仕事やキャリアのお悩み…メンタルが弱った時、なんとか乗り越えてほしい!「壁の乗り越え方」アドバイス

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どんな職業でも、仕事を続けていれば“壁”にぶつかる機会があるもの。意外と簡単に乗り越えられる壁もあれば、もがき苦しんでもなかなか乗り越えられない壁もあります。しかし、アイリストとして仕事を続けていく限り、目の前に現れる壁を乗り越える術も身に着けておきたいものです。世のアイリストたちは、目の前にそびえ立つ壁をどのように乗り越えてきたのでしょうか。

仕事やメンタルには「波」がある

「今日は調子いい!」と思う日もあれば、スタートから気分がどんよりしている日もあるものです。生きていれば、誰にだって自分の中に“”が起こります。その波は、仕事をしている間にも私たちを襲ってくるもの。アイリストとして日々仕事をしている人たちが、普段感じている波とは、どのようなものなのでしょうか。アイリストという職業に起こりやすい、スランプの内容について、まとめてみました。

施術完了までの時間がなかなか短くならない

デビュー時から経験を積むにつれ、施術時間も短縮できるようになっていくもの。しかし、スランプに陥って施術時間が以前よりも長くなってしまう人も、少なくありません。

アイリストとしてデビューを果たすために、それぞれのサロンで設けられた合格タイムをクリアして、お客様の前に立つことが許されます。デビューを目指している間は、合格の基準タイムをクリアすることが目標ですが、デビューから日数が経つにつれ、施術時間も短くしていかなければいけません。

合格基準タイムをクリアし、デビューを果たした新人アイリストに起こりやすいのが、なかなか施術時間を縮められないというもの。デビューまではとんとん拍子で進んできたのに、デビュー後はなかなか施術時間を縮めることができず、悩む人もいます。

施術時間のスランプに陥るのは、新人アイリストだけではありません。施術のクオリティはどんどん上がっていっているのに、施術時間の短縮だけがうまくいかないという人もいます。お客様が、来店されてからお帰りになるまでのトータル時間で見たときに、施術以外のところで時間をかけてしまい、いつまで経っても時間が短縮できないというケースも。

施術時間のスランプは、アイリストにとってあるあるなスランプなのです。

施術のスキルが落ちてしまう

今までできていたことができなくなってしまったり、なかなかスキルアップできないというのも、アイリストにとってよくあるスランプです。

改善点がわかっているのに、自分の中でできるようになっている気がしないという人も、少なくありません。このスランプに陥りやすいのは、「できるようになりたい」という気持ちが強い人まわりと自分のできを比較しすぎて、スランプを招いてしまう人もいるのです。また、人より技術習得までに時間がかかる人の場合は、習得までの苦しい時間をスランプだと感じてしまうことも。スランプに陥っている当事者たちは、技術スキルが伸びないor落ちてしまうことへの劣等感にさいなまれています。しかし元々器用で、最初から言われたことができるという人の方が、実は少数派。技術スキルに関するスランプに陥ったときは、とことん練習を重ねるのみなのです。

カウンセリング時にうまく情報を聞き出せない

カウンセリングに関するスランプも、アイリストの前に立ちはだかる壁のひとつです。接客に関しては当たりさわりなくできていたのに、突然「あれ?」という違和感に襲われるのが、接客に関するスランプ。このスランプは、自分自身が感じる違和感だけでなく、カウンセリングの声がまわりに聞こえるようなサロンでは、周囲からスランプに気づかされるケースも少なくありません。

スランプの引き金となりやすいのは、ベテランアイリストだけを指名するお客様の施術を担当することになったとき。ベテランアイリストを指名するお客様は、細かいところにまで気がつく方が多い傾向にあります。今までは、違和感なく進められていたカウンセリング。しかしベテランアイリストからの接客に慣れたお客様から、するどい質問をされ、うまく回答できずにうまく進められないというケースもあります。

アイリストは、お客様に寄り添いながら、お客様それぞれに合ったオーダーメイドの接客をするのが大切です。今まで対応していたお客様と同じ対応をしていると、細かいところまで気がつくお客様からは、接客やカウンセリングの態度にクレームが入る場合もあります。お客様からのご意見や、まわりのスタッフから忠告があった場合は、素直に受け止めてスランプと向き合いましょう。

知識不足によるスランプ

アイリストは、マツエクに関する知識だけでなく、さまざまな分野の知識を蓄えておかなければいけません。しかし一方で、デビュー当初から全ての知識を蓄えることは不可能です。経験を積む中で、徐々にアイリストに必要な知識を増やしていくわけですが、接客をする中で、まだ知らないことに関して質問されたりすることもでてきます。そんなときに陥るのが、知識不足によるスランプです。

わからないことをそのままにしておくと、スランプを悪化させるだけでなく、スランプの出口も見えなくなっていまいます知識不足を感じたときは、知識を増やすチャンス。知識不足によるスランプに陥った場合は、根気よく付き合うことが大切です。

指導ができなくて悩んでいる人も

指導者の立場に立ったアイリストは、今までとの環境の違いに戸惑い、スランプに陥る人も少なくありません。アイリストとして順調に経験を積んできたものの、指導者の立場になると、途端にどうすればいいかわからなってしまうケースも。技術職でもあるアイリストは、感覚で仕事をしている人もたくさんいます。そのため、指導する立場になったときに、自分の感覚をどう伝えればいいのかわからなくなってしまうのです。「どう指導したらいいのかわからない」、「どうやって声をかければいいのかわからない」など、指導者の立場になって初めて出現する壁に、戸惑う人も多くいます。

