基本だけど意外と難しい?エクステの向きをマスターしよう!練習方法や実践でできないときの改善法

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思い描くデザインを形にするために重要なのは、エクステの向き。毛先がばらついていたり、サイドに流れるように装着したりすると、綺麗な仕上がりにならなかったり、カールがしっかり出せなかったりするでしょう。マツエク施術の基本中の基本となるエクステの向きをマスターする方法をご紹介します。

きちんと理解している?エクステ装着の正しい向きとは

まずは、正しい向きの正解について押さえていきましょう。

まぶたと垂直が正しい向き!

出典:@k0529xsさん

もしかすると、中には正しい向きをきちんと把握できていない人もいるかもしれません。向きをマスターするには、まず正しい向きを知ることから!マツエクを装着する際の正しい向きとは、まぶたに対してまっすぐ上を向いている状態です。正面から見たときに、カールが全部上を向いているなら、正しい向きで装着できているということ。根元ばかりに意識が向いていると、カールがばらついてしまうこともあるかもしれません。丸みを帯びたまぶたに「まっすぐ装着する」のは、簡単なようで意外と難しいもの。装着の際、エクステの毛先が“まぶたに対して垂直になっているかどうか”を常に意識しておくことが大切です。

くせのある自まつげには絡め付けで対応して

お客様のまつげは、全部まっすぐ生えているとは限りません。自まつげが左右どちらかに流れているなど、何らかのくせがあることも少なくないですよね。くせがある場合も、まぶたに対してまっすぐ装着するという基本は変わりません。できればくせありまつげは避けて装着するのがベストですが、くせが多い場合には、向きに注意しつつ装着しなければならないでしょう。エクステの装着方法には

上付け

下付け

横付け

絡め付け

がありますが、くせげに適した装着方法は絡め付けです。

出典:エクステがどうしても倒れやすい(流れやすい)方へおススメのデザインと装着方法

上の画像は、クセのある自まつげ(黒色)に対して、左側が横付けで装着、右側が絡め付けで装着したものです。どちらもエクステ(紫色)はまっすぐ装着できていますが、異なるのは接着面。横付けの場合は接着面が根元のみとなっているため、どうしてもモチが悪くなってしまいます。また、絡め付けの場合、自まつげの下側からエクステを装着するため、角度を矯正する効果も。マツエクのモチと自まつげの方向矯正を叶える有効な施術方法のため、基本技術としてきちんとマスターしておく必要があります。

応用の前に基本の”まぶたに対してまっすぐ”をマスターして

外側に流れようとするクセが強い場合、絡め付けでは方向をまっすぐに矯正できないこともあるかもしれません。その場合、あえてサイドに流すようなデザインで対応することもあるでしょう。しかし、それはあくまでも応用です。まずはまぶたに対してまっすぐ装着できるようになることが先決とし、左右に流すような装着は、まっすぐ装着できるようになってから練習すると良いでしょう。基本をマスターすれば、どんな自まつげにも対応できるようになるはずです。

エクステが流れやすいお客様におすすめのデザインはこちらをチェック!

まっすぐ装着するために有効な練習法

向きを揃えて装着できていないかもしれない!と感じたら、練習あるのみです。くせのある自まつげには絡め付けが必要ですが、向きをまっすぐに装着するという基本は、直毛まつげもくせのあるまつげも同じです。まっすぐ装着するための、効果的な練習方法をご紹介します。

1.紙にまつげの絵を描く

まつげはまっすぐ描くのがポイントです。

2.まつげのラインに沿ってエクステを装着していく

3.すべてのまつげに装着できたら真上から仕上がりをチェック!

