美しい目元のために!マツエクユーザー向けのまぶたの日焼け対策と注意点

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日焼け止めの効果を最大限に発揮するためには、露出している肌全体に塗布するのがおすすめです。しかし、塗り忘れられがちなのが“まぶた”。もちろんマツエクユーザーもまぶたまで日焼け止めを塗り、紫外線対策をするのがおすすめです。しかし、マツエクに日焼け止めがつくとモチが悪くなるなど、悪い影響が出ることも……。今回は、お客様にお伝えしたいまぶたの日焼け対策と注意点を紹介します。

うっかり日焼けが多いまぶた

顔に日焼け止めを塗るときは、どこから塗っていきますか?鼻や頬、おでこなど、顔の中でも高い位置や広くて塗りやすいところから塗る人が多いのではないでしょうか。高い位置にある鼻や頬は、その分太陽の光が届きやすく焼けやすいため、初めにきちんと日焼け止めを塗っておくことが正解です。
しかし、顔の高い部分以外ももちろん太陽は降りそそぐため、日焼け止めが欠かせません。つい鼻や頬に手をかけるあまり、まぶたの日焼け止めがなおざりになっているということはありませんか?事実、まぶたを塗り忘れてしまうという人は多いようです。
日焼け止めの塗り忘れは、うっかり日焼けをしてしまうことになるので注意しましょう。また、マツエクユーザーは、特に目元を触ることを避ける傾向にあり、日焼け止めを塗り忘れたり、塗り方が甘かったりといったことが起こりがちです。
目元を美しくするためのマツエクが、目元の日焼けで美を損なってしまっては台なしですよね。次の章では、まぶたが日焼けするとどうなるのかを詳しく見てみましょう。

まぶたの日焼けで起こることとは?

身体の皮膚の8分の1から10分の1の厚さしかない目元の皮膚。皮膚が薄いため、アイメイクを始め、目を擦ったり、紫外線を浴びたりといったことでも、ダメージを受けやすいのが特徴です。
まぶたの日焼けで起こりやすいことは、以下の5つがあります。

  • シミ
  • そばかす
  • シワ
  • たるみ
  • くすみ

紫外線を浴びると、まずは肌の内部でメラニンという黒い色素が大量に作られます。このメラニンが紫外線を吸収することで、皮膚のさらに深い部分(真皮)への紫外線の侵入を防ぎ、肌を保護します。これが日焼けのメカニズムです。そしてターンオーバーが正常な場合、日焼けは1ヶ月程度で消えていきますが、ターンオーバーが乱れると大量のメラニンが排出しきれず、シミやそばかす、くすみにつながります。
また、シワやたるみは、紫外線のUVA(紫外線A波)が皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの組織を破壊・変性させることで起こります。UVAは1年中降りそそぎ、窓ガラスや雲を通りやすいという特徴があるので、毎日のUVカットがマストです。

まぶたを日焼けしないための対策とは?

上の章で、まぶたの日焼けは目元の老化につながるということがお分かりいただけたことと思います。では、日焼けしないためにはどのような対策が必要なのでしょうか?詳しく見てみましょう。

日焼け止めを忘れずに塗る

日焼け対策のマストアイテムはやはり日焼け止め。目元の日焼け止めの塗り方は、まぶたは目頭から目尻に、目の下は目尻から目頭に向けて塗り伸ばすのが正解。前述したように、まぶたの皮膚は薄くてダメージを受けやすいので、ゴシゴシ擦らず優しく塗りましょう。
また、薄く塗りすぎると効果が弱くなるので、日焼け止めは適量を心掛けることが大切です。

UVカットつきのサングラスをかける

「日焼け止めは数時間ごとの塗り直しが大切」といいますが、アイメイクをしていると塗り直しが難しいときもありますよね。そんなときは、UVカット効果のあるのサングラスがおすすめ。なるべく大きいフレームのサングラスを選ぶことで、より広い範囲の皮膚をカバーすることができるでしょう。
日焼け止めとサングラスを普段から併用することで、日焼けのリスクを抑えることができます。

保湿をしっかり行う

乾燥した目元は紫外線を通しやすく日焼けにつながりやすいので、常に目元を保湿しておくことも大切です。寝る前のアイクリームや、保湿効果の高い日焼け止めなどの対策がおすすめ。
また、日焼けした皮膚は乾燥しやすくなっているので、日焼けをしたあともしっかり保湿を行い、さらに紫外線のダメージを受けてしまうという悪循環を防ぐことも大切です。

