“寄り添う気持ち”を大切に、サロンの出店をサポート!BGパートナーズ樺島さんにインタビュー

今回お話を伺うのは、『株式会社BGパートナーズ』代表の樺島さん。美容商材の通信販売サイトを運営する『株式会社ビューティガレージ』のグループ企業として、美容サロンの出店サポートを行っています。インタビューで伺ったのは、美容業界に興味を持ったきっかけや印象に残っているエピソード、サロン出店における成功のコツなど。『ビューティガレージ』取締役から『BGパートナーズ』代表に至るまでの経緯をたどりながら、詳しく教えていただきました。
経営者プロフィール│樺島義明さんとは
株式会社BGパートナーズ代表 樺島義明(かばしま よしあき)さん
1997年 中央大学商学部卒業後、広告代理店へ営業職として入社
2003年4月 ビューティガレージ取締役に就任
2017年1月 株式会社BGパートナーズの代表取締役に就任
20年以上美容業界に携わっている樺島さん。現在は『株式会社ビューティガレージ』の取締役・『株式会社BGパートナーズ』の代表として多数のサロン出店をサポートしています。
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―――現在お取り組みの事業についてお聞かせください。
『BGパートナーズ』のメイン事業は、“ファイナンスサポート事業”“不動産事業”“M&A事業”の3つ。中でも特に力を入れているのが、アイサロンを含む美容サロン全般の開業・出店を資金面でサポートする“ファイナンスサポート事業”です。
スムーズなサロン出店を叶えるため、プランは多数あります。例えば「店舗まるごとリース」は初期費用0円でサロン開業できるプラン。その他、物件保証金の預け入れが不要になる「保証金フリープラン」や内装費、設備費を分割払いにできる「内装・設備リース」などもあります。
未経験で美容業界へ。『ビューティガレージ』ではフラットな目線で挑戦できた
―――広告代理店の営業職から美容業界へ入った樺島さん。異業種である美容業界に興味を持ったきっかけは?
『ビューティガレージ』CEOの野村さんが広告代理店時代の先輩で、「一緒に事業をやらないか?」と誘われ、立ち上げから携わることに。野村さんの話を聞き、ビジネスモデルに魅力を感じ参画したのがきっかけです。当初のビューティガレージのビジネスモデルは美容機器のリユース事業。そうしてアイやヘア、ネイルなどこの業界に携わっていく中で、リユース事業以外でも美容業界全体に貢献したいという想いが強くなっていきました。
―――美容業界に入った後、未経験ということもあり苦労したのでは?
同じく『ビューティガレージ』取締役で創業メンバーの供田(ともだ)さんは美容業界の経験者で、美容器具等の知識はある程度共有していただけました。未経験で1からのスタートなので、もちろん苦労するシーンも多々ありましたが…逆に先入観がなかったので、課題解決に向けてフラットな目線でいろいろ挑戦できましたね。
美容業界でさまざまな経験を積んだ『ビューティガレージ』時代。印象的なエピソードも多数
―――樺島さんが『ビューティガレージ』取締役として活躍する中、印象に残っているエピソードはありますか?
『ビューティガレージ』は中古の理美容器具のリユース事業を行う企業としてスタートを切ったので、シェアの高い大手メーカーのメンテナンスサポートが必要でした。しかし、残念ながら早々にサポートを受けられなくなり、新品の器具を売る商社へシフトしていきました。その後、自分たちで顧客のニーズを汲みとった安価なPB商品を生み出す方向へとさらにシフト。『ビューティガレージ』が中古屋から商社、メーカーへと変わっていく転機の中である意味“手探り”でやっていたので、印象に残るエピソードはいくつもあります。
PB商品を開始した当初は、海外の展示会で商品を仕入れ、そのままの状態で販売していましたが、日本のニーズに合わせることが大切だと気づきました。そのために商品デザインをほぼ手書きで起こし、中国や韓国の工場に持ち込んで交渉したりしていました。
その他、トラブルに関するエピソードも多く経験しています。導入したシャンプー台の品質が悪くサロンで水漏れが発生したり、電気系製品が故障したり…その都度品質向上に向け専門のスタッフを採用し、新たな部署を立ち上げ体制を整えていって…品質向上に向けては、まさに“一歩ずつ”でした。ですが振り返ってみると、そういった経験があったからこそ今があると思っています。
―――現在の『ビューティガレージ』に至るまで、さまざまなエピソードがあったのですね。その他、ビジネスモデルに関するエピソードも教えてください。
『ビューティガレージ』はもともと、“器具や設備を購入していただく”というビジネスモデルでした。しかし、それではお客様との関わりはサロンが開業した時点で終わってしまいます。そこで、お客様との接点をより長く持つため、化粧品類や小物類といった”消耗品”のカテゴリを増やすことに注力しました。
美容業界では、ディーラーを通さないと商品を買えないケースも多いんです。そうなると、どんどんマージンが乗っていき、サロンが手にする商品は高値になってしまいます。『ビューティガレージ』では、創業当初から”サロン直販”というルールを採用しているので、中間流通を介さない分余計なコストがかからず、安く購入していただけるようにしています。
あとは、「もっと広い範囲でお客様のお役に立とう!」ということで、開業・経営に必要なサービスをどんどん拡張しております。その一環で、『BGパートナーズ』では出店の初期費用を抑えることで“出店しやすくなる”サービス(店舗まるごとリース等)をたくさん生み出してきました。
お客様に寄り添う気持ちを大切に、課題解決に向けたサービスを提供
―――アイビューティ業界で仕事をするうえで、樺島さんが一番大事にしていることは?
