フラットラッシュとは?他のエクステとの違いなど基本をおさらい!本数別デザイン&おすすめ商材も

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フラットラッシュとは、マツエク業界で人気を集めるエクステの種類の1つ。「付け心地が軽い」「仕上がりがナチュラル」といった口コミも多くあります。今回はフラットラッシュをメインテーマに、他のエクステとの違いやメリット・デメリットなど、基本をおさらい!シングルラッシュの施術に用いられる一般的な円錐状のエクステとフラットラッシュの違いを解説していきます。記事後半でピックアップする、本数別デザインとおすすめ商材にもご注目ください。

フラットラッシュとは?他のエクステとの違い

フラットラッシュとは、エクステの種類の1つ。一般的なエクステと比べると、形状やグルーの付き方、モチなど特徴が異なります。まずは違いから見ていきましょう。

違いその1│断面の形状

エクステ自体を肉眼で見ると分かりづらいですが、フラットラッシュは断面が平たくなっています。一般的な円錐状のエクステと比べるために、マツエク商材メーカー『松風』の画像を見てみましょう。

フラットラッシュとは 出典:松風

画像左が一般的な円錐状のエクステ、画像右がフラットラッシュです。
フラットラッシュの名称は、このような平たい断面に由来しています(フラット=平らな)。フラットラッシュにもいくつか種類があり、中央にくぼみがないもの、毛先が枝分かれしているものなど、さまざまな形状があります。

違いその2│断面積・重量

フラットラッシュとは出典:松風

フラットラッシュは、平たい形状によりエクステの根元に厚みが少ないのが特徴。こちらの『松風』の画像を参考に見てみると、一般的な円錐状のエクステと比べて断面積・重量が小さくなり、自まつげの負担を減らせることが分かります。「付け心地が軽い」「マツエクの違和感がほとんどない」といった口コミがあるのは、フラットラッシュの断面積・重量が影響しているのでしょう。

違いその3│グルーの付き方・モチ

平たい形状のフラットラッシュは、一般的な円錐状のエクステと比べて接着面が大きくなり、グルーの付き方も異なります。中央にくぼみのあるフラットラッシュなら、くぼみにグルーが満たされることでさらに密着度が高まります。
『松風』の画像を参考に、グルーの付き方とエクステの根元に引っかかる力の加わり方を見てみましょう。

フラットラッシュとは 出典:松風

画像上が一般的な円錐状のエクステ、画像下がフラットラッシュです。
フラットラッシュの平たい形状により、一般的な円錐状のエクステよりも引っかかる力が少ないことが分かります。また、薄くて軽いためエクステがしなりやすく、外からの力も逃げやすくなり、モチアップにつながります。

フラットラッシュとは、一般的な円錐状のエクステよりもモチが良いとされるエクステの種類です。さらにモチを高めたい場合、LEDマツエクの施術に用いるのもおすすめ。持続力の高さやグルーの硬化時間の短さ、施術後すぐに水に触れても問題ないことなど、LEDマツエクにはさまざまなメリットがあります。「マツエクのモチを重視したい」というお客様には、フラットラッシュとの組み合わせを提案するのも1つの方法です。

ボリュームラッシュやWフラットラッシュとの違いについて

フラットラッシュとボリュームラッシュの違いは、前者がエクステの種類であるのに対し、後者が施術を指している点です。施術別の特徴を見てみましょう。

シングルラッシュ

自まつげ1本に対し、エクステを1本装着する

ボリュームラッシュ

複数本のエクステを扇状にまとめた“ファン”を作り、自まつげ1本ずつに装着する

Wフラットラッシュ

フラットラッシュを用いて自まつげを上下に挟む手法のことで、自まつげ1本に対し2本のエクステを装着する

フラットラッシュが用いられる主な施術は、シングルラッシュとWフラットラッシュ(ダブルフラットラッシュ)です。ボリュームラッシュのファンは、一般的な円錐状のエクステで作ります。

Wフラットラッシュとは、2本のエクステで自まつげを上下に挟むように装着する施術のこと。挟み込むことでマツエクのモチを高めるだけでなく、少ない本数でも目元にボリューム感を出せます

