これで差がつく!「サロンコンセプト」考え方から決め方まで解説します!!

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以前Beautéでは「お客様が「素敵!」と感じる内装が素敵なマツエクサロンとは?「サロンコンセプト」を考えよう」の記事内で、お客様がサロンを魅力的と感じる部分とは、サロンコンセプトにあることをご紹介しました。今回は、その「サロンコンセプト」へ深くアプローチしていきます。サロンコンセプトの考え方や土台となる企業理念との違い、決め方まで解説していきましょう。

「サロンコンセプト」どこまで詳細に考えていますか?企業理念との違いとは

サロンの軸となる「サロンコンセプト」。サロンコンセプトには接客の方向性やサロン運営の手段など、さまざまなものが含まれます。各サロンによってサロンコンセプトは内容と及ぶ範囲が異なりますが、魅力的なサロンにするためには、この「コンセプト決め」がとても重要です。

そしてサロンコンセプトには内容によって「お客様向け」「従業員向け」「内装などのコンセプト」などに分けられます。

サロンコンセプト

お客様向け

商材・接客中心の内容

従業員向け

接客や制服・業務中の服装などの内容

内装など

リゾート風やサロンテーマカラーなど、サロン内インテリア・内装に向けた内容

これは一例ですが、コンセプトの内容や及ぶ範囲はサロンによって千差万別です。例えば個人サロンや少人数のアイリストが在籍するサロンであれば、従業員向けのものではなく、内装やお客様に向けた意味合いが強いコンセプトを掲げるところもあるのではないでしょうか。
このようにサロンによってコンセプトはレベル分けできるため、あなたのサロンはどんなコンセプトであるか、今一度確認してみましょう。

ここで、自サロンのコンセプトを振り返ったときに、「企業理念」の考えと混在してしまうことが少なくありません。企業理念もコンセプト同様に各サロンが掲げるものですが、今回「サロンコンセプト」を考えるにあたってふたつの違いを明確にします。

企業理念とサロンコンセプトの違い

企業理念とサロンコンセプトには違いがありますが、この「違い」を決定づける考え方にはさまざまあります。ひとつの例としてこちらの説明を見ていきましょう。

企業理念とは

サロン運営の土台・基本。
サロンがどうありたいか(ビジョン)、どうなりたいのか(ミッション)などの目的を明確にするもの。


サロンコンセプトとは

企業理念を叶えるための手段・構想。
企業理念に基づいて、顧客や内装、従業員などに「こう思って欲しい」を言葉にしたもの。

つまり、サロンの企業理念とサロンコンセプトを関係図にすると以下のようになります。

もちろん営業形態によっては「サロンコンセプト=企業理念」になることもありますが、このように理念ありきでサロンは成り立っています。
サロンコンセプト作りに入る前に、まずは企業理念について考えていきましょう。

「サロンコンセプト」を決める前に「企業理念」を考える

魅力的で他より選ばれるサロンになるためには、素敵な「サロンコンセプト」が必要。そして、サロンコンセプトにとって必要なものとは「企業理念」です。
企業理念の定義を見てみると、

企業・会社が最も大切にするべき、基本的な考え方。企業・会社の存在意義や価値観が含まれる。

とあります。大意義であるため、ポイントに絞って企業理念の内容を説明すると、

①ミッション
②ビジョン
③バリュー

この3つで企業理念が成り立っています。ひとつずつ解説していきましょう。

【ミッション】サロンとしての価値観・存在意義や目的

ミッションとはサロンの存在意義や社会的役割、サロンがどうなりたいのか目的を表すものです。例えばお客様の「かわいい」を助けるのか、お客様にとって「癒しの存在」でありたいのか、こうした部分の、サロンとしての考え方が集約されたものがミッション。
他のエステサロンとの差別化を図るためにもこのミッションが重要なキーワードとなります。自サロンにしかできない“役割”を、ここで考えていきましょう。

【ビジョン】サロンの目標や夢

ビジョンは、ミッションを踏まえた上で決定されるもの。サロンが目指す姿や夢を表すものとなります。将来的な構想や経営者のこだわりを詰めて、ビジョンをまとめていきます。

【バリュー】サロン内で共有する価値観やスタッフの方向性

バリューとは、サロン内で共有するサロンの価値観や、スタッフがどうあるべきかの方向性です。サロンコンセプトに深く通ずる部分で、企業理念の中でも「お客様に見える」ところでもあります。
例えばメニューの内容、お客様へのPR方法など、ビジョンを叶えるための具体的行動がバリューです。

いかがでしょうか。繰り返しになりますが、サロンの規模によってはサロンコンセプトと企業理念はイコールとなることもあります。しかし、本来は企業理念の上にサロンコンセプトがあるもの。企業理念があるからこそ、「どんなサロンになるのか」「お客様に対してどんなサービスを提供できるのか」を決めることができるのです。
「自サロンのコンセプトは十分浸透しているけれど、企業理念ってなんだろう?」となっているサロンは見直すいい機会です。サロンの土台・基本である企業理念を再認識してみましょう。

「サロンコンセプト」の作り方と、できた後の認知させ方

企業理念という土台を作ったら、いよいよサロンコンセプトを作ります。企業理念にも同じことが言えますが、経営者・経営陣だけで決めなくてはならないというわけではありません。
経営側がやりたいことを言語化して作っても、スタッフ間のミーティングで決定してもOK。魅力的なサロンになるために、よりよいコンセプトを作っていきましょう。

サロンコンセプトの作り方って?

