【動画解説】マツエク・真ん中長めデザインの作り方は?基本のおさらいも

目がぱっちりと大きく見えることから人気の“マツエク・真ん中長めデザイン”。しかし、長さにグラデーションをつけても「思ったより真ん中長めの仕上がりにならない」と感じることはないでしょうか。真ん中の長さが際立つかどうかは、装着時の技術によって差が出ます。そこで今回は、真ん中長めデザインの作り方を動画で詳しく解説。作り方のポイントや思い通りに仕上がらないときの原因・対策、デザイン例をご紹介します。
マツエクの基本デザイン5種│仕上がりの印象別にチェック
まずは、マツエクの基本的なデザインについて、おさらいしておきましょう。マツエクには、真ん中長めや目尻長めなど、部分的に長さの異なるエクステを使って作るデザインもあります。ここでは仕上がりの印象別に、ナチュラル・キュート・セクシー・たれ目の基本デザインを解説。お客様へのデザイン提案に役立ててください。
自然に目元の印象を強める“ナチュラルデザイン”
出典:トランプアイラッシュアカデミー
ナチュラルデザインは、自まつげよりも少し長いエクステを装着して、文字どおりナチュラルな仕上がりにするのが特徴です。使用するエクステは、目頭から目尻まで同じ長さのもの。仕上がりはマスカラを塗ったくらいの自然な目元になるので、「マツエクつけてます!と分かるような仕上がりが苦手」といったお客様におすすめです。エクステが強調されすぎないデザインは、職業柄派手なメイクができない方からも選ばれています。
目元がぱっちりと仕上がる“キュートデザイン”
出典:トランプアイラッシュアカデミー
人気の高いキュートデザインは、目元をぱっちりと仕上げたいお客様におすすめ。マツエクの真ん中長めデザインの1つで、目頭や目尻短めにすることで目の縦幅が強調されます。目の縦幅が広がると黒目も大きく見えるので、目を丸く、大きく見せたい方のニーズにマッチするでしょう。
キュートデザインのマツエクには、目尻長めの要素も加えて印象をより強めるものもあります。真ん中だけ長いパターンと、真ん中と目尻が長いパターンでは、同じキュートデザインでも仕上がりの印象が異なるので、お客様の好みに合わせた提案を意識しましょう。
大人っぽくクールな印象の“セクシーデザイン”
出典:トランプアイラッシュアカデミー
目の横幅が強調されるセクシーデザイン。黒目の外側から目尻にかけて、長めのエクステを装着します。目尻部分がポイントとなるデザインで、アイライン効果も期待できます。「大人っぽいクールな印象が好み」「普段のメイクでアイラインを長めに引く」というお客様におすすめのデザインです。
マツエクの目尻長めデザインは、CカールやJカールなど、カールの種類によって仕上がりの印象が異なります。真ん中長めデザインと組み合わせるとキュートな印象に寄ってしまうので、セクシーデザインを希望するお客様にはカールの種類で印象を変える方法を提案しましょう。
合わせ技で目全体を大きく見せる“キュート&セクシーデザイン”
出典:トランプアイラッシュアカデミー
キュート&セクシーは、その名のとおりキュートとセクシーの合わせ技のデザイン。セクシーデザインは黒目の外側から目尻にかけてマツエクの長さを出してデザインを作りますが、キュート&セクシーは黒目の真ん中から目尻にかけて長さを出すのが特徴です。
目の縦横両方の幅を強調するキュート&セクシーデザインには、目全体を大きく見せて印象を強める効果が期待できます。「キュートとセクシー、どちらにも寄りすぎず目を大きく見せたい」といった要望のある方や、左右の目の距離が近いお客様におすすめのデザインです。
カールの強度を変えて作る“たれ目デザイン”
出典:トランプアイラッシュアカデミー
たれ目デザインは、目が垂れたように見せるマツエクデザインのこと。目頭から黒目部分はCカール、黒目の外側から目尻部分はJカール、といった具合に、カールの強度を落としてたれ目を作ります。「元々つり目だからマツエクで印象をやわらげたい」といったお客様向けのデザインです。
【動画解説】マツエク・真ん中長めデザインの作り方
今回動画解説するデザインは、真ん中に長さのあるエクステを装着するキュートデザインです。キュートデザインには黒目を印象的に見せる効果があるため、かわいらしい仕上がりを好む方におすすめです。
- 目の縦幅を強調したい
- エクステが目尻から取れやすい
- 加齢により目尻が下がってきた
加齢による目尻の変化が気になる方にとって、目尻長めのデザインは余計に目尻の下がりを強調する可能性があります。縦長効果が期待できる真ん中長めデザインなら、お悩みをカバーする仕上がりを目指せるでしょう。
真ん中長めデザインは目の縦幅を強調するものです。面長の方には不向きと言えるデザインなので、お客様の輪郭もふまえた提案を心掛けましょう。
続いて、真ん中長めデザインを作る手順を動画で解説していきます。真ん中の長さをより際立たせる作り方のポイントにもご注目ください。
【動画解説】真ん中長めデザインを作る手順
- 真ん中に1本目のエクステを装着する
- 目頭と目尻に1本ずつエクステを装着する ※この時点で計3本
- 真ん中とサイドの中間に1本ずつエクステを装着する ※この時点で計5本
- ガイドとして装着した5本の間を埋めるように、左右全体にまんべんなくエクステを装着する
