【売上アップだけじゃない!?】アイリストが指名料を設定するメリットデメリット

この記事をシェアする

お客様がアイリストを指名する際にいただく指名料。設定しているマツエクサロンも多いですが、指名料がお客様にとってどのように受け止められているのか気になる、というサロンの声もあります。今回は、お客様にとって、またアイリストにとって、指名料はどのように受け止められているのか考えていきます。果たして担当する際に指名料は必要なのか?指名料を設定するにあたってのメリット、デメリットをまとめました。

指名料があるサロンは多い?

引用元:photoAC

マツエクサロンで指名料を設定しているサロンは少なくありません。美容業界全体で見ても、ヘアサロンやリラクゼーションサロンなど、指名料を設定しているサロンは多いです。

指名料を設定しているマツエクサロンの傾向

チェーン展開しているマツエクサロンや、アイリストの人数が多いマツエクサロンでは指名料を設定している店舗が多い傾向にあります。指名料については定額というサロンもあれば、アイリストによって指名料が異なるサロンもあります。指名料の金額については数百円から、というサロンが多いようです。アイリストによって指名料に変化を持たせているサロンでは、アイリストの経験、資格、キャリアによって指名料を設定しているようです。

指名料を設定していないサロンの傾向

個人で経営されているサロンや、少人数で運営しているサロンでは、大人数で運営されているサロンと比べると、指名料を設定しているサロンは少ない傾向にあるようです。

指名料がかからないことを売りにしているサロンもある

指名料はお客様にとっては出費です。担当アイリストを指名しなければかかることのない費用なので、「本来は施術料だけで済むところ、余分に金額を支払っている」というイメージを持つお客様もいます。
そういったお客様を取り込む目的として、担当アイリストを指名しても指名料は発生しません、とあえてうたい、店舗の特徴として売り出しているケースもあります。低価格にこだわるお客様は指名料がないサロンを選ぶケースが多いようです。

スタッフにとっての指名料の目的って?メリットデメリットは?

引用元:photoAC

指名料を設定する、しない、はサロン側の自由です。お客様にとって、施術料金が高くならないよう指名料は設定しない、というサロンもありますが、あえて指名料を設定しているサロンにはどのような目的があるのでしょうか?メリット、デメリットも合わせてまとめました。

サロンの売り上げアップのため

指名料を設定すると、施術料金の他にも収入源ができるので、サロンの売り上げベースがアップします。このように売り上げアップを目的に指名料を設定していることがあります。

アイリストのモチベーションアップのため

指名料がアイリストへのインセンティブとなっているサロンは多くあります。

・指名料の全額がアイリストの収入になる

・指名料の一部がアイリストの収入になる

このようなルールがあるサロンでは、アイリストにとってお客様から担当を指名されるということは、直接の収入アップにつながります。
サロン全体で、指名が入るよう努力するアイリストが増えるので、アイリストのモチベーションを上げるために指名料を設定しているサロンは多くあります。アイリストのキャリアにより指名料がアップするサロンもあり、その幅は数百円~から1,000円以上の場合も。指名料がキャリアによって上がる仕組みは、キャリアアップを目指して技術を磨くアイリストが増えるため、店舗全体のスキルアップにつながります。

アイリストの責任感アップのため

お客様が指名料を支払ってまで「自分」に施術を任せてくれている、とアイリストが認識することは、施術や仕上がりに対しての責任をより強く感じることにつながります。ひいては、指名料を設定することは、アイリストひとりひとりがお客様から次回また指名してもらえるよう、より気持ちのこもった施術、接客をすることにつながります。指名料の設定は技術面のみでなく、接客面でも丁寧な対応を心掛けるきっかけになるのです。

サロンが指名料を設定するデメリット

上記のように、指名料を設定する「目的」はそのままサロンのメリットとなりますが、指名料を設定するデメリットにはどのような点があるでしょうか。

・指名の有無によりアイリストの収入に差がでる
たとえば、指名料がアイリストへのインセンティブとなっているサロンの場合は、指名のあり、なし、によりアイリストの収入に差がでます。担当を指名されることが多いアイリストにとってはモチベーションになりますが、指名が少ないアイリストや伸び悩んでいるアイリストにとっては、逆にモチベーションダウンのきっかけになってしまうことがあります。
・指名が偏ると仕事量に差が出る
指名が偏り、忙しいアイリストとそうでないアイリスト間で仕事量に差が出てしまうこともあるようです。アイリスト間での競争が激しくなることはメリットでもあり、デメリットにもなります。

お客様にとって指名料ってどんなメリット、デメリットがあるの?

お客様にとっては、「指名料はない方がありがたい!」という意見が多そうですが、技術力の高さの基準と見る方も多いのではないでしょうか。お客様にとっての指名料のメリットをまとめました。

指名料は技術の保障になる

お客様は指名料を支払うことで、自分が指名した信頼するアイリストから、確かな施術を受けられる、というメリットがあります。
新規のお客様の場合、指名料がある=技術力がある、という目安となるため、初めてのサロンでも安心して施術を任せることができます。リピーターのお客様の場合、「前回施術してもらって良かったから今回も同じアイリストに施術してもらう」というパターンが多く、お客様は前回のように満足のいく施術をしてもらえるであろう、と安心を得ることができます。

いつも同じ人にお願いすることができ信頼関係を築きやすい

会って間もないアイリストとデザインの相談をするのは緊張する…というお客様も多くいます。指名制で毎回同じアイリストが担当することで、お客様は安心感を得ることができます。相性が良いアイリストや、自分のまつげのクセや、デザインの好みを熟知してくれているアイリストであれば、会話がしやすくデザインの相談をしやすい、というメリットもあります。

指名料を設定するデメリットは?

・思い通りに仕上がらなかったときの落胆が大きい
お客様は「このアイリストさんなら信頼できる!」と期待して、料金を支払い、担当アイリストを指名しているので、期待通りの仕上がりにならなかったときの落胆は大きくなります。
・指名料が上がると離れていくお客様もいる
いつも担当しているアイリストの指名料が昇格やスキルアップなどで上がってしまった場合、そのまま出費が増えてしまうことになるので、サロンからお客様が離れていってしまうきっかけになるという場合もあるそうです。

まとめ

担当アイリストの指名料の設定はサロンの判断により異なりますが、設定した場合、サロン側にとっては売上アップや、アイリストのやりがいにつながるポイントが利点としてあげられます。お客様にとっては確かな技術の保障や、安心感を得るきっかけとなります。指名料の設定にはデメリットもありますが、お客様、マツエクサロン、双方にとってメリットにつながる面も大いにあると言えるでしょう。
200125Ems

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

この記事をシェアする