【気になる!小ネタ】座り仕事はお尻が大きくなるってホント?対策を伝授

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アイリストは職業柄、椅子に座って過ごす時間が長いですよね。予約が多い日は6~8時間近く座っている日もあるのではないでしょうか。そこで気になるのが、座り仕事はお尻が大きくなりやすいという噂…。実はこれ、あながち嘘ではないのです。そこで今回は、「座っている時間が長いとお尻が大きくなる」と言われるメカニズムの真相や、お尻が大きくならないよう気をつけるべきポイント、対策方法をまとめました。

座り仕事は垂れ尻に?!

座っている時間が長いとお尻が横に広がり垂れやすくなると言われています。その理由は2つ!

①お尻まわりの筋肉が衰える

お尻は、大殿筋という筋肉が大部分を占めますが、この大殿筋がたるむことが垂れ尻の大きな要因となります。また、太ももの裏にあるハムストリングスも使われないことで短縮し、お尻を支える力が弱まります。さらに、座っていると腸腰筋というインナーマッスルも使われずにゆるむので、お尻まわりの筋肉はほぼ休止状態です。この状態が長く続くと、だらんとしたメリハリのないお尻が定着してしまいます。

②骨盤が後傾する

インナーマッスルである腸腰筋には骨盤を支える役割があります。この腸腰筋がゆるんでしまうと、骨盤が後ろに傾き、体型的にもお尻が垂れやすくなります。ちなみに、骨盤が後ろに傾くと猫背にもなりやすいそうですよ。

座り仕事の人は、一生懸命働いていてもお尻の筋肉だけは休んでいる状態。仕事に熱中すればするほどお尻が垂れ下がってしまうなんて悲しいですよね。そこで、大きなお尻にならないために、普段の姿勢や行動から気をつけるべきポイントを次で紹介します。

お尻を大きくしないためにココに気をつけよう!

お尻まわりの筋肉は、いつもより少し意識するだけで衰えを最小限に抑えることができます。気をつけるべきポイントと、すぐにできる簡単な対処法を紹介しましょう!

座り方には気をつけて

疲れる、ひざが開いてしまう、といった理由で足を組んで座るクセがある人は要注意です。また、椅子に浅く座ってもたれるような姿勢は仙骨で座っている状態で、骨盤が後傾し腰も痛めやすい座り方。そういった人は少し意識して座り方を工夫しましょう。

座り方のひと工夫

ポイントはこちら2つです。

  • 足を組まずに座ること
  • 骨盤が後傾しやすい座り方を避けること

骨盤が後傾しにくい座り方=正しい姿勢で座るということです。具体的には、仙骨が椅子の座面に当たるような浅い座り方ではなく、仙骨が背もたれに当たるようなイメージで深く椅子にこしかける座り方。正しい座り方ができたら腹筋を意識して、良い姿勢がキープできるよう心掛けましょう。

座り方にも意識して

足の筋肉を使わずに歩くことも垂れ尻につながってしまいます。お客様のご案内やお見送り、休憩などで歩く時間は、ゆるみきったお尻まわりの筋肉を刺激するチャンス!
足を引きずるように歩いたりペタペタと小股で歩いたり、省エネで移動するのではなく、しっかりと関節や筋肉を動かしましょう。

歩き方もひと工夫

ポイントはこちら2つです。

  • 足の筋肉や骨盤を動かすようなイメージで、大きな歩幅で歩く
  • 後ろ足で地面をしっかり蹴ることを意識する

この2つを意識すると、両ひざや筋肉、骨盤をしっかり使えます。ゆるんだ筋肉を刺激して座り仕事による垂れ尻を回避しましょう!

クセになっている自分が楽な座り姿勢を変える歩き方を変える、ということ自体は少し練習すれば難しいことではありません!ぜひ実践してみてくださいね。

ただ、「常に意識するのは少し負担…」という人もいるかもしれません。そんな場合、初めは午前1時間と午後1時間は座り方を意識する、通勤中だけ歩き方に気をつける、など時間を区切って実行してみるのがおすすめです。慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていきましょう。あまり大きな負担にならないよう、できることから実践していくのも1つの手ですね。

お尻のたるみ対策には、ストレッチや余力があれば軽いトレーニングもおすすめ。次は簡単にできてお尻に効くストレッチ&エクササイズ方法を紹介します。

たるみ防止!おすすめストレッチ&エクササイズ

使われず、衰えきったお尻の筋肉は、そのまま垂れ尻になってしまいます。また、長い時間座位を保つことでハムストリングスは固くなってしまい、お尻をキュッと引き上げる本来のパフォーマンスができなくなってしまいます。そうならないために、ストレッチや軽い運動を取り入れてお尻を引き上げ、たるみのないボディを作りましょう。

固まったお尻まわりをほぐすストレッチ

床に横になり行うストレッチです。お風呂上りやリラックスタイムにぜひ実践してみてくださいね。

太ももストレッチ
 
仰向けになったら右ひざを抱えて、ひざを自分に引き寄せるイメージで太ももの後ろの筋肉を伸ばしましょう。15秒ほど伸ばせばOK。左足も同様にストレッチします。

引用:photoAC

股関節ストレッチ1
 
太ももストレッチと同様に仰向けで右ひざを抱え、右ひざを体の外側に向けながら太ももを引き寄せます。足のつけ根が伸びていればOK。15秒ほどストレッチしたら、左足も同様に伸ばしましょう。

引用:photoAC

股関節ストレッチ2
 
太ももストレッチと同様に仰向けで右ひざを抱えたら、右ひざを今度は体の内側に向け太ももを引き寄せます。右ひざを左肩の方向へもっていくイメージです。15秒ほどキープしたら、左足も同様にストレッチしてくださいね。

立って行う簡単エクササイズ

ストレッチでお尻まわりをほぐしたら、今度はお尻の筋肉を刺激するエクササイズでヒップアップを狙いましょう!

足の後ろ上げ
 
壁や椅子などに手を添えて、体が倒れないよう支えたら、右足を後ろへ向かって上げます。体がねじれたり、ひざが曲がったりしないよう気をつけ、10秒ほどカウントしましょう。このとき腹筋を意識することを忘れずに。お尻の脂肪を右手で持ち上げるように掴みながら行うとより効果的です◎
左足も同様に行い、10秒×5セットが目安です。

座っている最中にもできる簡単エクササイズ

隙間時間に取り入れやすい、座ったままできるエクササイズも紹介します。

お尻引き締め運動
 
座ったままの姿勢で肛門をキュッと引き締めるイメージの動きを行います。引き締めたら10秒ほどキープしゆるめる、といった動きを3回ほど繰り返しましょう。

足上げキープ運動
 
座った姿勢で、ひざを曲げた状態のまま、両足を地面から浮かします。浮かせた状態を5秒キープして戻す、といった動きを3回ほど繰り返しましょう。意外と腹筋を使うので良いトレーニングになりますよ。腹筋も骨盤を支える筋肉の1つなので、適度に鍛えておくことが大切です。

動かす機会が少ない筋肉は固くなってしまうので、まずはストレッチで伸ばしてあげることを心掛け、余力があればエクササイズも行いましょう。
座りながらできるエクササイズは人に気づかれにくい動きなので、仕事中にも取り入れやすいですよ。

まとめ

座り仕事の人のお尻が大きくなりやすいというのは、筋肉の衰えや骨盤の後傾が原因でした。ただ、対策次第で筋肉の衰えやゆるみは回避することができます。普段の歩き姿勢や座り姿勢を意識する、ストレッチやエクササイズを取り入れる、などを実践し、ゆるゆるボディ化を食い止めましょう!200910Esm

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