【画像解説&練習方法付き】多ければ持つとは限らない!!「グルーの適量」とは?

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グルーとは、自まつげにエクステを装着するための接着剤。初心者のアイリストからは、グルーが多ければ多いほどしっかり接着し、モチも良さそう!と思われがちですが、そんなに単純な話ではないようです。今回の記事ではグルーの適量がどの程度で、それより多い場合・少ない場合はどのような影響があるのか、詳しくご紹介します!

多い場合・少ない場合のメリットデメリット

まずは、グルーの量が適正でない場合にどのような状態になるのか、それぞれのメリットとデメリットから勉強していきましょう。

【1】グルーの量が多い場合

メリット

・グルーの量が少なすぎるよりもモチは良い
・濃く見える

デメリット

・グルーが馴染ませきれない
・エクステの毛が太く見える
・装着面が凸凹する

まずはデメリットからご紹介します。
通常、エクステにグルーを付けたら、根元から自まつげに装着していきます。その際、グルーをエクステと自まつげに馴染ませるために少しスライドさせるのですが、グルーの量が多いとその回数が増えてしまいます。たとえば、通常1往復で馴染ませられるはずのところ、3往復以上往復させなければ馴染んでくれない場合もあるでしょう。120本付けるとして、毎回通常の3倍時間がかかってしまうと、大幅なタイムロスにも繋がりますよね。また、何度スライドさせてもグルーが余ってしまい、ツイザーでぬぐい取らなければならない場合もあります。そうするとツイザーが痛むことにもなるでしょう。

さらに、エクステの魅力といえば、つけまつげよりも自然に自まつげと馴染む点ですが、グルーの量が多い場合はその魅力が半減してしまいます。グルーの部分が目立ち、違和感があるためです。ナチュラルなデザインを望まれるお客様からは「思っていた仕上がりと違う!」と不満を抱かれる可能性もあるでしょう。本来自まつげによく馴染む毛質であったとしても、グルーの量次第で仕上がりに大きく影響するのです。

最後に、装着面が凸凹する点もデメリットのひとつ。本来自まつげのラインに沿って装着すると、自まつげとエクステが自然な状態で1本に見えるのですが、グルーを取り出す量が多いとボコボコと違和感の残る仕上がりとなってしまいます。さらに、仕上がり時のツヤ感も低下し、美しい仕上がりとは程遠くなるでしょう。そして、つい触ってしまうという方も増え、いじり癖による摩擦や手の油分によって取れやすくなるという悪循環を生んでしまいます。

一方、メリットは“目力”を強くできること。(※カーボン配合の黒いグルーに限る【参照記事:黒いグルーだけじゃない!黒とそれ以外のグルーの違いって??】)ただし、自然な形ではないため、適正量のグルーで多くの本数を装着する方が好まれやすい傾向にあります
もう1つのメリットは、グルーが少ない場合に比べるとモチが良い点。グルーの量が少ないとどうしても装着面が少なくなるため、モチは大幅に低下しますが、量が多い場合は装着面がしっかりと確保できるため、少ない場合に比べるとモチは良いと言えます。しかし、適正量で装着したエクステと比べると、当然モチは良くありません。適正量よりも多くグルーを付けてしまうと、内部歪みを起こしやすく、接着力の低下につながるためです。あくまで適正量での施術することが、マツエクのモチを1番良くする秘訣であると頭に入れておきましょう。

【2】グルーの量が少ない場合

メリット

・揮発成分が少ない

デメリット

・モチが悪い
先ほども紹介した通り、グルーの量が少なければ装着面が少なくなり、根元が浮きやすくなるため、モチが悪くなります。せっかく時間とお金をかけてマツエクを付けたにもかかわらずすぐに取れてしまうと、お客様は「今回のアイリストさんはヘタだったんだな」と判断してしまうでしょう。信頼を得るためにも必ず適正量で施術し、モチの良さを体感してもらわなくてはなりません。

メリットとしては、グルーの量が少ない分、グルーの硬化時に発生する揮発成分が少なく済む点が挙げられます。しかし適正量を取った場合も、サロンの室温・湿度管理が適切に行われ、かつ正しい方法で施術ができれば、揮発成分の発生量は安全基準値内に抑えられます。さらにお客様は、安全性だけでなくモチの良さも求められているため、いくら揮発成分が少ないとはいえ、顧客満足は得られにくいでしょう。

