「マツエクサロンの福利厚生」何を導入していますか?実際に従業員から求められる福利厚生とは

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アイリストは、多くの女性が活躍する業界。そのため、結婚や出産などライフスタイルの変化を視野に入れ、福利厚生の整った職場で働きたいと考える人も多いです。しかし、マツエクサロンの福利厚生はまだまだ発展途上というのが実情。そこで今回は、優秀な人材が定着する、または集まってくるようなサロンにするために、整えるべき福利厚生について考えてみましょう。

そもそも福利厚生とは?

そもそも、福利厚生とはどのようなものなのでしょうか?まずは、簡単に解説しますね。

福利厚生とは、「企業が従業員に提供する、給与以外の報酬やサービス」のこと。
その中には大きく分けて「法定福利厚生」「法定外福利厚生」があります。

企業が福利厚生を提供する目的には、

  • 従業員やその家族の生活を安定させ、向上できるようにする
  • 働きやすい環境を整え、従業員が安心して働けるようにする
  • 従業員のスキルアップを支援する

といったことが挙げられます。
そしてこれらの目的が達成されると、会社にとっては、

  • 優秀な人材の離職を防げる
  • 就職希望者へのアピールになる
  • 企業イメージをアップさせることができる

といったメリットが生まれることになるでしょう。

ただし、メリットの部分を意識しすぎて導入する福利厚生の取捨選択を誤ると、コスト負担や管理負担がかかり過ぎてしまうこともあります。そのため企業側は、従業員にとって、そして企業自身にとっても、メリットをより感じられる福利厚生を追求していかなくてはなりません。では、本当に必要な福利厚生を整備するためには、どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか?次は、その答えについて一緒に考えてみましょう。

「目的」や「作用」を明確にした福利厚生の考え方

福利厚生を考えるときの軸となるのは、企業理念。これはサロンづくりの土台であり、どうありたいか、どうなりたいかを明確化した”指針”でもありますよね。このことについては、Beautéの過去記事の中でも解説しました。

福利厚生とは、その企業理念を実現するためのひとつの手段。
例えば、「女性が輝けるステージを提供する」が企業理念だとすれば、女性のさまざまなライフステージに沿って育休・産休制度や婦人科健診補助制度などが整備されることでしょう。一方、「一人一人が成長できる職場づくり」を理念として掲げるのであれば、資格取得支援や定期的な勉強会などの制度を設けることになるかもしれません。このように、福利厚生とは決して突拍子もなく整備されたり、単に他のサロンの真似をして設定されるものではなく、企業理念に込められた「こんなサロンでありたい」という経営者、従業員の想いを実現することを目指し、採用されるべきものなのです。

マツエクサロンの福利厚生の考え方

では、ここで今回のテーマである「マツエクサロンの福利厚生」に話を戻しましょう。先ほど、福利厚生は経営理念を実現するための手段とお伝えしました。それはマツエクサロンにおいても同じです。ただし、マツエク業界ならではの傾向もいくつかあります。その特徴について、具体的な例をご紹介しますね。

女性に特化した制度が多い

女性が多く働くマツエク業界では、当然ながら女性のライフスタイルに合わせた制度やサービスのニーズが高い傾向に。そのため、「女性に特化した福利厚生」が多く見られる傾向にあります。また、アイリストに多い「20~30代の美容やトレンドに関心が高い女性」をターゲットとした福利厚生が提供されることも多いです。

福利厚生にかけられるコストが限られやすい

マツエク業界で福利厚生があまり普及していない背景には、コストの問題もあります。例えば、大規模サロンであれば福利厚生の費用をある程度確保できることが多いですが、小~中規模サロンにとっては難しいのが現状。そのため、福利厚生のニーズとコストのバランスを考えなくてはならないでしょう。

