次世代パーマ、パリジェンヌラッシュリフト・アッパーリフトカールなど…何が違う?
 
      近年、ますます人気が高まりつつある「次世代まつげパーマ」。これからサロンメニューに加えたい、と考えているアイリストの方もいるのではないでしょうか。よく知られているのは、パリジェンヌラッシュリフトやアッパーリフトカールなど。それぞれどのような特徴があるのか、知りたいアイリストも多いですよね。今回のBeautéでは、そんな次世代まつげパーマについて詳しく解説。注目の新技術を導入する前に、しっかりと予習しておきましょう!
次世代まつげパーマとは?
最近はマツエクだけでなく、まつげパーマのメニューも充実させるサロンが増えてきました。その理由のひとつに、「次世代まつげパーマ」の登場が関係しています。
そもそも、従来のまつげパーマと次世代のまつげパーマの違いはどこにあるのでしょうか。
従来のまつげパーマと次世代のまつげパーマの違い
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 | 従来のまつげパーマ | 次世代のまつげパーマ | 
| カール | まつげ全体がくるんとなる | 根元が立ち上がる | 
| 長さ | カールがつく分、短く感じることも | まつげが長く見えるベストな形を作れる | 
| 毛先の傷み | パサつきやチリチリ感が出ることも | ハリやコシが出る成分を含むものがある | 
次世代まつげパーマでは、根元から立ち上がることにより、白目に光が入り明るい目元を演出できます。また従来のまつげパーマでは物足りなかった長さの問題も、デザイン力向上により解決しました。
さらに、従来のまつげパーマから各段に進歩したのは安全性。数年前に従来のまつげパーマが流行した時期にはカール剤の危険性も問題視されていましたが、近年の次世代まつげパーマでは安全性の高い液が使用されています。
次世代のまつげパーマのメリット・デメリット
従来の技術からは進化した次世代まつげパーマ。マツエクと比べると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
◆グルーアレルギーの人もできる
◆まぶたのリフトアップ効果がある
◆クレンジングに制限がない
◆マツエクよりモチが良い
◆自然な仕上がりになる
◆ボリュームを出すことはできない
◆長さが欲しい人には物足りない
◆デザイン力はマツエクの方が優れる
◆使用薬剤成分にアレルギーがある人はできない
◆期間をあける必要(1カ月ほど)があり、修正したくてもできない
例えば、マツエクのようなボリュームや長さを求めているお客様にまつげパーマを提案しても、満足いただくことは難しいでしょう。次世代まつげパーマをメニューとして導入するなら、メリットやデメリットをしっかりと理解しておかなくてはいけません。
ただ、次世代まつげパーマを希望されていないお客様だったとしても、ご提案してあげることで選択肢を増やしてあげられることも。ご提案次第では、サロンへの満足度を高めるきっかけとなるかもしれません。
パリジェンヌ・アッパーリフトなど…どれがいいの?
次世代まつげパーマをサロンメニューに導入しようと考えた場合、まずはどのまつげパーマにするか検討する必要があります。
選べる種類は、パリジェンヌラッシュリフト・アッパーリフトカールなど。大きな違いがあれば、「○○がおすすめです」と述べることができるかもしれません。しかし、これらの次世代まつげパーマの原理は同じものが多いのです。「えっ?ならどうして、分かれているの?」と感じるかもしれませんね。それは、開発した人や国が違うから。そして使用している成分にも、各社工夫がされているようです。
各まつげパーマの特徴については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
では何を基準に選択すれば良いのでしょうか。講習内容や研修開催地、メニュー料金、話題性が選ぶポイントとなります。
(情報は2019年5月時点のものであり、費用は税込価格です。)
パリジェンヌラッシュリフト
パリジェンヌラッシュリフトでは、ステップアップする3タイプの講習が用意されています。ベーシックコースを受講完了すれば、お客様への施術が可能です。
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 | ベーシックコース | フォローアップコース | エキスパートコース | 
| 内容 | パリジェンヌラッシュリフトを習得するためのコース | ブラッシュアップのためのコース | 2019年7月から新設 熟練者のみが受講可能で、下まつげについても学べる | 