企業理念で決定されたサロンの方針を分かりやすく言語化したものがサロンコンセプト。サロンの土台が企業理念であれば、サロンコンセプトは頼れる軸となります。
サロンコンセプトを作るためには、以下の材料となるものを用意しましょう。

①サロンのターゲット顧客
②サロンの約束・行動指針
③サロンベネフィット

こちらもひとつずつ、見ていきます。

①サロンのターゲット顧客

コンセプトを決める中で重要となるのがサロンのターゲット顧客。サロンの持つ雰囲気に合う客層であることはもちろん、それだけではお客様に「ささる」サロンにはなりません。
サロンへアクセスする交通手段や、サロンの立地条件、地域柄などを徹底的に調査し、サロンを利用しやすい客層を確実に掴んでおきましょう。その上で、ターゲットとなる具体的なペルソナ像を決めていきます。一例をあげれば、
「仕事でもプライベートでも自分を磨きたい、センスアップしたいと思っている20代~40代の女性」
このように詳細なターゲット像が望ましいです。

②サロンの約束・行動指針

サロンのターゲット顧客の基、サロンがお客様に対する約束やスタッフの行動指針を決めていきます。サロンが「やりたい」こととターゲット顧客が「求める」ことがイコールであるほど、お客様にとって魅力的なサロンとなりますよね。ここで、具体的なペルソナ像が活きてくるのです。例えば、
「最新の流行・トレンドを意識し、反映させたメニューや接客に努めます」
とあれば、先ほどのターゲット顧客に沿った内容となります。反対に、ターゲット顧客が学生や10代女性であるのに、あまりにも落ち着いた雰囲気と接客が徹底されたサロンでは、「敷居が高い」と思われてしまうことも。極端な例ですが、サロンコンセプトが運営に活かしきれていない、と感じるサロンは、この①と②の間にズレが生じているかもしれません。

③サロンベネフィット

あまり聞き馴染みのない言葉ですが「ベネフィット」とは、「利益・恩恵・便益」などを意味するマーケティング用語です。サロンベネフィットとは、「顧客がサロンから得られる良い効果」をさします。
言い換えれば、サロンが持つ「強み」がサロンベネフィット。例えばサロンが提供する価値には、
「マツエクだけでなくネイルも同時施術可能」
「平日夜遅くまで入店・施術可能」
「個室完備で他利用客の目を気にせず、リラックスして施術を受けられる」
といったものが挙げられます。このようにサロンが持つ強みをコンセプトに盛り込むことも重要です。この強みはサロンコンセプトの材料である①と②にも反映されるため、まずまとめておくと、サロンコンセプトの決定がスムーズにいくでしょう。

サロンコンセプトの周知方法とは?

サロンコンセプトができたら、サロン運営に携わる従業員すべてに周知させましょう。サロンコンセプトが決まるまでの過程やサロン規模で周知方法は異なりますが、

経営者からマネージャーへ、マネージャーから従業員へ…と伝達する

スタッフ全員参加のミーティングで決定・伝達する

これらが主流です。基本のサロンコンセプトはサロンの軸になるものとして守りながら、コンセプトに応じた行動指針などは、サロン周辺の環境や、実際の客層などで定期的に見直し・変更することが望ましいため、従業員全体に素早く確実に伝わる方法を考えましょう。

また、周知できた後も大切です。せっかく決めたサロンコンセプトですが、業務をこなすうちに忘れてしまったり、コンセプトから接客の方向性がズレてしまうことも。従業員人数が増えた際も新しく入ったアイリストにサロンコンセプトを伝え、浸透させたいものです。そこで、定期的に、コンセプトに応じた行動指針やテーマの設定をすることをおすすめします。
とあるサロンのコンセプトテーマの周知・確認例をご紹介しましょう。

・サロンコンセプトに応じた「今月のテーマ」などの決定
月に1度、スタッフ全員参加のミーティングで決定
・周知方法
ミーティング内で発表、バックヤードに掲示
・確認方法
始業前ミーティングで日々声に出して確認

このように、コンセプトの決定と周知・確認方法を決めておくと伝え漏れがなく、全従業員にサロンの考え方が浸透できそうですね。他サロンでは、定期的に従業員へ向けてテストを設けて企業理念・サロンコンセプトを確認しているところもありました。
業務が忙しいこと自体悪いことではないのですが、経営がスムーズであるときこそ、「なんのためにサロンがあるのか」を見つめなおすのは大切です。また、施術・接客ともに頑張っているけれど、なんとなく運営がうまくいかない…というときも、サロンコンセプトに立ち戻り、今一度サロンの社会的存在意義を考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

マツエクサロンをはじめとする、美容業界のサロン。今注目の高い業界であるからこそ、多数のライバル店が存在し、サロンには業界で生き抜く力が求められています。その中で、他とは違う自サロンにしかない「メリット」や「魅力」をお客様に訴えられるのが、サロンコンセプトです。自サロンの持つ強みや従業員の考え方、お客様が求めるものをじっくり考えて、サロンコンセプトを作っていきましょう。181203E3s

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