下まつげエクステを付けた際のクレンジングの仕方とは?

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近ごろジワジワとオーダーも増加している、下まつげへのエクステ施術。下まつげにもエクステをつけることで、上だけにエクステをつけたときよりも目が大きく見えるため、目力を意識する女性たちから支持されています。そこで今回は、下まつげの正しいクレンジング方法について解説。下まつげのエクステがすぐ取れてしまうというお客様には、まず正しいクレンジング方法についてお伝えしましょう。

下まつげエクステを付けたら気をつけること

下まつげのエクステをきれいにキープするためには、正しいケアの方法を知っておくことが大切です。下まつげの施術を希望されるお客様に、長くきれいな状態を楽しんでいただくためにも、下まつげエクステの注意点についておさらいしておきましょう。

上まつげのエクステよりも持続する期間が短い

下まつげの注意点として、まず頭に入れておかないといけないのが“モチの期間”について。毛周期や使用するグルーの種類などにもよりますが、上まつげにつけるエクステは大体1ヶ月ほどもつイメージがあります。それに対して下まつげのエクステは、1~2週間ほどが限界。上まつげのエクステに対して、半分ほどの期間しか持続しません。

持続期間が短くなる原因はさまざま

なぜ同じ人のまつげなのに、上と下でこんなにも持続できる期間が違うのか。その原因のひとつは、毛乳頭の深さにあるのです。上まつげに比べ、下まつげの毛乳頭はやや浅め。そのため、上まつげよりも早いスパンで抜け落ちてしまうという特性があります。

また、上まつげよりも細いという下まつげの特徴も、持続期間を短くしてしまう要因だと言えます。上まつげへエクステをつけるときよりも接着面が少ないため、上まつげのエクステよりもさらに摩擦の影響を受けやすいと言えるのです。自まつげとくっついている面積が上まつげよりも少ないので、手で少しこすっただけでも取れやすくなってしまいます

上まつげよりも持続する期間が短い下まつげは、上まつげのエクステと同じような感覚で放置してしまうと、いつの間にかスカスカになってしまっていたというケースも。長くても2週間ほどをめどにご来店いただくようご案内し、下まつげもきれいな状態をキープしていただくようにしましょう。

上まつげよりも水分に触れる機会が多い

下まつげのエクステが短命なのは、下まつげ自体の性質によるものだけではありません。意外と気づいていないのが、下まつげと水分の接触回数が多いという事実です。

マツエクが水分に弱いことは、アイリストだけでなくマツエク経験のある人なら誰もが知っていること。しかし、下まつげは水分と接触する機会が多いということに気づいていない人は、意外と多いのです。

当たり前のことですが、汗や涙などの水分は体の上側から下側へと流れ落ちます。上まつげへの施術時にも、「汗や涙などの水分が触れたらすぐに乾かしてください」などと注意喚起をするかと思いますが、実はその影響を一番受けやすいのは下まつげ。心の動きによって流れる涙だけでなく、アレルギーが原因の涙や、ごみが入ったときに出る涙など、涙が出る原因はさまざまです。手やタオルで目元をこすらない限り、涙が出て最初に通過するのは“下まつげ”の部分。流れ出る涙だけでなく、乾燥などによってじわっとにじみ出た涙も、基本的に下まつげへ付着するのです。気づかないうちに出て乾燥している涙を含めれば、下まつげはかなりの回数、水分に付着していることになります。

水分が付着したまつげをふくときも、上まつげを避けてふくことはできても、下まつげへ触れないようにして水分をふき取るのは至難の業

上まつげよりも、下まつげには外部の刺激を受けやすいという特性があるのです。

下まつげの状態によっては施術自体ができないことも

上まつげへの施術時にも同じことが言えますが、より繊細な下まつげは、自まつげの状態が悪いと施術自体できないというケースも珍しいことではありません。自まつげが“逆さまつげ”状態だと、エクステが眼球に突き刺さってしまうため施術は不可能。実際にあった例として、下まつげの逆さまつげ状態をなんとかしようとして、まつげサロンへ来店されたお客様もいらっしゃいます。マツエクをつけることの危険性などをきちんと説明し、お客様に注意喚起を促すようにしましょう。

また、下まつげの量が極端に少ない場合も、エクステをつけることはできません。少ないまつげに無理やりエクステをつけてしまうと、せっかく生えている自まつげを根こそぎなくしてしまう可能性もあるためです。下まつげへの施術は、上まつげへの施術時よりも一層施術前のカウンセリングや状態のチェックに時間をかける必要があります。