画像で解説!最適なグルーの量

ここからは、グルーの適正量を一緒に勉強していきましょう。

適正量

上の画像が適正量です。エクステの根元にグルーの玉ができているため、根元から装着しやすくなっています。さらに、その少し上にももう1つ玉があるため、自まつげに馴染ませやすく、かつ接着力も確保できる状態です。グルードームにくぐらせる際は、スライド幅を考慮して、装着幅よりも少し短い位置までに留めておくと良いでしょう。

量が多い

上の画像は、グルーの量が多い状態を表しています。グルーの玉が先ほどよりも1つ多いですよね。このままだと、自まつげに合わせたときに余分のグルーがボコボコとはみ出して、隣の毛に付着しやすくなります。また、仕上がり時の質感も固く、違和感があるでしょう。

量が少ない

 

最後に紹介する画像は、グルーの量が少ない状態。グルーの玉が1つしかないですよね。このままだとしっかりと装着面を確保できず、モチが悪くなってしまいます。また、根元部分にグルーが付いていない点も問題。中間部分のみ装着されるため、根元が浮きやすくなるでしょう。根本が浮くと、他のまつげや服の繊維などが引っかかりやすくなり、何かに引っかかったタイミングで自まつげごと抜け落ちる可能性も高いです。モチも悪くなるため、根元までしっかりとグルーを付け、もう少し多くグルーを取れるよう練習を重ねましょう。

<ワンポイントアドバイス>

自まつげの状態によって、グルーの量は微調整が必要です。
たとえば
1:ハリがあって油分が多い→あえてグルーを少し多めに
2:細い→グルーが負担になりやすいため、少し少なめに
といった工夫が時には必要になってきます。しかし、量を微調整できるようにするにはまず、適正量を知っておかなければなりません。いつでもすぐに適正量を取れるよう、スキルを磨いていきましょう。

毎回最適な量を取るためのコツ

適正量のグルーを取るためには、主に2つのコツがあります。

1.グルードームへのくぐらせ方

まずは下の画像を見てください。

上はグルードームの真上から垂直にエクステを差し込み、下からエクステをくぐらせています。抜き取るときには、上は差し込んだ角度のまま抜き取りますが、下はスプーンでスープをすくうように、エクステでグルーをすくい取ります。
適正量よりも多くグルーを取ってしまう人は上の方法を、反対に適正量よりも少ない量しかすくえない人は下の方法を試してみてください。
上の方法は、余分なグルーを落としながらすくえるため、普段よりも少ない量がエクステに付着するはずです。反対に、下の方法であれば多くエクステでグルーをすくっているため、多く付着させられるでしょう。

2.グルードームにくぐらせる時間

見落としがちですが、グルードームにくぐらせる時間も重要です。多く取ってしまうアイリストの手元を見ていると、エクステをグルードームにくぐらせておく時間が長い傾向にあります。もし思っているよりも多くグルーがエクステに付着してしまうなら、くぐらせる動作を早くするよう意識してみてください。

<練習方法>

「適正量は理解しているけれど、うまく取れるときもあれば多すぎるときもあり、なかなか安定しない…」と悩むアイリストも多いかもしれませんね。毎回同じように適正量を取るためには、日々の練習が大切です。サロンによって色々な練習方法がありますが、今回はティッシュを使った方法をご紹介しましょう。
まずティッシュを1枚用意してください。その後、いつも通りエクステにグルーを付け、ティッシュの上に並べましょう。5本程度同じ流れで進めたら、最後にティッシュに染みこんでいるグルーの量を確認します。すべて同じ量のグルーが染みこんでいたらOKです。実際の例を見てみましょう。

<失敗例>

<成功例>

いかがでしょうか。成功例の方はどの毛も均等にグルーが染みこんでいますよね。一方失敗例に関しては、グルーの量が少ない毛と多い毛の差が大きいことが分かります。これが、グルーを取る量が不安定である証拠です。何度も練習を重ねて、成功例のように均等にグルーをすくえるよう技術を身につけていきましょう。

まとめ

今回は、グルーの適正量について詳しくご紹介しました。美しい仕上がりを実現し、グルーの機能性を発揮するためには、グルーが多くても少なくてもNGであることが分かりましたね。みなさんがどれだけグルーにこだわっていても、グルーの適正量を毎回安定して取り出せるスキルが伴っていなければ意味がありません。こだわって選んだグルーの力を最大限引き出せるよう、今回の記事を参考にぜひ練習を重ねてみてください。

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