極限まで時短?コツを知りたい「装着時間短縮」

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サロンの生産性をアップするためにも、スタッフ全員で揃えておきたい「装着時間の短縮意識」。しかし実際には、個人によって装着方法が異なるケースが多く、なかなか全アイリストの装着時間を揃えられないサロンも多いのでは?そこで今回は、アイリスト自身にもサロン経営者にも役立つ「装着時間短縮のためにできること」を紹介します。

施術には何にどれくらい時間がかかっている?

アイリストのみなさんは、自分の施術を客観的に振り返ったことがありますか?どの作業にどれぐらいの時間がかかっているかについて、きちんと把握しているアイリストは意外と少ないのかもしれません。そこでまずは、施術時の目安時間を細かく見ていきましょう。

<施術例>
※手順はサロンによって多少異なります。
① カウンセリング・ベッドへのご案内
② テープ貼りスタート
③ 前処理を実施
④ 使用するエクステ・グルーを準備
※できるだけ新鮮な状態を保つため、装着の直前にグルーを出すと良いでしょう。
⑤ 一旦乾燥させ、1本ずつ装着
※1本装着するごとに乾燥させる
⑥ 最後にもう一度全体を乾燥
⑦ アウトラインが揃っているか確認
⑧ テープオフして完了

細かな手順の前後はあるかもしれませんが、大まかな流れは多くのサロンで共通していることでしょう。ではそれぞれにかかる時間はどの程度が目安なのでしょうか。

まず、ベッドにご案内したあとは、できるだけ5分以内にテープを貼り終わりたいですね。ベテランアイリストであれば、3分以内を目指すと良いでしょう。

また、エクステの装着時間は、1本あたり30秒以内。自まつげを1本だけ独立させる流れや、健康な自まつげを見極める力が身に付けば、難しくないはずです。

次が見落としがちなポイント!テープを貼り終わってから装着を始めるまでの時間を、毎日意識できていますか?理想は5分以内ですが、人によっては10分~15分かかっている場合も少なくありません。1本あたりの装着時間を意識している人は多いですが、テープ貼りから装着までの流れは、つい時間短縮の意識が薄れてしまう部分です。アイリストとして歩み始めたばかりの頃は、1本のエクステを上手く自まつげに装着させることでいっぱいいっぱいだった人も多いはず。その後、慣れてくるとスピードを求められ始めるのですが、装着時間やテープ貼り以外の部分に目安時間を設定されているサロンは少ないのではないでしょうか。そのため、どうしても装着時間ばかりに気を取られ、前処理にかかる時間やオフにかかる時間を見落としてしまうのです。しかし、こういった隙間時間をないがしろにすると、トータルの施術時間に大きく影響してきます。少しでも時間を短縮できるよう意識したいですね。

ここまで読んで、「あれ?自分って意外と時間がかかっている方なのかも…」と不安になったアイリストもいるかもしれません。そこで次の項目では、時間がかかっている原因と短縮するための方法についてご紹介します。

中でも短縮につながる「装着時間」短縮のためにできること

まずは、施術に時間がかかる原因から見ていきましょう。
・道具の準備が整っていない(整理整頓が苦手)
・装着時間ばかり意識してしまい、隙間時間に気を抜いてしまう
・細かい失敗が多い
いかがでしょうか?心当たりはありましたか?

施術時間を短縮させるために、装着時間の短縮は必要不可欠。1本の毛を独立させたり、健康な毛を選別するスキルを身につけるだけでなく、事前の準備を徹底し、スムーズな施術を心掛ける必要があるでしょう。
では、具体的にどのような対処法が取れるのでしょうか?5つご紹介します。

1.アンダーテープを正確に貼る
素早く、そしてキレイに施術を進めるためには、アンダーテープを正確に貼るスキルが必要です。アンダーテープとは、施術前に下まぶたに貼るテープのこと。施術中に下まつげをグルーに巻き込まないようにしたり、皮膚をグルーやツイザーから保護する以外に、仕分けをしやすくする役割を担っています。もしアンダーテープを雑に貼ってしまうと、下まつげが絡まって仕分けに時間がかかったり、仕上がりが汚くなってしまい、再度付け直す必要が出てくるかもしれません。アンダーテープは、マツエク施術における重要な土台です。無駄なく美しく仕上げるためにも、正確なテープワーク技術を身につけましょう。

