技術力だけではない”人間力”を育てる。 PLUME EYE BEAUTYの事業拡大に貢献した2名のサロンスタッフにインタビュー

この記事をシェアする

この秋、創業17周年を迎えた「PLUME EYE BEAUTY(プリューム アイ ビューティー)」。昨年12月には系列4店舗目となる「銀座一丁目店」もオープンするなど、業界を牽引する老舗サロン。老舗というブランドを守りつつ、事業を拡大することができたのは高い意識でチームビルディングに取り組んだ2名のスタッフがいたからだそう。今回は、そんな功労者である中山裕香さんと、五十嵐希さんにお話を伺いました。

今秋17周年を迎えた老舗サロンを支える、ふたりの功労者の存在

フランス語で「羽」を意味する「PLUME(プリューム)」の名前を冠した、目元専門サロン「PLUME EYE BEAUTY(プリューム アイ ビューティー)」

Plan S11月掲出分

コロナ禍を経てなお、昨年12月に系列4店舗目となる「銀座一丁目店」をオープンさせるなど、勢いは止まることはありません。そんな「PLUME EYE BEAUTY」のサロンを支える、ゼネラルマネージャー・中山裕香さんと全店舗スタッフのトレーナー業務を担う五十嵐希さんにインタビュー。

業績が芳しくなく閉店を余儀なくされたサロンもある中、新店舗をオープンさせるなど、事業拡大に繋がった「PLUME EYE BEAUTY」だからこそのチームビルディングについてや、組織だからこそ育てることができるスタッフの“人間力”について、お二人の考えを教えていただきました。

お二人のプロフィール

ゼネラルマネージャー
中山裕香(ナカヤマユカ)
・美容師を得て「PLUME EYE BEAUTY」に入社
・恵比寿店店長、表参道店店長を務め、2016年PLUME統括マネージャーに就任
・ハリウッドブロウリフト、LEDまつげエクステンション、脳洗浄資格取得

Plan S11月掲出分

トレーナー
五十嵐希(イガラシノゾミ)
・新卒にて「PLUME EYE BEAUTY」入社
・恵比寿店副店長、銀座店店長を務め、2022年アイラッシュワールドカップグランプリ受賞

転職してより感じた、美容業界の働き方

―――お二人が「PLUME EYE BEAUTY」にジョインした経緯を教えてください
Plan S11月掲出分中山「私は、都内の美容専門学校を卒業して、最初のキャリアはアイラッシュ施術者ではなく、美容師としてスタートしました。いわゆる当時の美容業界、特に美容師の働き方は時間的にも労働内容的にもハードなものでして。私自身、美容に携わる仕事は大好きだったのですがこの働き方では、と考え退職しました。

その後の転職の際、求人でアイラッシュ施術者の職種をみつけたことがきっかけです。当時は都内のサロンもまだ少なく、珍しさもありました。今ではアイラッシュの魅力はもちろんですが、『PLUME』(PLUME EYE BEAUTYのこと。以下同)のサロン、メンバー、石井代表と心地よく働けている環境のおかげで、今年で勤続13年目になります」

五十嵐「私は、『PLUME』で第一期になる新卒での入社なんです。ちょうど中山さんが入社された翌年ですかね。2012年になります。私も専門学校に通っていたのですが、美容師になりたい!というよりは、トータルビューティーに興味があったんです。ちょうど卒業のタイミングでまつげエクステが流行り出したこともあり、専門時代の友人も何名かアイラッシュ施術者になっています。『PLUME』には、なんとか面接だけでも!という強いプッシュをして、入社させていただきました」

中山「五十嵐が新卒第一期でしたが、今の時代とは大きく違ったかもしれません。当時、まつげエクステは注目されていたサービスではありましたが、今ほどサロンが多くはなく、客単価も10,000円が当たり前の時代。それでも毎日走り回っているような忙しさでした。もちろんその時の経験があるからこそ、忍耐力や精神力は鍛えられ成長できたなと、当時の先輩方に感謝をしておりますが、その当時から自分が店長になったら、“この働き方は変えたいな”と考えていました」

会社、組織としてどうなりたいか。その考えが「働き方改革」のきっかけに

―――中山さんは美容師時代、そして「PLUME」に転職してからも働き方について考えてらっしゃったんですね
中山「本当に小さなことの積み重ねではありますが、『ここをこうしたい』『こうしたらどうか』というのは自分が研修を受けている立場の時から、常々考えていました。そしてちょうど私が店長になる前ぐらいですかね。ちょうど7年前ぐらいになると思います。先輩たちがごそっと退職された時期があったんです。ネガティブな理由ではなく、女性の職場、アイラッシュ業界だからこその理由で、ライフステージが変わった方や独立をされた方など理由はさまざま。けれどそこからが本当に大変でした」

五十嵐「そうでしたね。辞めた先輩たちの代わりに新しいスタッフを採用しても辞めていく人も多く、ベッドがフルで稼働できなかったり…」

中山「その当時は、誰彼構わず採用していたこともあったからかもしれません。なのですが、それが『働き方改革』というと大袈裟かもしれないですが、大きなきっかけになりました。

本当に会社にマッチしたスタッフを採用しようという方向性に切り替えたんですね。そこから、“会社として、組織としてどうなりたいか”というのを意識的に考えて、行動に移すようになりました」

―――例えば、どういったことをされたんですか?
中山
「会社として組織としてどうなりたいか、というところにも繋がりますが、『スタッフみんなが心地よく働ける環境』『モチベーションを持続させる仕組み作り』を大切に考え、いろいろと社内の仕組みを整えていきました。