フラットラッシュのメリット・デメリット

フラットラッシュとは

続いて、フラットラッシュのメリット・デメリットを見てみましょう。

【フラットラッシュのメリット】

  • エクステ自体が軽い
  • 接着面積が広く密着度も高まるため、モチが良い
  • エクステの根元が自まつげにフィットするため、安定感があり崩れにくい
  • 衣服の着脱時や洗顔、寝返りを打ったときの摩擦によるダメージが少ない

フラットラッシュとは、その軽さから自まつげへの負担が少ないエクステです。付け心地が良い、自まつげを根元から立ち上げるリフトアップ効果、細い自まつげにも装着可能、といったメリットには、フラットラッシュの“軽さ”が影響しています。

【フラットラッシュのデメリット】

  • 毛先まで平たい形状のため、少ない本数でも濃く見えすぎることも
  • 薄く平らな形状のため、熱に弱い
  • 他の種類のエクステよりも価格が高め

フラットラッシュは平たい形状なので、一般的な円錐状のエクステよりも濃く見えやすいエクステです。そのため、お客様の希望に合わせた本数を見極める必要があります。また、平たい形状によりやや熱に弱い傾向にあるため、サウナや温泉の利用回数が多いお客様には不向きでしょう。

フラットラッシュをおすすめしたい人
  •  モチと安定感を重視したい
  •  自まつげの負担をなるべく減らしたい
  •  付け心地の軽いエクステを選びたい
  •  目元の印象が際立つデザインが好み
  •  自まつげが下がりやすい

 
「自まつげが細いので、負担を抑えながら目元の印象を強めたい」「マツエクをつけることで下がりまつげをリフトアップさせたい」といったお客様におすすめしたいフラットラッシュ。施術前のカウンセリングでお客様の希望をしっかり引き出し、より理想に近い仕上がりを目指しましょう。

【本数別】フラットラッシュのデザイン

ここではフラットラッシュの仕上がりを、80本・100本・120本・140本と本数別にご紹介します。

フラットラッシュ80本(片目40本)のデザイン

フラットラッシュ80本(片目40本)のデザイン

片目40本、両目で80本を装着したデザインです。シングルラッシュの80本だと控えめに仕上がりますが、フラットラッシュならマスカラを1度塗りしたくらいの自然な目力を引き出すことができます。それでいて、仕上がりは自まつげのようにナチュラル。初めてマツエクをつけるお客様や、目元のボリュームアップよりも日々のメイク時短を目的としたお客様などに適したデザインです。

フラットラッシュ100本(片目50本)のデザイン

フラットラッシュ100本(片目50本)のデザイン

片目50本、両目で100本装着したデザインです。日本人の上まつげの平均的な本数は片目で100~150本といわれているため、80本と同じく“ナチュラルに仕上がるフラットラッシュのデザイン”にあたります。80本と比べて、100本は“ナチュラルだけど程良く華やか”な仕上がりで、まつげのスカスカ感のない人気の本数です。

フラットラッシュ120本(片目60本)のデザイン

フラットラッシュ120本(片目60本)のデザイン

片目60本、両目で120本を装着したデザインです。ナチュラルな仕上がりとマツエクならではのボリューム感の両方を叶える本数のため、マツエク初心者からリピーターまで多くのお客様に人気があります。
フラットラッシュは付け心地が軽いため、120本装着しても違和感はほとんどないでしょう。また、施術は1時間以内で完了できることが多く、仕上がり・付け心地・施術時間、いずれも満足度が高いバランスの取れたデザインといえます。

フラットラッシュ140本(片目70本)のデザイン

フラットラッシュ140本(片目80本)のデザイン

片目70本、両目で140本を装着したデザイン。しっかりとボリュームアップでき、華やかな目元に仕上がるのが特徴です。140本の場合、目元全体にまんべんなくエクステを装着できるため、複数のカールやカラーを使用した際のグラデーションが美しく仕上がります。80本・100本と比べて装着本数が多くなる140本は、フラットラッシュならではの軽さを実感しやすいでしょう。

おすすめのフラットラッシュ商材5選

フラットラッシュはさまざまなメーカーから販売されているため、導入にあたり「どれを選べば良いか分からない」と迷うこともあるでしょう。ここではアイデザイナーに定評のあるおすすめの商材を5つご紹介するので、選ぶときの参考にしてください。