2.仕分けの技術を高める
1本のまつげを独立させた状態で左手を固定し、右手はエクステにグルーを付けていますよね。装着に時間のかかるアイリストの施術を見ていると、その際、左手がブレてしまい、再度仕分けし直しているシーンが多く見られました。
原因は、グルーを取る右手に意識が集中し、左手への意識が薄れてしまうこと。グルーを取るとき、どうしても目線は左手から離れてしまいますよね。そのままグルーにばかり集中するため、つい左手への意識が薄れてブレてしまうのです。しかし、グルーを取るスキルが高ければ、グルーをすくい取る瞬間に右手に目線をうつすだけで良いはず。その場合、すぐに左手へ目線が戻せるため、左手は固定しやすくなるでしょう。
心当たりがある人は、空いた時間に左手を固定したまま、右手でエクステにグルーをつける練習を繰り返してみてください。グルードームに集中せずとも適量のグルーを取れるスキルが身に付けば、左手への意識も向けやすくなります。
もし、目線がブレていないにもかかわらず、なぜか左手が固定できない…と悩んでいるなら、脇に注意してみましょう。左手がブレてしまうアイリストは脇が浮いて不安定なケースが多いです。しっかりと脇を締めると肘が横腹に付くため、左手が固定しやすくなりますよ。

3.次に装着する毛に目星をつけておく
1本装着した後、またイチから健康な毛を探していませんか?慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、装着時間を短縮させるためには、1本付けている最中に次の1本を見つけて置くことが重要です。理想は、右手が常に動いている状態。装着する毛が定まっていない人は、おそらく右手があまりグルーの方に伸びていないはず。自分のするべき次の手順を見越して動けると、よりスムーズな施術が実現できるでしょう。

4.細かな失敗をなくす
時間を短縮しようと焦ってしまうと、つい小さな失敗を重ねてしまいませんか?すると、結果として大きなタイムロスに繋がってしまうかもしれませんね。もちろん、1つひとつの動作を素早く進めることは、時間短縮に直結します。しかし、丁寧な施術である前提です。焦って失敗する=丁寧な施術ができていないということ。結果として、お客様の満足度も低下してしまうでしょう。テープ貼りから装着まで、1つひとつを確実に進めていくよう意識してみてください。

5.準備を徹底しておく
最後に、アイリストとしての前準備は、習得しておくべき“スキル”とも言えるほど重要な手順。例えば、サロンで使用するエクステをみなさんはどのように管理していますか?アイリストの個性が出やすい部分ですが、エクステの毛質ごとに分類していたり、太さごとに分類している人もいる一方、忙しさを言い訳にしてバラバラと乱雑に保管しているアイリストもいます。いざ使用する段階で、「あれ?セーブルのCカール、12mmってどこに入っているんだっけ?」とバタバタ探している人は、要注意。準備の仕方を見直す必要があるでしょう。施術に入るタイミングですぐにエクステを準備できるよう、整理してみてくださいね。

―ワンポイントアドバイス―
施術時、エクステを手の甲にセットしているサロンの場合、保管する段階で先にサージカルテープの上にエクステをセットしておくと、更に時間短縮できますよ。

個人だけでなくサロン全体で時短意識を

個人でできる時間短縮方法を紹介してきました。しかし、何人かのアイリストが一緒に働いているサロンも多いですよね。その場合、誰か1人だけの施術が早くてもあまり意味がありません。できれば、サロン全体で時短の意識を揃えていきたいですね。
そこで、時短意識の高いサロン様へ話を聞いてみると、ミーティングを活用し、お互いの技術チェックをしているとのことでした。例えば、2時間店舗ミーティングの時間を確保していたら、1時間は店舗課題や方針について話し合うための時間とし、残りの1時間を技術チェックの時間に充てているのだそう。
また、ミーティングとは別に技術チェックの時間を確保しているサロン様もありました。大切なことは、しっかりと時間を確保してサロン全体の基準を揃えていく意識なのですね。
マニュアルを作成したり、朝礼などで店長から共有しているサロン様もあるようでしたが、実際に技術を目で確認し、時間を体感することが近道のようです。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

マツエク施術の時間短縮。それは、お客様のストレスを軽減させ、満足度を向上させるだけでなく、サロン全体の生産性向上にも繋がっています。まずは、1人ひとりが自分事として定期的に施術を見直し、かつサロンとして一定のレベルを共有し合うことが重要です。特にベテランアイリストの施術を何度も肌で感じると、新人アイリストの技術も向上しやすいでしょう。また、新人アイリストの技術がベテランアイリストにとって、新しい発見になる場合もあるはず。サロンの強みは、複数のアイリストがお互いに高め合えることです。MTGや技術チェックの時間を大切にし、サロン全体のレベルを底上げできるよう取り組んでいきましょう。

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