サロン運営やセミナー講師として活躍!挑戦を続けるアイデザイナー・松瀬さんにインタビュー

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今回インタビューを行うのは、ラッシュリフト&アイブロウ専門店『MIRROR(ミラー)』を運営する松瀬 雅子(まつせ まさこ)さん。サロン運営からセミナー講師、審査員、協会理事と、幅広い分野で活躍されています。そんな松瀬さんに、独立やセミナー活動に関するエピソード、施術・講師業において感じることなどを詳しく教えていただきました。

プロフィール│松瀬 雅子さんとは

アイデザイナー 松瀬 雅子(まつせ まさこ)さん

2019年 1店舗目のサロン『Lashes by M(ラシェス バイ エム)』オープン(一時移転中)

2020年 オンラインでのInstagram集客セミナーをスタート

2021年 ラッシュリフトの技術セミナーをスタート

2024年 2店舗目のラッシュリフト&アイブロウ専門店『MIRROR(ミラー)』オープン

 

<審査員歴>

2021年 Tokyo lash competition ラッシュリフト部門審査員

2024年 X competition ラッシュリフト部門審査員

2024年 NEEC ラッシュリフト部門審査員

2025年 X competition ラッシュリフト部門審査員

2025年 NEEC ラッシュリフト部門審査員

ご自身のサロン、『Lashes by M』と『MIRROR』の2店舗を持つ松瀬さん。株式会社OSMの代表取締役と、一般社団法人アイビューティー協会(IBA)理事も務めています。
2024年3月にオープンした『MIRROR』というサロン名には、“鏡を見たときに気分が上がるように”という意味が込められているそうです。オープン時は顧客3名の状態でスタートしたものの、3ヶ月後には満席に。さらに1年後から2025年現在に至るまで、新規受付をストップするほどの人気ぶりです。(『Lashes by M』は『MIRROR』へ一時移転中)
その他、セミナー活動にも尽力されています。2020年にスタートしたオンラインでのInstagram集客セミナーを受講したのは、なんと1,000人以上。2025年現在はラッシュリフトのセミナー活動のみとなっています。

▷松瀬 雅子さんの公式Instagramはこちら
▷MIRRORの公式Instagramはこちら

美容師アシスタントの経験を経てアイデザイナーになり、自身のサロンをオープン

―――美容系の専門学校を選んだきっかけと、当時のエピソードを教えてください。
母の友人に美容師の方がいて。大学への進学が難しい状況にあったので諦めていたのですが、“手に職を持つために”と美容系の専門学校へ進学することにしました。
専門学校に入学するまでは何かと制限のある環境で育ったこともあり、入学後は「できることは何でもしたい!働いて、稼いで、遊びたい」と考えるようになりました。専門学校では友人と楽しく過ごしつつ、勉強しながらアルバイトに明け暮れていました。

―――卒業後、アイデザイナーになり独立するまでの経緯は?
卒業後は大阪で2年間美容師アシスタントとして働きました。当時は収入と出費の関係で生活が厳しく、仕事もかなり忙しかったんです。結果として続けるのは難しいと辞めることになりましたが、職場の人間関係はとっても良くて。当時の同僚や先輩とは今でも連絡を取るほどの仲ですね。その後はフリーター期間を経て、結婚を機に専業主婦になりました。
専業主婦の頃はアイサロンに通っていて、そこのオーナーから「美容師免許を活かしてアイデザイナーをやってみない?」と声をかけてもらいました。私自身まつげの仕事に興味があったので、アイデザイナーとして2年働いた後、独立しました。

自分なりのスタイルを追求するため独立を決意。その後も新たな挑戦を続ける

―――独立のきっかけと、決意に至った出来事を教えてください。
アイデザイナーとして働くうちに、「別の商材を使ってみたい」「こういった方法だとお客さんが喜んでくれそう」と考えることが増えました。サロンに所属していると、アイデザイナーが使う商材、施術・接客方法などはサロンの方針に沿うことになります。オーナーからは「実費で購入したラッシュリフト剤やロッドを使うのはOK」といわれていましたが、その場合、使い方を他のスタッフにも教えないといけません。当時は私が一番年下だったのでそれも難しく…独立を考えるようになりました。
独立の決め手となったのは、やりたいことが増えて“自分なりのスタイルを追求したい”という気持ちが大きくなったこと。そのタイミングで物件を探したらちょうど条件の合うところが見つかったので、独立を決意しました。

―――独立後、2店舗目のサロンから人数体制を変更し、会社を立ち上げた理由は?
1店舗目のサロンでは1人体制でしたが、2店舗目オープンのタイミングでスタッフを雇用。それを機に株式会社OSMを立ち上げました。1人でサロンをやっていくうちに、「新しいことに挑戦したい」と思ったんです。
たとえば技術講習で外部の方に指導しても、その後どうなったか、その方が施術したお客様の反応はどうだったか、などはわかりません。私としては“その後”を見たいので、「人(スタッフ)を育てたい」と思うようになりました。

