ダメージレスラッシュリフトを広げるまつげ処理剤のパイオニア!株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

この記事をシェアする

サロン運営と商材メーカーを手掛ける傍ら、セミナーやコンテストの審査員と幅広く活躍している株式会社Riiorbit関 授海(じゅみ)さんにインタビュー。じゅみさんといえば、まつげパーマ用処理剤LASH LINKシリーズを手掛けていることでも知られています。今回はじゅみさんとマツエクとの出会いからLASH LINKシリーズへの想い、アイ業界で生き抜くために大事にしていることなど、詳しくお話を聞かせていただきました。

【経営者プロフィール】関 授海さんとは

株式会社Riiorbit

JUNO products 代表

Volume Lashes Co Japan 日本総代理店代表 関 授海(せき じゅみ)さん

【サロン】

24歳のときに「CUPIDO Eyelash Design三軒茶屋」を立ち上げ独立。現在創業14年目。5年目までは1人サロン経営、5年目以降は スタッフを雇用し、エリア最大級のサロンへ成長。現在は、指名料5000円でも2か月先まで予約が埋まり、毎月指名リピート率95%を越える。芸能関係や、ハイエンド層のお客様からの支持も多数あり。

2022年まつげエクステ用人工毛の装着技法「ブリッジラッシュ装着」というまつげエクステ装着技法の特許取得。独自のオリジナル技法で、ダメージレスなまつげエクステ装着が可能に。まつげエクステ、まつげパーマ、アイブロウすべてのメニューで定評があるマルチプレーヤー。これまでの施術人数は3万人を超える。

【メーカー】<JUNO products>

アイ業界初の「まつげパーマ用処理剤」LASH LINKシリーズの開発・販売をスタート。発売開始1年足らずで累計1万本以上の販売実績。LASH LINKシリーズを使用した「L3LIFT」というラッシュリフトブランドを立ち上げ、全国に多数のL3LIFT加盟サロンを輩出。

【ブランド】Volume Lashes Co Japan(ボリュームラッシュズコージャパン)

ニューヨーク発祥で世界展開しているアイラッシュ商材ブランド「Volume Lashes Co NewYork」の日本総代理店も運営

【受賞歴】

2019年「日本人が選ぶ、世界に伝えたいアイリスト20選 東日本エリア」に選出

2019年9月 韓国ソウル 国際ボディアートコンテスト

<シングルラッシュ部門>グランドグランプリ<スピード部門>グランプリ<ロシアンボリュームラッシュ部門>金賞

イギリス THE LASH QUEEN COMPETITION

2021,2022年LASHLIFT部門 世界3位入賞

2022年ANIME LASH部門(エクステ)世界2位入賞

【審査員】

ブラジル「Lash Eagles Championships2022」審査員

アメリカ「NEWYORK CHAMPIONSHIP2022」審査員

NYC「Volumelash Cup2023」審査員

「EYELASH WORLD CUP JAPAN2023」審査員

サロンの運営やメーカーでの商材開発、ブランドの日本代理店運営と、さまざまな肩書を持つじゅみさん。現在も週5で施術を行う、現役のアイラッシュ施術者でもあります。自身の経験値と知識を自身のサロン教育のみならず、全国的にセミナーを開催。定期的に行うオンラインセミナーでは毎回200名以上の同業者が同時視聴で参加しています。

▷じゅみさんのInstagramはこちら
▷CUPIDO Eyelash DesignのInstagramはこちら

大好きだった美容を仕事に!マツエクとの運命の出会いは興味本位から

―――はじめに、マツエクと出会ったキッカケを教えてください!

幼い頃に家族旅行で海外に行ったときのワクワク感に刺激を受けて、CAを目指して短大の英文科に進んだんです。しかし、就職氷河期でCAの募集がなくて。次に興味のあった美容の道に進みました。はじめに就職したのは美容クリニックだったのですが、手に職をつけたいという理由でネイリストを目指したんです。でもネイルスクールの学費が高くて……そんなときにネイリストと言葉の似ているアイリストの求人を見つけ、興味本位で話を聞きに行くと人材不足だったのか次の日には働くことになっていました……。マツエクなんて全く知らない状態からのスタートでしたが、今思うと運命だったのかなとも思っています。マツエクの基礎をそのサロンで学びました。

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

マツエクサロンで働きはじめてから2年後に、ヘアサロンで担当してくれた美容師さんのお誘いを受けビジネスパートナーとなり独立したのですが、そのあとすぐに法律が変わり美容師免許がないと施術ができなくなってしまったんです……。泣く泣くサロンを閉め、昼は美容サロンで働きながら通信課程で3年かけて美容師免許を取得しました。そこからまたサロンを再開して、今年で14年目になります。ちなみに、ビジネスパートナーだった美容師さんは、現在の夫です…!

