あきらめないで!ブランクありのアイリストが再就職で重宝される理由とは??

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憧れや夢を抱いて、手に入れたアイリストとしての職。しかしさまざまな理由から、アイリストを辞めてしまった人も少なくありません。「アイリスト職から離れてしまったけど、再びアイリストとして頑張りたい!」そんなブランクがあるけど、アイリストの再就職を目指す方必見の内容です。就職活動のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「手に職」のアイリストはブランクがあっても大丈夫!

「アイリスト職から離れたものの、やはりもう一度アイリストをしたい」そう感じる人もいるでしょう。そのとき不安になることが、「ブランクがあるけれどやっていけるだろうか」「ブランクがあっても採用されるだろうか」ではないでしょうか。
アイリストは技術職です。そのため施術をしていない期間が長ければ、それだけ技術力が落ちてしまっていることが懸念されます。しかし、サロンが増えている現在、採用難のサロンも多く、すでに一定の知識や接客ノウハウを備えた経験者は重宝される傾向にあるようです。

実際にこちらの記事でも紹介しましたが、

マツエクサロンが急増している
美容師資格が必要なアイリストはすぐにはなれない

これらのこともあり、アイリストは慢性的な人手不足の状態です。求人が数多くあり、それに対する志望者数は少ない。つまり競争率が比較的低いと言えます。
美容師免許を持ったアイリスト未経験者の場合には、アイリストの仕事について1から教えなければなりません。一方経験者であれば説明を省ける部分が多く、研修期間が短くて済みます。即戦力として働ける人材の確保は、マツエクサロンにとって大きなメリットです。ブランクがあっても、アイリスト経験者であることに自信を持って就職活動をしましょう。

しかし“ブランクがある”というなかで、気をつけなければならないことがあります。それは、

離職理由
アイリスト歴・ブランクの期間

上記2つは採用担当者が重視するポイントです。

たとえば、次のような2人が面接に来たとしましょう。

 

Aさん

Bさん

離職理由

前のサロンが合わなかった

結婚で引っ越しした

歴・ブランク期間

6ヶ月・2年

4年・2年

あなたならどちらの方と働きたいと思いますか。多くの人がBさんと答えることでしょう。その理由は、離職理由が明確である、アイリスト歴が長く戦力になりそう、だからでしょう。

「離職理由は?」と聞かれて、「前のサロンが合わなかった」だけでは、“このサロンでも同じように感じるかもしれない”と採用者は不安に思ってしまいます。さらにアイリスト歴が6ヶ月と短いと、まだまだ技術が未熟であり、忍耐力がない人なのかもしれないと判断されることにも。一般的に、アイリスト歴が「1年未満はまだ技術力が足りない」「3年以上で実力が十分ありそう」と認識されます。
あくまで目安のため、アイリスト歴が短くても素晴らしい技術を持った人もいるのは事実です。しかし採用時の履歴書からは、アイリスト歴が短い=技術が未熟、と判断されてしまう可能性も十分あります。
離職理由やアイリスト歴・ブランク期間は、事実を伝えなければなりません。しかし事実がこうだから…とアイリストへの就職をあきらめなくても良いのです。マイナスイメージが付きやすい事柄でも、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。そのポイントについては、後ほど説明していきます。

面接では、アイリストの技術以外もしっかりアピール!

就職活動を行う上で、自分のPRポイントを言葉にできることは大切です。アイリスト職でのPRポイントでは、ついつい技術面に目が行きがち。しかし技術力はブランクがあるから不安…という人も少なくないでしょう。実は採用担当者は、技術力と同様に人柄も重視しています。

人柄を重視する理由

アイリストはマツエク施術からお客様へのヒアリングやフォローまで、すべて一人で行うのが一般的。アイリストという職業には、技術職と接客業、どちらの要素も含んでいるのです。そのため技術力だけでなく、人当たりの良さなども重視されます。
面接時に「はきはきとした受け答え・笑顔が素敵・明るい」といった印象を持ってもらえると、プラスになるでしょう。

