「市販のクレンジングって、何でマツエクが取れてしまうの?」プロが選ぶ、【マツエクが長持ちする】市販クレンジング5選!

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ドラッグストアなどで販売している市販のクレンジングを使用している人から、『「マツエクOK」と書いてあるクレンジングを使っているのに、なんで取れてしまうの?』と質問された経験はありませんか?そんな疑問にプロとして的確に答えられるよう、改めて市販のクレンジングについて勉強していきましょう。

市販のクレンジングの種類とは?

コンビニやドラッグストアでは、主に5種類のクレンジングが販売されています。それぞれの特徴を見てみましょう。

【オイル】
濃いメイクを落とす際に活躍する、オイルクレンジング。メイクをしっかりと落としてくれる洗浄力と、メイクに馴染むまでの速さが魅力です。濃いメイクも短時間で落としてくれるでしょう。
しかし、マツエクにオイルクレンジングはNG。クレンジングの油分が、マツエクのグルーを分解してしまうのです。使い続けるとグルーの接着力が弱まり、3~4日でマツエクが取れ始めると言われています。
最近では、オイルクレンジングでも「マツエクOK」と表示されている商品も販売されていますよね。しかしよく調べてみると、「グルーの種類やマツエクの状態によっては使えない」と“公式発表”されている商品も多いのです。基本的に、オイルクレンジングとグルーの相性が悪いことには変わりがないため、お客様がもし誤解している場合には、アイリストとして正しい情報をお伝えする必要があるでしょう。

【リキッド】
オイルクレンジングと同等のレベルの洗浄力を発揮する商品もある、リキッドクレンジング。お風呂でも使えるタイプが多いようです。オイルクレンジングとは異なり、主成分は水分。中でも、「水クレンジング」のようなオイルカットのクレンジングは、マツエクをしている人にピッタリです。

【ジェル】
なめらかなテクスチャーで、潤いのある洗い上がりを実現してくれる、ジェルクレンジング。大きく分けて、2つのタイプがあります。
・油性タイプ
油性タイプは、名前の通りオイルが主成分。オイルクレンジング同様、濃いメイクもしっかりと落としてくれる点が魅力です。しかし、あくまで“オイル”であるため、マツエクをつけているときには使用しない方が良いでしょう。お客様がジェルクレンジングを使用している場合、油性タイプか水性タイプか確認しておくと安心です。
・水性タイプ
水性タイプの主成分は、水。その中でも、オイルインタイプとオイルフリータイプに分けられます。
オイルインタイプは、一般的に5%程度油分が含まれています。マツエクに影響は少ないと言われていますが、気になる人は避けておくと良さそうです。
一方、オイルフリータイプは、油分が含まれていないためマツエクにはピッタリ。しかし、洗浄力が弱い特徴があります。そのためメイクがしっかりと落とし切れない場合もあるようです。また、油分が含まれていないため、肌が乾燥しやすい一面も。乾燥肌のお客様にはオススメしない方が良いでしょう。

【クリーム】
保湿力の高いクレンジングとして知られている、クリームクレンジング。メイクを落としながら顔のマッサージができることも、選ばれる理由のひとつです。しかし、残念ながらクリームクレンジングは、オイルをベースとしたタイプ。マツエクには向かないと言えるでしょう。

【ミルク】
サッパリとしていながら潤いのある洗い上がりが魅力で、敏感肌の人にもオススメのミルククレンジング。肌への刺激が強い界面活性剤の配合量が少ないことで知られています。ウォータープルーフなどの濃いメイクは落とし切れない場合もあるようですが、ナチュラルメイクであれば問題ないでしょう。
ただし、ミルククレンジングも微量ながら油分が含まれている商品が多いようです。しかし、少数ではありますが、油分が含まれていないタイプも販売されています。マツエクをつけている人は、購入時に、成分表示欄から確認しておきましょう。

市販のクレンジングに注意が必要な理由

アイリストのみなさんは、カウンセリング時にお客様が普段どのようなクレンジングを使用しているか、必ず確認しているはず。しかしその際、オイルクレンジングでなければ問題ないと判断していませんか?「ジェルクレンジングを使用しています」と言われ、「それなら大丈夫です!」と答えてしまうアイリストも少なくありません。しかし、その判断が、冒頭で紹介した『「マツエクOK」と書いてあるクレンジングを使っているのに、なんで取れてしまうの?』というお客様の疑問につながる可能性があるのです。

「マツエクにも使用できる」との表示がある市販クレンジングの中にも、実は微量ながら、オイル成分が配合されている場合があります。また、オイルカットされているクレンジングでも、配合された成分とマツエクグルーとの相性が悪い場合、マツエクが取れやすくなってしまうのです。もちろん、クレンジング剤には基本的に、成分表示の記載がされています。しかし、お客様自身による判断は難しいでしょう。だからこそ、アイリストとしては市販のクレンジングよりも、サロンで取り扱っているマツエク専用クレンジングをオススメすることが大切です。

とはいえ、お客様の中には「いつでも気軽に手に入る市販クレンジングが使いやすい」と感じる人が多いことも事実。そこで最後に、マツエクをしていても安心して使えるクレンジングを勉強しておきましょう。