―――マツエクが天職も旦那様も運んできてくれたのですね!じゅみさんはVolume Lashes Co Japanの日本総代理店もされていますが、どういった経緯だったのでしょうか?

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

2019年から技術を磨くためたくさんコンテストに参加したんです。そのうちのひとつが、ニューヨークでサロンを運営しているTB Kim(ティービー・キム)さん主催のコンテスト。その縁で知り合ったTBさんのサロンで、『Volume Lashes Co』の存在を知りました。もともとボリュームラッシュに苦手意識があったのですが、『Volume Lashes Co』のプリメイドファンなら簡単にきれいなボリュームラッシュができたんです!感動してすぐにファンになりました。

「日本で広めたい!」というよりは、日本で買えるようになれば良いなという自分の想いが先行していたのですが……。TBさんに相談させてもらい、日本での窓口として『Volume Lashes Co』の良さを広めています。まだ使っていない方は、ぜひ試してみてもらいたいです!

▷Volume Lashes Co Japanのインスタアカウントはこちら
▽TB Kimさんのインタビュー記事はこちらからチェック!

ラッシュリフト工程の処理に着目したLASH LINKシリーズを開発!

―――じゅみさんはLASH LINKシリーズを手掛けておられますが、メーカーをはじめた経緯を教えてください。

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

現在サロンではマツエクとラッシュリフト、アイブロウメニューを導入していますが、ラッシュリフトをはじめたのは今から4年前。私がサロンに勤めていた頃のまつげパーマは今よりももっと強いカール剤を使っていて、継続するととにかくまつげが傷んでしまっていたんです。私のサロンのコンセプトは、まつげの健康を最優先すること。そのため、まつげパーマは導入していませんでした。

しかし、まつげパーマがラッシュリフトとして再トレンドとなり、サロンでもまつげパーマを希望されるお客様が増えたのを機に、メニューへの導入を検討することに。まつげへのダメージを防ぎつつ継続してもらうためにはどうしたら良いかさまざまな角度から検討した結果、ラッシュリフトをしながら毛質改善ができる「処理剤」が必要という考えに至り、ラッシュリフト工程の処理に着目したLASH LINKシリーズを開発することにしました。

LASH LINKシリーズで重視したのは、どんなメーカーのカール剤とも相性が良く、なおかつ誰でも導入できること。既成のものに手を加えたのではなく、原料の調合や配合比率を調整してゼロから作り上げた完全オリジナルの処方です。お客様や施術者に使ってもらいエビデンスを取りながら、LASH LINKは1年、LASH LINK ACIDは半年くらいかかりましたね。

髪の毛とまつげの構造って同じで、まつげにとっても必要な処理があります。ラッシュリフトの工程に前処理、中間処理、後処理を加えて、ダメージレスパーマを実現する。これがJUNO productsの目指すラッシュリフトの形です。まつげの処理・ダメージレスパーマ=JUNO productsという位置を確立して、処理の重要性をもっと広げていきたいと思っています。

▷JUNO productsの公式サイトはこちら

―――LASH LINKシリーズを使うL3LIFTについても教えてください!

