【動画解説】パーマエクステ|エクステ装着前のまつげパーマ施術のコツ

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今までは、まつげパーマとマツエク、どちらかひとつの施術を行うのが主流でした。しかし、これら両方の施術を取り入れたデザインが叶うパーマエクステが登場し、お客様からの需要も高まっています。そこで今回は、パーマエクステの技術向上を目指すべく、エクステ装着前に行うまつげパーマ施術のコツを動画で詳しく解説します。また、パーマエクステの魅力やロッド選びのポイントなどもまとめました。

パーマエクステがおすすめの理由は?その魅力をチェック

パーマエクステ エクステ装着前

まずは、パーマエクステにどんな魅力があるのか、お客様におすすめしたい理由をご紹介しましょう。

カールとボリュームの両方が叶う!

まつげパーマとマツエクのどちらかひとつの施術だけの場合、カールとボリュームのどちらかを選択する必要がありました。しかし、パーマエクステであれば、美しいカールボリューミーな毛量どちらも実現できます。また、まつげパーマによってまつげが上向きになることで、粘膜の見える範囲が広がり、よりぱっちりとした印象の目元に仕上がる点もおすすめポイント。自まつげの隙間もエクステで埋められるため、均一な毛量に整えることもできます。このようなまつげパーマ・マツエクの両方のメリットを一度に得られるのが、パーマエクステの魅力です。

自まつげとエクステのなじみが良くなる

はじめからカールしているエクステと、均一にカールしていない自まつげを合わせたとき、当然毛流れはバラバラになります。しかし、まつげパーマで毛流れを整えてエクステにマッチするカールを付けることで、より自然な仕上がりに。まつげにバラつきがなく、正面から見た際はもちろん、横から見た場合にもアウトラインが揃った美しいデザインを作ることができます。

逆まつげの方もエクステの装着が可能に

逆まつげのお客様には、これまでエクステの装着をお断りしていたサロンもあるのでは?しかし、パーマエクステであれば、まつげパーマでまつげを上向きに整えられるため、エクステを装着しやすくなります。そのため、今までエクステが付けられなかったお客様もマツエクの施術が可能に。
逆まつげになっている上まつげにエクステを装着することで、まぶたが下がって見えると悩んでいるお客様にもパーマエクステはぴったりです。まつげパーマの工程によって自まつげが上向きになることにより、まぶたが下がってくることを防止し、ぱっちりとした目元に仕上がります。 

パーマエクステはどんな方におおすすめ?
・まつげパーマだけでは物足りない
・ナチュラルでありながらデザイン性のある仕上がりが好み
・マツエクのモチをアップさせたい
・自まつげにクセがある

パーマエクステのロッド選びのポイントとは?

パーマエクステ エクステ装着前

パーマエクステで使用する、ロッドの選び方にもちょっとしたコツがあります。それは、大きめのロッドを選ぶこと。なぜなら、パーマエクステのまつげパーマの工程では、主にまつげの毛流れを整える点が目的であるためです。また、大きいロッドでまつげパーマを施すことで、キツすぎないカールがつき「エクステとなじみやすい」「まつげがばらつき始めても目立ちにくい」といったメリットがあります。
そのため、パーマエクステの際には、いつも使っているロッドよりもワンサイズ大きいロッドを選んでみてください。具体的な目安としては、まつげを巻き上げた際に、ロッドの半分~3分の2くらいまでにまつげがおさまるサイズ感がおすすめです。

反対に、細いロッドを使用するとカールがキツすぎて「まつげとエクステの毛流れに差が出る」「まつげがばらつきやすい」「横から見た際の凹凸感が少なくトレンドデザインからかけ離れる」といったデメリットがあります。

現在使用しているロッドがパーマエクステにマッチしているかどうか、今一度確認してみましょう。

【動画解説】パーマエクステ!エクステ装着前のまつげパーマ施術のコツ

ここからは、エクステ装着前のまつげパーマ施術のコツを、実際の手順を倍速にした動画で詳しくご紹介しましょう。今回は、元々少し上向きまつげ・上下の方向性にバラつきがあるモデルさんにまつげパーマを施し、まつげの角度が均等になるよう整えていきます。

基本の手順とコツ

1.テープを使って下まつげを隠す、上まぶたを引っ張り上げる
2.ロッドを置いてグルーを塗布し、巻き上げる
3.1剤をまんべんなく塗布し、適切な時間放置したのちにふき取る
4.再度巻き上げ、2剤をまんべんなく塗布し、適切な時間放置したのちにふき取る
5.アイシャンプー
6.マツエク施術の前処理剤の塗布

