アイリストに多いお悩み「目の疲れ」に!Beauté編集部でも話題の「マツエクをしていてもできるケア方法」をご紹介します

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アイリストから多く寄せられるお悩みのひとつが、「目の疲れ」。Beautéでは過去に目の疲れや肩こり軽減のためのノウハウをお伝えしましたが、今回は、特にアイリストからの要望が多い「マツエクに影響の出ない方法」を模索してみました。まぶたや食べ物・飲み物から、目の疲れ解消にアプローチしていきます!

アイリストのお悩み上位!「目の疲れ」って具体的にどんな症状?

1cmにも満たないまつげ。ここにマツエクを施術する作業を行うアイリストは、目を酷使する傾向にあります。職業柄仕方のないこととはいえ、「目が疲れる」「まぶしさを感じる(シバシバ・チクチクする)」「ぼやけて見える」「頭痛がする」…などといった症状は、時に我慢ならない存在になりますよね。
このような不快症状はどこからきているのでしょうか。まずは、“目の疲れ”の原因を探りましょう。

「目の疲れ」や「視界がかすむ」…眼精疲労がもたらす症状

毎日業務を行っていると

目が疲れる
視界がかすむ、ぼやける
目の周りが凝る、頭痛がする
まぶしさを感じる

などの症状が目に現れることはないでしょうか。細かく探っていくと、原因は様々なものに分かれますが、ほとんどの場合が「眼精疲労」による症状と思われます。そもそも、眼精疲労とはどんなものなのでしょうか。

眼精疲労とは
眼精疲労とは、視作業(目を使って行う仕事)を続けることにより、目の痛みやかすみ、まぶしさや充血目などが見られること。症状を放っておくと、頭痛・肩こりや吐き気などの全身症状にまで達する。休息や睡眠をとっても、症状の改善が見られなくなった状態を眼精疲労という。

目の筋肉というのは、遠くを見ると緩み、近くを見ると緊張します。アイリストの業務は常に近いところを見る作業であるため、「ずっと緊張している状態」が続くでしょう。“緩んでいる状態をずっと続ける”ことは、目にとってそう悪いことではありません。しかし“緊張している状態をずっと続ける”ことは、目にとってストレスが溜まる要因に。目の周りの凝りの原因は、この継続的な緊張状態にあると言えるのです。
一時的な眼精疲労であれば、十分な休息・睡眠をとれば症状は改善します。しかし、毎日目を使うアイリストは休息・睡眠が十分であっても、疲労が慢性的に蓄積し、なかなか症状改善につながらないことも。業務上目を酷使する職業ですが、私生活でもPC作業やスマホを操作する時間が長くなっていませんか?デジタル化が進んだ現代では、生活の中で“目を使わず生活する”のは、相当難しいことなのです。
目の疲れ、周囲の筋肉の凝りはやがて頭痛や肩こりの全身症状に変化します。こうなると、作業効率が落ちてしまうことも考えられるでしょう。アイリストとして、でき得る限りのケアはしておきたいところです。
そこで、今回はマツエクをしていてもできるおすすめのケア方法や、知っておくと豆知識になる「目の健康を助ける」食べ物や飲み物を、みなさまにお伝えします。

「マツエクをつけていてもできる」ケア方法を紹介

アイリストにとって目のケアは大切。しかし、マツエクをしていると目薬やアイパックなどのケアを頻繁にできないこともあるでしょう。目薬・アイパックなどのケアは、マツエクをしていても可能ですが、コツが必要。アイパックはエクステに触れないようにし、まぶたを中心にケアを進めるとよいでしょう。目薬はマツエクのグルーに影響しないよう、目から零れた目薬をこまめに拭き取ることが大切です。
詳しくはこちらの記事をcheck▼

とはいえ、「マツエクをしていると目薬やアイパックを頻繁に使えない」「マツエクに影響が出ないように使いこなす自信がない…」というアイリストもいることでしょう。そこで、マツエクをつけていてもできるケア方法を見つけてきました。早速、見ていきましょう。

まぶたのケア

眼球を直接ケアするのではなく、“まぶた”の健康状態を良くして目を健康にすることが、ひとつの方法として挙げられます。人間の皮膚の中でも、薄い部分であるまぶた。ここには毛細血管が集中しており、この血流が滞ってまぶたが冷えると、眼球全体の血行不良につながることもあります。
さらに、まぶたはアイシャドウやアイラインなどを施す場所。毎日のメイクによって、知らず知らずのうちにダメージを受けています。自身のまぶたをよく見ると、「皮膚がカサついている、乾燥している」なんてことはありませんか?それは、潤いが足りておらず、まぶたや目の血行も良くない証拠。きちんとケアすることで、眼球全体の血行促進=目の健康を助けることになりますよ。
マツエクをしている目のまぶたケアは、決してエクステに触れないようにすることがポイント。その上で、保湿クリームなどで潤いをプラスしてください。以下にドラッグストアで購入可能な目元ケアアイテムをご紹介します。手軽に買えるので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

フローフシ THE アイクリーム

出典:Amazon

フローフシのアイクリームは、「スマホなどで疲れた目」のために作られたもの。つまり、目を酷使したあとに凝り固まった筋肉をほぐし、血行を良くしてくれる効果が期待できるのです。“目周り筋”“こめかみ筋”に対して、フローフシ独自の成分である「エンドミネラル」がアプローチします。潤いを与え、筋肉をほぐしてくれるアイクリーム。エクステを巻き込まないよう、指の腹にクリームをとり、まぶたに優しくマッサージするように塗布しましょう。