得意のInstagramを活用し、集客セミナーやラッシュリフトセミナーを行う

―――独立後はセミナー活動にも注力された松瀬さん。Instagram集客セミナーを開催するきっかけとなったのは?
Instagramはもともと得意な分野だったんです。まつげの写真をアップしたらバズって、フォロワーが増えて…の積み重ねでした。そういった自身の経験から得たノウハウを、Instagram集客セミナーでお伝えしました。
Instagramがバズったのは、ライバルが少ない環境にあったからだと思います。当時はラッシュリフトの施術や撮影の上手い方がまだ少なくて、いろいろと試行錯誤しながら写真の撮り方や文章を工夫しました。自分なりのスタイルを作り上げたことで、セミナーも展開できるようになっていきました。

―――ラッシュリフトのセミナーについても教えてください。
ラッシュリフトのセミナーは、Instagramで希望者を募り、対面で行う形です。当時はマツエクが主流で、ラッシュリフトの需要が少しずつ増えてきたタイミング。コロナ禍でもありセミナー開催に不安がありましたが…アイデザイナーの動画教材メディア『eyelog(アイログ)』に出てから自信がつき、セミナーをスタートしました。多くの方々に受講していだき、ラッシュリフトの需要の高さを実感します。

eyelogについてはこちらの記事でご紹介しています。

挫折した経験やぶつかった壁、人生に影響を与えた人物について

―――これまで、挫折した経験や壁にぶつかったと感じたことはありますか?
独立時のトラブルなども特になく、大きな挫折はないように思います。サロンをオープンした半年後に新型コロナウイルスが流行し始め、ようやく満席になるようになったな、というタイミングで外出自粛に。お客様が1日1人くらいに減り、時間ができたのでInstagramで動画投稿をスタートしました。そこからフォロワーが増え、3ヶ月後には新規の受付を中止するくらい人気が高まりました

―――松瀬さんの人生に影響を与えた人物についてお聞かせください。
アシスタントをしていた美容室の社長や先輩ですね。厳しかったけどいろんなことを教えてもらい、多くを学べたと思います。良い影響を受けたし、切磋琢磨できる環境でしたね。社会人、人間としての基本を学びました。

―――松瀬さんの愛用品を教えてください。

サロン運営やセミナー講師として活躍!挑戦を続けるアイデザイナー・松瀬さんにインタビュー<Ri’s ペッタロッド>

Ri’sのペッタロッドシリーズを愛用しています。扱いやすさはもちろん、種類が豊富でいくつも持っています。いろんなまぶた・まつげのお客様に対応できる、まさに“かゆいところに手が届く”といったアイテムです!

Ri’sのペッタロッドについては、こちらの記事でもご紹介しています。

スタッフやセミナー受講者の成長が嬉しい!喜びを生む仕事でやりがいを感じてほしい

―――施術面において松瀬さんが感じることを教えてください。
施術面では、サロンスタッフの成長を間近で見られることが嬉しいです!1人体制のサロンでは味わえない、スタッフを雇ったからこそのやりがいだと思います。
これからスタッフが増える予定もあります。『MIRROR』をスタッフだけで回せるようになったら、私は『Lashes by M』に戻って両方のサロンを運営していきたいですね。
サロンで長く頑張ってくれているスタッフのうち、1人が引っ越すことになり、それに合わせて京都店を新しくオープンする予定です。技術力があり、マナー面も『MIRROR』でしっかりと身に付けたスタッフなので、京都店を任せようと思っています。

―――講師業においてはどうでしょうか?
セミナー受講者のアフターフォローのときに、技術が向上したと実感できると嬉しいですね。セミナーは単発の仕事なので、なかなか“その後”を追えないところが悩みです。しかし、「セミナーで学んだことが活かされている」と感じられれば、大きなやりがいにつながります。

―――最後に、現役のアイデザイナーや未来のアイデザイナーに向けたメッセージをお願いします。
私はメイクのときに、まつげや眉毛に力を入れます。自分にとって“鏡を見て気分が上がるのが目元”だからこそ、まつげや眉毛を整えることが楽しいんです。施術を受けたお客様が喜んだり満足したりする姿を目の当たりにすると、「アイデザイナーはやりがいのある仕事」とあらためて実感します。
“人を喜ばせることが好き”という方々が、アイデザイナーをはじめ美容の道に進んでいるのではないでしょうか。ぜひそれを実現できるよう、これから頑張っていただけたらと思います!

まとめ

自分なりのスタイルを追求しながら、サロンの人数体制の変更や新店舗の準備など、新しいことに挑戦し続ける松瀬さん。アイデザイナーとしてのご自身の経験から、挑戦したからこそ感じられるやりがいもあるとインタビューを通じてお話しいただきました。松瀬さんの今後のご活躍に、Beauté編集部一同、引き続き注目していきます。

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