お客様が「素敵!」と感じる内装が素敵なマツエクサロンとは?「サロンコンセプト」を考えよう

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あなたのサロンの内装は、お客様にどのような印象を持たれているでしょうか?サロンのコンセプトがしっかりと伝わる内装になっているか振り返りながら、素敵な内装のサロンにコンセプトメイクを学ぶ記事です!

お客様がサロンを「清潔そう」「素敵」と感じる必要条件とは

人気の高いマツエクサロンに注目してみましょう。高い施術力や上質なサービスはもちろん、サロンに一歩足を踏み入れたと同時に「素敵」と感じる雰囲気があるはずです。「清潔そう」であったり「素敵」と思える必要条件とは、何なのでしょうか。まとめると、

清掃が行き届いているか
つくりが綺麗であるか
コンセプトに則った内装であるか


などが考えられます。ひとつずつ、解説していきましょう。

清掃が行き届いているか

サロン内に「清潔感」を出すためには、もちろん清掃が行き届いていることが絶対条件。サロンの掃除は毎日行うことと思います。それだけでなく、年に何度かはスタッフ総出で徹底した掃除をしたり、日々気付いたときに汚れを取る習慣をつけたりするなど、“常に清潔にする”意識をサロン全体で高めることが大切です。始業前の掃除だけでなく、営業中にも清掃は必要。サロンのフロアが白であれば、汚れは特に目立ちます。接客の妨げにならないよう、サッと掃除することが望ましいでしょう。
サロンフロアや施術スペースなどの「見えている部分」だけでなく、バックヤードなどの「見えていない部分」の掃除も大切です。清掃によりサロン裏側にある不要なものを処分すれば、業務中の動線が確保でき、無駄な動きを省けます。このように仕事を効率化できることで、スタッフの働き方改善につながることも考えられるでしょう。清掃は、清潔感だけでなく素敵なサロンだと思えるきっかけにもなります。

つくりが綺麗であるか

お客様がサロンに対してのファーストインパクトを感じるのは、サロンの内装。そのため、「素敵」と感じていただくためには、内装自体が素敵でなければなりません。内装によって、清潔感を覚えるものもありますよね。このように、つくりが綺麗であるかは非常に重要です。内装とは、設備や店内装飾すべてを指しますが、特にサロン室内空間の大部分を占めるフロアや壁紙のカラーは大切。このカラーだけで、空間にイメージをつけることができます。
例えば清潔なイメージといえば、“白”。人気マツエクサロンの多くが白を基調とした内装をしており、これは色が人の感情に働きかける「色彩感情」を上手く利用しているからと考えられています。色を見ると「明るい」「冷たそう」など、感情が湧くことがありますよね。これが色彩感情であり、白は色彩感情的に「清潔感」「純粋」とされています。つまり、汚れのない清潔感を演出するには白はぴったりのカラー。多くのマツエクサロンが内装に白を使っていることも、頷けます。
とはいえ、白には「無機質」「空虚感」などの悪いイメージもあります。あまりにも白にこだわって内装づくりを進めると、かえって汚れがすぐに目立つことも。そのため、真っ白の内装だけでなく柄を入れたり、装飾を施したり、他のカラーを組み込んだりして他店と差をつける“サロン独自のカラー”で内装を仕上げていくことが必要となります。これは、このあと解説する「サロンコンセプト」と関わる部分です。

コンセプトに則った内装であるか

サロンコンセプトとは“サロンの核”となるもの。この中には「どんなお店なのか」「ターゲットとなる客層」などが含まれています。例えば「大人かわいい」をコンセプトにすると、“ただかわいいだけじゃなく、大人の落ち着いた雰囲気”のあるサロンになります。すると学生や若い人だけでなく、30~50代向けのサロンとなるはずです。内装も同時に「かわいい」かつ「大人っぽく落ち着いている」ものを選ぶことになりますよね。
このように、コンセプトに則った内装=ターゲット層に合った内装であるため、お客様に「素敵だな」と感じてもらうためには、
・サロンコンセプトを明確にする
・サロンコンセプトに則った内装にする
ことが大切です。
このサロンコンセプトは次の項目で詳しく説明していきましょう。

サロンコンセプトってなに?コンセプトと内装の関係

魅力的なサロンになるためには、サロンコンセプトが重要です。そもそも、このサロンコンセプトとはどういうものなのでしょうか。先程も説明したように、サロンコンセプトとはサロンの核となるもの。漠然とあるサロンイメージをより具体的にするために、各サロンが決定します。