下まつげへの施術は、上まつげへの施術よりもアイリストの技術が求められるのです。

メイクに制限が出る場合も

下まつげへエクステをつけた場合、それまでのメイクができなくなってしまう可能性もあります。下まつげが生えているキワにアイラインを引いている場合などは、下まつげへエクステをつけたあと、メイクを控えるほうがベター。キワの部分にアイラインをひいてしまうと、メイク落としの際に下まつげへの負担が大きくなってしまいます。それだけでなく、下まつげにつけたエクステに気を使った影響で、アイラインをきちんとオフできないというケースも想定できるのです。

アイラインだけでなく、下まぶたへのアイシャドウなども同じ理由から避けていただくのがベスト。下まつげへエクステをつければ、アイラインやシャドウを引いたように見せる効果も期待できます。繊細な下まつげのエクステを守るためには、メイクの方法を少し変えていただく必要があること。エクステをつけることで、メイクをしたように見えることも説明し、お客様にメイクに関する注意点をお伝えしておきましょう。

下まつげエクステのクレンジング方法

マツエクは、クレンジングの方法に気を使わなければいけないという特徴があります。これは、上まつげと同様、下まつげにも同じことが言えます。基本的には、上まつげのエクステと同様の注意点を守ることとなるクレンジング方法。下まつげのクレンジング時は、特にどのようなことへ配慮すればいいのでしょうか。

マツエクに対応するクレンジングを使うのは鉄則

上まつげ・下まつげに関わらず、マツエクをつけている場合は、マツエクに対応しているクレンジングを使うのが鉄則。これは、言うまでもない基本的なお約束です。Beautéでは、界面活性剤を使用したクレンジングが、マツエクと相性が悪いのではないか?という仮説を立てています。近ごろは、オイルクレンジングにも“マツエクOK”の文言を記載して販売しているものがあは事実。ですが、より繊細にクレンジングするためにも、下まつげのエクステへはやさしい洗浄力を持つジェルクレンジングなどを用いるのがおすすめです。

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まずはクレンジングの基本“なで洗い”

マツエクがついている状態でアイメイクを落とすときには、エクステに負担をかけないようクレンジングをするのが基本。目を閉じて、上から下へそっとなでるように、メイクを落とすようにしましょう。それだけではアイメイクを落としきれないという場合は、四つ折りにしたコットンや綿棒を使って残っている汚れを落とすのがベスト。

コットンを四つ折りにすると、厚みのある角の部分ができます。

角の部分にクレンジング剤を浸して、下まつげのエクステに当たらないよう、残っているメイクをそっとふき取りましょう。 綿棒がある場合も、同じやり方でメイクをオフすることができます。下まつげがしっかりと立っているタイプの人には、エクステに当たらないよう注意をしながら、指の腹を使ってメイク汚れを落とす方法もおすすめです。

クレンジング後はきちんと乾燥させる

エクステは水分に弱いので、クレンジングを終えたあとはきちんと乾燥させなければいけません。クレンジングを適切に行なえても、乾燥の作業を怠ってしまえば、エクステのもちは悪くなってしまいます。上まつげを乾燥させるときは、腕をしっかりと伸ばした状態の距離からエクステの流れに沿って、ドライヤーの冷風を下から上にあてるのが基本。下まつげの場合も、乾かし方についての流れは同じです。下まつげのエクステに向かって上から下へと風をあてることになりますが、この時上まつげのエクステにも風をあててしまわないよう注意。しっかりと目を開いて上を見上げ、上まつげと下まつげの距離を離した状態で、ドライヤーの冷風をやさしくあてましょう。口頭での説明だけではなかなか伝わりにくいこともあるので、施術後にお客様へレクチャーしてあげると、伝わりやすいのでおすすめです。

スキンケアのときもエクステに油分が触れないよう注意

クレンジング・洗顔を終えたら、化粧水などのスキンケアアイテムを使用することとなります。化粧水や乳液、保湿クリームなどは、注意をしなければエクステにも触れてしまいかねません。エクステは、クレンジングアイテムだけでなく、スキンケアに含まれる油分も苦手としています。そのため、お客様には油分を含むスキンケアアイテムを使用する際、上まつげだけでなく、下まつげのエクステにも触れないように注意していただきましょう。

 

まとめ

下まつげのエクステは、持続期間が短いうえにとても繊細な存在です。しかし、目をより多きく見せることができるため、施術を希望されるお客様が増えているのも事実。下まつげへのエクステをきれいにキープしていただくためにも、注意点や正しいクレンジングの方法をきちんとお伝えすることが大切です。下まつげへの施術を受ける前に、もう一度細かいところまでおさらいをしておきましょう。190126Eue

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