【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説!施術のコツや仕上げのメイク方法も

この記事をシェアする

アイブロウデザイニングにおいて、ワックス脱毛はベースを整える重要な工程。痛みや肌トラブルなどお客様の負担もともなうため、施術者にとっては気を遣うことも多いかもしれませんね。今回はそんなワックス脱毛のポイントを動画で詳しく解説。施術後の仕上げのメイクについても基本の手順をまとめました。アイブロウ施術のスキルアップを目指したい施術者は、ぜひ基本にたちかえって確認してみてください。

アイブロウワックスの基本的な手順

まずは、アイブロウワックスの一連の手順を収めたこちらの動画をご覧ください。

アイブロウのワックス脱毛では、一般的に「ワックスを塗布→ペーパーをのせてはがす→指で押さえる」の工程を次の順番で繰り返します。

① 眉上側(眉尻→中央→眉頭)
② 眉下側(眉尻→中央→眉頭)
③ 眉間

ここまでの一連の流れを片眉に施したら反対側の眉毛へ。施術者によっては、「眉上・眉下の眉尻→眉上・眉下の中央→眉上・眉下の眉頭」の順番で行う場合もあるんだとか。動画では右利きの施術者を想定しているため右眉から行っています。

眉毛を抜くときにはどうしても痛みがあるため、比較的痛みを感じにくい眉尻から塗布していくのが基本。ワックスを初めて肌にのせるときには、ワックスが熱くないかお客様に必ず確認しましょう。適切な塗布量や温度はワックスによっても異なるため、使用前には必ずチェックしておくことも大切です。

ちなみに動画では、両眉の施術完了までに約6分かかっています。おそらく多くのサロンでも、6~8分が一般的な施術時間ではないでしょうか。お客様の痛みを軽減するためにも、無駄のない手順でテンポ良く進めていきましょう。

【動画解説】アイブロウワックスの施術のポイント

アイブロウワックスは眉毛の毛流れにそって塗り、毛流れに逆らってはがすというのが基本です。ここからは、動画内で紹介していたポイントについて解説します。

ワックスを塗布するときのポイント

【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説

ワックスを塗布するとき、眉周りの皮ふに厚みがある方は塗布ムラが起きやすくなり、ラインもそろいにくくなります。この場合には、眉とは反対側の手の中指を眉上あたりの皮ふに添えて、毛流れと反対側へ向かって引っ張るようにしましょう。

また、ワックスを同じ部分に重ねて塗布しないこともポイントのひとつ。ワックスにはピーリング効果もあるため、塗布する範囲が重なると、皮ふが薄くなりすぎたり角質を取りすぎたりすることがあります。肌が弱い方だと皮ふに過度なダメージを与えてしまうこともあるため、十分に気をつけましょう。

ワックスをはがすときのポイント

【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説

ペーパーをのせるときも、皮ふを軽くピンと突っ張らせることがポイント。このひと手間があることで、ワックスがペーパーからはみ出しにくくなります。そして、そのまま一気にはがすことで痛みが軽減されるだけでなく、仕上がりもきれいに。ワックスも肌に残りにくくなります。特に眉下側の眉尻は皮ふが動きやすいので、こめかみ方向へしっかりと引っ張りましょう。

【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説

眉下側の中央は皮ふが薄く、痛みを感じやすい部分。もともと肌が弱い方や、ピーリングによって一時的に皮ふが薄くなっている方も注意した方が良いでしょう。痛みを少しでも軽減するために、ワックスをはがしたあとは指で長めに押さえるようにしてください。

全体の印象を決める眉下の眉頭は慎重に

【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説

眉下の眉頭はどこまで抜くかで印象が変わる部分。マッピングのラインのギリギリまで抜くとくっきりとした仕上がりになり、あえて産毛を残すようにするとナチュラルな仕上がりになります。ただし、産毛を残しすぎると線がばらつきやすくなり、お客様のイメージからかけ離れてしまうことも。ワックス前に決めたマッピングのラインから大きくずれないように意識しましょう。

眉間は毛流れをしっかりチェック!

