セルフラッシュリフトに失敗…サロンで修正できる?対応術を徹底解説
春の訪れとともに、イメチェンを図ろうとラッシュリフトデビューする方も増えてきます。中には「動画で見たので自分でできそう」と、セルフでチャレンジする方も。しかし、中には失敗してしまい、お直しのためにサロンへご来店される方がいます。実際にラッシュリフトの修正依頼を受けたとき、アイデザイナーとしてスムーズに対応するために知っておきたいことをまとめました。
セルフでのラッシュリフトの修正はサロンでできる?
セルフのラッシュリフトの修正の可否はまつげの状態によって異なります。よくある失敗例は、以下の通りです。
- まつげの抜け・折れ・切れ
- チリチリになった
- 左右差が生じた
- うまくカールがかからなかった
カールが緩い、うまくパーマがかからなかったという軽い失敗であれば、修正可能なケースが多いようです。一方で、まつげが切れている、チリチリになっているという場合は「できる限りの処置をしても、完全に修正できるとはお約束できない」のが実状。
お客様から問い合わせを受けた際は、実際にサロンへ来ていただき、まつげの状態を確認して施術の方向性を決めていくのが基本的な流れとなるでしょう。
セルフでラッシュリフトをかけたお客様にまず確認したい項目
修正をしていく流れとなった場合、お客様に次の項目を確認してから施術に入りましょう。
- いつラッシュリフトを行ったか
- ラッシュリフト剤やロッドの種類
- ラッシュリフト剤を何分置いたか
- 何度セルフでラッシュリフトを行ったか
まず、まつげへの負担を考慮し、セルフのラッシュリフトから最低でも1週間ほどは空けてから修正に入ることが大切です。日を置かずに来店されたお客様には、きちんと理由を説明して再訪を促すようにしましょう。
ラッシュリフト初心者の場合、あまり意識していないかもしれませんが、ラッシュリフト剤やロッドの種類といった細かい情報も聞き取れるとベスト。使用したアイテムの写真など、製品情報が分かるものを持参してもらうのも有効です。ラッシュリフト剤の成分や濃度、ロッドの相性不一致による失敗かなどが分かると、修正時に使用するアイテムを選びやすくなります。
実際にラッシュリフトを行う中で、ラッシュリフト剤を塗布してから何分放置したかも確認しましょう。極端に長い時間置いてしまったことが原因で、失敗につながった方もいます。この場合はまつげにダメージが生じているため、修正はダメージ補修から、という方向性が見えてくるでしょう。
何度セルフでラッシュリフトを行ったのかも念のため確認します。ケースとしては少ないですが、1回目で失敗して、自己修正しようと2回目を試みたところ悪化してしまった、という方もゼロではありません。この場合、まつげへのダメージは非常に大きく、修正するとさらに負担をかけるため、時間を空ける判断がベストでしょう。
お客様へのご案内方法は?参考にしたいトーク術
施術時には、次のような点のご案内も行うと、お客様に納得していただきやすいでしょう。
- セルフ用のラッシュリフト剤は成分が不明な場合がある
- 修正すると、かえって悪化してしまうリスクもある
- アイシャンプーやトリートメントの重要性
セルフ用のラッシュリフト剤は、インターネットで購入する方も多いもの。しかし、中には使用成分が不明でリスクが予測できない製品もあるため、推奨しないことをお伝えしましょう。
トーク例
「ご自身で購入されたセルフ用のラッシュリフト剤は使用成分がはっきりせず、思いがけない反応が起こる場合もあります。安全面から、どのお客様にも使用は控えていただくようお願いしております。また、目を開けて施術を進めるのも大変危険なため、ラッシュリフトはサロンで行っていただくことをおすすめしています」
また、プロの技術でも、修正できない場合やかえって状態が悪化してしまうリスクもしっかりと説明します。これは、“まつげの状態は見た目では分からない点があるため”です。セルフの場合、まつげにラッシュリフト剤を均一に塗布できているか分かりません。もしムラがあった場合、サロンで新たにラッシュリフト剤を均一に塗布してもムラがある部分は反応時間が変わってしまい、仕上がりに差が出てしまいます。