福利厚生にかけられる費用は、一般的に人件費として算出されます。この費用を給与として支払うのか、福利厚生にまわすのかはサロンが掲げるビジネスコンセプトによってさまざま。どのようにバランスをとることになるのか、具体例を挙げてみました。

①「技術力の高いアイリストを育てて集客アップさせたい」サロンの場合

従業員のスキルアップによって高い技術力をウリにしたいサロンでは、スタッフが出産や結婚などを経ても長く働いてもらえることが重要。そのため、月々の給与よりも将来的なライフイベントを見越した福利厚生にコストをかけることになるでしょう。

②「若手アイリスト中心の職場にしたい」サロンの場合

これは、フルタイムで働ける独身の新人スタッフを多く採用して売上アップを目指すケース。ベテランで技術力が高かったとしても育児中などの理由から時短勤務となると、売上としては低くなりますよね。さらに、勤続給もかかることになるため人件費も高くなります。少しでもコストを抑えたい小~中規模サロンの中には、新人アイリストを採用することで売上アップを目指すところも少なくないのです。そのようなサロンでは、長く働けるための福利厚生よりも初任給を高く支払う方がより多くの新人を集められるはずです。

 

ここまでの内容を振り返ると、福利厚生としてある制度を導入するにはその目的やもたらされる作用が必要であることが分かりますね。そしてその目的や作用というのは、必ずどこかで企業理念につながっているのです。

あってよかった!従業員満足度の高い福利厚生とは?

最後に、マツエクサロンで実際に導入されている福利厚生の中から、従業員満足度の高い制度についてご紹介しましょう。果たして、どのような制度が求められているのでしょうか?

従業員やその家族の生活安定、向上させるための制度

新人アイリストに喜ばれる制度は、

社宅や寮の提供
交通費支給

など。また、女性にとって嬉しい制度は、

産休・育休
サロン併設保育園への入園
美容院やエステサロン・スポーツジムなどの提携による割引
店舗販売品やマツエクの社員割引(ネイル併設のところだとネイルの割引もある)

といったものが挙げられます。

そして、アイリストはなかなかまとまった休みがとりづらい職種のため、長期休暇制度も人気の高い制度です。

働きやすい環境づくりのための制度

サロン内のチームワークが深まるのは、社員旅行。同世代の女性が集まりやすい職種のため、旅先を決めるだけでも盛り上がりそうですね。

そして、残業手当も重要な制度。マツエクサロンは他業種と比較すると残業が少ない職場ではありますが、お客様都合で閉店時間が延びることもあります。その際、サービス残業になるような職場では従業員の信頼は得られないでしょう。

アイリストのスキルアップ支援のための制度

アイリストのスキルアップに積極的なサロンでは、特別報酬などの資格取得支援勉強会が整備される傾向にあります。そのようなサロンには、自然と向上心のあるアイリストが集まってくることも多いです。

独立支援制度を導入するメリットは?
サロンの中には、福利厚生として「独立支援制度」を導入しているところがあります。この制度、サロンにとってどのようなメリットがあるのか考えてことはありますか?独立を支援するということは、優秀なアイリストを手放すことになるということ。一見、サロンにはメリットがないように感じる人も多いかもしれませんね。ただ、独立支援制度を導入しているということは、「独立を志す向上心の高いアイリストが集まりやすくなる」ということ。そのため、サロンにとっては将来的に手放すことになる可能性が高いとしても、優秀な人材を確保することができますね。また、独立を支援することは社会貢献にもなるため、企業イメージを高めることにもつながります。

まとめ

福利厚生が充実しているマツエクサロンがそれほど多くはない今、魅力的な制度やサービスを整備することは他店との差別化にもなります。サロンにとって、アイリストは貴重な財産のひとつ。より優秀な人材を確保し、多くのお客様に来ていただくためには、福利厚生のブラッシュアップは必要不可欠であると言えるでしょう。みなさんも今回の内容を参考に、どのような制度が必要なのかを改めて考えてみてくださいね。

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