一重・奥二重さんのマツエクが似合わないは嘘!施術のコツとデザイン例

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奥二重 マツエク

一重や奥二重のお客様に「マツエクとマツパ、どっちが良いですか?」と聞かれたことはありませんか?中には「マツエクは似合わないかも…」とためらう方もいるでしょう。実際、一重・奥二重の方は「思っていた仕上がりと違う」と感じやすく、リピートにつながりにくいケースがあります。だからこそ、施術前にイメージをしっかり共有し、お客様の魅力を引き出す提案が大切です。今回は、一重・奥二重のお客様に似合うマツエク提案のポイントや、デザイン例をご紹介します。ぜひ日々のサロンワークにお役立てください。

一重・奥二重の特徴と施術のコツ

奥二重 マツエク一重や奥二重のお客様への施術については、Beautéでも何度か取り上げているテーマ。アイデザイナーの中には、一重・奥二重のお客様へのマツエク施術を苦手とする方は少なくありません。まずは、それぞれのまぶたの特徴や、提案方法についておさらいしていきましょう。

一重・奥二重の特徴は?

一重と奥二重の特徴は次のとおり。

一重さんの特徴

目を開いたときに、まぶたにラインが入らない目元が一重です。一重にもタイプがあり、大きく次の3つに分けられます。

  • 横幅が広い切れ長タイプ
  • 目が大きく丸みのあるタイプ
  • まぶたが厚いタイプ

奥二重さんの特徴

まぶたにラインが入っているものの、以下の要因で一重のように見えるのが奥二重です。

  • 二重の幅が狭い
  • 二重のラインが浅い
  • まぶたの厚みで二重のラインが隠れてしまう

一重・奥二重のマツエクはなぜ難しい?

一重も奥二重も、まぶたがかぶさり、まつげの根元が正面から見えないのが大きな特徴。実際のまつげの長さが活かされず短く見えてしまうため、二重のお客様と同じようにエクステを装着すると、次のようなイメージ違いが生じることがあります。

  • 思ったよりも長さが出ない
  • カールが下向きになってしまう
  • エクステの毛先がばらつきやすい

一重・奥二重のマツエク施術のコツ

奥二重 マツエク一重・奥二重のお客様にマツエクを上手に施術するには、まぶたの形状や似合うエクステの長さ、色を見極めることが重要です。施術のポイントをまとめました。

まぶたが薄めのお客様の場合

まぶたが薄めで、まつげの根元が完全に隠れていないのであれば、お客様の希望の長さのエクステも使用しやすいといえます。奥二重さんの場合、目頭は間隔をあけてエクステを装着すると、自然に見えるでしょう。

まぶたが厚めのお客様の場合

まぶたが厚いお客様は、まつげの根元が隠れていることが特徴です。そのため、お客様の希望よりも1~2mm長めに装着すると、イメージに近い長さを出すことができます。また、自まつげが下がっている場合、カールが弱いエクステは目にかかる可能性も。正面から見たときに、Jカールではエクステが目立たないと判断した場合には、CカールやCCカールを選ぶと良いでしょう。

カラーエクステは色選びが鍵に

カラーエクステを施術する際、一重・奥二重さんは、色によってはまぶたが腫れぼったく見えることも。暖色でまとめたり、濃色で密度高く目を囲んだりすると、腫れぼったさを強調してしまう可能性があります。お客様の普段のメイクや髪色、パーソナルカラーなどに合わせ、目元の魅力を引き出すカラーを選択しましょう。

【実例紹介】一重・奥二重のお客様におすすめのマツエクデザイン

一重・奥二重のお客様へのマツエクの施術は、デザインの提案力も大切です。実例写真を用意したり、お客様の目元と似たタイプの一重や奥二重の芸能人を例にあげたりして、仕上がりのイメージを事前にすり合わせておきましょう。ここからは、一重・奥二重さんにおすすめのデザイン実例をご紹介します。

瞳が輝く!真似したいナチュラルデザイン

奥二重 マツエク出典:@_miyup_eyeさん

CCカールのエクステを長さ違いで100本装着した、@_miyup_eyeさんの事例。目頭と目尻はやや短めの9mm、黒目の上は10・11・10mmと変化をつけ、自然に瞳が強調されていますね。自まつげに合わせた絶妙なバランスで、目元のかわいらしさが引き出されています。

オーダーメイドデザインで奥二重の魅力が爆発!