「どうやったらもっとお客様の役に立てるか?」という目線で考えることです。
例えば“1店舗のみで続けていきたい”“将来的に複数の店舗を展開していきたい”といったケースでは、それぞれ1店舗目を出店する際の戦略が異なります。そのため、サロンの出店を考えている方には、将来の展望や夢をしっかりヒアリング。ただの“仲介役”ではなく、その方の立場になり、幅広い選択肢から夢の実現に一番近いプランを提案しています。“お客様に寄り添い、課題を解決するためのサービスを提供すること”を大切にしながら、アイビューティ業界への貢献を目指しています。
サロン開業では経営者として気持ちの切り替えを!手元の資金を流動化させることが成功につながる
―――これまで多くのサロン出店をサポートしてきた中で、成功するサロンに共通している要素はありますか?
まず前提として、“事業計画をしっかり練っていること”が欠かせません。出資計画も含め、「どこで、だれと、どうやってやるか」をきちんと考えることが大切です。それにプラスして、経営者マインドも持っていたらさらに強いかと。
サロンの開業は、“技術者・職人からの独立”になります。そのため、経営者になるための気持ちの切り替えが重要だと考えています。開業にあたり施術者と経営者を兼任する方も多いですが、サロンの規模に関わらず、資金面の管理といった技術以外のさまざまなことに目を向けなければいけません。壁にぶつかっても対処できるよう、やる気やポジティブさ、継続する思考を持って取り組む力があると、サロンとしての成功に一歩近づくと思います。
―――樺島さんが考える“サロンの開業における成功のコツ”を教えてください。
支出をなるべく抑え、手元に運転資金を確保しておくこと。サロン開業時は、商材をそろえたり、設備を導入したりとさまざまな費用がかかります。開業後は経営者として売上や経費の見込みを考える必要もあるので、最初からやりすぎず“万が一への備え”に目を向けることが大切です。『BGパートナーズ』で提案するプランを利用することも、サロンとして成功するための一助になると自負しております。
アイビューティは伸びしろのある業界。利用人口の増加や働き方の変化に期待が高まる
―――樺島さんが考えるアイビューティ業界の今後とは?
アイビューティ業界はコロナ禍で一時市場規模が落ち込んだものの、近年回復傾向にあり、今後も伸びていくでしょう。マツエクやラッシュリフト、アイブロウなどメニューが多様化し、技術もどんどん進化していますし、女性の一定層はまだアイの施術経験がなく、男性需要も高まりを見せていることから、利用人口の増加が期待できます。
また、アイビューティ業界で活躍する方々の働き方も、これから変わっていくのではないでしょうか。現在、アイデザイナーが独立開業するケースやサロンのチェーン店化、アイの専門店を出す美容室も増えており、アイビューティ業界での競争が激化しています。今後ますます“市場の活性化”が期待できると考えています。
周囲の協力を得て独立することも選択肢の1つ。BGパートナーズと一緒に業界を盛り上げよう
―――最後に、サロンの出店・独立を考えるアイデザイナーへメッセージをお願いします。
独立の気持ちを持つのは素晴らしいこと。実現には勇気や情熱が必要ですが、ぜひチャレンジしてほしいですね。
アイビューティ業界での独立は、ワクワクする気持ちがある一方、現実的な準備も必要です。“経営者になる”ということは、技術面だけでなく、集客や売上面も含めたトータルでの考え方が求められるもの。全てを1人でやっていくのは大変なので、積極的に周囲の協力を得ることにも目を向けてもらえたら、と思います。
サロン出店にはさまざまな知識・経験が求められますが、ハードルが高いからといって頭を抱え込む必要はありません。『BGパートナーズ』は、BGグループとして開業に必要なことをトータルサポートしていきます。サロン出店を考えている方を心から応援しているので、一緒に業界を盛り上げていきましょう!
まとめ
アイビューティ業界で「自分のサロンを持ちたい」という方のサポートに尽力する樺島さん。独立に不安があり、踏み留まることがあったら、「周囲の協力を得る方法にも目を向けてほしい」と言います。お客様の要望にマッチするプラン提案を行い、アイビューティ業界全体の発展に貢献する『BGパートナーズ』。今後のご活躍を編集部一同応援しています!
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