【マツパは何歳〜OK?】まつ毛パーマは何歳からできる?中学生・高校生がマツパやマツエクをするとデメリットも

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20~30代を中心に人気を集めている、まつ毛パーマやマツエク。

しかし最近、施術に興味を持つ中高生から、サロンに問い合わせが寄せられるケースが増えています。
その対応はサロンによって異なり、中には施術を18歳以上に限定しているサロンも。

実際のところ、まつ毛パーマやマツエクは何歳から始めてよいのか、疑問に思う方も多いはず。
また、中高生が施術をする場合のデメリットも気になりますよね。

今回は、中学生・高校生にまつ毛パーマやマツエクの施術する前に知っておきたいことや注意点をまとめてご紹介します。

まつ毛パーマ・マツエクは何歳からできる?

最近は、メイクをしているおしゃれな中高生も珍しくありません。
そんな若者たちが、まつ毛パーマやマツエクに興味を持つのは、ごく自然な流れと言えるでしょう。

では実際に施術をするのは、何歳からOKなのでしょうか。

“18歳以上”を条件にしているサロンが多い

結論から言えば、まつ毛パーマやマツエクの施術に、厳密な年齢制限はありません。
そのため、中高生などの未成年者が来店した場合、施術を行うかどうかはサロン側に判断がゆだねられています。

つまり、理論上は「何歳でも施術可能」です。
しかし、18歳未満への施術を行っていないサロンは多く見られます

多くのサロンがマツパ・マツエクを18歳以上からにしている2つの理由

まつ毛パーマやマツエクの施術を18歳以上からとしているサロンが多い理由として、以下のような点が挙げられます。

  • 健康上のリスクがあるため
  • 施術中や施術後のトラブルを防ぐため

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

理由その①:健康上のリスクがあるため 

まつ毛パーマやマツエクの施術には、ラッシュリフト剤やグルーなどの薬剤が欠かせません。
体質によっては、薬剤が原因で肌荒れや目の異常などのアレルギー症状が起こる可能性があります。

18歳未満は成長期であり、肌がとてもデリケート。
そのため、大人よりも特別な配慮が必要です。

薬剤で起こるアレルギーに関しての詳しい情報は、以下の過去記事もチェックしてみてくださいね。

理由その②:施術中や施術後のトラブルを防ぐため

マツパやマツエクの施術は、通常1時間ほどかかります。
その間、目を閉じて仰向けに寝ている必要がありますが、18歳未満だとじっとしているのが難しいケースも。

施術中にうっかり動いたり、目を開けてしまったりすると、薬剤が目に入る危険性があります。

また、無事施術が終わったとしても、日常的なケアや注意点についての説明を、本人がきちんと理解できるのかも重要。
無意識に目をこすったり、うつぶせで眠ってしまったりして、施術後のまつ毛にダメージを与えてしまうかもしれませんよね。

“18歳”という年齢は、“自分で責任のとれる年齢”“説明を理解できる年齢”の目安と考えてよいでしょう。

中学生や高校生に施術をする場合、サロンはどう対応すればよい?

では実際に、中高生からの予約や問い合わせがあった場合、サロンはどのような対応をすればよいのでしょうか。

中学生や高校生などの未成年者に施術をする際に大切なことは、以下の2つが挙げられます。

  • 年齢確認を厳密に行う
  • 保護者の同意をもらう

では、それぞれを具体的に見てみましょう。

年齢確認を厳密に行う

予約や問い合わせが入った場合は、必ず本人の年齢を確認しましょう。
ただ、電話でサロンに直接問い合わせがあったら、“声”で判断するしかありません。

声色での判断は難しいかもしれませんが、言葉遣いや対応、質問の内容などから少しでも「未成年かも?」と思う場合は、必ず年齢確認を実施することをおすすめします。

保護者の同意をもらう

施術の際は、できるだけ保護者の同席をお願いしましょう。
一連のプロセスに付き添ってもらい、施術内容について保護者に同意・納得していただくことが大切です。

同席が難しい場合は、来店時に保護者の同意書を提出してもらうことを徹底してください。
ネット予約を受け付けている場合は、予約画面に未成年向けの注意書きを掲載すると◎。
文面は“未成年のお客様は、保護者の同意書が必要です。来店時に記入済みの同意書をご持参ください。”のような内容がおすすめです。

あらかじめ同意書の書式(PDF形式など)をサイトからダウンロードできるようにしておけば、やりとりがスムーズですよ。

どうして保護者の同意が必要なの?

