マツエクデザイン、最近旬な「長さを不揃いにするデザイン」のメリット・デメリットとは

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マツエクを施術するとき、多くの人が自まつげには出せない毛先のアウトラインが整ったデザインが選ばれてきました。しかし、最近マツエクのナチュラル志向が進むにつれ、「長さを不揃いにするデザイン」にじわじわと人気が出てきていることをご存知ですか?エクステの長さをあえて揃えないことで、アウトラインが美しく整っているデザインには出せないヌケ感やラフさを出すことが可能。今回は、長さを不揃いにするデザインのメリット・デメリットに触れながら知識を深めていきましょう。

長さを不揃いにするデザインとは?

出典:@ natari_.lashさん

上の画像が「長さを不揃いにするデザイン」です。長さを不揃いにするデザインとはどのようなデザインかを知る前に、現在広く認知されている「長さを揃えるデザイン」についておさらいしてみましょう。

長さを揃えるデザインとは、上の画像のように根元からエクステが扇型に広がり、エクステのアウトラインが揃っているデザインのことです。エクステ1本1本がスっと伸びた、自まつげにはない整った美しさがあります。

出典:@ eyeplus.designさん

長さを揃えるメリットは、

  • 自まつげには出せない整ったまつげになれる
  • マツエク1本1本がしっかりと見え、濃さが出にくい
  • デザイン性が分かりやすい

などがあります。

一方、デメリットとしては、

  • 長さが揃っていると人工的で不自然に感じる人もいる
  • “マツエクをつけている感”が強い
  • 隙間が埋まらずスカスカした印象になる人もいる

などがあります。
デザイン性が分かりやすいので、顔や目の黄金比に近づけやすく、自まつげには出せない整ったまつげが魅力的ですが、整いすぎているがゆえに人工的で不自然と感じる人もいるでしょう。
最近では、「マツエクだとバレないくらいにボリュームアップしたい」「マスカラを塗ったくらいの自然な感じで」といった、ナチュラルなマツエクを好む女性も増えてきているので、今後長さを揃えるデザインに違和感を覚える人も増えてくるかもしれません。

そこで、ナチュラル志向のマツエクを好むお客様におすすめしたいのが「長さを不揃いにするデザイン」です。

長さを不揃いにするデザインとは、上の画像のようにエクステのアウトラインを揃えず、異なる長さのエクステを混ぜてランダムに装着するデザインのことです。自まつげに近いデザインなので、ナチュラルさをキープしながらボリュームアップが叶います
また、短いエクステをミックスすることで根元に密度が出て濃く見えるため、アイライン効果も抜群です。
ランダムといっても、大まかなデザインを決めた上で装着していくので、バラバラになりすぎることはありません。ランダムではなく、エクステの長さを「短い・中間・長い」を繰り返す規則的なミックスにすることで、つけまつげのような印象にすることもできます。

出典:photoAC

エクステと同じように、つけまつげもナチュラルなものが好まれる傾向にあるため、より自然になるように長さの違う人工毛をつけて自まつげに近いものが増えています。普段のメイクでナチュラルな印象のつけまつげを使用しているお客様には、長さを不揃いにしながらも規則的なミックスにしてあげると、喜んでいただけるかもしれませんね。

まとめると、長さを不揃いにするデザインは、

  • より自まつげに近いボリュームアップを希望する人
  • マツエクをつけていることをバレたくない人
  • つけまつげのようなエクステをつけたい人

におすすめすると良いでしょう。

メリットは?

長さを不揃いにするデザインのメリットとは、

  • 自まつげのようなナチュラルな雰囲気に仕上がる
  • 自然なボリュームアップが可能
  • 自まつげに負担の少ない装着ができる
  • 根元の濃さがアイライン効果となって目が大きく見える
  • 長いエクステがとれても違和感が出にくい

などがあります。

上の画像で比べてみましょう。画像の上半分が長さを不揃いにするデザイン、下半分が長さを揃えるデザインです。毛先のアウトラインを見れば良く分かりますね。

「マツエクをつけていることを気づかれたくない人」「よりナチュラルなボリュームアップを希望の人」には、自まつげっぽさを残しながらボリュームアップできる、長さを不揃いにすることで理想のまつげに近づくかもしれません。
短めの自まつげには短いエクステ、長めの自まつげには長いエクステという風に、自まつげの状態に合うエクステが装着できるので、自まつげの負担が少なくなるところもメリットです。
また、短いエクステをミックスすることで、根元に密度が出て濃く見えるのでアイライン効果が高く、目の印象をアップさせるのにも効果的。長いエクステが落ちてしまっても、まつげとまつげの隙間があまり目立たず、違和感を持ちにくいのもメリットといえるでしょう。

デメリットは?

一方、長さを不揃いにするデザインのデメリットも見てみましょう。

  • 整ったイメージにはならない
  • デザイン性が出しにくい
  • 衝撃を受けやすい長いエクステが取れがち
  • 長いエクステが取れたときに、ボリューム不足を早く感じやすい

などがあります。

長さを不揃いにするデザインは、毛先のアウトラインが揃っていないことを良しとする、「ナチュラル感」「ラフさ」「ヌケ感」が魅力のデザイン。長さを揃えるデザインで作るナチュラルとは印象が変わるため、お客様に「思っていたイメージと違う…」と思われないためにも、“整わせないデザイン”ということをしっかりお伝えしましょう。

カウンセリングの際に、アウトラインが揃ったデザインと揃っていないデザインを見比べていただくと伝わりやすいですよ。
長さを揃えるデザインより、デザイン性が出しにくいこともデメリットといえます。「タレ目デザイン」や「キュートデザイン」など希望のデザインがある場合、短いエクステをミックスさせることで、デザイン性が弱まる可能性があることも覚えておきましょう。

また、短いエクステよりも長いエクステから取れやすいため、早い段階でボリューム不足を感じやすいということもありえます。マツエクの特性上、自まつげで支えられていない部分が長いほど衝撃を受けやすいため、長いエクステから取れてしまうことはある程度仕方のないことです。長いエクステが取れてしまっても短いエクステは残っているので、ボリューム不足は感じやすいものの、隙間ができて違和感のあるデザインにはなりにくいので、メリットともデメリットともいえるでしょう。

まとめ

まだまだ認知度は低い「長さを不揃いにするデザイン」ですが、マツエクのナチュラル志向が進めば、今以上に人気に火がつくかもしれません。「ナチュラルで手をかけてない風だけどきれい」というヌケ感のあるマツエクが一部のお客様にウケているのも事実です。お客様のあらゆるニーズにお答えできるよう、知識の幅を広げておきましょう。200602Ekm

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