コンビニ・ネットで買える、マツエクOKのクレンジング5選

ここからは、アイリストとしてオススメできる市販のクレンジングを、5つご紹介します。

【リキッドクレンジング】

出典:Amazon

メイクはしっかり派!というお客様から、特に人気のリキッドクレンジング。洗浄力が高く、サッパリとした洗い上がりが魅力です。中でも、「オルビス」の「クレンジングリキッド」がオススメ。オイルカットされているため、マツエクをしていても安心して使えます。リキッドならではの洗浄力はもちろん、保湿成分がたっぷり含まれているため、潤いある洗い上がりも期待できそうです。もちろん、油分が入っていないためヌルつきません。サッパリしながらも、みずみずしい洗い上がりの肌に魅了される女性が続出しています。手が濡れていても問題なく使用できるため、お風呂でのメイク落としも可能。スキンケアに時間を多く取れない忙しい女性にも、愛用されている商品です。

【ジェルクレンジング】
ジェルクレンジングは2つの商品をご紹介します。

出典:Amazon

まずオススメしたい商品は、「maNara(マナラ)」の「ホットクレンジングゲル」。美容成分がたっぷりと配合されていて、モチモチとした柔らかい洗い上がりが特徴です。ホットクレンジングと言われる通り、ジェルを肌に当てると適度なあたたかさを感じるでしょう。その秘密は、ジェル内に配合されている「グリセリン」にあるようです。グリセリンには、水に触れると発熱する特性があります。その熱が、肌を適度に温めてしっかりと保湿してくれるのです。また、温めることで肌の角質が柔らかくなり、毛穴の汚れが落としやすくなるメリットもあります。冬は特に人気の高まる商品です。

ただし、公式で「マツエクOK」と判断されているグルーは、「シアノアクリレート」を主成分としたグルーのみ。一般的なグルーの主成分は「シアノアクリレート」ではあるため、あまり心配はいりませんが、念のため頭に入れておきましょう。また、重みのあるテクスチャーが特徴の「ホットクレンジングゲル」は、使用時、無意識に力が入ってしまうかもしれません。お客様には、できるだけやさしく目元を洗ってもらうよう案内してください。

出典:Amazon

次に紹介するジェルクレンジングは、「キュレル」の「ジェルメイク落とし(医薬部外品)」。消炎剤が配合された、薬用のジェルクレンジングです。敏感肌のお客様の中には、愛用している人も多いのでは?低刺激でしっかりとメイクを落としてくれる点が魅力的。洗い上がりはサッパリとしています。強くこすらなくても汚れが落ちるため、マツエクに優しいクレンジングと言えるでしょう。肌を保湿しているセラミドを守りながらメイクを落としてくれる点も、見逃せないポイントです。

【ミルククレンジング】

出典:Amazon

ミルククレンジングは保湿力があり、肌に優しいメイク落としです。敏感肌の人には特にオススメ。中でも、「カウブランド」の「無添加メイク落としミルク」は、低刺激で安全性の高い商品として知られています。素材は可能な限り無添加にこだわり、アレルギーの原因となり得る成分は徹底してカット。肌が荒れやすい人でも、安心して使えると話題の商品です。また、多くのドラッグストアに取り扱いがあるため、簡単に手に入る点も魅力のひとつ。おそらく、みなさんの近所にあるスーパーなどでも手に入るでしょう。ミルククレンジングは一般的に洗浄力が弱いと言われていますが、「カウブランド」の場合、ナチュラルメイクであれば問題なく落とせます。肌や手が濡れていても変わらず使用できる点もうれしいですね。
なめらかでトロっとしたテクスチャーであるため、目元をこすらずメイクを落とせるでしょう。まつエクをつけていても安心して使えます。

【ネットで買える、マツエク専用クレンジング】

出典:トランプコスメティックパリ公式オンラインサイト

マツエク専用クレンジングはこちら

「やっぱりマツエク専用のクレンジングだと安心できる!」というお客様には、ぜひ「トランプコスメティックパリ」から発売されている「pique(ピック)」の「eyelash cleansing gel(アイラッシュクレンジングジェル)」をオススメしてください。敏感肌の人でも安心して使える優しい成分で作られています。油分をカットしているので、マツエクへの刺激も弱め。通常のクレンジングを使用する場合より、格段にマツエクの持続性をアップさせてくれると人気。また、保湿成分をたっぷり配合し、洗い上がりは潤いあふれる肌に。
実はコチラ、プロのアイリストが多く開発に関わっており、実際にマツエクサロンでも使用されている信頼の厚い商品なのです。適度な硬さがあるため、施術前のクレンジングにピッタリ。液だれしづらい、ちょうどよい硬さが魅力です。エクステ専用ではありますが、なんとウォータープルーフマスカラも落としてくれる優れもの。
まずは一度、試してみてください。

まとめ

もちろん、一番オススメしたいクレンジングは、マツエク専用のタイプです。マツエクの持続性をアップさせてくれる点は、市販クレンジングにはない魅力と言えます。一方で、手軽に手に入る市販のクレンジングの人気が高いことも事実です。安心して使える市販の商品をいくつか知っておくと、お客様からの相談にもしっかりと答えられそうですね。
より詳しくクレンジングについて知りたい場合は、「【2018年上半期】マツエクを長持ちさせるお手伝い♡マツエク専用クレンジング10選」もご覧ください。

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