奥二重 マツエク出典:@esperanza._.salonさん

@esperanza._.salonさんの事例は、末広奥二重さんのためのマツエクデザイン。あえて目尻を長めにし、複数のエクステを目元の特徴に合わせて装着しています。エクステの本数は、シングルラッシュを160本使用。キリっとさせつつも束感仕上げにしないことで、ナチュラルな印象も感じます。

一重だからかわいい♡タレ目デザイン

奥二重 マツエク出典:@marina_eyelistさん

@marina_eyelistさんからは、一重や奥二重の個性を隠すのではなく、あえて活かすマツエクデザインをご紹介。CカールとDカールのエクステ120本+パリジェンヌラッシュリフトを組み合わせ、根元はしっかり立ち上げつつも、くるんとしたまつげがかわいい印象に。目尻のみカールをゆるくかけ、タレ目風にしているのも参考になりますね。

“ちょい足し”でこんなに変わる!キュート系デザイン

奥二重 マツエク出典:@marina_eyelistさん

こちらも、@marina_eyelistさんの一重・奥二重を活かすマツエクデザイン。パリジェンヌラッシュリフトに、CカールとJカールのフラットラッシュを80本のみ付け足しているのだそう。長さは目頭から目尻にかけて8・9・10mmを採用しており、エクステの違和感をまるで与えず、華やかな雰囲気を演出しています。

まぶたの厚さを感じさせない♪黒目強調デザイン

奥二重 マツエク出典:@aco_aeye_salonさん

@aco_aeye_salonさんの事例は、CカールのLEDマツエクとラッシュリフトを組み合わせたデザイン。黒目にまつげがかからず、目が縦に強調されて、まぶたの厚みが軽減して見えます。こちらのお客様は、普段はDカールを選ばれていたのだとか。ラッシュリフトと組み合わせることで、Cカールの美しさが際立っていますね。

一重・奥二重さんから愛されるマツエクサロンにするためには?

奥二重 マツエクマツエクの施術で、一重・奥二重のお客様の心を掴むことができれば、サロンへの満足度や信頼感も高まります。チャンスを逃さないよう、どんなお客様にも愛されるサロンを目指しましょう。最後に、一重・奥二重のお客様の再来店率を上げるアイデアをご紹介します。

一重・奥二重さん向けのエクステを揃える

一重・奥二重さんへのマツエク施術は、カール・長さ・太さ・本数のバランスを意識したエクステ選びがポイントです。最低限揃えておきたいのは、Jカール・Cカール・CCカールの3つ。ナチュラルに見せたい場合はJカールが向いていますが、上述したように、自まつげが下がっている場合はCカールやCCカールが向いています。長さは8~12mm、太さは0.1~0.15mm程度を選ぶと、重たく見えにくく自然な仕上がりに。本数は、100~140本を目安に、お客様の好みやバランスを考慮して選択しましょう。

ラッシュリフトとマツエクのセットメニューを作る

実例紹介でも多くあったリフエク(ラッシュリフト+マツエク)。一重や奥二重の方の中には、「ラッシュリフトだけでは物足りない」「マツエクをしてもまつげが下がって重たく見える」と感じるお客様も少なくありません。ラッシュリフトで自まつげをしっかり立ち上げ、そこにマツエクをプラスすることで、密度とボリューム、仕上がりの美しさをアップできます。また、使用するロッド次第では、立ち上げる角度を調整できることも魅力。まぶたが薄い方であれば、リフエクでまぶたが押し上げられ、二重になることもあります。お客様の目元の特徴に合わせて、より幅広い提案が可能になるでしょう。

まとめ

一重・奥二重へのマツエクは施術が難しく思われがちですが、まぶたの特徴を理解し、カールや長さの選び方を工夫すれば理想のデザインに仕上げられます。お客様の理想に近づけられるよう、エクステの種類を揃えたり、リフエクを導入したりと、工夫を取り入れましょう。また、デザインをきちんと共有することで、お客様の「イメージと違った」を防げます。今回ご紹介したデザインも参考に、一重・奥二重の魅力を引き出す提案をしてくださいね。

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