秋は落ち着きある目元へ!マツエクからラッシュリフトへの失敗しない切り替え術
太陽が眩しい明るくポップなイメージの夏から、しっとりとした落ち着いた雰囲気が増す秋。季節の移ろいに合わせて、まつげデザインも少し落ち着いた雰囲気へ変えたいと希望するお客様もいるでしょう。そこでアイデザイナーとして押さえておきたい点が、マツエクからラッシュリフトへと移行する際の施術ポイント。同日施術が可能なのかといった点に加え、施術のコツや注意点などをまとめてご紹介します。
マツエクのフルオフ当日にラッシュリフトは可能?

まず確認したい点が、マツエクをフルオフした日に、ラッシュリフトの施術が可能かどうか。トラブルを予防するためにも、しっかり押さえておきたいリスクや施術時のポイントをチェックしていきます。
マツエクとラッシュリフトは同時施術が可能な場合もある
マツエクをフルオフしたあと、同じ日にラッシュリフトの施術をすることは、場合によっては可能です。
例えば、マツエクの施術を施してからおよそ1ヶ月以上が経過し、エクステが半分以上取れている、自まつげのダメージが少ないといった場合です。健康毛に近い状態であれば、マツエクのフルオフとの同日施術でもラッシュリフトで理想的なカールを実現できます。
反対に、マツエクの施術を受けたばかりで多くのエクステが残っている場合は要注意。オフに時間がかかるぶん、自まつげへの負担が大きくなり、その後のラッシュリフトによるダメージが強まるリスクがあるためです。特に、LEDマツエクやバインドロック、3Dラッシュなどはオフに時間がかかる傾向にあるため、より慎重な判断が求められます。
このように、自まつげへのダメージが懸念されるケースでは、無理に同日施術を行わず、別日での施術を提案する柔軟な判断も大切です。
お客様にもしっかり伝えたい!同日施術する際のリスクとは?
マツエクをフルオフした直後の自まつげには、リムーバーの成分(揮発成分や油分)が残留しやすいことも考えられます。そのため、そのままラッシュリフト剤を塗布すると「液の浸透にムラが出る」「まつげが極端に乾燥してチリつく」「切れ毛になる」といったリスクがあることを理解しておきましょう。
これらのリスクは、仕上がりの美しさだけでなく、モチにも直結します。モチが悪くなれば、当然お客様の満足度がダウンしてしまうことが考えられるため、未然に防ぐことがプロとしての役割。
もしマツエクをフルオフした同日にラッシュリフトの施術を行う場合は、こうしたリスクがあることをあらかじめお客様へ丁寧に伝え、しっかり納得いただいたうえで施術することが基本です。
徹底して実践!同日施術を行う際のポイント
自まつげの状態をしっかりと見極めたうえで同日施術を行う場合は、アイシャンプーや中間処理剤を活用し、自まつげのpH(ペーハー)を整えることが大きなポイントです。pHの傾きはまつげの乾燥やパサつきにつながるため、本来の健康的な状態へ導くための工程を取り入れましょう。また、まつげのダメージに直接アプローチするトリートメントをセットで提案する方法もあります。
さらに、ラッシュリフト剤の放置時間や塗布範囲にも配慮することが大切です。ダメージが気になる箇所は軟化時間を短めに調整する、毛先までラッシュリフト剤を塗布しない、といった工夫を取り入れてみてください。
ラッシュリフトだけではもの足りない方へ提案したいデザインは?

