【束感】中華系「ワンホンマツエク」と韓国系「韓ドル風まつパ」の違いとは?

この記事をシェアする

トレンドの束感デザインの中でも、中華系「ワンホンマツエク」と韓国系「韓ドル風まつげパーマ」は特に人気のメニュー。アイラッシュ施術者やお客様の中には、ワンホンマツエクと韓ドル風の違いがあいまいになり、イメージのすり合わせが難しいと感じている方もいるかもしれません。そこで今回は中華系と韓国系、それぞれの違いや満足度の高い仕上がりにするためのポイントをおさらい。トレンドが分かる最新のデザイン実例とともにチェックしてください。

【ワンホンマツエク】中華系!等間隔にツノのような束感

中国でインフルエンサーを意味する「網紅(ワンホン)」の名を冠したマツエクデザインが、 「ワンホンマツエク」です。2022年に中国SNS発のトレンドデザインとして注目を集め、現在も人気継続中。

ワンホンマツエクは、長短のエクステをそれぞれ束にして交互に配置したデザインが特徴です。長いエクステより2~3mm短いエクステで隙間を埋めることによって高低差が際立ち、束感が強調されてパッチリとしたキュートな目元に仕上がります。

ワンホンマツエクの作り方をおさらい!

ワンホンマツエクの代表的な作り方を確認していきましょう。

1.長いエクステを7~8か所の等間隔に装着する

2.隙間を短いエクステで埋める

3.まつげ美容液やコーティング剤などで束感を作り完成

ワンホンマツエクの施術が難しい方の特徴と対策は?

ワンホンマツエクは、自まつげに比較的ボリュームが必要なデザインです。
一方、自まつげの特徴が以下にあてはまる方は、ワンホンマツエクの施術がしづらいケースも。

  • 自まつげが長すぎる方
  • 自まつげが少なすぎる方

自まつげが長すぎる方は、長短のエクステをつけても高低差が出にくいことが難しい理由の一つ。また、長い自まつげがエクステのカールに沿わず、ツノのような束感を作りづらくなってしまうことも挙げられます。
この場合、まつげパーマでのスタイリングのほうが上手くいくことも。仕上げにまつげ美容液などでコーティングすると、きれいな束感を表現できるでしょう。

自まつげが少なすぎる方は、自まつげの多くを長いエクステの装着に使ってしまうため、隙間に短いエクステを装着しづらくなってしまうケースがあります。長いエクステ同士の間に空間ができると、まつげが薄い印象になり、満足いくデザインになりづらいでしょう。

上級者向けではありますが、2種類のエクステを組み合わせる方法もあります。長い部分にはフラットラッシュを使って少しの自まつげで長さを出し、短い部分は3Dボリュームラッシュを使って隙間を埋めます。具体的には、フラットラッシュを0.15mm、3Dボリュームラッシュを0.07mmの太さにするとバランス良く、おすすめです。さらに毛先の方向を整えることで、きれいなワンホンマツエクに仕上がるでしょう。

カウンセリング時に、お客様の自まつげの長短・濃淡を捉え、施術が難しい場合はしっかりお伝えすることも大切です。その後、目元の特徴に合った施術方法を提案すると理想のワンホンマツエクデザインを実現しやすくなるでしょう。

【束感まつげ】韓国系!長さを強調する韓ドル風まつげパーマが人気

束感まつげの人気とともに注目度上昇中なのが「韓ドル風まつげパーマ」。放射状に上向かせて長さを強調したまつげに束感を作り、韓国アイドルのようなぱっちりとした目元に仕上げます。

ワンホンマツエクが長短のエクステで強弱をつけて束感を出しているのに対し、韓ドル風まつげパーマは、ラッシュリフトで立ち上げたのち、本のまつげをひとまとめにして束にするのが特徴。
ワンホンマツエクと比べると細めの束感で、根元からしっかり立ち上げつつも、中央部分からはゆるやかなカールになっているため、まつげの存在感をナチュラルにアップさせたい要望にも応えられます。

韓ドル風まつげパーマの方法をおさらい!

