メーテルロッドは逆使いや目頭部分のカットもOK!アレンジ方法を解説

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「自まつげをしっかり上げたいけど、目尻にはカールをつけて流し目風にしたい」という要望を叶えられるメーテルロッド。普及が進むとともに「逆使い」や「目頭部分のカット」といったアレンジもSNS上で話題になっています。そこで今回は、開発者の佐藤里奈さんも推奨するメーテルロッドのアレンジ方法を解説。「逆使い」による印象の変化や施術のしやすさ、きれいな仕上がりにつながる目頭部分のカット方法をご紹介します。人気のロッドの使いこなし術をチェックしてみてください。

そもそも「メーテルロッド」とは?

出典:@emi_laduree_eyelashさん

メーテルロッドは、目頭側から目尻側にかけて徐々に厚みを出した形状のロッド。目頭~黒目の辺りまではしっかりと根元から立ち上げ、目尻にかけて緩やかなカーブをつけられる“良いとこどり”が可能なロッドとして根強い人気があります。
従来の立ち上げ系のロッドでも、技術によって立ち上げ&緩やかなデザインを両立させることは可能です。しかし、十分な横幅と厚みがあるメーテルロッドなら、ロッドの形状に合わせて巻き上げるだけで、きれいな流し目風デザインに仕上げられます。

そんなメーテルロッドの正規品は、基本的にサロン商材を専門的に取り扱うショップや公式ホームページなどで購入できます。「どこで売ってるの?」と迷っている方は参考にしてみてくださいね。

メーテルロッドのメリットを解説

出典:@eyeplus.designさん

「目幅が欲しくてアイラインを長めに引いている」というお客様も、メーテルロッドを使って目尻側のまつげを横に流すことで目幅アップ効果が狙えます。また、パリジェンヌラッシュリフトでは「目元がきつい印象になってしまう」「立ち上がりすぎてイメージと違いすぎる」という方も、まつげの長さを活かしたタレ目効果で、優しげな目元を演出可能
他にも、メーテルロッドを使うことで、以下のようなメリットも得られます。

  • 目尻部分のまつげが長い方もしっかりと巻き上げられる
  • 元々まつげが上向きに生えている方も流し目風のデザインが叶いやすくなる

目尻側のカーブは、マツエクのCカールのようなカールの大きいデザインにしたり、Jカールのように緩やかなカールにしたりと、ロッドに巻き上げる際の調整によって変えることができます。
メーテルロッドは、お客様の希望や目の形、まつげの長さに合わせて、さまざまなデザインを楽しめる万能なロッドなのです。

メーテルロッドにデメリットはある?

メーテルロッドは、先ほどご紹介したように、目尻の自まつげを流した仕上がりにできるため、横幅を強調するのには向いていますが、縦幅を強調するデザインにはあまり向いていません。また、目尻を立ち上げたデザインができないのもデメリットのひとつです。そのため、キュートな印象やクリクリとした印象の丸みのある目、メリハリのあるキリっとした印象のデザインには、Cカールやパリジェンヌラッシュリフトなど、他のロッドを活用するのがおすすめ。

また、メーテルロッドは目尻だけ緩やかなカールのため取れやすい自まつげが短すぎる方はメーテルロッドならではのデザインが反映されづらい、といった点もデメリットといえるでしょう。とくに、目尻側のまつげが短すぎないかどうか、施術前にしっかり確認することが大切です。

メーテルロッドは施術しやすさも◎

出典:Ri’sOnlineShop

ロッドの長辺を側面から見た場合、従来のロッドは平べったく、湾曲は浅いものが多かったため、目頭や目尻に沿わないケースがみられました。それに対し、メーテルロッドは目頭から目尻に向かって湾曲した形状で、さらに柔らかいため目元に沿わせやすいことが魅力です。まぶたにぴったりとフィットしてズレにくく、施術しやすさにも長けています。まぶたを避けながらまつげを根元から立ち上げることもできるため、まぶたが被さりがちな一重や奥二重の方にも使いやすいロッドです。
また、メーテルロッドには厚みの異なる5段階のサイズがあり、さまざまな長さのまつげに対応可能。1~3は薄めでストレート気味に立ち上がるのに対し、4・5番は厚みがあるため、全体的にカール感の強い仕上がりになります。
さらに、お客様の仕上がりの好みや目元の特徴に合わせてアレンジする方法も。次項でくわしく解説します。

メーテルロッドが向いている人は?

目の横幅を強調したり、巻き上げ具合によってデザインを調整できたりと、さまざまなメリットがあるメーテルロッド。似合う人はどのようなタイプなのかチェックしていきます。

  • 自まつげが長い方
  • 寄り目を気にしている方
  • 目の横幅が狭い方
  • ナチュラルなメイクが好みの方
  • ラッシュリフト初心者の方

メーテルロッドは目尻のまつげを外側に流したデザインに仕上がるため、自まつげが長いことでよりその美しさを実感しやすい特徴があります。その結果、目幅を強調できることから、寄り目や横幅が狭いといった悩みを抱えている方にもぴったり。理想的なバランスに近づけてくれるでしょう。また、目尻に向かってまつげが広がったようなデザインに仕上がるため、ボリューム感のあるリッチな印象に仕上げたい場合にも重宝します。

他にも、ナチュラルなカールに仕上げられる点もメーテルロッドの特徴であるため、派手すぎない目元にしたい方や、ラッシュリフトが初心者である方にとってもトライしやすいデザイン。タレ目にしたい、大人っぽく落ち着いた印象が好きといった方にも提案しやすいロッドです。