また、切れ毛やチリつきが生じているところに再施術を行うことで、さらに状態が悪くなってしまう可能性も十分あり得ることは理解していただきましょう。
トーク例
「せっかく頼りにしてくださっているところ申し訳ないのですが、必ず綺麗に仕上げられるという保証はいたしかねます。お客様ご自身でどのようなラッシュリフトを行ったのか完全に把握できない以上、修正における反応が予測できません。場合によっては悪化する可能性もあることをご了承ください」
修正を行う際は、新たにラッシュリフトを行うだけでなく、まつげケアも併用する重要性をお伝えします。一度ラッシュリフトを行ったまつげは、カールのかかり具合や失敗の程度にかかわらずダメージを受けている状態です。清潔な目元でまつげをすこやかに保てるようアイシャンプーを行ったり、傷んだまつげをケアするためにトリートメントを取り入れたりすると効果的です。
トーク例
「まつげはセルフのラッシュリフトでダメージを受けている状態です。ここに修正でさらに施術を行うことで負担が大きくなるため、トリートメントなどでケアしながら進めさせていただいてもよろしいですか?」
セルフでラッシュリフトをかけたお客様に関するQ&A
セルフでラッシュリフトをかけたお客様の接客で疑問に感じやすいポイントをQ&Aでまとめました。
Q.これだけは外せないという対策はある?
A.「必ず修正できる」と言い切らないことが大切です。アイデザイナーはセルフのラッシュリフトの工程や製品内容をすべて把握できるわけではないため、どのようなまつげの状態になっているか分かりません。
予測できない部分がどうしても残ることから、仕上がりを保証する発言は控えましょう。サロンやアイデザイナーを守るために「修正施術における免責事項(同意書)」を導入しておくと、トラブルのリスクを軽減できます。
Q.施術をするか迷ったときはどうする?
A.来店時のまつげの状態を見て、アイデザイナーが施術を悩んだ場合、もしくはお客様本人が施術に躊躇する場合は、予約を取り直していただくのがおすすめです。2~3ヶ月経ってまつげが生え変わってから、改めてラッシュリフトを行う方向で進めましょう。
もしも数ヶ月待たずして、成人式や結婚式などの大事な予定がありやむを得ない場合は、エクステでフォローする方法もあります。ただし、それでも1ヶ月は時間を空けてから行うこと、ダメージを重ねるリスクは説明しましょう。
Q.洗顔やクレンジングはいつも通りで大丈夫?
A.洗顔・クレンジングともに、優しく、摩擦レスを心掛けることが大切です。まつげにできるだけ負担をかけないよう、オイルフリーのアイテムがベター。お客様には、泡・ジェル・ミルクタイプといったさまざまなテクスチャーの洗顔料・クレンジング剤から、摩擦レスで使いやすいものを選んでもらいましょう。
Q.アイメイクはいつも通り行って良い?
A.洗顔やクレンジングと同じで、まつげへの負担を減らすメイクを意識してもらいます。基本的にはいつも通りのアイメイクで構いませんが、ビューラーには注意が必要です。切れ毛やチリつきが生じているまつげにビューラーをかけると、まつげがさらに切れてしまうなど、悪化につながる可能性があります。できればビューラーは控えてもらうのがベストです。
Q.お客様にできるアドバイスは?
A.セルフケアにまつげ美容液などを取り入れ、まつげを健康的な状態に整えていただきましょう。まつげの生え変わりを促す成分や、保湿成分が含まれているアイテムがおすすめです。
まとめ
「セルフのラッシュリフトで失敗したので修正して欲しい」という方は、ケースとしては少ないかもしれません。しかし、いつこのようなお客様が来ても対応できるように、対応方法は身に付けておきましょう。サロンに来られているお客様から「セルフのラッシュリフトをしてみたい」と相談されることもあるかもしれません。製品や技術面での安全性、理想通りに仕上がりにくいというリスクをお伝えして、サロンでの施術をおすすめしましょう。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
2602_1Ekm


