あなたは何派?つけまつげ、ビューラー、まつげパーマ、マツエク…それぞれのメリット・デメリット

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重要な役割を担う「まつげ」のカールアップ方法。現在は、つけまつげやビューラー、まつげパーマやマツエクなど、さまざまな手段がありますよね。その中で特に人気を集めている方法を知っていますか?今回は、一般女性の目元事情について調査してみました!メリットやデメリットとともにご紹介します。

【調査データ】20代~40代女性に聞きました!まつげをぱっちりさせるためにやっていること

世間の女性がどのような方法で目元をパッチリさせているのか、アイリストとしても気になるところですよね。調べてみたところ、株式会社リクルートライフスタイルの研究機関、ホットペッパービューティーアカデミー」によるデータが見つかりました。

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「【美容センサス2016年上期】≪アイビューティーサロン編≫」
 

上記は、「アイビューティーサロンでどのメニューを利用しているか」について、全国の男女7,700名に調査した結果をグラフ化したものです。
全世代でつけまつげ(オーダーアイラッシュ)の利用率は20%以下。美容サロンでは、マツエクとまつ毛パーマの施術が主流となってきているようですね。
40代のみ、まつげパーマとマツエクの比率はほぼ同じでしたが、20~30代に関しては、マツエク人気が高めであることが分かりました。
なお、グラフには入っていませんが、自宅ケアのひとつとして、ビューラーも挙げられます。アラガン・ジャパン/塩野義製薬が2015年に行った「まつ毛に関する意識・実態調査(http://www.matsugeclinic.com/research/)」によると、自宅でのまつげケアは、マスカラが45.5%で最も多く、次にビューラーが41.7%と続きました。複数回答可能な調査であるため、中にはマスカラとビューラーの両方を利用している女性も多いことが推測されます。
以上の結果から、美容サロンではマツエクが人気、そして自宅ケアではマスカラやビューラーが人気であることが分かりました。しかし、マツエクをはじめ、今回選択肢に上がった4つの方法は、なぜ女性から人気を集めているのでしょうか。

つけまつげ、ビューラー、まつげパーマ、マツエクそれぞれのメリット・デメリット

ここからは、先に紹介したメイク方法の魅力について迫ります。メリット・デメリットとともに見ていきましょう。

【つけまつげ】
つけまつげとは、専用の人工毛をまつげの根元に装着して、まつげのボリュームを一時的に増やす方法のこと。細い両面テープや専用グルーを使用します。
つけまつげを使用するメリットは2つ。
1つ目は、簡単に着脱できる点。普段は社内規定などで派手なメイクができない人でも、結婚式やデートなどといった、目元を華やかにしたい日だけ簡単に使用できます。
2つ目のメリットは、自まつげの量に関係なくボリュームを出せる点。まつげ全体のボリュームアップはもちろん、黒目の上や目尻などの部分的な使用も可能です。
ただし、デメリットも2つあります。
1つ目は、「毛周期が乱れる可能性が高い」点。つけまつげは、グルーを皮膚に直接塗って装着するのですが、細くて弱い産毛もグルーに付着する可能性が高いのです。すると当然、つけまつげを外す際、グルーに巻き込まれた産毛も抜けてしまいます。産毛が抜ける=長くてハリのある成長期のまつげが少なくなるということです。
2つ目は、「グルーアレルギー」。長年グルーを皮膚に塗り続けると、高い確率でグルーアレルギーを発症すると言われています。一度アレルギーを発症すると、長く付き合っていくこととなるため、注意が必要です。

【ビューラー】
自まつげにカールをつけて角度をつけるビューラー。お金も手間もかからないため、学生から主婦まで幅広く取り入れられている手法のひとつです。
メリットは、その手軽さ。時間をかけず、すぐにカールを癖づけられる点は、ほかの手段にはない魅力といえるでしょう。
デメリットは、挟み込む際に圧がかかること。圧がかかった自まつげは抜けやすくなり、毛周期の乱れへと繋がってしまいます。また、1回に必要な時間は短くても、毎日やるとなると手間に感じる人もいるでしょう。メイク時間を短縮させたい人には、他の方法が向いているかもしれません。

【まつげパーマ】
専用のパーマ液を使って、まつげをカールアップさせるまつげパーマ。
メリットは、約1ヶ月カールをキープできること。毎日ビューラーをかける必要がなくなります。また、自まつげにカールをつけるだけであるため、目元の違和感も覚えにくいでしょう。さらに、プロによるパーマは、自然なカールも魅力のひとつ。どの角度から見ても、キレイな目元に仕上がることからリピーターを増やしているようです。
一方で、デメリットとしてはまつげの傷みが挙げられるでしょう。髪の毛にパーマをかけた経験がある人は想像しやすいかもしれませんが、パーマをかけた毛は大きなダメージを受けます。それは頭髪でもまつげでも変わりありません。ダメージが進行すると、少しずつまつげは弱ってきて、弱い刺激でも抜けたり切れたりしやすくなるのです。長期的なパーマは、自まつげの減少につながると言えます。

【マツエク】
最近は、マツエクを手放せない女性も増えてきました。自まつげ1本ずつに人口毛をつけていく方法です。
接着には専用のグルーを使用しますが、つけまつげとは異なり、皮膚ではなくまつげに付けていきます。そのため、皮膚への負担は少ないと言えるでしょう。カールの角度や毛の長さ、ボリュームの長さを好みに合わせて調整でき、自分好みの目元に近づける点がメリットです。
デメリットは、ごくまれにグルーアレルギーを発症する可能性があること。目元はデリケートな部分なため、直接グルーが皮膚に付着していないとはいえ、アレルギーの可能性はゼロではありません。

ダメージに注意しながら、目元のおしゃれを楽しもう

それぞれのメリットやデメリットを見てきましたが、自分のケア方法であれば、何を重要視するのか、という観点で選ぶだけで良いでしょう。しかし、アイリストとしては、できるだけ自まつげに負担をかけない方法をお客様にオススメしたいですよね。たとえ一時的に目元の華やかさを演出できても、自まつげがダメージを受けると、長くは続けられなくなってしまうためです。
そこで改めてそれぞれのデメリットを整理してみると

デメリット一覧

つけまつげ:産毛が抜ける
ビューラー:自まつげが抜けやすい(毎日)
まつげパーマ:自まつげが傷み、弱くなる
マツエク:まれにグルーアレルギーを起こす

となりました。マツエク以外の方法では、大切な自まつげを傷つける恐れがあることが分かりますよね。もちろん、マツエクにもデメリットはありますが、正しい施術が行われていれば、自まつげへのダメージは他の方法よりも少ないのです。アレルギーに関しても、マツエクのグルーには種類があるため、アレルギー反応を起こしにくいタイプも選べます。アレルギーがあっても、マツエクを続けられる場合もあるでしょう。
以上の理由から、まつげのカールアップで最もオススメしたい方法は、マツエクだと言えそうです。

まとめ

数々のメイク方法がある中で、目元をパッチリ見せるための手段として、ビューラーやまつげパーマ、つけまつげを選んでいる人も多いかもしれません。それでも近年、マツエクの人気が急上昇している理由には、その安全性の高さと手軽さがありそうです。アイリストとしては、お客様はもちろん、女性全員にダメージの少ない方法で、目元のおしゃれを楽しんでもらいたいものですね。

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