メーテルロッドの「逆使い」・「目頭部分のカット」で満足度アップの仕上がりに

メーテルロッドは、「逆使い」や「目頭部分のカット」といったアレンジ事例がSNSに多数投稿されています。それぞれの使用方法のメリットをチェックしましょう。

目頭側のまつげが長い方などには「逆使い」することも可能

出典:@emi_laduree_eyelashさん

メーテルロッドは、左右反転させて目元に置く「逆使い」が可能。目頭側のまつげを緩くカーブさせ、目尻側へ向かうにつれてしっかりと立ち上げることができ、ロッドを正方向に置いたときとは逆の仕上がりになります。
「逆使い」することにより、「目頭側のまつげをしっかり立ち上げると、まぶたに当たってしまう」というお悩みを解決することが可能です。目頭側のまつげが長く上がりすぎる方や、目頭側に二重の折り目がない末広二重の方などに用いると、満足していただける仕上がりになるでしょう。

目頭部分をカットして使用する施術者が多数!

出典:@eyelashroi.annaさん

メーテルロッドのスタンダードなアレンジ方法として「目頭部分をカット」するやり方があります。
メーテルロッドの目頭部分は薄く作られており、目頭部分のまつげが短い方はそのまま使用可能。しかし、目頭部分にある程度の長さがある方は、ロッドの薄い部分にまつげを沿わせるとまつげがはみ出すケースが多くみられます。その場合、ロッドを眉間の辺りまでずらしてテープでとめるなど、工夫している方もいるのではないでしょうか。より手軽にフィットさせたいなら、ロッドをカットする方法もおすすめです。

メーテルロッドは全サイズ、カットして使うことを想定して作られています。ロッドの目頭部分を7mmほどカットし、厚みのある部分からまつげを巻き上げると、目頭部分が長い方もグッとセットしやすくなるでしょう。
実際にメーテルロッド開発者の佐藤里奈さんは、さまざまな長さにカットしたロッドをいくつも所有し、使い分けているのだとか。サロンでもカットしたメーテルロッドとそのままのメーテルロッドの両方を用意しておくと、お客様のまつげに幅広く対応できる他、左右で長さに差がある方にも細やかに対応できますね。

メーテルロッドのアレンジ実例をチェック

ここからは、メーテルロッドの「逆使い」・目頭部分をカットした実例をインスタ投稿からピックアップしてご紹介します。

逆使い│長いまつげならではの悩みを解消できる

出典:@emi_laduree_eyelashさん

目頭を緩やかにして、目尻をしっかり立ち上げたい」という要望に合わせて、メーテルロッドを「逆使い」した実例です。自まつげが長い方は、目頭部分からしっかり立ち上げると、まつげを強調し過ぎた印象になりがち。「逆使い」することで、緩やかにカールした目頭から目尻に向けて自然に立ち上がった仕上がりになります。メーテルロッドの形状を活かして、カール感や立ち上がり具合をうまく調整している実例です。

逆使い│目尻部分を立ち上げて瞳の印象を明るく

出典:@eyelash_my_tiaraさん

こちらの写真もメーテルロッドを「逆使い」した実例。目頭側に自然なカールをつけ、目尻側にかけてしっかりとリフトアップして見えます。目尻のアイライン効果で施術前よりも目の印象が強くなり、瞳がパッと明るい印象に。まつげを均一に立ち上げるよりもナチュラルなデザインです。

メーテルロッドは、目頭側の二重ラインが隠れている末広二重にもぴったり。末広二重の方の場合、目頭部分のまつげを立ち上げすぎると、まぶたに当たりやすくなります。そこで、メーテルロッドを「逆使い」することで、二重幅が広くなる目尻側に向かってまつげが立ち上がり、丸みのある目元をさらにキュートな印象に仕上げることが可能です。

目頭部分カット│数mmカットでまぶたにフィット

出典:@eyelashroi.annaさん

前述のとおり、メーテルロッドはいくつかの長さにカットしたものを用意しておくと、さまざまなお客様の目元に対応可能。こちらは、メーテルロッドの目頭部分を数mmカットして施術を行った実例です。カットせずにずらしてまぶたに置くよりも、しっかりとフィットして浮きにくく・動きにくくなるそう

出典:@eyelashroi.annaさん

ロッドをしっかりカットしたことで、まつげをセットしやすくなり、ロッドの形状どおりのきれいな巻き上がりが実現しています。

目頭部分カット│まつげの長さに合わせて1cmカット

出典:@natsuki_kijicoさん

メーテルロッドの目頭部分を1cmほどカットして施術した実例です。目頭部分も含めてまつげが長いお客様には、カットしたメーテルロッドが巻き上げやすく、ぴったりだったそう。薄い目頭部分から徐々に厚みが出るよう作られているメーテルロッドは、少しカットしても目頭部分が厚くなりすぎないことが特徴です。お客様のまつげの長さに合わせて使い分けると良いでしょう。

まとめ

メーテルロッドは、まつげの長さやまぶたの特徴、希望の仕上がりに合わせて自在にアレンジすると、より万能性がアップします。ロッドをカットするのはもったいないと感じる方も、ツールの一つとして用意しておくと施術しやすさを実感できるはず。目尻側にかけて徐々に厚くなるメーテルトッドならではの形状を活かして、使い方を工夫してみてくださいね。

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