上記が基本的なエクステ装着前のまつげパーマの手順です。1~4までの手順は、一般的なまつげパーマをかける際とほとんど同じですが、パーマエクステの施術を行う際には7と8の手順を追加します。特に、取り入れたいおすすめの工程がアイシャンプーです。アイシャンプーを使用することで、まつげに付着したグルーやラッシュリフト剤をしっかり取り除けるため、エクステの定着を良くすることが可能。その後、エクステ装着の為の前処理剤を塗布して施術を進めましょう。

また、パーマ液をムラなく浸透させるため、まつげ1本1本がセパレートするように巻き上げる、まつげの癖をきちんと整えるためにまつげの根元にパーマ液を多めに塗布する、といった点も注意したいポイントです。他にも、目頭や目尻など、巻き残しが発生しやすい箇所もしっかりチェックして、まつげをすべてロッドに巻き上げることも忘れないようにしましょう。さらに、お客様の自まつげの状態にマッチした軟化時間を見極めること、ロッドにズレがないか確認すること、ふき取りの後の水分量に注意することなど、まつげパーマの基本的なコツをきちんとマスターして施術することが大切です。

エクステ装着前のまつげパーマ施術の際に注意したいポイントは?

まつげの方向にしっかり注意!

パーマエクステ エクステ装着前

パーマエクステの際のまつげパーマは、主に自まつげの癖を整えて、エクステとのなじみを良くすることが大きな目的です。そのため、グルーを使って巻き上げる際、まつげの方向にしっかり注意しましょう。まつげがどちらの方向に生えているか見極め、最終的に整えたい毛流れをイメージしたうえで巻き上げることがポイントです。もちろん、お客様が希望するエクステのカールと、まつげパーマがマッチするよう、計算してカールを付けることを忘れてはいけません。

グルーやパーマ液をしっかり取り除く!

パーマエクステ エクステ装着前

グルーやパーマ液を塗布したあとは、エクステの定着を良くするために隅々までしっかりふき取りましょう。グルーやパーマ液が残ったままエクステ装着作業に進むと、残留アルカリによってエクステのグルーが硬化不良を起こす可能性があります。
そのため、ふき取り工程の後にアイシャンプーを使用して、グルーやパーマ液をしっかり取り除くことがおすすめです。アイシャンプーをするからふき取りは大まかで…というわけにはいきません。アイシャンプーの効果が落ちてしまう可能性があるため、ふき取りの工程から丁寧に行いましょう。

まつげをしっかり乾かす!

グルーを使用してまつげをロッドに巻き上げる際には、均一かつ巻き残しがないよう、適度な水分量を残しておく必要があります。しかし、エクステ装着前の工程では、まつげの水分をしっかり飛ばしておくことが大切です。なぜなら、水分が目元に残っていると、グルーの定着が悪くなりすぐにエクステが取れてしまうグルーが白化するといったトラブルが考えられるからです。アイシャンプー後は水分が残りがちなため、注意してしっかり乾かしてみてください。

大きめのカールでモチをアップ

ロッド選びのパートでもご紹介しましたが、パーマエクステのモチをアップさせるには、大きめのカールを付けることが重要です。キツいカールのまつげパーマをかけると、ばらつき始めるのが早くなるため、あまりモチが良くない傾向があります。しかし、デザイン的に強めのカールを希望しているお客様であれば、Lカールや細いロッドを選んでもOK。ただし、キツいカールのパーマエクステデザインは、あまり持続力がないことをお客様にきちんとお伝えしたうえで施術し、後のトラブルを防止できるよう配慮しましょう。お客様の理想的なデザインに仕上げるために、カウンセリングの時間を使って、しっかりヒアリングすることが大切です。

まとめ

パーマエクステは、きれいなカールとボリュームが一度に適う魅力的なメニューです。また、自まつげの癖を整えられるため、より美しい仕上がりを目指せる、逆まつげによって今までエクステが装着できなかったお客様にも提案できるなど、メリットが多数!まずは動画を参考に、ロッドのサイズやまつげの方向、ラッシュリフト剤やグルーのふき取り方などを確認し、エクステ装着前のまつげパーマのコツをマスターしましょう。まつげパーマ施術後のエクステ装着のコツも動画解説記事で紹介しています。こちらも合わせてチェックしてみてください。

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