【応用編記事】苦手な人多数!下まつげエクステのテープ貼りを極めよう

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テープワークについては、これまで何度もBeautéで解説してきました。しかし今でも苦手という声が多いのが、下まつげエクステでのテープ貼りです。今回は苦手を克服してもらうべく、下まつげエクステで特に苦手なアイリストが多い“まぶたが分厚い方へのテープワーク”を画像付きで解説!コツをおさえたテープ貼りを極めれば、マツエク施術がぐんとスムーズに。ぜひテープワークを得意なものにしていきましょう。

下まつげエクステのテープのコツをおさらい

下まつげのエクステについて、まずはおさらいをしてみましょう。

上まつげの固定

アッパーテープを貼るときには、上まつげの施術時よりもしっかりとまぶたを引き上げることがポイントです。ただし目が開いてしまうのはNG!目が開かない程度に、上まぶたを引き上げるようにしましょう。
そして下まつげのマツエクを希望するお客様は、上まつげとセットの場合が多いものです。施術の流れは、上まつげ→下まつげの順になるため、エクステが装着された状態の上まつげをテープで固定する必要があります。しかしテープをそのまま上まつげに貼ってしまうと、粘着部分とエクステがくっついてしまい、せっかくのデザインが乱れてしまうことも。

そうならないために、長いテープと短いテープの粘着部分を貼り合わせ絆創膏のような保護テープを作ると良いでしょう。短いテープの長さは、上まつげの幅より少しだけ長くしておきます。短いテープの粘着部分の逆側が上まつげのエクステに当たるように、保護テープを貼れば完成です。

下まぶたへのテープ貼り

まずは下まぶたを少し引き下げるようにして、テープを貼ります。写真のような状態です。このときにベビー綿棒で下まつげをおさえながらテープを貼ると、まつげを巻き込まずにテープが貼れます。2枚のテープの上からサージカルテープを貼れば、完成。このとき上まぶたと下まぶたの粘膜が、割りばしのように見えていることが重要な確認ポイントです。

基本の下まつげエクステでのテープ貼りは以上です。しかし常にスムーズにテープ貼りができるわけではありません。なかには基本のテープ貼りをしても、自まつげが確認しにくい目元も。特に苦手という声が多い、まぶたが分厚い方への下まつげ施術でのテープワークのコツを説明していきましょう。

まぶたの分厚い方のテープが苦手な方必見!画像解説

下まつげのマツエク施術では、テープ貼りが上手くできていないことがよくあります。上まつげのみマツエクをされるお客様が圧倒的に多く、多くのアイリストが経験を積みにくいのも事実…。しかし仕上がりの悪さや時間延長などの不手際があった際に、お客様に対してアイリストの経験不足を理由にすることはあってはなりません。下まつげマツエクのオーダーをいついただいても良いように、下まつげ施術のテープ貼りを練習しておきましょう。

今回は特に苦手な人が多い、まぶたの分厚い方へのテープワークを解説していきます。まぶたが分厚い方の場合、生え際が見えない・貼ったテープに自まつげがくっついてしまうといった状態になってしまうことも。そうならないためのコツをおさえていきましょう。

まぶたの分厚い方でのテープ貼りでよくあるNG例

まずは、してしまいがちなNG例から紹介していきましょう。NG例のようなテープ貼りになってしまうと、マツエク施術がしにくくなってしまいます。

こちらの写真はまぶたが分厚い方でしてしまいがちなNGテープワークです。まぶたが分厚い人の場合、いつもどおりにテープ貼りをすると、写真のように下まつげがほぼ確認できない状態になってしまいます。一見すると「お客様の下まつげがまばらなのかな?」と感じてしまいますが、こちらのモデルさんは自まつげの長さも量も十分ある目の方なのです。

さらに、こちらは施術者側から見た写真です。自まつげの生え際が確認できず産毛や短い毛をかき分けるのもこのままでは難しくなってしまいます。もしこのままマツエク施術をしてしまうと、エクステ装着位置がばらばらになってしまうことでしょう。

どのようなテープ貼りが正解かと言うと、下の写真のような状態です。

まぶたの粘膜や自まつげの生え際がしっかりと確認できるテープ貼りになっています。まぶたが分厚い方へのテープワークは、工夫次第で大きく仕上がりが異なるのです。

まぶたが分厚い方でのテープ貼りのコツ

簡単作業に思えるテープ貼り。しかしそこにもおさえておくべき、コツがあります。

まぶたを引っ張ってテープを貼る

まぶたが分厚い方の場合、しっかりとまぶたを引っ張ることで自まつげの生え際を見えやすくすることができます。「そんなこと当たり前!」と思った方もいるかもしれませんね。しかし上まぶたも下まぶたもどちらも引っ張れているでしょうか。実はどちらかのまぶただけを引っ張ってしまっている人も多いのです。

まずは写真のように上の自まつげの生え際がよく見える状態まで、上まぶたをしっかりと引き上げます。上まぶたの粘膜も見える状態にしておくことが、まぶたが分厚い方の場合特に重要です。
テープでまぶたを引っ張ると一般的に、

まぶたの薄い方:目が開きやすい
まぶたの分厚い方:目が開きにくい

という特徴があります。そのためまぶたが分厚い方では、思いの外まぶたを引っ張っても大丈夫。しかしこのときに注意しておきたいのが、後で下まぶたも引き下げるということです。

 

上下のまぶたが分厚い方の場合、下まぶたも写真のように引き下げてテープを貼る必要があります。そのため上まぶたを引き上げてテープ貼りをする時点で、下まぶたの引き下げも計算しておく必要があるのです。
まぶたが分厚い方であっても、上下のまぶた両方を目いっぱい引っ張ってしまうと、目が開いてしまいます目が開いた状態のテープワークは、最も危険!はじめは、どれくらい引き上げて引き下げるのがベストか分からないでしょう。そこは練習あるのみです。下まぶたのテープ貼りが終わってから目が開いていることに気づいたら、下まぶただけでなく上まぶたのテープで調整することも検討しましょう。

テープ貼りで下まつげの角度を調整

下まつげがペタンとねている目元・前に突き出るようになっている目元など、下まつげの角度は人それぞれです。しかし下まつげの角度が極端であると、エクステの装着がしにくくなってしまいます。そこでテープ貼りによって、下まつげの角度を調整するようにしてみましょう。
前に突き出るような下まつげでは、下まぶたの引き下げを強くすることで、施術しやすい角度にします。一方まぶたに沿うような下まつげの場合、下まぶたではなく上まぶたを引き上げることで下まつげの角度を変えずにすみます。
まぶたが分厚い方では、どちらかというと下まつげが前に出ている人が多いでしょう。しかし自まつげの生え方はまぶたに沿う形だった、ということもあります。下まぶたを引き下げてみて、自まつげが下がりすぎるようなら、上まぶたを引き上げて調整することをおすすめします。

上下のテープ貼りが終わったら、エクステ装着に移る前に、テープ貼りの状態が良いか確認することが大切。

確認するポイントは、

上下の粘膜が見えているか
目が開いていないか

この2つです。テープ貼りは、スムーズな施術に繋がる重要な工程。コツをおさえて、自分が施術のしやすいテープ貼り、そしてお客様が快適なテープ貼りを極めましょう。

まとめ

まぶたが分厚い方での下まつげ施術時のテープ貼りのコツは、「上下まぶたを引っ張る」「テープの引っ張り具合で下まつげの角度を調節する」です。2つのポイントをおさえて、練習を重ねてみてください。きっとテープワークが得意になりますよ。

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