますよね。接客中のアイリストの態度にも、上手い人と下手な人の違いが表れているかもしれません。次は、これらの違いについてどのようにチェックすればいいのか、具体的にポイントを挙げていきましょう!

基本の全項目を丁寧にチェックすることが大切!

「上手いアイリスト」と「下手なアイリスト」の違いについて知るためには、自分の施術中の一挙一動について「これで正しいかな?」と立ち返ることが重要です。まずは、施術中に気にしておきたいチェックポイントについて、挙げてみましょう。

テープ貼りや施術にかかる時間がかかりすぎていないか

これは、新人とベテランで大きく差が出る部分。ただ、アイリスト歴に関わらず、日々の施術の中にスピードアップのヒントが隠れていることもあります。装着時間の短縮に悩んでいるというアイリストは、次の記事を読んでおさらいしてみてくださいね。

ツイザーを正しく持てているかどうか

ツイザーをまぶたに対して平行になるように持つことは、アイリストとして最低限守らなくてはならないポイント。お客様の目にツイザーの先が向くようなことは出来るだけ避けなくてはなりません。モデルさんとの練習時には、チクチクするなどのツイザーによる不快感がないかどうか必ず確認するようにしましょう。

アイリストの手の位置、重さはどうか

上手なアイリストの場合、施術中にお客様の顔に手が重くかかることはまずありえません。小指が触れるか触れないか程度のソフトタッチの状態を維持することが理想です。もしも、手が必要以上に重くなってしまうというアイリストは、無駄な力が入っていないか確認してみましょう。

装着は正しく、スピーディーにできているかどうか

ベテランアイリストであっても、美しく速く完璧に装着できるという人はそれほど多くありません。装着については、次のようなチェックリストで細かく見直してみましょう。

□オフは手際良く進められているか
□ツイザーによる引っ掛かりなどの違和感はないか
□テープ貼りによる目が沁みるなどの刺激がないか
□エクステの向きが自まつげに対してまっすぐ装着できているか
□エクステの根本が浮いていないか
□しっかりと接着できているか
□グルーの硬化速度と装着のタイミングは適切か
□装着位置は正しいかどうか
□装着幅の見極めは正しくできているか
□装着ライン、アウトラインは美しく整っているか
□1本あたりの装着スピードがかかりすぎていないか
□テープオフは優しく、素早く行えているか
□こまめにお客様に声掛けできているか
□全体の装着時間は短くできたか

以上のようにチェック項目を挙げていくと、「上手いアイリスト」として認められるためには、施術に関わるあらゆるポイントを網羅していることが条件であることが分かります。
また、カウンセリングの際に、要点をしっかりと抑えて効率良く進めてくれるかどうか、施術中にこまめに声掛けをしてくれるかどうかも、アイリストの力量を判断する重要なポイント。全ての工程において、手際の良さや技術の高さだけではなく、お客様に対して気配りをする余裕があるかどうかも求められていると言えるでしょう。

ただ、このように考えると新人アイリストの方は、「じゃあどこから頑張ればいいの…?」と不安になるかもしれません。そこでBeautéは、新人アイリストのみなさんに向けて、まずは「テープ貼り」を重点的に練習することを提案します!

テープ貼りというのは、いわば「マツエクを美しく仕上げるために必要なベース部分」。テープを上手に貼ることで、自まつげの根本が見えやすくなり、綺麗に仕上げることができます。施術中も、イメージするデザイン通りに装着できているか、確認しやすくなりますね。また、テープ貼りが上手くできていないと、お客様のまぶたがひきつったり、眼球にグルーによる刺激を与えてしまったり…ということにもなりかねません。実は、テープ貼りへの意識の高さは、サロンによってもさまざま。アイリスト歴10年のベテランであっても、正しくテープ貼りが出来る方は意外と多くないのです。

「上手いアイリストになるためには、あれもこれも練習しないと…」と焦る必要はありません。テープ貼り一つを極めることで、施術スピードの向上や装着スキルの上達へとつながることもあります。まずは、一つ一つの作業を丁寧に着実に練習していくことを心掛けましょう。

上達のための練習方法

スキルアップへの一番の近道は、効率的な練習を継続して行うこと。今回は、「個人練習」と「モデルさんとの練習」の2パターンに絞って、効率的な練習方法について解説していきます。

「個人練習」で装着の質とスピードを高める!