NUMERO フラットラッシュ マットブラック/松風

フラットラッシュとは 出典:EYELASH GARAGE

『松風』の「NUMERO(ヌメロ)フラットラッシュ マットブラック」は、数あるフラットラッシュの中でも代表的とされるエクステ。中央がくぼんだ形状で、毛先が枝分かれしているのが特徴です。太さは需要の高い0.15mm・0.2mmの2種類があり、カラーラインナップは脅威の40色以上。長さは7~13mm、カールはJ・C・C+・SC・L・V2から選べます。
注目すべきは、モチの良さです。くぼみのある平らな形状のため、従来のシングルラッシュよりも装着時に倒れにくく、安定性は抜群。バラつきのない美しい毛流れを叶えてくれます。また、快適な軽さと付け心地も魅力の1つ。同社の従来品である「シングルラッシュ」と比べて、重さはわずか1/3!軽くしなやかで、自まつげへの負担をかけにくいのがメリットです。

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フラットセーブル ブラック/Lashvoug

フラットセーブル ブラック/Lashvoug出典:EYELASH GARAGE

『Lashvoug(ラッシュヴォーグ)』の「フラットセーブル ブラック」は、Instagramでトップアイデザイナーに評判の逸品。中央にくぼみがあり、毛先は枝分かれしています。長さは8~14mm、カールはJ・JC・C・D・Lの5種類、太さは0.10・0.12・0.15・0.20の4種類です。
特徴は“優れたカールキープ力”。カールのゆるみを引き起こす熱への耐性については高温風スチームによる実験が実施済みで、抜群のカールキープ力が確認されています。また、従来のシングルラッシュと比べて約2倍の広さがある接着面によって、一重で下がり気味のまつげや直毛のまつげでも、フラットラッシュのカールがしっかり上向きに!自まつげのリフトアップ効果も期待できます。

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フラットマットラッシュ ブラウン/Miss eye d’or

オードリーコレクション フラットマットラッシュ ブラウン/Miss eye d’or出典:EYELASH GARAGE

こちらは『Miss eye d’or(ミスアイドール)』の「フラットマットラッシュ ブラウン」です。NormalとMix(複数の長さ入り)の2種類があり、カールはJ・JC・C・CCの4種類から選ぶことができます。また太さは0.15mmと0.20mm、長さは6~15mmと幅広くラインナップされています。
重さは従来比1/3の超軽量仕様。エクステをつけていることを忘れるほどの軽さとやわらかさが特徴です。また、超軽量のためリフトアップ効果も抜群。ツヤを抑えたマットカラーで、目元をより深く、はっきりと演出します。

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マットクチュール/eye Boutique

フラットラッシュとは 出典:EYELASH GARAGE

『eye Boutique(アイブティック)』の「マットクチュール」は、カールがJ・C・Dの3種類、太さが0.15・0.20の2種類、長さが7~14mmのラインナップです。
特徴は、圧倒的なやわらかさと16列という大容量仕様。特殊加工技術によるリボン型断面のフラットラッシュなので、付け心地も軽くなっています。他にも、美しい漆黒のマットカラー、カールの持続力、貼ってはがせるアルミシートなど、さまざまな特徴のある商材です。

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フラットラッシュ/I・MADE

フラットラッシュとは 出典:EYELASH GARAGE

『I・MADE(アイメイド)』の「フラットラッシュ」のラインナップは、カールがJ・C・Dの3種類、太さが0.15・0.20の2種類、長さが6~14mmです。
パッケージはグッドデザイン賞を受賞しており、使いやすさ抜群!軽さとカールキープ力のバランスの取れたエクステです。自まつげになじむマットカラーが、自然な仕上がりとボリューム感を演出します。

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まとめ

フラットラッシュとは、一般的な円錐状のエクステと比べて、形状や重量、モチの良さなどが異なるエクステのこと。仕上がりのクオリティを高めるフラットラッシュならではの特徴が、多くのお客様の支持を集める理由です。モチの良さや安定感、自まつげへの負担軽減を重視するお客様におすすめのフラットラッシュ。導入時にはぜひご紹介した情報を参考にしてください。

※本記事の内容や価格はすべて、2025年4月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。

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