【連載】マツエクの基礎をおさらい|その③装着のスピードと安全を両立させるコツ

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【連載】マツエクの基礎をおさらい|その③装着のスピードと安全を両立させるコツ

マツエクの基礎をおさらいする連載の第3弾となる今回のテーマは、装着のスピードと安全性の両立。施術中の無駄な動作を見直し、事故を防ぐ徹底した安全管理は、お客様に信頼していただくうえで欠かせない要素です。また、サロンの回転効率を担保するためにも欠かせません。そこで、エクステの装着を的確かつスピーディーに装着するコツをはじめ、目安にしたい施術時間からよくあるQ&Aまで、サロンワークで役立つノウハウを解説します。

スピードと安全性の両立はお客様の満足度に直結する!

【連載】マツエクの基礎をおさらい|その③装着のスピードと安全を両立させるコツ

施術のスピードと安全性は、単なる作業効率の問題ではなく、お客様の満足度も左右する大切な要素です。施術時間を短縮できれば、長時間、目を閉じたままのお客様の負担を軽減し、貴重な時間を無駄にせずにすみます。しかし、どれだけ手際が良くても、テープワークの丁寧さや装着の正確さといった技術面が伴っていないと、トラブルやモチの悪さを引き起こしかねません。サロンの信頼性ダウンにつながるため、細心の注意が必要です。

だからといって、安全を意識するあまり施術時間が長引きすぎると、お客様に「疲れてしまった」「予定が崩れた」というマイナスの印象を与えてしまうこともあります。また、次のお客様をお待たせすることにもなり、サロン全体の印象悪化を招くリスクすらあるのです。

確かな安全管理のもとで無駄のないスムーズな施術を提供できてこそ、お客様は安心して身を委ねられ、指名やリピートへとつながります。速くて安全、そして美しい施術の提供こそが、顧客満足度を向上させるカギとなるのです。

どのくらいの時間が目安?マツエク施術の流れをおさらい

【連載】マツエクの基礎をおさらい|その③装着のスピードと安全を両立させるコツ

マツエクの施術では、どの工程にどれくらいの時間をかけて良いのか、目安となる時間をチェックしていきましょう。

  • カウンセリング:15分(デザイン決め込み)
  • 施術:80本/30~40分、100本/40~50分、120本/50~60分、140本/60~70分、180本/70~80分
  • アフターフォロー:5分

装着する本数やアイデザイナーの技量によっても異なりますが、カウンセリングからアフターフォローまでを含め、50〜90分程度が予約枠の目安です。新規のお客様の場合は、カウンセリングに時間がかかることも考えられるため、余裕をもった予約枠を確保しておくといった工夫も押さえておきたいポイント。

新人研修の時点で、あらかじめ制限時間を設定し、時間枠内に収める練習を徹底してからサロンワークに入るといった方法もあります。また、施術をしながら店販のご案内をする、注意事項をお伝えするなど、時間を有効活用することも大切です。

では、設定時間内に収めつつ仕上がりを高めるには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。安全性とスピードを両立させる具体的な技術面におけるポイントを見ていきましょう。

マツエク施術のスピードと安全性を両立させる具体的なコツ

【連載】マツエクの基礎をおさらい|その③装着のスピードと安全を両立させるコツ

マツエクの施術でスピードと安全性を両立させるためには、主に以下の項目を徹底することが大切です。項目ごとに練習を重ね、常に同じクオリティーで施術を提供できるようにしておきましょう。

  • テープワークの徹底マスター
  • 装着するまつげ・位置の選定
  • グルーの適量の見極め

テープワークの徹底マスター

施術の土台となる工程がテープワークです。前回の連載でもご紹介した通り、丁寧なテープワークで自まつげの根元を見えやすくし、下まつげの巻き込みを防ぐことが、施術全体のスピードアップと安全の確保につながります。

適切な位置へのアッパーテープやアンダーテープの貼り方は、施術のしやすさを大きく左右する工程です。詳しい手順やポイントは、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

▼テープワークのポイント

装着するまつげ・位置の選定

テープワークを終えたら、いよいよエクステの装着に入ります。

装着対象となるのは、グルーやエクステの重さに耐えられるだけの十分な長さと太さがある、成長期の終わり~退行期の始まりの自まつげです。全体の中で太く長い自まつげを基準にし、そこから1〜2mm程度の差であれば装着対象として問題ありません。抜け落ちやすい休止期の毛や、モチの悪さ・デザインのばらつきにつながる成長途中の毛への装着は避けましょう。

