マツエク施術に管理美容師免許は必要?持ってるほうがプラス・採用の際有利って本当?

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マツエクサロンを運営するための免許のひとつに、管理美容師免許があります。「管理美容師ってどんな資格なの?」「マツエク施術に管理美容師免許は必要?」「持っていると有利になるって噂!」などという声がBeauté編集部に寄せられました。そんな声を受けて、今回は管理美容師免許について詳しくご紹介していきます。キャリアアップを目指す人や、近い将来開業を視野に入れている人必見です。

管理美容師免許は必要?

まずは、あまり聞きなれない管理美容師について詳しくチェックしていきましょう。

管理美容師とはどんな資格?

マツエク施術に必要な資格は、基本的に美容師免許のみ。管理美容師の資格がなくてもアイリストとして働くことはできます。管理美容師とは、マツエクサロンで施術常務が衛生的に行われるよう管理する責任者的役割を担う人のことです。美容師法・理容師法において、店舗で施術を行うアイリストが2名以上いる場合、店舗ごとに最低1人以上管理美容師の資格保持者がいるのが必須条件。つまり、従業員を雇わずに開業するサロン以外には、必ず管理美容師の免許保有者が勤務している必要があるのです。

知っておこう!管理美容師の必要性

管理美容師は、サロン内で取り扱う器具や設備の衛生管理のほか、サロンで働く従業員の健康状態の管理を行うのも仕事。アイリストとしての業務と並行して、サロン内の管理業務も求められることとなります。法律で定められているという理由に加えて、

サロンを衛生的に管理し安全に運営する

お客様への安心感につながる

といったことが、管理美容師をおく必要性であることを理解しておきましょう。
美容師免許や民間アイリスト資格以外の資格についてはこちらが参考になります。

管理美容師免許の取得方法とは?

続いて、管理美容師免許の取得方法について把握しておきましょう。

管理美容師資格認定講習会の受講が必要

管理美容師資格を得るためには、「公益財団法人理容師美容師試験研修センター」が主催している「管理美容師資格認定講習会」を受講する必要があります。管理美容師資格認定講習会は3日間開催され、全ての日程に参加しなくてはならず、場合によってはサロンをお休みしなくてはならないかもしれません。参加したい都道府県により開催日が異なるため、前もって確認しておく必要があるでしょう。

管理美容師の受講資格

理容師または美容師免許を取得したのち、実際に美容所登録されているサロンで3年以上業務に従事していること


管理美容師資格認定講習会の実施日程

年に2回(都道府県により開催時期は異なる)


資格取得までの流れ

1.WEBもしくは郵送で講習会にエントリー

2.書類一式を用意して申し込み

3.正式に受付られたら受講者票が届く

4.3日間で14時間の研修を受ける

5.従事する美容所の衛生状況の調査と改善計画の提出

6.講習の成果があったと判断された場合、修了証書の交付


講習の受講料

18,000円


申し込み書類

◆受講申込書

◆美容師免許のコピー

◆業務従事証明書

◆3ヶ月以内に撮影した顔写真(縦4.5㎝、横3.5㎝)

上記の流れを踏んで講習を受ければ、管理美容師になることができます。3日間の講習のうち、4時間は公衆衛生についての講習、14時間は「理・美容所の衛生管理」についての講習です。サロンの衛生を任される立場になる可能性があることを肝に銘じ、しっかりと学ぶ必要があるでしょう。

管理美容師免許、持っていることはプラスになる?

管理美容師の資格を取得しておくことは、アイリストにとってプラスとなるのでしょうか。詳しくチェックしていきましょう。

管理美容師免許を取得しておくべきなのはこんな人!

現在サロン勤務しているアイリストの中で、管理美容師免許を取得しておくべき人は

□今後サロンを管理する役職を目指す人

□いずれ開業したいと考えている人

エクステサロン勤務の場合でも、今後キャリアアップしてサロンを管理する役職に就きたい場合や、いずれ開業を視野に入れている場合には、管理美容師免許を保有しておくことがプラスになるでしょう。今すぐには必要なくても、チェーン店展開しているサロンなら新店舗をオープンする際に管理美容師免許を保有していることで、新店の管理者として抜擢されることもあるかもしれません。キャリアアップのステップのひとつとして、管理美容師免許の取得を検討するのもいいでしょう。
また、特に2人以上アイリストの在籍するマツエクサロンを開業したいと考えている場合は、管理美容師免許保有者が必須です。管理美容師の資格保有者を雇って対応することもできますが、その人が辞めてしまった場合、営業すること自体ができなくなります。自ら管理美容師免許を取得しておくのが安心です。アイリスト1人だけの小規模サロンの場合であっても、サロン管理の基本知識を学ぶことができるため、取得しておいて損はないでしょう。お客様の安心につながる可能性もあるかもしれません。

管理美容師免許が採用に有利になることもある!

次に、転職活動という側面で管理美容師について考えてみましょう。就職したいサロンが管理美容師の資格保有者を募集している場合、美容師免許だけ保有している人は対象外。管理美容師の資格が転職に有利になることがあります。
また、管理美容師免許を保有しているということは、少なくとも3年以上の実務経験があるということです。通常の施術業務に加え、サロン管理という視点を持っているアイリストなら、即戦力である可能性も高いと考える経営者も少なくないよう。管理美容師の資格が採用するかどうかの判断材料のひとつになることは、十分考えられるでしょう。

転職時期のベストタイミングについてはこちらが参考になります。

転職事情についてはこちらをチェックしてみてください。

まとめ

管理美容師免許は、転職活動やキャリアアップになくてはならないものというわけではありません。しかし、資格や知識は、持っていてマイナスになるものではないでしょう。さらなるキャリアアップを目指す人や開業を考えている人は、管理美容師免許を取得してサロン管理についての知識を深めるのもいいかもしれません。200205Ess

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