壁の乗り越え方・方法論

自分の目の前に高い壁が立ちはだかったとき、あなたならどのようにその壁と向かうでしょうか。真っ向勝負する人もいれば、サッと壁を交わす人などもいて、壁との向き合いかたは人それぞれです。アイリストとして、日々業務に関わりながらスランプの壁を突破するには、どのような方法をとるのがベストなのでしょうか。

自分がわかっていないことを明確にする

スランプに陥る要因として多いのが、「自分がわからないことがわからない」というもの。スランプを引き起こす要因となっている、「?」の部分を理解できていないがために、スランプのドツボにはまってしまうケースは多く存在しています。そうならないためには、自分の「?」を明確にすること

まずは、自分が何を理解できていないのかを把握しないことには、スランプの出口を見つけることはできません。

・何に苦しんでいるのか

・何を苦手としているのか

・何がわからないのか

・何を習得したいのか

・なぜできないのか

スランプを脱出するためには、自分自身を客観的に見ることが大切です。わからないことをノートに書きだすなどして、一度自分とゆっくり向き合ってみましょう。

先輩スタッフに質問してみる

アイリストによくあるスランプは、今バリバリと仕事をこなしている先輩アイリストたちも、一度は経験したことがあるものです。自分がスランプに陥って困ったときは、同じ経験をしたことのある先輩アイリストに、思い切って質問してみるのもひとつの手。自分ひとりでは解決の糸口を見つけられない場合、まわりの力を頼るのも、れっきとした壁の乗り越え方です。

しかし、先輩に答えだけもらってしまうのはNG。「なぜ」「どうして」の部分を自分で考えることなく人から答えを聞いてしまうと、また別の壁にぶち当たることとなってしまいます。先輩に意見を求めるのは、あくまでもスランプ脱出のヒントを得るため。自分で答えを見つけ出す材料として、先輩に意見を求めてみましょう。

他店で施術を受けてみる

スタッフ数が少ないサロンに勤務している場合は、まわりを見たり、先輩から意見をもらえる数にも限りがあります。そこでおすすめしたいのが、お客さんの立場に立って他のアイリストを見てみる方法。

他店でマツエクの施術を受けると、さまざまな気づきを得ることができますカウンセリングの方法を見ることができたり、施術スピードを体感することができたりと、プラスになるポイントがたくさん。メニュー展開なども見ることができるので、管理者の立場にある人にとっても、おすすめの方法です。

メンタルのセルフマネジメントのコツ

スランプなどの壁を乗り越えようとする場合、普段とは違うエネルギーを使うため、心が折れそうになることもあります。自分を奮い立たせるためにも身につけておきたいのが、セルフマネジメントの方法。メンタルをうまくコントロールできれば、目の前に壁が現れたときにも、前を向いて進むことができます。

ゴールを設定する

目の前に壁が現れたからといって、がむしゃらにその壁を乗り越えようとするのは、エネルギーの無駄づかいになってしまいます。無駄にエネルギーを消費してしまうと、乗り越えられるはずの壁も、乗り越えられないような事態を招いてしまうものです。そんな状況にならないためには、自分の中でゴールを設定すること。「施術スピードを○秒縮める!」でも、「苦手な施術を克服する!」でも、なんでもかまいません。

ゴールを設定することで、ゴールにたどり着くまでの道のりや、その道を歩くための手段を決めることができるのです。手段や道のりが明確になれば、それに従ってゴールまで進むだけ。また、大きなゴールだけでなく簡単に達成して振り返ることができる「小さなゴール」や「毎日のゴール」を設定するのも大切。根性だけで乗り切ろうとせず、自分を守るためにもぜひゴールを設定してみてください。

心が健康でいられる方法をとる

壁を乗り越えるため、一生懸命になる人はたくさんいます。しかし、中には頑張りすぎて心の元気を失ってしまう人も少なからずいるものです。壁を乗り越えるのは確かに大切なことですが、壁を乗り越えたあとに心が不健康になってしまっては、元も子もありません。心が不健康になってしまえば、お客様に寄り添った接客を行なうこともできなくなってしまいます

心を健康に保てる方法こそが、正しい壁の乗り越え方。壁を乗り越えた先に待っている出来事を体験するためにも、心を病まないような方法を選択しましょう。

自分の内面を磨く時間だととらえる

目の前に壁が現れると、なかなか思うように事が進められず、イライラしてしまうこともあるでしょう。不必要な時間を過ごしているような感覚に襲われることも、あるかと思います。しかし、アイリストとして仕事をしている中で現れる壁は、あなたを一つ成長させるためのアイテムなのです。

どれだけ頑張っても、なかなか壁の先を見ることができない期間もあります。ただ、壁を乗り越えようともがいている間、そうでないときよりも、苦手なことに向き合う時間が長くなってはいないでしょうか?その時間こそが、壁が現れたからこそ得られた「内面を磨く時間」。アイリストとして、またひとつ成長するために必要な時間だととらえれば、心が少し軽くなります。

まとめ

デビューを果たしてからも、常に進化し続けなければいけない、アイリストという職業。お客様を喜ばせたいという気持ちが、時に壁となって出現することもあります。壁を乗り越えるのは、簡単なことではありません。しかし、乗り越えた先にはきっと成長した自分の姿を見ることができるでしょう。まだ壁に当たったことがないというかたも、今まさに悩んでいるというかたも、ぜひ目の前にある壁をプラスに捉えて、前進してみてください。181009Eue

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