また、美しい仕上がりと安全性を担保するために、装着位置に配慮することも大切です。自まつげの根元から1〜1.5mmほど離した位置に揃えて装着することで、沁みや違和感を防ぎ、美しい毛先のラインに仕上がります。

グルーの適量の見極め

グルーの塗布量は、施術スピードとモチの両方に大きく影響します。量が多すぎると自まつげへなじませるのに余計な時間がかかり、仕上がりも太く見えてしまいがちです。反対に少なすぎると接着力が不足し、モチの悪さの原因になります。

目指したい適量は、接着幅より少し短い範囲までグルーで覆い、エクステの根元とその少し上に2つのグルーの玉ができている状態です。エクステへのグルーの付け方は、グルードームの上部から垂直に差し込み、そのまま同じ角度でまっすぐ引き抜きます。この方法で少ない場合には、エクステをグルードームから抜き取る際に、ドームの下側からくぐらせ、スプーンで液をすくうように手前に引き上げてみてください。

エクステ装着のスピードと安全の両立に関するよくあるQ&A

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最後に、エクステ装着のスピードと安全の両立に関するよくあるQ&Aをまとめました。

Q1:施術スピードを早くするために、とにかく速乾性の高いグルーに変えても大丈夫ですか?

自身の施術スピードに合っていない速乾グルーを使うのは避けましょう。自まつげへ装着する前にグルーの表面が乾いてしまい、目元への刺激やモチの悪さの原因となることがあります。まずは現在の施術スピードに合う硬化速度のグルーを選び、上達に合わせて段階的に変えていきましょう。

Q2:目標時間内に施術が終わりそうにない(押しそうな)場合、どう対応すべきですか?

安全面を雑にして時間を巻くのは避けましょう。万が一遅れそうな場合は、「申し訳ございません、今日は〇時までの予定でしたが、△時までお時間よろしいですか」などと、お客様のお時間の都合を確認し、施術が長引くことを正直にお伝えしましょう。もしも、次に予約が入っている場合は、手の速いスタッフに施術を代わってもらう、それが叶わない場合には、お客様に待っていただくしかありません。

こういった事態を防ぐためにも、時間に余裕をもった予約枠を確保する、予約時間内に施術が終えられる練習を徹底することが大切です。

Q3:施術スピードを速くするために、お客様の枕元にグルーを置くのはありですか?

施術中、頭の位置を微調整したり、眠っていることで予期せぬ動きをしたりといったケースもよくあります。万が一、髪の毛にグルーが付着したり床にこぼれたりすると、拭き取りややり直しの対応に追われ、かえって大幅なタイムロスが生じることも。目元への安全面はもちろん、無駄なロスを防ぐためにも、グルーは必ずワゴンや専用トレーなどの安定した場所に置きましょう。

Q4:施術時間を縮めるために、一番見直すべき工程はどこですか?

タイムロスを生みやすい点が、次に装着する自まつげを迷う時間です。「目尻から順番に付ける」「健康な毛から優先して付ける」といった自分なりの装着ルールを作っておくことで、迷う時間を大幅に短縮できます。また、瞬時に目的の毛を選定できるよう、かき分けの練習を徹底することも大切です。毛が見やすく選びやすい状態を作るためにも、土台となるテープワークの正確さも今一度見直してみましょう。

さらに、自身がどの工程で時間がかかっているのかを改めて見直すことも大切です。練習で各工程のタイムをはかり、苦手な部分をピンポイントで練習していくことが、確実なスピードアップへとつながります。

まとめ

マツエクの施術では、テープワーク、装着する自まつげの選定や位置決め、グルーの適量の見極めといった複数のポイントをひとつひとつ徹底して行う必要があります。アイデザイナーによって得意・不得意な工程は異なるため、今回ご紹介したコツを参考に、日頃から練習を重ねましょう。スピードと安全性を両立できれば、仕上がりの美しさやモチも向上し、自然とリピート率アップにもつながるはずです。

▼【連載】マツエク技術の基礎|その②はこちら

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