「スライドさせながら装着ができない!」というお客様への装着方法とグルーの量とは?

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アイリストのみなさん、これまでに「なぜかこのお客様はエクステがスライド装着できない…」という経験をしたことはありませんか?このような場合、美しく仕上げるためには、施術方法を変えてみる必要があります。いざという時のために、対処方法を学んでおきましょう!

お客様によって違う!自まつげの状態とは

お客様の自まつげには、髪の毛と同じで、水分量、油分量、硬さなど、さまざまな毛質があります。さらに、日によってコンディションも微妙に異なるため、同じお客様であっても常に同じ状態で施術できるわけではありません。そのためアイリストには、どんな毛質やコンディションであっても、常に質の高い仕上がりにするスキルが必要とされます。

では、マツエクの施術に影響を与える自まつげの状態とは、どのようなものなのでしょうか?
そこには、「油分」「水分」が関係しています。

まずは、油分について考えてみましょう。
ツヤのある毛質のためには、ある程度の油分はなくてはならないもの。ただし、みなさんご存知の通り、マツエクのグルーと油分は相性が悪いです。油分過多の自まつげでは、グルーをはじいてしまうため、エクステが定着しづらくなってしまいます。

次に、水分について考えてみましょう。
自まつげの水分が不足している状態とは、マツエクの硬化に必要な条件が整っていない状態。マツエクのグルーは、自まつげに含まれる水分と反応して硬化する性質を持っているため、グルーが硬化しにくくなってしまいます。当然、接着力も弱まるため、モチも悪くなってしまうでしょう。マツエクが硬化する際にあとから水分が付着してしまうと白化現象の原因となりますが、自まつげの内部には適度な水分が必要。潤いのある自まつげだと、グルーも水分を吸着しやすいため、モチもよくなります。

ただ、以上のような現象は、部屋の環境やグルーの品質、もともとのお客様の毛質など、さまざまな要因によって、微妙に変わってくることがあることも事実。決して、自まつげの水分量、油分量だけの問題ではありません。
例えば、乾燥しすぎて自まつげが固くなっているお客様や、毛質が固くしっかりとした毛質のお客様のときに、グルーが瞬間的にくっついてしまうことがあります。この現象に遭遇したアイリストの中には、「乾燥毛にはくっつきにくいはずなのに…」と困惑する人も多いはず。確かに、「自まつげが乾燥している状態だとグルーが硬化しにくい」というのが前提ではありますが、極度の乾燥によって毛質が変化してしまった場合などは、逆に硬化が早くなりすぎてしまうことがあるのです。もしお客様の自まつげが、このように「一瞬でくっついてしまう」状態にある場合、どのような対処法をとればいいのでしょうか。

「ピタっとくっつくまつげ」への対処法

まずは、本題に入る前に、基本となる装着方法についておさらいしておきましょう。
マツエクの装着においては、エクステを自まつげに沿ってスライドさせながら装着する方法が一般的。その目的は、「グルーをエクステと自まつげになじませること」と、「エクステをつけるポジションを取りやすくなること」が挙げられます。
つまり、スライドする間もなく瞬時にくっついてしまうということは、
・グルーをなじませる時間が十分に取れない
・装着するポジションを正確にとることが難しい
ということにつながります。
その結果、グルーがエクステ上にボコボコと浮き出たようになってしまい、仕上がりが汚くなってしまうでしょう。浮き出たグルーは、隣のエクステや産毛を巻き込む要因になってしまうこともあります。さらに、装着する位置取りがうまくいかなかったことで、仕上がりのラインや向きが綺麗にそろわないということも起きてしまいます。
このようなことを起こさないためにも、1~2本つけてみて、エクステが瞬時にくっついてしまうようであれば、早急に装着方法を切り替える必要があります。

ピタっとくっつくまつげの時の対処法

スライドできずにくっついてしまうときの対応としては、グルーのつけ方や量を調節することが重要なポイントです。

まずは、通常の適切なグルー量について、おさらいしておきましょう。こちらの写真をご覧ください。

グルードームに毛を挿入してからすくい上げるようにすると、エクステの根本に一つ、その上に一つ、グルーの玉ができた状態となります。このようにグルーがついていれば、毛を根本から装着しやすく、自まつげにもなじみやすいですね。グルードームには、スライド幅を考慮して、装着幅よりもやや短くくぐらせることがポイントです。

次に、瞬時にエクステがくっついてしまう場合のグルー量について、見てみましょう。

まずは、グルーをつける部分を通常より長く、装着する幅分とるようにします。ここでのポイントは、グルードームに挿入した方向のまま真っ直ぐ戻すようにすること。この方法であれば、小さなグルーの粒が点々とエクステにつく状態となります。

このとき、エクステにグルーを均等につけるようにすることが大切。不均一な状態で装着してしまうと、接着力が弱い部分やグルーが余ってボコボコとしてしまう部分ができてしまいます。

スライドさせずに一発で装着する方法は、アイリストとしての腕が試される高度な技。根本と毛先の向きを綺麗にそろえたり、仕上がりを均一に見せたりするためには、繊細なテクニックが必要となります。ただ、このようなお客様に遭遇する確率は、ベテランアイリストも新人アイリストも同じ。いざというときに焦らないためにも、普段から対処法について、しっかりと身につけておくといいですね!

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適度な水分・油分を保つためのお客様へのアドバイス

エクステが瞬時にくっついてしまう場合の対処法を身につけておくことは、アイリストにとって大切なこと。ただ、このような状態になってしまう原因として、お客様の自まつげが健康状態でないこともあります。
このようなお客様に対して、自まつげの状態と適切なケアをアドバイスしてあげることも、アイリストとして大切なことですよね。
まずは、自まつげのケアアイテムとして、まつげ美容液を提案してみましょう。このときの、まつげ美容液の条件としては、「オイルフリー」「保湿力が高い」「マツエク専用」であるということ。サロン専売品をおすすめするきっかけにもなりますね!

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また、油分過多のお客様は、普段使っている化粧品の油分がしっかりと落としきれておらず、蓄積している可能性が高いです。まずは、日々のクレンジング方法についてヒアリングをしてみましょう。さらに、オイルフリーの化粧品、マツエク専用の化粧品をおすすめしてみてもいいですね。自まつげの油分が多い状態というのは、衛生的にもよくないため、丁寧にアドバイスしてあげることが大切です。

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まとめ

お客様のまつげの水分や油分が適度に保たれていない状態というのは、アイリストにとってマツエクを美しく仕上げることが難しい状態。さまざまな自まつげに対応するスキルを身につけることと同じくらい、お客様の自まつげをマツエクに最適な状態に近づけてあげることも大切なことです。今後、スライド装着ができない自まつげのお客様に出会ったときは、今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね!

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