オールオフと1本オフの違いとは?メリット・デメリット、手順を確認しよう!

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今回の記事は、長く美しいまつげを維持していただくためには大切な技術といえる、付け替え時のオフについてです。残っている毛の本数や、お店の方針などによって異なるものの、違いを知っておきたい「オールオフ」と「一本オフ」。メリット・デメリットや、それぞれのやり方のコツをおさらいしましょう♪

マツエクの「オフ」の種類とは

マツエクのオフの方法にはどんなものがあるのかを知っておきましょう。呼び方はサロンによって異なりますが、まつげエクステを専用のリムーバーで取ることの総称をオフ、またはリムーブと言います。

オフ・リムーブする方法は大きく分類すると2種類です。
①オールオフ
→付いているエクステを全て取ること。

②1本オフ(ポイントオフ)
→オフが必要なエクステのみ選んで1本づつ取ること
今回はそれぞれのオフ方法のメリットやデメリット、手順の違いを確認していきます。

それぞれのオフ方法のメリット・デメリットとは

マツエクの付け替え時はそれまでついていたマツエクをオフします。その際、リムーバーで自まつ毛が弱ってしまうことがあります。リムーバーとは、しっかりついているエクステのグルーを溶かしてしまう強い薬剤なため、自まつ毛を傷めてしまうので、できることならば極力使用を控えたいところ。
そのため、毎回すべてのエクステを付け替えるのはあまりオススメできません。弱ったものや取れかけているエクステのみ1本オフで取っていき、キレイに残っているエクステはそのまま付け足しでの施術をするのが、まつげの負担を減らすためには必要。ただ、ずっと付け足しばかりをしていくのは自まつげへのグルー残りなど、衛生面が心配です。状態も考慮しながら、毛周期の生え変わりも考慮した3ヶ月に1度はオールオフをするのが良いでしょう。

それぞれのメリット、デメリット
【オールオフ】
メリット
①モチの良さ。全て新しく付けたエクステなのでリペアよりは持ちが良い。
②手があくのでカルテ記入や装着前準備などの時間にできる
③すべてオフするのでデザインチェンジが出来る

デメリット
①リムーバーをなじませた放置タイムに時間がかかる。
②リムーバーの種類によっては自まつげへの負担がかかかる。

【1本オフ】
メリット
①リペアだと付け足し本数が少なくなるので施術時間が短縮できる
②オフする本数が少ないため、まつげへの負担が少ない

デメリット
①リムーバーを塗布したまま手が離せない。1本ずつオフするのでオフする数が多ければ時間がかかる。
②リペア(付け足し)にするので、次のリペアご来店時にばらついたり根元浮きがないよう装着する技術力が必要

オールオフ・1本オフの手順解説

オフに使用するリムーバーの種類
一般的には液体・クリーム・ジェルタイプの3種類が流通しています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

液体タイプ
さらさら液状の為エクステとグルーになじみやすいが、目に入りやすいので注意が必要。ポイントオフ向き。

クリームタイプ
液だれの心配がなく広範囲に使用しやすいのでオールオフ向き。低コストだが油分が強く、まつ毛に油分が残ってしまう為部分オフには使用しにくい。

ジェルタイプ
液体とクリームの中間のような形状。粘度があり液垂れしにくく、使用しやすい。オールオフ、1本オフ共に使用しやすいが製品によりジェルの固さに違いがある。

サロンによって、オールオフと一本オフで薬剤タイプを使い分けることが多いですが、今回はオールオフ、1本オフ共に使用しやすいジェルタイプで解説します。

オールオフ

  1. アンダーテープを貼る
  2. 圧縮コットンをまぶたのカーブに合わせアーチ状に伸ばす※まぶたのカーブに正確に作ることでリムーバーを塗布しやすくなる
  3. コットンをエクステとアンダーテープの間に挟み込む※食い込ませすぎると痛いし、しっかり挟んでいないとリムーバーが目に入ってしまう
  4. コットンを支えながらリムーバーを塗布。※グルーがついている部分にはもれなくリムーバーを塗布すること。塗布漏れがあるとオフに時間がかかってしまう。皮膚につかないよう注意。コットンにグルーの部分を貼り付けるようにすると浸透力UP
  5. 浸透させるため時間を置く(時間はメーカーによって異なります)
  6. 少しずつ横にずらしながら、押すようにエクステをオフしていく
  7. まつ毛に残ったリムーバーを綿棒でしっかり拭く
  8. まつ毛の前処理剤で拭き取り後しっかり乾かす
  9. オフ完了

1本オフ

  1. お客様のエクステやまつげの状態など合わせてオールオフ、ポイントオフでリペアにするのか提案
  2. オフするエクステを仕分け、綿棒にのせる
  3. リムーバーをグルーがついている部分に塗布(上記写真)
  4. 綿棒とマイクロスティックでエクステの根元部分を挟み、リムーバーを浸透させる※必要時間しっかり挟んだままおくこと。動かしたりすると浸透に時間がかかりなかなかオフできない
  5. オフできたら綿棒で乾拭きしその後前処理剤で拭き取り乾かす※目に入らない・皮膚に付けないように注意
  6. リムーバー塗布後、違和感など感じていないかお声掛けする
  7. オフ完了

どちらのオフ方法にも共通して言えるポイントとして、リムーバーの浸透時間を必要時間、しっかり置くことです。スライドさせて早めようとしたりするのは逆効果といえます。

まとめ

オフの種類や方法を解説しましたが、おさらいできましたでしょうか。毎回オールオフではなく、リペアを挟んでいくことで自まつげを大切にしたマツエクライフを楽しむことが出来ます。リペアの際にはお客様のまつげの状態をしっかりと見極め、適切なオフ方法を選択したいですね。また、リムーバーを使用するオフにおいてはとにかく安全性が重要です。プロとして、しっかりと安心・安全な施術を行えるよう、技術の向上に努めましょう。

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