民法では、未成年者が保護者の同意なしに結んだ契約は、基本的にいつでも取り消すことが可能とされています。
実際の民法の条文を見てみましょう。

第五条 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
2 前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。

引用元:総務省行政管理局・行政情報ポータルサイト「e_Gov」

同意書なしで未成年者に施術した場合、万一保護者からクレームが入って契約を取り消されると、施術後であっても全額返金になる可能性があります

そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、必ず保護者の同意を得るようにしましょう。

中学生や高校生がまつ毛パーマ・マツエクをするリスク4つ

中高生にまつ毛パーマやマツエクを施術する場合、次のようなリスクが考えられます。

  • 自まつ毛へのダメージ
  • 肌トラブル
  • 眼球や視力への悪影響
  • 学校生活でバレる

それぞれのリスクについて詳しく解説していきましょう。

リスクその①:自まつ毛へのダメージ

これは中学生や高校生に限ったことではありませんが、自まつ毛へのダメージは避けられません。

まつ毛パーマにはラッシュリフト剤を、マツエクにはグルーを使用します。
いずれも人体への安全性を考慮して商品化されている前提ですが、リスクはゼロではありません

薬剤を使う以上、自まつ毛への負担やダメージで、自まつ毛が痛んでしまうのは仕方のないことだと言えるでしょう。

リスクその②:肌トラブル

ラッシュリフト剤やグルーの影響で、体質によっては目元に肌荒れなどのアレルギー症状を起こす可能性も。

これも先に説明した自まつ毛が痛むことと同様に、年齢に関係なく誰にでも起こり得るトラブルと言えるでしょう。

リスクその③:眼球や視力への悪影響

マツエクに使われるグルーや、取れかけたマツエクが原因となって、角膜に傷がつくこともあります。
重症化すると、目の痛みや違和感、充血などが起こるだけでなく、最悪の場合、視力が低下したり、失明したりする危険性も。

中高生と言えば、学校での授業に加え、受験を控えて勉強している学生も多い年代。
眼球や視力のトラブルは、そうした学生生活に深刻な影響をもたらします。

リスクその④:学校生活でバレる

学校の校則でメイクが禁止されている場合、まつ毛パーマやマツエクもメイクに該当する可能性も

学校で先生にバレてしまうと、直さなければならなくなってしまうこともあるでしょう。

マツパやマツエクを中学生・高校生に施術する際の4つのポイント

では、中高生に施術を行う際は、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。
実際に施術経験のあるアイリストに、施術の際に注意するべきポイントを聞いてみました。

ポイント①:校則を確認する

学校によっては、校則で学生のメイクを禁じている場合があります。
ただし、まつ毛パーマやマツエクが“メイク”に含まれるかどうかは微妙なところで、「バレなければOK」という解釈をする人も。

施術後学校でトラブルにならないためにも、本人に校則の内容を確認しておきましょう。

もし「バレないように施術したい」という要望があった場合は、あえてマツエクの長さや太さをランダムにして、人工感が出ないようにナチュラルに仕上げてあげると◎。

ナチュラルなデザインについての詳しい解説は、以下の過去記事を参考にしてみてください。

ポイント②:自まつ毛に配慮してデザインを選定する

まつ毛パーマやマツエクの施術は、自まつ毛に負担がかかります。
マツエクの場合、装着する本数は自まつ毛の本数の範囲内におさめ、太さや長さに無理がないかどうか、慎重に選定してあげましょう。

ポイント③:部活動などにも配慮する

特に運動部で活動している中高生の場合、汗をふくときに目の周辺をこすってしまうことも。
まつ毛パーマやマツエクの持ちをよくするためにも、こすらないようにすることはきちんと伝えましょう

日常的なケアの方法も丁寧にアドバイスしてあげると喜ばれますよ。

ポイント④:施術した際のデメリットも伝える

まつ毛パーマやマツエクはメリットはもちろんのこと、デメリットも付きもの。
デメリットやリスクもきちんと伝えることで、施術後のギャップを最小限にすることができるといいですね。

まつ毛パーマやマツエクを中高生に施術する際は十分注意して!

若い世代がまつ毛パーマやマツエクに興味を持ってくれるのは、本来とても嬉しいこと。
若者たちがアイメイクシーンを盛り上げてくれるのはもちろん、将来優秀なアイリストになって活躍してくれる可能性もあるからです。

だからこそ、中高生にはまつ毛パーマやマツエクの楽しさだけでなく、リスクも含めた正しい知識を伝えていきましょう。

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