<OK例>

目指したいのは、「真上から見たときに自まつげとエクステが一体化している」状態。まっすぐ装着することで、まぶたの放射線状に対してまつげがスッと伸びているような美しい仕上がりになります。
<NG例>

こちらの画像はNG例。明らかに向きが違う箇所が3つあります。たった数ヶ所のバラつきでも、仕上がりに大きな影響を与えることが分かるでしょう。

OK例のような美しい仕上がりがマスターできるよう、練習を重ねてみてください。

練習ではできるのに施術ではできない…改善方法は

練習ではできるのに施術となるとできない…その理由とは

出典:【画像で解説】ベテランも必見!「アウトラインの揃え方」のコツとは

意外と多いのが、練習ではできるようになったはずが、実際の施術で自まつげに装着するとなぜかばらけてしまうというケースです。上の画像の▼の箇所のように、毛先が倒れてしまったり、隣の毛先と大きく交差してしまったりした経験はありませんか?全体的には綺麗なのに、向きが揃っていない箇所があると、その部分が目に留まりやすくなってしまいます。
実際の施術で向きが揃わない理由としては

“まっすぐ”をきちんと理解できていない

施術になると気持ちに余裕が持てない

向きを確認していない

くせげにまっすぐ装着するのが苦手

といったことが挙げられるでしょう。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

まっすぐを正しく理解していない

アイリストの中には、“まっすぐ”=”自まつげの生えている向きに沿ってまっすぐ”と理解している人もいるかもしれません。それでは、サイドに流れているくせげの場合、どうしてもまぶたに対して垂直にはなりませんよね。まずは、”まぶたに対して垂直になるよう装着する”ということを正しく理解する必要があるでしょう。

根元を合わせると上が合わない

モチを高めるためには、根元と自まつげをきちんと合わせて、接着面をしっかり確保する必要がありますよね。そこを意識し過ぎたあまり、どうしても根元ばかりに意識が向いてしまい、結果毛先があらぬ方向を向いていたということもあるかもしれません。断面が平らなフラットラッシュはある程度向きが揃えやすいのですが、断面の丸いシングルラッシュの場合、気を抜くと向きが揃わなくなってしまう可能性も。装着の際は根元だけではなく、毛先の向きまで意識する必要があります。

接着幅確保のポイントについてはこちらの過去記事で押さえておきましょう。

気持ちに余裕が持てない

アイリストになってまだ間もない、お客様への施術回数が少ないなど、初心者アイリストにありがちなのが、気持ちに余裕が持てなかったり、緊張してしまったりするケースです。施術の流れを追うことに必死になってしまい、細部まで確認できないこともあるかもしれません。施術する際の心の余裕は、施術を重ねるしかありません。マネキン練習ではなく、同僚や友達など、実際に施術を練習させてもらう機会を設けるようにしておきましょう。

向きを確認していない

実際の施術では、かき分けしながら装着する自まつげを選定していく必要があります。利き手と反対の手で行うかき分けは、苦手とするアイリストも少なくありませんよね。ついかき分けに集中してしまい、エクステの向きまで意識が行かないこともあるかもしれません。その場合、向きの練習ではなくスムーズにかき分けができるようになる練習が必要でしょう。

かき分けのコツはこちらの過去記事が参考になります。

かき分けツイザーの選び方はこちらから!

くせありまつげにまっすぐ装着するのが苦手

自まつげの流れに逆らって装着するのは難しいもの。絡め付けが苦手なアイリストもいるでしょう。くせげはマネキンや上記した向きを揃える練習では対応できないため、実際の施術で慣れていくしかありません。絡め付けのコツを先輩アイリストに教えてもらうなど、地道な努力が必要です。

目尻のクセが強いお客様への装着は、動画解説のあるこちらの記事でチェック!

向きが意識できていない原因を探ろう

ここで必要なことは、向きを意識できていない原因を探ること。自分の施術について今一度振り返り、つまずいているポイントを見つけることが、問題解決の糸口となります。かき分けが苦手ならかき分けの練習、緊張するなら回数をこなすなど、改善方法を検討してみましょう。どうしても分からないようなら、先輩アイリストに施術の流れを見てもらい、問題点をピックアップしてもらうと良いかもしれません。

技術スランプに陥った…そんなときはこちらの過去記事をチェック!

まとめ

毛先の向きを揃えるのは、施術の基本。しかし、”まぶたに対して垂直”は意外と難しく、きちんとできていないアイリストもいるはずです。できていないかも…と思ったアイリストは、向きを揃える練習で、基本をしっかりマスターしてください。また、練習ではできても本番になるとできないというアイリストは、向きまで意識を向けられるよう、施術の弱点を克服していきましょう。201116Ess

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