マツエクからラッシュリフトにデザインを変更した場合、お客様によってはもの足りなさを感じる方もいます。満足度を下げないためにも、印象的な目元に仕上げるおすすめデザインを4つご紹介しましょう。
Lカールなどの立ち上げ系デザイン
Lカールをはじめとする立ち上げ系のデザインは、自まつげを根元からしっかりと立ち上げて仕上げます。自まつげの長さを最大限に活かせるため、マツエクからの移行でももの足りなさを感じにくい、パッチリとした目元へと導ける点が魅力です。
ただし、お客様によって自まつげの長さや生えグセ、目元の形状はさまざまです。根元からの立ち上げ感を意識しつつも、ひとりひとりの自まつげの状態に合わせたロッド選定や巻き上げを意識し、理想の仕上がりに導く提案を心掛けましょう。
アイライン効果を狙ったデザイン
目尻の毛先を外側へ流すように巻き上げたり、目尻側だけ緩やかなカールが作れるロッドを使用したりすることで、まるでアイラインを引いたような横幅のある目元に仕上がります。目の横幅が自然に強調され、マツエクなしでも印象的な目元を演出できる点が魅力です。
アイライン効果を狙った目尻を流すデザインは、クールさと大人っぽいかわいさが感じられる点が特徴。時短メイクにもつながるため、朝の忙しい時間を少しでもラクにしたいお客様にも提案したいデザインです。
束感デザイン
まつげを束にして仕上げる束感デザインは、まつげに密度が生まれるため、マツエクのようなボリューム感のある目元を演出できます。また、トレンド感もあり、「韓国風」や「アイドル風」といった今どきのデザインを希望されるお客様にもぴったりです。
施術の仕上げにはアイデザイナーが束感を作ることができますが、その後、自宅でお客様自身が再現できるよう、束感を作りやすいコーティング剤の塗り方やコツをお伝えするのも忘れないようにしましょう。
ブラックティント
ブラックティントは、自まつげを黒くコーティング(染色)し、まるでマスカラを塗ったかのようなメリハリのある目元に仕上げるメニューです。自まつげをくっきりと際立たせるため、まつげ自体の長さや存在感を強調でき、自まつげのみよりもグッと華やかな印象に仕上がります。
施術直後だけでなく、パンダ目などのメイク崩れを気にせず、洗練された印象をキープできるのも魅力。朝のメイク時間を短くしたい方にもおすすめのデザインです。
マツエクからラッシュリフトに変える際によくあるQ&A

最後に、マツエクからラッシュリフトへとデザイン変更する場合によくあるQ&Aをご紹介します。
Q. ラッシュリフトに移行した後、すぐにまたマツエクに戻すことは可能ですか?
ラッシュリフトとマツエクを一緒に施すメニューも定番化しつつあるため、施術自体は可能です。その際、残っているラッシュリフトのカール感に馴染むエクステを選定することで、それぞれの施術を別日で行った場合でも、まとまりのある仕上がりが目指せます。
ただし、ラッシュリフトのカール感が強すぎてエクステの接着面が十分に取れない場合や、バラつきが気になる場合は、1〜3ヶ月ほど期間を空けてナチュラルに掛け直して装着するか、カールが完全に落ちるまで待っていただくようご案内することがおすすめです。
Q.フルオフした後、お休み期間を設けるならどのくらいの日数が目安ですか?
お客様それぞれの毛周期に沿った提案を意識することが大切です。一般的に、まつげは30〜90日ほどのサイクルで生え変わるとされていますが、毛周期には個人差があります。
施術前にお客様の自まつげの状態をしっかりチェックし、ダメージが大きいようであれば、3ヶ月ほどお休み期間を設けていただくようご案内すると良いでしょう。お休み期間中には、まつげ美容液でケアしていただくことも提案したい内容のひとつです。
Q.フルオフの後、お休み期間を設けた場合に失客しないための対策は?
先々のデザインまで一緒に決めておくことがおすすめです。「現在は自まつげがダメージを受けている状態ですので、まずはお休み期間を〇ヶ月設けて、その後はゆるめのカールから再開してみましょう。もの足りなければブラックティントなどの選択肢もありますよ」など、お客様の悩みに寄り添った提案をすることで安心感と信頼関係が生まれ、失客を予防できるでしょう。
同時に、次回予約を取っておくのもおすすめの方法です。
まとめ
マツエクのフルオフとラッシュリフトの施術は、自まつげの状態によっては同日での施術が可能です。しかし、強いダメージを与えないためにも、pHを整える、まつげトリートメントをセットで提案するといった点に配慮してみてください。また、もの足りなさを軽減するため、立ち上げ系デザインや束感デザインなど、印象的な目元に仕上げる提案力も求められます。個々のお客様の状態と理想にマッチした施術が提供できるよう、知識と技術を磨いておきましょう。
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