サロンの夢やビジョン
店舗イメージ
メニューの企画制作
具体的なターゲット像


などがサロンコンセプトに含まれます。この中でも「サロンの夢やビジョン」は想像しやすい部分ですよね。お客様の“なりたい目元”を叶える、“かわいい”を支える…など、各サロンには、サロンステートメント(企業宣言)にもなるコンセプトが必ずあるはずです。
美容業界でサロン経営・運営というと、スタイリッシュかつ洗練されたイメージに意識が傾きがち。しかし、実際の現場では実務的・現実的な業務を毎日行っていきます。夢やビジョンに傾きすぎて、サロンが狙う顧客層を見失っては、そのサロンコンセプトがお客様にヒットしない結果となり、「素敵」と思えるサロンからは離れていってしまいます。
そのため、サロンのターゲット層に合わせたコンセプトにすることは大切。ターゲット層も職業・年齢・性別など、より具体的に決めていきます。
ターゲット層が決まれば、メニューの企画制作の中身も決まりますね。若い人や学生を狙うのであれば学割や年齢指定の割引メニューを用意したり、反対に社会人を狙うのであれば営業時間を工夫し、通勤途中に立ち寄れるサロンにしたり。このように、コンセプトはサロンの様々なことを決める、具体的な指針のひとつになります。
では、内装においてサロンコンセプトはどのように作用するのか、とあるサロンの例を挙げてみましょう。

マツエクサロンA店

サロンコンセプト

すべての女性の「カワイイ」を作る

ターゲット層

10~60代女性

内装デザイン

・内装カラーは白を基調に、差し色にピンクパープルを使用

・インテリアは女性らしいを基準に選定

・シャンデリアなど女性のテンションが上がるアイテムも用意

ターゲット層が10~60代女性とあって、内装デザインはシンプルかつ幅広い年齢層の女性客に支持されるようなものを使っています。男性が立ち入らない空間なので、「女性らしい」「女性のテンションが上がるもの」など、女性の立場に寄り添っているそう。また、好きなものやテイストが違っていても、10代でも60代でも、すべての女性が「かわいい」と思える空間に仕上げたことがポイントです。
こちらのマツエクサロンは、内装がかわいいとお客様やスタッフからも評判。素敵と思えるサロンづくりのヒントは、サロンコンセプトにあることが良く分かる一例です。
反対に、どのようなお客様から支持を得たいか、と考えてサロンコンセプトに落とし込むのも、考え方のひとつです。そのため、元々のサロンコンセプトに挙げたターゲット層やサロンの雰囲気が、実際運営してみると、狙ったものからずれていた、ということもあるでしょう。その場合にはスタッフ同士で話し合ったりして、サロンコンセプトを変更することも必要です。内装・コンセプト共に、お客様に合わせて柔軟につくりかえたり、工夫を凝らしていけば、素敵と思えるサロンに近づいていくと考えられます。

コンセプトは内装だけでなくスタッフ、接客など…すべてに反映される

サロンの内装とコンセプトの関係を説明しましたが、内装だけでなくスタッフや接客など、すべてにおいてコンセプトは反映されます。再び、実際にあるマツエクサロンの店舗を例に挙げ、コンセプトとスタッフの接客方法などの関係を見ていきましょう。

マツエクサロンB店

サロンコンセプト

ナチュラルでキレイ、大人かわいい

ターゲット層

20~60代女性

内装デザイン

・かわいくも落ち着いた雰囲気

・モノトーンを基調にしている

接客ポイント

上質で落ち着いた接客

マツエクサロンC店

サロンコンセプト

明るく元気に“寄り添う”サロン

ターゲット層

10~40代女性

内装デザイン

・「かわいい」と「トレンド」を意識

・白×ピンクなど明るいカラーを使用

接客ポイント

明るさ、元気さを大切に。親しみを感じる接客

マツエクサロンD店

サロンコンセプト

また帰りたくなる場所

ターゲット層

10~60代女性

内装デザイン

・落ち着く空間を意識

・白を基調に、木材などナチュラルカラーをプラス

接客ポイント

寄り添いと丁寧さを大切にした接客

 

以上のようにサロンコンセプトは、内装デザインだけでなく接客のポイントにも影響します。ターゲット層・内装デザイン・接客ポイントはそれぞれが反映し合っており、その中心を決定づけるのがサロンコンセプトなのです。
サロン運営は全てがスムーズにいくものではありません。幾多の困難や、難しい局面にも出くわすことでしょう。そんなときに、頼れる軸となるものがサロンコンセプトです。お客様に「素敵!」と思われるサロンになるためには、魅力的なコンセプトがあるかどうかが重要。スタッフひとりひとりの意識によって、サロンコンセプトは支えられています。
あなたの立ち振るまい、サロンのつくりや内装はコンセプトに則ったものでしょうか。「なかなかお客様を満足させられない…」「もっと素敵なお店になりたい」と考えたときは、このようにサロンの原点・核部分を見直すと、解決の糸口が見えてくるかもしれません。

まとめ

お客様が「素敵!」と思える内装には、清潔感を基本としてサロンコンセプトやスタッフの思いなどが込められていました。内装は、スタッフやオーナーが「サロンにこうあって欲しい」と思う気持ちを助けてくれるものです。ぜひこだわって、お客様とスタッフそれぞれに寄り添ったサロン独自のカラーを見つけてみてくださいね。180928E3s

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