装着にかかる時間の目安としては、エクステ1本につき30秒以内が理想。これは、自まつげを正確にかき分けて、適量のグルーをエクステにとり、正しく装着するまでにかかるトータル時間です。

まずは、「テープを使った装着練習」で装着の質とスピードを高めましょう。この練習方法では、テープを4.5cm程度の長さでカットし、テープ上部の幅3cmの範囲にエクステを40本並べて装着していきます。

この練習方法では、テープを4.5cm程度の長さでカットし、テープ上部の幅3cmの範囲にエクステを40本並べて装着していきます。

全ての毛を装着するまでにかかる目標時間は、20分以内。もちろん、スピードだけでなく、装着ラインや向きについても意識しなくてはなりません。このとき、「テープの上から1mmで装着ラインがまっすぐそろっているか」「根本浮きがないか」「エクステの向きやグルー量は適切か」「エクステ同士のくっつきはないかどうか」など細かくチェックすることが大切です。

次は、「マネキンを使った装着練習」。この練習方法は、マネキンに接着したつけまつげにエクステを装着していく方法です。

次は、「マネキンを使った装着練習」。この練習方法は、マネキンに接着したつけまつげにエクステを装着していく方法です。

つけまつげを使うメリットは、放射線状になっていること。理想的なカーブを描いているため、綺麗なデザインが作りやすく、正しいイメージをつかみやすくしてくれます。

「モデルさんとの練習」でお客様を想定した施術スキルを身につける!

まずは、先ほども重要であるとお伝えした「テープ貼り」について。

テープ貼りを上達させるためには、まず、「正しいテープ貼りはコレ!」というものを、しっかりと理解することが必要です。ただ、テープ貼りを重要視しているスクールやサロンはそこまで多くはないのが現状。正しいテープの貼り方を一度も目にすることなくアイリストになり、日々の業務をこなしているという方も少なくありません。テープ貼りをスキルアップさせるためには、正しいテープ貼りを推奨している専門スクールに通うという方法がおすすめ。スクールによっては、自分で必要なカリキュラムだけを選択できるため、業務と並行して通うということも十分可能です。

正しいテープ貼りをマスターしたら、後はひたすら反復練習あるのみ。テープ貼りにかかる時間は、3分~5分以内が理想と言われています。

装着の練習はテープやマネキンを使って行うこともできますが、テープ貼りの練習はそういう訳にはいきません。さまざまなお客様のまぶたの形に対応できるように、モデルさん、または家族や友人の目を借りて練習するようにしましょう。

ちなみに、すでにエクステがついた状態のモデルさんの場合は、全オフの練習も兼ねて行うことができます。全オフにかかる時間の目安は、15分以内。オフの手際の良さもスキルアップのためには必須事項です。

ちなみに、モデルさんとの練習の良さは、フィードバックを受けられるところ。無料のモニターさんなどに協力していただいて練習量を増やすことはできますが、ただ数をこなすだけでは、なかなか自分の改善点に気づくことはできません。一方、モデルさんとの練習ではお客様目線での意見を聞くことができます。練習の際には、「手の重さがかかりすぎていなかったか」「施術中に痛みや不安に感じたことはなかったか」「モチは良かったか」などについて、必ず確認するようにしましょう。

まとめ

サロンにとって、高いスキルを持つアイリストは大切な財産。常にハイレベルなマツエク施術を提供できることは、多くのお客様を呼び込む原動力にもなります。ただ、スキルアップの重要性は認識していながらも、日々の業務の忙しさに、なかなか練習時間が取れないという方が多いのではないでしょうか?忙しい日々の中でも着実にスキルアップしていくためには、少しの空き時間を使って、個人練習、またはモデルさんとの練習の時間を意識的に設けることが大切です。ただし、「やらなくちゃ…!」という義務感に悩むことは禁物。まずは、「少し空き時間があるから練習しておこうかな」くらいの気楽な気持ちで、長く継続していけるように心がけてみましょう!

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