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

L3LIFTは、傷むというイメージを払拭する新発想のラッシュリフト技法です。きれいになるためにサロンに来てくれているのに、まつげにダメージを与えてしまっては意味がありません。ラッシュリフトで傷みにくいばかりか、ラッシュリフトを続けていくうちに毛質改善ができるという付加価値が加えられる、これがL3LIFTの大きな魅力です。

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

1剤のアルカリ剤によって開いたキューティクルから、外に流れ出したケラチンタンパク質を補充し、まつげの重要な結合SS結合をさらに増強させるのが中間処理剤LASH LINKです。2剤の後のアルカリ性に傾いたまつげを、後処理剤LASH LINK ACIDで弱酸性の状態に戻し、キューティクルを締めます。2剤のパワーだけで結合しきれなかったSS結合を架橋して高持続・バラつきにくくしていきます。

普段の施術方法にLASH LINKを塗る工程を加えるだけなので手間もかからず、施術時間もほとんど変わりません。

―――施術時間はほとんど変わらないのに毛質改善という付加価値が加えられるのはうれしいですね!

そうなんです。ラッシュリフトの基礎スキルがある施術者なら、導入のハードルはかなり低いと思います。さらに、L3LIFTならラッシュリフトのモチも高まるというメリットもあるんです。通常ラッシュリフトのモチは4週間ほどですが、L3LIFTなら平均8週間ほど。忙しいお客様が多い中、スケジュールに余裕ができると喜んでいただけています。

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

使い方は簡単なのですが、さらにLASH LINKシリーズを効果的に使ってもらう方法をセミナーでお伝えしています。提案やカウンセリングの仕方など、施術者として働くうえで基本的なところもお伝えしているので、興味のある方はぜひセミナーに参加してみてください!

▷L3LIFTの公式サイトはこちら

施術者として培ってきた信頼関係が今の仕事を支える力に!

―――じゅみさんは長くサロンを運営されていますが、アイ業界で生き抜いていくうえで大事にすべきことは何だと思われますか?

そうですね、いち施術者としてもメーカーとしても、私が重きを置いているのは信頼関係をつくることです。

お客様と施術者の信頼関係が、サロンを長続きさせる秘訣。せっかくお客様として来てくださった方とは長いお付き合いがしたいし、まつげのお姉さんだけの印象ではなく、人として興味を持ってもらいたい。信頼関係は長い時間をかけて培っていくものだと思うので、お客様の情報収集のためにも、ひとつひとつの会話の積み重ねを大事にしています。

私が施術者として決めているのは、お客様のライフスタイルに寄り添った施術をすること。私はカウンセリングではなくヒアリングと言っているのですが、毎回「何で今日まつげをしようと思ったんですか?」など、お客様にいろいろお伺いするんです。イベントがある、デートがある、かわいくなりたいなど、理由も悩みも本当に人それぞれ!そこにきちんと寄り添ったデザインを提供することが、信頼を築くうえで大切だと思っています。

サロンによっては施術効率が落ちるから会話はしないよう教えられることもあるようですが、うちのサロンでは話せる状況であれば話をして、デザインに反映させるよう教えています。1度の施術だけの関係性とは思わず、また会いたいと思われる施術者をスタッフにも目指してもらいたい!

メーカーとしても、お客様と施術者の信頼の架け橋になれるような商品を提供したいと思っています。メーカーとしてのブランドポリシーも「施術者とお客様を信頼でつなぐ商材をつくる」。商材が信頼関係を強くする助けになれば、これ以上の幸せはありません。

―――ありがとうございます!最後に、じゅみさんの今後の目標を教えてください!

株式会社Riiorbit関 授海さんインタビュー

施術者の小さい力を底上げするお手伝いができればと思っています。アイ業界を支えたり変えたりしていけるのは、いち施術者の力。小さい力も集まれば大きな力になります。例えば、「まつげは傷むしお金をかけてもきれいにならない」と思われてしまうと、アイ業界は衰退します。そうならないために作ったのが、LASH LINKシリーズ。お客様にとって価値ある施術を提案できる施術者が増えれば、今後もアイ業界が発展していけるはず。私ができるのは小さいことですが、一歩一歩積み重ねていきたいと思っています。

まとめ

これまで培ってきた経験に基づき、何よりまつげを傷ませないことを重視しているじゅみさん。その想いが込められたLASH LINKシリーズやL3LIFTは、現在のラッシュリフトブームの追い風になるのではと期待せずにはいられません。これまでの受賞歴に裏付けされた技術力もさることながら、インタビューの時間だけで、また会いたいと思ってしまうような明るいお人柄もじゅみさんの魅力。今後のご活躍が楽しみですね!

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

2311_2Ess

この記事をシェアする