下まつげの一部分だけに装着するデザインってどんなとき?メリットや注意点を解説!

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数あるマツエクデザインの中でも人気の高い、部分的に強調する“ポイント装着”。「雰囲気を変えやすい」「コンプレックスを解消できる」といった理由からご要望を受けることも多いでしょう。ただ、今回のテーマは「下まつげの一部分だけにポイント装着する」というデザイン。特殊なデザインではありますが、マスターすることでご提案の幅を広げることにもなるはず。おすすめしたいお客様や、得られる効果について一緒に考えてみましょう。

「下まつげマツエクを一部分だけつけたい!」ってどんな要望?

マツエクにはさまざまなデザインのバリエーションがありますが、今回はその中でも「下まつげの一部にポイントとして装着する」というデザインについて。おそらく、目尻や黒目の下など部分的に長さを変えることはあっても、一部分にしか装着しないというのはかなり珍しいケースかもしれませんね。

ただ、お客様のご要望や自まつげの状態によっては、一部にしかつけないデザインをご提案することでより満足いただけることも。例えば、次のような場合にはお客様におすすめしてみるといいでしょう。

下まつげマツエクに不安のある方にお試しとしておすすめする場合

下まつげマツエクの平均的な本数は、片目が10~20本程度と言われています。上まつげと比べるとかなり少ない本数ですよね。しかし、中には「下まつげマツエクって不自然になりそう」「ちょっとつけただけで不自然にならないかな?」と不安を感じる方もいるのです。

下まつげマツエクに消極的な方、マイナスなイメージを持たれている方には「まずは少ない本数からお試しでつけてみませんか?」とご提案してあげるといいかも。例えば、5本程度からつけてみると価格も安く、短時間で試すことができます。上まつげ施術終了後、少し時間に余裕があるときもご提案のチャンス!ぜひ、お声掛けしてあげるといいでしょう。

もともと自まつげが長く、一部だけ長さを変えても目立ちにくい場合

例えば、たれ目に見せるために下まつげの目尻だけ長くすることはありますよね。ただ、下まつげがもともと長いお客様の場合、長さの差が目立ちにくくなってしまうことがあります。そんなときは、全体につけずに強調したい部分だけつけてあげてみましょう。つける部分を絞ることで、よりデザインが映えるようになりますよ。

目尻や目頭が上向きに生えていて、上下で引っ掛かりやすくなる場合

上下でマツエクをつけると、どうしてもマツエク同士が引っ掛かりやすくなりますよね。特に、目尻や目頭の毛が上向きに生えている方は、瞬きするたびに引っ掛かりが気になってしまうことも多いです。このような方にも一部だけ装着する方法がおすすめ。上向きに生えている部分を避けて装着することで引っかかりが気にならなくなり、モチもアップするはずです。

上まつげだけではデザインが上手く映えなかった場合

例えば、たれ目風デザインや縦幅を強調するデザインのように、一部だけ長さやカールなどを変えた場合、思ったより仕上がりが映えなかったことはありませんか?お客様にも「もっと強調しても良かったかも…」と言われてしまうかもしれません。

こんなときに、上まつげだけでは映えなかった部分を下まつげで補ってあげることでもっと強調することができます。予約時間に余裕があれば、下まつげのポイント装着は時間も料金も少なくて済むため、足りなかったときのプラスメニューに最適。 少しずつつけてみて、お客様に確認してもらいながら調節していくこともできますね。

下まつげのポイント装着による効果とは?

下まつげのポイント装着のデザインには、さまざまなバリエーションがあります。

本数や長さ、太さ、カールの強さはもちろんですが、それ以外にも、

エクステ同士の間隔
どの部分につけるか(どこからどこまでつけるか)
長さの差をつけるか(目尻にいくにつれて長くするなど…)

といった部分を変えてみてもかなり印象が変わってくるはず。

次は、実際に写真を見ながらデザインの違いを比較してみましょう。

目尻のみ

こちらは目尻にだけ装着したたれ目風のデザイン。自まつげとの境目も目立ちにくくナチュラルに見えるため、お客様にもおすすめしやすいデザインではないでしょうか?