【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説

眉間のワックスは、特に毛流れを意識します。とはいえ、毛流れにそってワックスを塗り、毛流れに逆らってはがすという基本の流れは他の部分と同じ。しかし、眉毛が上向きに生えている方と下向きに生えている方がいるため、正しく毛流れを見極める必要があります。

【補足】ワックスは保湿が大事!乾燥肌の方には注意が必要

事前のカウンセリングで、お客様から乾燥肌だと伝えられた場合は要注意。肌が乾燥した状態だと、痛みを感じやすくなるだけでなく、毛も抜けにくくなってしまいます。特に、男性の場合には女性よりも毛量が多く、硬くて太い毛質の方が多いため、乾燥肌だと余計に抜くときに痛みを感じやすくなるでしょう。

施術の際に肌が乾燥気味だった方は、次回の施術までに保湿をしっかりしてもらうようにご案内することも大切。保湿した状態だと、施術後の肌もきれいに見えやすいということもあわせてお伝えしましょう。

アイブロウワックス後の仕上げのメイクのポイント

ワックス脱毛の後は、仕上げのメイクを行うのが一般的。その際に、お客様へアイブロウメイクのポイントをアドバイスする施術者も多いのではないでしょうか。最後に仕上げのメイクのポイントも確認しておきましょう。

【動画解説】アイブロウワックスの基本を解説出典:@my_sweet_salonさん

アイブロウメイクの基本は、眉尻から眉頭に向かってだんだんと薄くなるようにグラデーションを意識すること。その際に、並行眉やアーチ眉など、お客様の希望にそって決めたデザインから離れないように仕上げていくことも大切です。

主に使うのは、以下のようなアイテム。

  • アイブロウペンシル
  • アイブロウパウダー
  • アイブロウマスカラ
  • コンシーラー
  • ブラシ

市販品でも十分ですが、せっかくなら店販品としてアイブロウアイテムをサロンに置いておき、お客様へのご提案へとつなげたいところ。店販品として導入すれば、それらを使ってメイク方法をアドバイスすることで「自宅でも同じように再現したい!」と、お客様の購買につながることもあるかもしれません。

さて、実際の手順にそって仕上げのアイブロウメイクのポイントをおさらいしましょう。

①コンシーラーで眉の形を縁取る

必須ではないですが、あると便利なのがコンシーラー。最近では市販でもアイブロウ専用コンシーラーが手軽に購入できるようになり、人気を集めていますよね。
コンシーラーは、主にマッピングラインの縁取りに使います。こうすることによってきれいな形を意識しやすくなるでしょう。また、眉周りがトーンアップし、立体感のある仕上がりになることもコンシーラーのメリットです。

普段、眉メイクが左右非対称になりやすい方や、毛が少ない部分が多くて形が分かりにくい方の場合には、ガイド代わりとしても重宝するはず。お客様にもおすすめすると喜ばれるでしょう。

②ペンシルで眉の足りない部分を書き足す

マッピングのラインにそって、眉の足りない部分をペンシルで一本一本書き足します。眉の中間から眉尻の地点を決め、全体的に埋めていくようにするとバランスを取りやすいでしょう。

ペンシルのカラーは、仕上がりの色味よりもやや濃いものを選ぶのがポイント。アイブロウマスカラやパウダーと同じくらいの明るさの色味だと、かえって浮いてしまいやすくなります。

③パウダーと眉マスカラでグラデーションを作る

次にパウダーを眉全体にのせていきます。といっても眉頭はほとんど色をのせなくてもOK。筆やチップにパウダーを取ったらそのままつけ足さずに眉尻から眉頭に向かってのせていき、自然と薄くなるようにします。

自眉毛の色が濃い方の場合には、眉マスカラを使いましょう。毛流れに逆らって液を塗り込むようにすると、眉の表面だけでなく、全体にしっかりと塗ることができます。全体に液をのせられたら、最後はブラシで毛流れを整えてください。

ちなみにパウダーや眉マスカラの色味は、お客様の髪色と合わせるのが基本。最近では、アッシュ系やピンク系など色のラインナップも豊富になってきているので、店販品に導入する際にはぜひチェックしてみると良いでしょう。

まとめ

最近では女性も男性も眉毛をワックスで整える時代。多くのサロンでメニュー化されているため、他サロンとの差別化をはかるには、より高い技術が求められるようになりました。ワックス脱毛の施術自体はシンプルですが、どこまで気を配れるかによって仕上がりに差が出ます。ぜひ動画を見ながら基本のポイントを確認し、さらなるスキルアップを目指してみてくださいね!

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

2310_11Esa

この記事をシェアする