得意なことをアピール

人柄以外に、得意なことでアピールするのもおすすめです。ただしどのサロンでも同じ得意なことをアピールすることが良いわけではありません。サロンの特色に合わせて、アピールポイントを変えてみると良いでしょう。
たとえば子育てママ向けサロンであれば、子育て経験があることはアピールしてみてください。また、外国人が多い地域なら、英語が堪能で外国人の接客も可能であること。店販に積極的なサロンなら、販売員の経験から接客や店販には自信があることなどがアピールポイントになります。

ぜひ就職活動をする際には、あなたの人柄や得意なことを見つめ直し、言葉で伝えられるように具体化してみましょう。

希望条件はきちんと伝えよう

就職活動で忘れてはいけないことが、会社とあなたの希望がマッチすること!採用されることに必死になるあまりついつい忘れてしまいがちですが、最も重要なポイントです。
たとえば、子育て中のママアイリストの場合。小さな子は熱が出ることがよくあります。そのため働く条件として、休みの取りやすさは大切にしたいですね。また保育園への送り迎えもあり、就業時間や立地も重要ではないでしょうか。急な休みを良しとしないサロンであれば、休みを取得するたびに心苦しくなってしまいます。自身と同様のアイリストがいるか、またその人の働き方などを確認することは、就職後の働きやすさに影響してきますので、ぜひ事前にチェックしましょう。サロンとあなたの希望がマッチすることは、長く働けるかの基準にもなります。ぜひこの点は、就職活動で重視するようにしてください。

サロンとアイリストのミスマッチを防ぐために、上記記事にあるように、サロン見学に行ってみるのもおすすめです。サロンにとっても早期での退職は防ぎたいためもの。「見学は時間を取らせてしまうので行きづらい…」などとは考えず、アイリスト・サロン両者のために見学をお願いしてみてください。

復帰のために準備できること

就職活動と同時に、アイリスト復帰へ向けて次のようなことを準備してみると良いでしょう。
マツエク施術の自主練習
履歴書の内容を精査

マツエク施術の自主練習

新人アイリスト時代には、何度も自主練習を行ったのではないでしょうか。ブランクからの復帰でも、初心に帰って、自主練習に取り組んでみましょう。昔購入したマネキンがあるなら、マネキンを使ってテープワークからエクステ装着まで練習できますね。マネキンが自宅になくても、綿棒ケースの側面(カーブになっている面)を使って、エクステ装着の練習が行えます。
自主練習では、スピードアップもひとつの目安にしてみてください。

こちらの記事で紹介したように、40分以内に80本装着がひとつの指標です。アイリスト経験があるみなさんは、さらにスピードアップした30分を目指してみると良いかもしれません。

自主練習には、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

履歴書の内容を精査する

履歴書は事実を書くものです。しかしはじめに述べたように、伝え方次第で異なる印象を与えてしまいます
はじめに例に挙げた、Aさんのケースで考えてみましょう。

<Aさん>
離職理由:前のサロンが合わなかった
アイリスト歴・ブランク期間:6ヶ月・2年

「前のサロンでは給与と残業の多さに納得できず、6ヶ月で退職しました。ちょうど知人から販売員としての仕事に勧誘してもらっていたので、販売員として2年働きましたが、やはりアイリストへの夢を諦められず、復帰したいと思っています。アイリスト経験は短いですが、以前のサロンでは丁寧な施術とデザイン力を評価してもらい、インスタにアップしてもらったこともあります。販売員を2年経験したので、接客には自信があります。」

 

箇条書きでは、まだまだ技術力の足りないアイリスト、というイメージでした。しかし文章内には、
6ヶ月というアイリスト歴のなかでも、技術力がある程度認められていたこと
前のサロンが合わなかった理由
ブランク期間に得たアピールポイント
の3つが盛り込まれることで、異なった印象を受けませんか。

履歴書に空白部分があるようなら、できるだけ詳細に記載し、あなた自身をアピールすべきです。そして面接時にアピールできるよう、あなたのこれまでの経験やアピールポイント、希望条件などを言葉にしておきましょう。

面接に備えて、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

まとめ

ブランクがあっても、現在売り手市場であるアイリスト業界は、アイリストに有利です。せっかく手に職をつけたアイリストとしての職業。ぜひあなたにマッチしたサロンに出会い、多くのお客様にキレイを届けてあげてください。

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