| 講習費用 | 75,000円 17,500円相当のキットも含む | 15,000円 スタッフ価格:30,000円(税込) | 89,000円 | 
| 所要時間 | 2時間半 | 6時間 | 6時間半 | 
| 開催地 | 東京・大阪・福岡 過去に仙台や広島でも | 東京・大阪 | 東京・大阪 | 
2017年に清水小夜香さんが開発した「パリジェンヌラッシュリフト」は、次世代まつげパーマの火付け役ともいえる存在。インスタのハッシュタグも、他の2つに比べ約10倍の投稿数があります。
アッパーリフトカール
まつげパーマ未経験の人は、ベーシックから始める必要があり。下まつげへの施術もすぐに学ぶことができます。
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 | ベーシック上まつげ | 下まつげ | デザインプロテクト | スピード・収益性アップ | 
| 内容 | アッパーリフトカールの基礎を学ぶ | 下まつげのカール技術を習得する | デザイン力アップ・技術クレーム対応について学ぶ | 1時間で4人の目元を施術できるようにする・学科のみ | 
| 講習費用 | 86,400円 キット代込 | 54,000円 キッド代込 48,600円(上まつげ受講済) | 86,400円 キッド代込 | 21,600円 | 
| 所要時間 | 6時間 | 3時間半 | 6時間 | 2時間 | 
| 開催地 | 東京・名古屋・大阪・滋賀・広島 | 東京・名古屋・滋賀 | 7月まで開催予定なし | 7月まで開催予定なし | 
さらに2019年秋頃からは、新たなコースが2つ追加される予定です。そちらが、
◆ベーシック上まつげ+下まつげ
◆フルコース
別々にクラスを受講するよりも安く受講できる、お得なコースだそうです。
ニューヨークスタイルのラッシュリフトを日本人向けに開発し、2018年に誕生したのがアッパーリフトカールです。インスタやHotpepperBeautyでの注目度はパリジェンヌラッシュリフトに比べると低いですが、これから人気の伸びが期待できる技術かもしれません。
実際の施術料金や時間はどれくらい?
次世代まつげパーマをメニューに導入しているサロンが、どれくらいの料金や時間で施術を行っているのかチェックすることも大切です。今回はHotpepperBeautyに登録している関東のマツエクサロンの動向を探ってみました。
- パリジェンヌラッシュリフト :6,000円前後・約90分の施術
- アッパーリフトカール :5,500~6,500円程・約60~90分の施術
講習費用を何人施術すれば元が取れるのか、といったことも含めて、どの次世代まつげパーマが良いのか検討してみてくださいね。
【まつげパーマを導入するなら】“まつ育”をご提案できるアイリストを目指そう!
次世代まつげパーマの土台となるのは、お客様の自まつげ。仕上がりのボリューム感や密度は、自まつげの長さや太さ、量に大きく左右されます。
そのため、次世代まつげパーマとあわせて、お客様の健康な自まつげを増やす=“まつ育”をご提案してあげることが大切。土台を豊かにしてあげることで、まつげパーマへの満足度も高まるでしょう。
特に、まつげがすっぽり抜けてしまっている、スカスカになっていて量がまばら、といった方には、浸透力が高く、美容成分がまつげに効率的に届く美容液の使用をおすすめします。
【松風】アイラッシュメッド まつげ美容液 PREMIUM EYELASH CARE SERUM
『松風』のナノテクノロジー技術から生まれたのが、「松風アイラッシュメッド まつげ美容液 PREMIUM EYELASH CARE SERUM」。話題の保湿成分キャピキシルを高濃度5%配合、さらにまつげにコシを与えるワイドラッシュやツヤアップが期待できるプロキャピルなど、数々の保湿成分が配合されています。そして、これらの美容成分を毛穴の200万分の1のサイズにまで小さくすることにより、速やかに角質層へと浸透。効率的に成分が届けられ、ハリ・コシ・ツヤのある生き生きとした美しいまつげへと導きます。
こちらの商品はサロン専売品なので、「ここでしか手に入らない!」ということもお客様へのアピールポイントになるでしょう。
まとめ
お客様から質問されたときに、さっと答えられるように、知識としてサロンで未導入の技術について知っておくことも、アイリストとして必要なこと。「次世代まつげパーマって、何が次世代なんですか?」「いくつか種類があるけど、違いって何ですか?」そんなまつげパーマやマツエク技術についてのお客様からの疑問に答えられるように、日々勉強しておきましょう。190516Eoa
 
         
         
         
               
          