飲む日焼け止めをプラスするのも効果的

近年、「飲む日焼け止め」も話題になっていますよね。太陽の光を浴びる前に適量を飲んでおくことで、日焼けによる皮膚ダメージや赤みを軽減してくれるというサプリです。日焼け止め効果に加えて、ビタミンCやプロテオグリカンなどの美肌成分が入っているものもありますよ。
目元に日焼け止めが塗りにくいマツエクユーザーにはおすすめのアイテムです。ただ、飲む日焼け止めだけでは万全な日焼け対策とはいえません。日焼け止めにプラスするアイテムだと思っておいたほうが良いでしょう。

以上の日焼け対策を紹介しました。お客様の目元の美を守るために、会話のネタとして役立ててくださいね。

日焼け止めは大切……ただしマツエクには注意が必要!

日焼け対策には日焼け止めがマストです。しかし、マツエクユーザーにとって日焼け止めは注意が必要なアイテムであることも事実です。マツエクユーザーの日焼け対策の注意点について見てみましょう。

日焼け止めはマツエクのモチに関係する!

マツエクは、汗や紫外線、乾燥、界面活性剤など、さまざまな要因によってモチが悪くなることがあります。そして、日焼け止めには界面活性剤が含まれていることが少なくありません。
以前Beautéは、界面活性剤はマツエクのモチに影響を与える可能性があるのではないかという見解を示してきました。

マツエクに日焼け止めがついてしまうことも念頭におき、界面活性剤が少ないタイプの日焼け止めの使用をおすすめします。また、マツエクやまつげに直接日焼け止めがつきやすいスプレータイプの日焼け止めや、テクスチャーがゆるくてまつげの生え際まで垂れてきやすい乳液タイプの日焼け止めは注意が必要です。
先程紹介した飲むタイプの日焼け止めはマツエクに直接悪影響を及ぼす心配がないため、プラスで取り入れてもらうと良いかもしれませんね。目元の美を守るために、日焼け止めはマストですが、マツエクにつかないように気をつけていただくようお伝えしましょう。

施術日の日焼け止めは控えてもらおう!

施術の日はアイメイクを控えて来店してくれるお客様も多いでしょう。しかし、「夏に日焼け止めを塗らないのは怖い」と、日焼け止めだけはつけているという人は少なくありません。しかし、日焼け止めには油分が含まれていることが多く、まつげに油分がついていると、グルーを弾いてしまうかもしれません。
グルーが弾くと接着の強度を弱めてしまい、マツエクのモチが悪くなる可能性があります。最近の日焼け止めはウォータープルーフのものが多く、前処理だけで取り除くのが難しいことも……。
お客様に施術日の日焼け止めは控えてもらえるよう、事前にお伝えしておくと良いですね。アイリストも、特に夏はお客様の目元に日焼け止めが塗られているかもしれないということを念頭におき、しっかりと前処理で油分を拭き取ることを心掛けましょう。

夏にモチが気になる人はコーティング剤がおすすめ

「夏になったらマツエクのモチが悪い」とお客様にいわれたら、ホームケア用のコーティング剤をおすすめしましょう。コーティング剤を塗ることで、マツエクのモチがアップし、まつげやマツエクに日焼け止めがつくことも軽減させることができます。
また、目の周りにパウダーをはたいて、汗や皮脂対策をしっかり行うとさらにマツエクのモチのアップが期待できますね。

マツエクのモチに関していえば、日焼け止めが悪影響を与えることもありますが、目元の美のために日焼け止めはマストです。まつげやマツエクに日焼け止めをつけないことや、コーティング剤をつかうことで、目元とマツエクの両方から紫外線対策をしていただけるようお伝えしていきましょう。

まとめ

マツエクで美しい目元を目指すお客様にとって、きっと目の周りの美しさも大切なはずです。目の美しさを守るためにはシミ・シワ・たるみの原因になる紫外線をカットする日焼け止めがマストですが、マツエクには悪影響を与えることも……。マツエクのモチを持続しながら目元のケアができる方法をお伝えして、お客様のご満足につなげましょう。210620Ekm

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