アイリストの読者相談で多い「技術スランプ」になったときの対策は?

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アイリストの中には、ある日突然スランプになってしまった経験を持つ人も多いかもしれませんね。長い間アイリストを続けていると、ふと「調子が悪いのかな?仕上がりに満足いかない…」というときもあるでしょう。このように、何気ないところからスランプは始まっているのかもしれません。
今回は、アイリストスランプに直面したときの対策法を見ていきましょう。

突然訪れるスランプ…その理由は?

出典:photoAC

スランプは誰にでも訪れるもの。きっかけとなるようなできごとがあったり、何の兆候もなしにある日突然やってきたり…さまざまです。スランプ状態に陥ると、いつもはできていたことができなくなり、焦ってしまいますよね。
そもそもスランプとは、どういった状態を指すのでしょうか?

weblio辞書によると、心身の調子が一時的に不振になっている状態・実力が発揮できず成績が落ち込んでいる状態のことを「スランプ」と呼ぶようです(出典:https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97

スランプに陥っている状態が続くと、「できない…」という気持ちの落ち込みがモチベーションの低下に繋がり、さらに技術力の低下に連鎖してしまうことも。できることならスランプには陥りたくないですよね。もしくは陥ったとしても早めに脱出したいと思うはず。

スランプに陥ってしまう理由として考えられるのは?

スランプに陥る原因には、主に以下のような理由が考えられます。

・日々の業務が忙しく、心と体が疲れている状態
・真面目な性格で、責任感が強いタイプである
・今の環境が自分に合っていない

これらが全てではなく、スランプに陥る理由は人それぞれ。もし「何だか今までとはちょっと違う気がする…」「何となく不調が続いているな」というときは、もしかしたらスランプ状態に入りかけているのかもしれません。

アイリストが感じやすい「スランプ状態」とは?

それでは、アイリストならではの「スランプ状態」には、どんなことがあるのでしょうか。

・施術スピードが遅くなる、または一向に速くならない
・カウンセリングで情報を上手く聞き出すことができず、施術に支障が出る
・仕上がりの完成度が低くなる・満足いかない

アイリストは技術職のため、主に技術面でのスランプに陥ることが多いですよね。技術面のスランプはお客様の満足度に直結するところですので、もしスランプに陥ってしまったら「できるものなら早く脱出したい!」と思うはず。

スランプは、ピンチをチャンスに変える良い機会!

しかし、スランプに陥ってしまっている期間中も、マイナスな点ばかりではありません。スランプを「自分を見直す機会」に置き換えてみるのはいかがでしょうか。
「自分の施術方法に問題はなかったかな?」「無駄な作業が多いのかも?」など、新たな気づきを得ることで、スランプというピンチを自分が成長するチャンスに変えることもできるかもしれません。

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スランプの脱出方法その1 施術方法を見直す

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ここからは脱・スランプを目指して、対策としてできることを紹介していきたいと思います。「これなら自分でもできそう!」ということがあるはずです。ぜひ試してみてくださいね。

基本に立ち返ってみる

アイリストは、専門学校に通う・入店後のレクチャーを受けるなど、実際の業務につく前に練習や研修を受けてからデビューとなることがほとんどだと思います。今はバリバリ活躍しているアイリストの皆さんも、最初は練習や研修を受けた人が多いのではないでしょうか。

施術に慣れてくると、練習した施術方法をベースに改良やアレンジを加えて自己流に仕上げる人もいますね。また、サロンによっては指定の施術方法がある場合もあります。自分がやりやすい方法で施術を行うことは施術スピードのアップにつながりますが、逆にスランプに陥る原因となる可能性もあるのです。

プラスになるアレンジを行い、スピードや効率を追い求めることは悪くありません。ですが効率ばかり重視していると、何よりも大切な「安全で正確な施術」からいつの間にか離れてしまっていた、という事態を招きかねません。

「ツイザーの正しい運び方」「テープワークの仕方」など、基本中の基本に立ち返ってみてはいかがでしょうか。サロンにマニュアルがあるなら改めて目を通してもOK。また、マツエクに関するオンライン講座を受講してみるなど、すぐ実践できることからトライしてみるのも良いかもしれません。

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商材を見直してみる

アイリストにとって、施術で使うツイザーやテープ、グルーなどの商材は、なくてはならないもの。そのため、自分が一番使いやすいものにこだわって選ぶことが多いでしょう。自分の使いやすいようにカスタマイズしている人もいますね。

しかし、「商材が手に馴染まない」「うまくエクステが接着できない」「パラパラ取れてしまう」など、経験したアイリストは複数いるはず。思い描いた通りの施術が叶わなくなり、商材が原因で突然スランプに陥ってしまうことも、可能性はないとは言い切れません。

そうなると、「もしやスランプ…?」と技術面のスランプだと不安に思うかもしれませんが、もしかしたら単純に商材が自分の腕前に合っていないだけかもしれません。

毎日施術を行っていれば、その数だけアイリストの腕前はレベルアップします。1年前と比べてかなり上達した!というアイリストも多いでしょう。一方、商材は当時のまま…ということも多々あります。こだわって選んだ商材が、自分の手に合っておらずスランプに陥っているとしたら、それは商材の見直し期間にきているのかもしれません。

サロンに出入りしている業者や、先輩アイリストに商材について質問や相談をしてみましょう。きっと良い答えが返ってきますよ!

スランプの脱出方法その2 周囲に相談してみる

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マツエクは繊細な作業ですので、メンタルが弱っていると技術面のスランプにも影響しやすく、施術の結果にも影響が出やすいですよね。基本に戻り今までの施術を振り返ったり、使う商材を見直したりしてみても、「どうも調子が戻らない…」というときは、早めに周囲の人に相談することも考えてみて。

アイリスト仲間に相談してみる

困ったときは同業者に話を聞いてみることが、一番手っ取り早い解決方法かも。同じ環境で仕事をしているため、同じような悩みを抱えているアイリスト仲間が意外と近くにいるかもしれませんよ。

同じサロンに務めている他スタッフや、スクールに通っていたときの同期のアイリストなど、「実は最近上手くできなくて…」と話してみては。きっとタメになるアドバイスも聞けるはずです!

自分の施術をチェックしてもらう

あなたのサロンにオーナーやマネージャーなど自分より歴の長いアイリストが居るようであれば、施術内容を一度チェックしてもらうのも良い対策方法です。自分では気づかないうちに自己流の癖が影響しているケースでは、指摘してもらって初めて気づく、ということもあるでしょう。

また、他サロンやスクールなどで研修や面談を行っているならば、それを利用し、チェックしてもらう方法もありますよ。

まとめ

技術スランプはできたら陥りたくないものですよね。しかしある日突然やってくるという可能性もあります。スランプになってしまった…というときに、落ち着いて対処するためにも、対策について事前に知っておくのは大切なこと。対策を知っている・知らないでは、スランプになってしまったときのとっさの動き方が違うはず。

対策について万全にしておき、「どうしよう!」と焦るのではなく、「じゃあこうしよう!」とスランプを前向きにとらえられるアイリストを目指したいですね。201006Eiy

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