真ん中長めデザインのポイントは、正面から見たときに一番高く(長く)見せたい部分を最初に決めることです。ここで大切なのは、“真ん中=アイホールの1番高い部分、もしくは1番高く見せたいところ”という点。単純に目の幅を2分割した位置を指すわけではないので、お客様の目元をじっくり観察したうえで1本目のエクステを装着しましょう。
次に、目頭と目尻の1番短くするところにエクステを1本ずつ装着して、アウトラインを作ります。
こちらの手順に沿ってデザインを作っていくと、仕上がりをイメージしやすくなり、施術がスムーズに進みます。
続いて、目頭と真ん中、目尻と真ん中、それぞれを結ぶ中間に1本ずつエクステを装着すると、アウトラインが決まります。その後は間を埋めるようにエクステを装着していきます。端から順に装着するとエクステ同士がくっつくことがあるので、隣り合うエクステを避けつつ、全体のバランスを見ながら進めていきましょう。
装着時の注意点は“エクステを真っ直ぐに装着すること”。外へ広げるように倒しながら装着すると、真ん中の長さを実感しにくくなります。特に、真ん中から黒目の範囲は真っ直ぐに装着することを意識して慎重に進め、全体のバランスを見ながら毛先の向き・やアウトライン(毛先の位置)・密度に注意しましょう。エクステ装着時の密度については、均等ではなく真ん中をやや多めにすると、黒目を強調した仕上がりに。途中ブラシでとかしながら、微調整して仕上げます。
真ん中長めデザインを作るときのポイント
真ん中長めデザインを作るときのポイントは、1本目のエクステを装着する“真ん中の位置”をしっかり見極めること。真ん中に装着するエクステの位置は、“アイホールの一番高い部分、もしくはその少し内側”がベストです。施術に入る前に、お客様の黒目の位置を確認しておきましょう。
自まつげが目尻側に流れているお客様の施術では、やや目頭寄りに1本目のエクステを装着すると、真ん中長めのデザインをキープしやすくなります。施術前におおよその位置を見極めたら、位置がずれないようアンダーテープに印をつけておくのもおすすめです。
真ん中の長さをより強調するデザインに仕上げるには
「真ん中の長さをもっと強調したい」と希望するお客様には、長さのコントラストをはっきりさせる、カールにグラデーションをつける、といった方法で完成度を高めてみましょう。
- 中央の2~3本のみ、より長めのCCカールを装着する
- 目尻にかけて、より短めのCカールやJカールを装着する
このような工夫で、メリハリのある真ん中長めデザインを作ります。お客様の希望にいっそう近づけるよう、長さとカールを変えることも考慮しておきましょう。
「思ったより真ん中長めに仕上がらない!」その原因と対策
手順通りに施術をしても、思うように真ん中の長さが強調されないこともあるでしょう。ここではその原因と対策をチェックしていきます。
真ん中部分のエクステを真っ直ぐ装着できていない
エクステを真っ直ぐ装着できていない場合、施術者自身のクセに原因があると考えられます。左右どちらかに倒れるクセがあるなら、意識して逆向きに装着してみると良いでしょう。施術者にありがちなクセの例は、右目・左目どちらかの施術のときだけ倒れる、目尻を装着するときだけ倒れる、といったケースです。まずは自身のクセをしっかりと把握し、対策を立てて直していきましょう。
自まつげが元々倒れている
自まつげが元々倒れて生えているお客様の場合、いくらまつげに対して真っ直ぐエクステを装着しても、仕上がりを見ると全体的にエクステが倒れて装着されているように見えます。そんなときは“倒れている方向とは逆向きにエクステを装着する”という方法を試してみましょう。施術前にお客様のまつげの生え方をしっかり確認し、エクステを真っ直ぐ装着するための対策を考えておきましょう。
左右でまつげの角度が違う
お客様によっては、左右でまつげの角度が違うケースもあります。元々倒れて生えているお客様同様、倒れている方向とは逆向きに装着することでしっかりと真ん中長めを強調できます。施術前にお客様のまつげを観察する際は、左右差にも注目してみましょう。
マツエクデザイン集│人気の“真ん中長め”を画像でチェック
最後に、マツエク・真ん中長めデザインの例を画像で見ていきましょう。
真ん中長め・120本のマツエクデザイン。縦幅を強調するぱっちりとした目元に仕上がっています。コーティング剤を使った束感仕上げも、デザインの美しさを高めるポイントに。
真ん中長めデザインを作るときは、正面以外の角度からも仕上がりをチェックしてみましょう。全体のバランスを考慮して作り上げる真ん中長めデザインで、お客様の満足度アップを狙います。目頭から目尻まで束感をしっかりと強調する真ん中長めデザインなら、目を大きく見せるだけでなく華やかな印象もプラスされるでしょう。
まとめ
マツエクをすることで「目を大きく見せたい」と思っているお客様は多いはず。目が大きく見えるデザインはいくつかありますが、中でも代表的とされるのが“マツエク・真ん中長めデザイン”です。施術時に気をつけたいポイントは、真ん中長めデザイン=エクステが長ければOK、というわけではないこと。真ん中の長さを強調しつつバランス良く仕上げるには、施術者の技術力が欠かせません。今回ご紹介した動画解説を、ぜひ真ん中長めデザインを希望するお客様への施術に役立ててください。
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