目尻だけつける場合、黒目の終わりあたりからつけていくのが基本。上まつげとのバランスもとりやすいです。お客様の自まつげの太さや本数を見ながらベストな位置を探ってみましょう。

黒目の下(中央)のみ~間隔狭い~

こちらは黒目の下部分のみに装着したデザイン。縦幅が強調されて目がぱっちりと大きく見えます。また、全体につけずに中央だけつけたことで、より目の縦幅が目立ちますね。下まつげの存在感が増したことで、女性らしい雰囲気を出すことができます。

黒目の下(中央)のみ~間隔広い~

こちらは先ほどのデザインと本数、つける位置は同じですが、間隔を広くしたデザインです。狭くつけたときと比較すると、ナチュラルな仕上がりになりますよね。縦幅を強調したいときだけでなく、目頭や目尻が上まつげと引っ掛かりやすい方にもおすすめのデザイン。「一部のみつけると不自然になりそう…」という方にも抵抗感なくチャレンジしていただけるはずです。

下まつげのポイント装着とカラーマツエクの相性は?

ポイントとして上まつげの目尻のみにカラーエクステをつけるデザインはよく見られますよね。下まつげの、それも一部分だけカラーエクステをつけることはあるのでしょうか?

結論から言うと、これはかなりのレアケース。

ただ、例えば「前に、目尻だけにカラーエクステをつけたけど思ったよりも目立たなかった」とお客様から言われたときにはご提案してあげるといいかも。正面から見たときに、下まつげは上まつげよりも目立ちやすいですよね。カラーエクステはより色が見えやすくなります。

「全体ではなく目尻だけにつけるデザインが好み、でもカラーエクステの存在感は欲しい」というときには、下まつげの目尻だけにつける方法がぴったりです。普段からカラーエクステをつけている方にも、また違った雰囲気を楽しんでいただけるはず。ご提案の幅を広げるためにも、ぜひおすすめしてみましょう。

下まつげのポイント装着で気をつけること

お客様のご要望次第ではぜひご提案していきたい下まつげのポイント装着。しかし、特殊なデザインのため、気をつけるべきこともいくつかあります。

つける部分とつけない部分のバランスに気をつける

上まつげと比べると、お客様からのご要望が少ない下まつげマツエク。それも一部分だけの装着となると、仕上がりのイメージがわきづらいという方も多いです。

特に難しいのが長さのご提案。全体に装着するときよりも自まつげが見えやすくなるため、あまりに長いものを選ぶと悪目立ちしてしまうこともあります。お客様がナチュラルな感じを要望されているのであれば、通常の下まつげデザインよりも長さや太さを控えめにしてあげてもいいかもしれませんね。

ただ、上手くバランスをとるためにはある程度の経験も必要。珍しいケースであるからこそ、サロンのスタッフ同士で練習してコツを掴んでおくと安心です。先ほど例としてご紹介した写真も見ながら、バランスを見極める練習をしてみてくださいね。

通常よりもとれやすいことをしっかりと説明する

一部分だけエクステがついている状態というのは、どうしても摩擦を受けやすくなり取れやすくなってしまいます。せっかくのマツエクが早く取れてしまったり、エクステと一緒に自まつげが抜けることを防ぐためにもホームケアについてしっかりとお伝えしましょう。

まとめ

下まつげの一部にだけ装着するというのは、多くの方にご提案するような一般的なデザインではないかもしれません。しかし、今回ご紹介したようにおすすめしたことでよりお客様のご要望に沿えることもあるでしょう。例えレアケースであっても、お客様のご要望にしっかりとアンテナをはり、いざというときにご提案できるアイリストを目指していきたいものです。みなさんもぜひ、今後のご提案の選択肢のひとつとして考えてみてくださいね。190725Esa

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