実際に行ったことで言えば、就業時間や給与面について明確にしスタッフの不満を無くしたこと。そして就業時間外に研修が設定されるサロンさんも多いと思いますが、弊社ではそれを廃止し、全て就業時間内で研修を行い無駄な残業時間を減らすようにして心身の安定の確保をしました。

就業時間外の研修を減らしたことで、技術力が落ちてしまっては本末転倒ですので、プロの施術者として時間内で効率よく技術をアップデートしていけるようにこの研修を仕組み化したんです」

五十嵐「例えばですが、新しい技術の研修を行うとなったら、“いつまでに研修を終えるか”という技術の習得日の目標日を設定するんです。スケジュールは、各店舗の店長とスタッフが一緒になり、個々人具体的に設定してもらいます。各店舗の店長から進捗などを、トレーニングの責任者である私に報告してもらうようにしています。

仕事をしながら研修を受けることは難しい面もあるかと思うのですが、スケジューリングをしっかり作ってあげること、今何をしなければならないかを可視化することで、進めやすくなりましたし、達成しよう!というモチベーションにもなっているのだと思います」

中山「技術は個人の力量と捉えられがちですが、店長とスタッフが一緒になって、店舗みんなで成長するという意識になれるのも大きなポイントかもしれません。これは組織だからこそできるもの。報・連・相をしっかりすることが大事なのですが、それができる環境を作ることが大事だと思っています。

給与面に関しても、モチベーションを大事にしています。歩合制を採用していますが、月半ばで売上のランキングを出しているんです。『目標金額まであといくら』だったり、頑張るための起爆剤になるんですね。その起爆剤を常に分かるように、伝えてあげられる環境にしています」

組織だから培うことができる“人間力”が、「PLUME」の魅力

―――環境づくりが大事ということですねPlan S11月掲出分中山「そうですね。1店舗に5名ほどスタッフがいるのですが店舗内はもちろん、店舗間でのコミュニケーションも大事にしています。そういったメンバー編成と研修の仕組み化、給与面の改善を行ったことで、スタッフ全員が稼ぐことができる体制になっていると思います。この10年の中で、今が一番右肩上がりで成長していますね」

―――それは本当にすごいですね!昨年には新店舗もオープンされましたし、スタッフさんとの良い関係性がどんどん事業の広がりに繋がっているんですね
五十嵐
「研修、技術面で店舗の全員で成長する、という仕組み化を作ったのですが技術力だけではないと思っています。店舗運営などの面を知れるのも組織だからこそだと思います。“人間力”と言いますか」

中山「個人サロンの方が『うまい』『稼げる』『すごい』といった、イメージが持たれやすい昨今ですが、組織の中でのアイラッシュ施術者も活躍できると思っています。実際に、五十嵐は昨年アイラッシュワールドカップでグランプリを受賞するに至りました。ひとりではできないこともみんなならできる、そんな『PLUME』の考えにも近いのですが、そうして技術力をつけることもできますし、五十嵐がいったように人間力を育てることができるのも、このチームだからこそだと思っています」

高いチームビルディングを叶えるために欠かせない石井代表という存在

―――チームビルディングの上で、お二人の役割を教えてくださいPlan S11月掲出分五十嵐「私は技術面が主ですかね。トレーナーとして研修についての調整などを行っています。運営という点では、中山さんが主導してくれているんです。本当に尊敬できる先輩なんです!」

中山「ゼネラルマネージャーという点で、私がメインに立つことは確かに多いのですが、『PLUME』のスタッフ全体のモチベーションを上げてくれているのは、五十嵐なんです。本当に太陽のような存在というか。新しい施策を始めてみようという時に、私から提案をさせていただくことが多いのですが『やってみましょう!』『できます!』と、常にポジティブな返答をしてくれるんですね。本当に心強い存在です」

五十嵐「それは石井代表を見ていたからかもしれないです(笑)。代表はとにかく優しくて、私たちの考えを否定せず、どうしたら実現できるかをしっかり道筋を作ってくれるんです。私たちのことを信頼してくださっているな、というのをすごく感じますし、自信を持って自分の意見を伝えられることができるという環境は、石井代表が作ってくれた『PLUME』のカルチャーなのかもしれません」

中山「3人で意見を持ち寄り、意見を否定せず、どうしたら実現ができるかをポジティブに話し合う、という感じですかね。そうしていろんな『働き方改革』を実行することができたんだと思います」

―――意見を否定せず、という点が大きなポイントだと感じます。施策を進める点では、ついついリスクヘッジをとってしまって「それではできない」という意見交換をしがちになってしまうのですが、道筋を作ってくださる石井代表とお二人の3人だからこそなんですね
中山「そうですね。そして、私だけではなくそれをスタッフ全員に浸透するようにも心掛けています。個人サロンでの強みもたくさんあると思いますが、組織の良いところは、そんな良い点が人と人とを通じで倍々に大きくなり、一人では作れない大きな時流を作れることだと思っています。

私個人にはなってしまいますが、良い意味で『隣の芝を見ない』がこれからのテーマです。今の時代、SNSで技術や情報はたくさん得ることができますが、向き合うべきは自分自身や自分のお店のスタッフ、お客様だと思っています。自分の目標と軸をぶらさずに向き合うことが大事なのかと。

もちろん道に迷うこともたくさんあると思います。そんな時こそ石井代表や五十嵐、スタッフのみんなたちがいるから新たな気づきを見つけられるのだと思います」

まとめ

数年後には、20周年を迎える業界を支える老舗サロン「PLUME EYE BEAUTY」。
そこには、老舗を支える心強いスタッフがいることが今回のインタビューでたくさん教えていただきました。これからの「PLUME EYE BEAUTY」の活躍に注目していきたいです。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

この記事をシェアする