「アイリストの資格」ってどんなものがあるの?ディプロマって何?

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美容師免許はアイリストに必須ですが、アイリストとしての知識や技術を示すものではありませんよね。アイリストとしての技能を身に付けるため、専門学校やアイラッシュスクール、通信教育などで学ぶ人もいるでしょう。その際に確認しておきたいのが、ディプロマ発行されるか否かという点です。せっかくスクールに通うなら、アイリストとしての知識を身に付けたという証明としても使えるディプロマを取得しておくのがおすすめです。ディプロマについて詳しく確認していきましょう。

デイプロマとはいったい何?

ディプロマとはいったいどんなものでしょう。詳しく見ていきましょう。

ディプロマとは卒業認定証のこと

「diploma(ディプロマ)」とは、日本語で「高等教育機関から発行される卒業証書や業績証明書」のこと。日本におけるディプロマは、2年もしくは3年制の専門学校卒業者に与えられる「専門士」称号の位置付けです。国家資格の証明や免許状ではありませんが、一定のスキルを取得している、いわば技術の証明になります。
高等教育機関とは大学や専門学校を意味しており、ディプロマは卒業者に与えられる「専門士」称号の英文表記となっています。

アイリストにおけるディプロマとは

アイリストになるための必須資格といえば、美容師免許ですよね。マツエクが登場し始めた当時は、アイリストとして必要な資格には、特に規定がありませんでした。どんな人でもマツエク施術をすることができた結果、さまざまな目元トラブルを訴える人が急増。そこを踏まえた厚生労働省の通達により、マツエクは美容の業とされ、マツエク施術を行うサロンは美容所登録が、マツエク施術者には美容師免許の取得が義務付けられたのです。

しかし、美容師免許の取得は、アイリストを目指すにあたっての必要最低ライン。美容師免許を取得するために通う美容学校で学んでいるケースもあるかもしれませんが、必修科目ではなく、アイリストをメインで学ぶ専門学校も少ないようです。美容師として勤務したあとに方向転換してアイリストを目指すというケースも多いため、「美容師免許を持っている=マツエクの施術技術が身についている」というわけではありませんよね。そこで注目されているのが、ディプロマです。アイリストとしての技術や知識を学んだことの証明として発行されるもので、ディプロマを取得している=アイリストとして必要な知識や技能があることが証明されることとなります。

ディプロマと民間資格との違いとは?

ディプロマとよく似たものに、民間資格があります。民間資格とは、社団法人が行う技能検定試験の水準に満たしているかどうかを判断されるもの。民間資格はたくさんあり、それぞれのレベルにより試験内容が異なります。認知度の高いものでいうと

日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)の認定資格

日本まつ毛エクステンション専門家会(JLA)の認定資格

日本アイリスト協会(JEA)の認定資格

日本まつげエクステ協会(NEA)の認定資格

といったものがあり、ディプロマも民間資格も、マツエクの技術や知識を証明できるものではありますが、卒業認定証であるディプロマとは似て非なるものです。

ディプロマはどこでもらえるの?

アイリストとして働くなら、ディプロマを取得しておきたい!そう考える人もいるでしょう。ディプロマを取得する方法を確認していきましょう。

ディプロマを取得する方法は?

ディプロマは、

◆美容専門学校

◆アイリスト養成学校

◆スクール

◆セミナー

などの過程を終了、もしくは検定試験に合格したことの証明です。

指定された条件を満たせば受講証明書や修了書と併せて、ディプロマが発行されます。日本アイリスト協会が主催している技術検定試験の場合、合格者にはディプロマに加えてライセンスカードが付与されるなど、ディプロマ発行については、スクールごとに異なるようです。通信講座の受講でディプロマが発行されるケースもあるので、必ずしも通う必要はありません。

ただし、受講するスクールやセミナーによっては、講座の受講のみでディプロマの取得はできない場合もあります。また、小さな単発セミナーなどで特に権威性もないのに「ディプロマ発行」と謳うところもあります。

「ディプロマ発行されるか否か」「そのディプロマはきちんとした権威があるものなのか」を、受講する前にきちんと確認しておくといいでしょう。

ディプロマを取得していることはプラスになる?

ディプロマを取得しておくことは、アイリストとして活躍していく中でプラスになるのでしょうか。

ディプロマは就職活動で有利になることも

しっかりとした経歴のディプロマを取得している場合、履歴書に記載することができます。マツエクに関する技術や知識を事前に取得しているということは、サロン経営者目線で、まったくのアイリスト初心者に比べると早く1人前のアイリストとして働けるということ。即戦力を求めているサロンの場合、ディプロマを取得している人を優先していることもあります。ディプロマを取得していることで、就職活動に有利となることもあるでしょう。

新技術取得の証明としても使える

随時登場するマツエクの新しい技術は、セミナーを受講していないと施術資格が得られないものもあります。自分がその技術を取得しているという証明にもなるでしょう。また、そのディプロマを取得している=サロンのメニューとして取り入れることができるということ。サロンのメニューを強化したいと考えている経営者には朗報となることも考えられます。

お客様の安心材料にもなる!

ディプロマの取得は、いわばマツエクのプロであることの証ですよね。目元への施術を行うマツエクは、危険と隣り合わせという側面もあります。せっかくなら高い技術を持つアイリストにお願いしたいと考えるお客様も少なくないでしょう。実際の現場では、取得しているだけでは駄目で、練習量や技術力が必要となるのが原状。しかし、お客様目線ではディプロマの取得を示すことで、マツエクに関する技術をしっかりと学んだ、という証明となり、安心材料のひとつになることもあるはずです。

まとめ

知識や技術を身につけることができると同時に、学びの証明にもなるディプロマ。取得するだけでは意味がありませんが、アイリストとして活躍していくなら、就職の面でもお客様への安心の面でも、ディプロマを役立てることができます。これからスクールに通うことを検討しているなら、ディプロマの取得がきちんと出来るスクール、という目線でも検討してみてはいかがでしょうか。20040418Ess

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