韓ドル風まつげパーマの手順は主に2パターンあります。

1.ラッシュリフトで根元から立ち上げたまつげに、コーティング剤やまつげ美容液を塗り、ブラシの先端やピンセットで束感を作る

2.まつげをロッドで巻き上げる際に束感を作り、コーティング剤を塗る

美しく仕上げるポイントは以下のとおりです。

  • パリジェンヌラッシュリフトのようなしっかり立ち上がるパーマで、まつげを長く見せる
  • 目頭から目尻までの形状に沿って、まつげを放射状にセパレートさせる
  • 束感の太さを均等にする

まつげ美容液で束感を作るには?

束感まつげは、まつげ美容液仕上げがとくに人気。お客様にまつげ美容液を使った束感作りのアドバイスをする機会も多いのではないでしょうか。ここからは、セルフでもきれいにできる束感のスタイリング方法を再確認していきましょう。

1.根元からまつげ全体にまつげ美容液をさっと塗布し、毛流れを整える

2.ブラシの先端を目頭から目尻に向かって左右に動かし、束感を作る

3.ブラシの先端を使って束の太さを均一にし、まつげの間隔をそろえる

4.さらにきれいに仕上げたい場合は、ピンセットで太い束を割いて細い束に寄せ、より均一な束感にする

ピンセット使用時に、目やまぶたに先端が触れてケガをすることのないようお客様に注意喚起も行いましょう。まつげ美容液仕上げは、束感を作ると同時にまつげケアもできることが魅力。お客様にまつげ美容液の効果的な使用方法もお伝えして、自まつげを生かした束感デザインを楽しんでいただくと良いでしょう。

【最新】ワンホンマツエク・韓ドル風まつげパーマの実例6選

ここからは、中華系のワンホンマツエクと韓国系の韓ドル風まつげパーマの最新デザインをご紹介します。人気アイラッシュサロンのトレンドデザインをチェックしてみてください。

【中華系】ワンホンマツエクの実例3選

出典:@eyelash___217さん

こちらは、パリジェンヌラッシュリフトで根元をしっかり立ち上げたあとに、フラットラッシュを装着。さらにコーティングによって束感を出しています。パリジェンヌラッシュリフトとフラットラッシュのリフトアップ効果で目元の印象が明るくなり、目尻のアイライン効果が引き立った凛とした印象のワンホンマツエクデザインです。

出典:@lash_upiさん

ワンホン×カラーエクステの組み合わせは、コントラストが効き、よりおしゃれな目元になれると注目のデザインです。こちらはツノ部分にブラックのフラットラッシュ0.2mm、短い部分はピンクのフラットラッシュ0.15mmを使用。ツノ部分をより目立たせるこだわりのエクステ使いがポイントです。

出典:@soie_shimabashiさん

こちらはフラットラッシュ160本を使用したワンホンマツエク。0.15mmと0.1mmのエクステを半分ずつミックスすることで、繊細なふんわり感をまとった印象に。さらにコーティング剤によって束感とともに、ツヤもプラスした仕上がりになっています。

【韓国系】韓ドル風まつげパーマの実例3選

出典:@mou___akariさん

K-POPアイドルグループ「TWICE」のサナを意識した韓ドル風まつげパーマです。毛先をまっすぐ上げたストレートなデザインで長さを強調し、目尻部分は少しだけ外に向かせてキュートさを演出。シャープかつぱっちりとしたサナ風の目元に仕上がっています。

出典:@milanda_ayanoさん

長いまつげをしっかり立ち上げることができるパンダロッドを使用した韓ドル風まつげパーマ。縦幅を強調したストレートデザインで大人っぽさがありながら、束感によるかわいらしさも感じるデザインになっています。

出典:@ari_k_eyelashさん

多めの束感がナチュラルな印象の韓ドル風まつげパーマ。こちらは、巻き上げの際に毛束を作ったデザインです。セット中は薬剤を最大限浸透させるために、毛束を作りながらもまつげ1本1本が重なり合わないよう配慮したのだそう。さらにコーティング剤の塗布はチップで行うなど、高い技術力とこだわりが光る仕上がりとなっています。

まとめ

中国インフルエンサーの影響や韓国アイドルブームによって、人気が定着してきた束感デザイン。エクステで束感を表現するワンホンマツエクと、しっかり立ち上げたあとに束感に仕上げる韓ドル風まつげパーマの違いを捉え、よりお客様のニーズに沿った提案を行いましょう。最新の束感デザインもぜひ取り入れてみてくださいね。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

230610EOH

この記事をシェアする