エスケーツー R.N.A.パワー アイクリーム ラディカルニューエイジ

出典:Amazon

とろみのあるテクスチャーで、ハリのあるまぶたにしてくれるエスケーツーのアイクリームです。まぶたのたるみは、目元の印象をぼかしてしまう原因になることも。ハリと潤いをもたらすこのクリームで、目元をリフレッシュさせましょう。クリームを塗る際は、エクステに付着しないようにすることがベストですが、サラッとしたテクスチャーのものを使用すると扱いにくいですよね。その点、こちらのクリームはとろみがあるので塗りやすく、目元ケアが簡単に叶います。

以上のようなアイテムを使って、まぶたケアをしてみましょう。まぶたの血行が良くなることで、眼精疲労の症状減少につながると言われています。くれぐれも、まぶたケアの最中にはエクステを巻き込まないよう注意してくださいね。

スキマ時間にできる眼球ストレッチ

眼球を動かしたり、少し負荷をかけたりすると、眼精疲労の解消に役立ちます。眼球を動かすだけであれば、マツエクに影響なくアイケアが叶いますよね。今回は、Beauté編集部でも「これは効く!」と話題になった「短時間で行える2つの眼球トレーニング」をご紹介しましょう。

上下左右そして斜め、6方向ストレッチ

目玉は上下左右斜め、合わせて6本の筋肉によって支えられています。この筋肉が働くことで、眼球は動くようになるのです。眼精疲労や加齢によって、筋肉が疲れてくると俊敏に視野の切り替えができなくなったり、視野が狭くなったように感じたり…。その結果、目の痛みや疲れの原因になってしまいます。
そこで、緊張した眼球を支える筋肉を、ストレッチでほぐしましょう。やり方はこちら。簡単・短時間でできますよ。

①目の筋肉を伸ばすイメージで、目玉を上から下へ、左から右への順に5回動かす。
②斜め右上から左下へ、斜め左上から斜め左下への順に5回動かす。

いかがでしょうか。初めはやりにくいと思うので、ゆっくり確実に行いましょう。目の周りの筋肉に柔軟性が出てくるはずです。

老眼鏡で眼球ストレッチ

“目”というものは、必ずどこかにピントを合わせようと常に筋肉を使っています。この習性を一度リセットさせることで、筋肉を休ませることができ、本来持っているピント調節機能を回復することができます。目の疲労や、視界がかすむ場合に効果が期待できるストレッチです。
このストレッチでは老眼鏡やリーディンググラスを使用します。100円均一など安価に売っているもので用意しておきましょう。

①老眼鏡やリーディンググラスをかけ、度数が1~2度高い遠視気味の視界を作る(コンタクト使用の場合は外さない)。
②ピントがどこにも合わないぼやけた視界のまま、1mほど離れたところを5分ほど見つめ、老眼鏡を外す。

このストレッチ後は本来のピント状態に戻っているので、視界がなんとなくクリアに感じられることでしょう。何度もやると、かえって視界がぼやけてしまうため、1日1回をめどに、ピント機能をリセットしてみてくださいね。

手軽に試せる「目の健康を助ける食べ物・飲み物」を紹介

次は、目の健康を助ける食べ物や、飲み物をご紹介します。目に良い効果をもたらす栄養素が使われた食事で、目を健康的に保ちましょう。このメニューは、お客様との会話の中でも小ネタとして使えますよ。

目の健康を助ける食べ物

豚肉とニンニクの芽の炒め物

豚肉に含まれるビタミンB1は、目の疲れや視神経の働きを助ける栄養素。1日に100g摂取すればよいとされているので、仕事終わりにサッと作れる炒め物で取り入れてみましょう。

材料(2人分)
・豚バラ肉 200g
・にんにくの芽 1束
◆醤油 大さじ1
◆酒 大さじ1/2
◆砂糖・みりん 各小さじ1
◆煎り胡麻 適量
作り方
1.豚バラ肉、にんにくの芽を5cmほどに切る。
2.フライパンに少量の油をひき、豚肉・にんにくの芽の順に入れて加熱する。
3.火が通ったら◆を混ぜ合わせたものを入れて、良く絡めたら完成。

目の健康を助ける飲み物

ブルーベリースムージー

ブルーベリーは“目に良い食べ物”というイメージがあるかもしれませんね。その理由はブルーベリーの青紫色に含まれる「アントシアニン」。ポリフェノールの一種であり、体に入れると「ロドプシン」という、視覚に影響するたんぱく質の合成に関わります。目の疲れや視力低下の防止、白内障予防の効果が期待できるため、“目に良い”とされているのでしょう。
このブルーベリーを、仕事の休憩中にも摂取できるスムージーで取り入れてみませんか?美容効果も期待できるよう、ヨーグルト入りのレシピをご紹介します。

材料(1人分)
・ブルーベリー(冷凍) 50g
・バナナ 1本
・ヨーグルト 100g
・はちみつ 小さじ1~お好みで
作り方
材料をすべてミキサーに入れる。スイッチを入れてかく拌させ、ドロッとしたところで停止させたら完成。

この他にも、ビタミンA・Dが豊富な食材は目の健康を助けるとされています。この通りのレシピでなくてももちろん構いません。目の疲れが溜まってしまい、毎日辛い思いをしている人は、目の健康を思って食材選びをしてみませんか?ぜひ、これらメニューと食材を覚えておいてくださいね。

まとめ

目の疲れや不快症状は、目を酷使するアイリストの職業病。眼精疲労は避けて通れない道かもしれません。しかし、その不調に気が付いたら放っておかず、自分でできるケアをして解消してみましょう。仕事の上で大切な相棒となる“目”。目を自己管理するのも、アイリストの仕事のうちです。ぜひこの記事を参考に、目の健康を助けてあげてくださいね。181004E3s

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