マツエク後にお風呂は入っていいの?

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主婦の方から学生さんまで、さまざまなお客様が来店されるマツエクサロン。その生活スタイルも十人十色で、毎回オープン時間に合わせて予約をし、その後お出かけを楽しむお客様もいれば、仕事や学校帰りに施術を受けられるよう予約される人もいますよね。しかし、どの時間の施術でも気になるポイントといえば、「マツエク後、いつからお風呂に入っていいの?」という問題。今回は、グルーの硬化時間とお風呂に入るタイミングについて勉強していきましょう。

マツエク後お風呂に入るタイミングは?

早速ですが、マツエク施術後に入るお風呂のタイミングからご紹介します。
可能であれば、施術から24時間経過してから入浴するようオススメしましょう。
1番良いパターンはお風呂に入ってから来店し、施術。その後、24時間以内は顔を濡らさない状態です。洗顔も避けた方が、マツエクが長持ちするでしょう。

ではもし、
「なぜ、マツエク後のお風呂は時間を空ける必要があるの?」
とお客様に聞かれたとき、あなたならどう答えますか?きちんと理由を説明できるでしょうか。みなさんご存知の通り、その理由はグルーの硬化時間と関係があります。次の項目で、改めてグルーの硬化時間について振り返ってみましょう。

グルーの硬化時間

マツエク装着後、グルーの表面部分が硬化するまでには約5時間かかり、内部まで完全に硬化させるためには、どのグルーも24時間必要だと言われています。
もし、完全に硬化するまで待てず、お風呂に入ってしまった場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか?3つご紹介します。

1.マツエクの持続力低下
完全に硬化する前に水分が付着すると、グルーがふやけてしまったり、水の分子がグルーの分子内に入り込むことで成分が変わり、完全に硬化しきれなくなる場合があります。内部までしっかり硬化できていないと、マツエクが取れやすくなるだけでなく、たとえ取れなくても向きが変わりやすくなるのです。曲がった向きによっては、眼球にエクステが刺さり傷つける可能性もあります。施術後は、最低でも5時間あけてお風呂に入ってもらうようお伝えしたいですね。

2.アレルギーのリスク向上
グルーは硬化するとき、ホルムアルデヒドと呼ばれる揮発成分を発生させます。その揮発成分は、完全に硬化が完了するまで発生が止まりません!「表面さえ硬化してくれれば、アレルギーなんて起こらないのでは?」と考えるアイリストもいますが、施術後24時間以内はアレルギーの可能性があると頭に入れておきましょう。
さらなる問題は、お風呂に入ったときに顔へ水がかかると、ホルムアルデヒドがその水に溶けだす可能性があること。お昼過ぎに施術を受けたお客様が、夕方いつも通りメイクを落とすと、微量に発生し続けているホルムアルデヒドが水分中に溶け出すかもしれません。溶け出したホルムアルデヒドが、皮膚に付着したり、誤って目の中に入るケースも。ご存知の通りホルムアルデヒドは、皮膚や目に付着すると炎症の原因になります。いつも通りの洗顔が、トラブルの原因になるなんて怖いですよね。
さらに、アレルギー反応を誘発する恐れがあるため、注意が必要です。施術中に反応が出なかったとしても、ホルムアルデヒドの発生中はいつ症状が出てもおかしくありません。水に溶けて皮膚や目に入ることで、さらにアレルギーは起こりやすい状態に近づきます。だからこそ、マツエク当日のお風呂は避けた方が良いのです。特にアレルギー体質のお客様には、カウンセリングでしっかりと注意を促すようにしてください。
もし、どうしても当日メイクを落としたいと言われた場合には、拭き取りのクレンジングをオススメしましょう。可能であれば、その日は目元以外を拭き取って、翌日アイメイクだけオフする方法が安心ですね。

3.白化現象の発生
白化現象が詳しくわからない人はこちらの記事もチェック!

白化現象とは、マツエクのグルーが白くなってしまうこと。硬化前に水分が付着することで発生します。グルーは意外とデリケートで、顔を濡らさなくても、お風呂の湯気などでも起こる可能性があるほどです。一度白くなると、もう元の色には戻せません。目元のグルーが白くなると不自然で、見栄えにも大きな影響がありますよね。せっかくお金と時間をかけて美しく仕上がったはずのマツエクが、当日お風呂に入っただけで崩れてしまうなんて、お客様自身はきっと想像もしていません。カウンセリング時には、
「持続力への影響やアレルギー反応の恐れだけでなく、グルー自体の色が変わることもあります。マツエクを安全に、そして長期間キレイな状態で楽しんでいただきたいので、今日はできるだけお風呂は入らないようにしてくださいね」
といった形で、ご説明すると良いでしょう。

マツエクがより長持ちする方法

最後に、当日のお風呂を避けた上で、さらにマツエクが長持ちする方法をご紹介します。ぜひカウンセリング時や施術中に、お客様へ提案してみてくださいね。

<こすらない>
マツエク中は摩擦がNGということは、アイリストには常識ですよね。クレンジングや洗顔時も目をこすらないよう、優しく力を入れなければいけません。特に横方向への力にマツエクは弱いため、上から下に向かって、丁寧に指を動かすことがポイントです。見落としがちなのですが、うつぶせ寝も要注意!寝ているときに圧力がかかったり、無意識にベッドや布団に顔をこすりつけてしまい、マツエクが取れやすくなるでしょう。横向きか仰向きで寝てもらうよう、提案してみてください。

<クレンジングはオイルフリー>
グルーがしっかりと硬化した後も、オイルの入ったクレンジングはNG。クレンジングに含まれる油分が、グルーの成分を溶かしてしまい、接着力を弱める可能性があるためです。サロンで販売しているマツエク専用のクレンジングをご紹介するか、ドラッグストアやスーパーなどで簡単に手に入る市販のクレンジングの中から、マツエクでも安心して使用できる商品をオススメしましょう。

<お風呂の後はドライヤーで乾燥>
硬化後はお風呂に入って顔を濡らしても、問題ありません。しかし、濡れているまつげは、マツエクの重さで下を向いたり斜めに曲がったりしやすくなります。お風呂から上がったら、下から軽くドライヤーを当てるよう、お客様にお伝えしましょう。その際、熱風だとマツエクにダメージがかかるため、必ず冷風に切り替えることが重要です。

<定期的にブラッシング>
アイリストのみなさんも、朝起きたときにマツエクがバラついていた経験はありませんか?そのままだとマツエクのカール力が弱まってしまいます。スクリューブラシを使ってブラッシングしてもらうと、長い期間キレイなカールを楽しんでいただけるでしょう。スクリューブラシは、100均やドラッグストアでも簡単に購入できるアイテムです。ぜひオススメしてみてください。

まとめ

お風呂に入るタイミングとその理由について、詳しく紹介してきました。マツエクの持続力は、アイリストの技術はもちろん、お客様自身のアフターケア次第で大きく変わります。せっかくのマツエクです。キレイな状態で長く楽しんでいただきたいですよね。私たち自身もつい施術に集中してしまいがちですが、カウンセリングや施術中にその大切さを伝えるよう、意識していきましょう。「ここのサロンは、知りたい情報をきちんと伝えてくれる!」と信頼してもらえることが、ワンランク上のサロンに成長する秘訣です。

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