パリブロウをカルチャーにし新しい価値を提供したい|PARISIENNE BEAUTY GROUPブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

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目元美容を中心とした技術・知識の講習とブランド運営をし、立ち上げ系まつげカールの代表的な技術であるパリジェンヌラッシュリフトを手掛けているPARISIENNE BEAUTY GROUP(パリジェンヌビューティーグループ)。2021年11月にアイブロウコスメブランドであるパリブロウの展開を開始しました。今回は、PARISIENNE BEAUTY GROUPのブランドマネージャー兼パリブロウ事業責任者を担当している石橋純さんにインタビュー。パリジェンヌラッシュリフトから始まり、まつ毛だけではなく、3年かけて準備をしてきたアイブロウコスメブランド“パリブロウ”の今後の展望や入社のきっかけ、ひいては美容業界への想いを教えていただきました。

【プロフィール】石橋純さん

モデル・俳優業を経て、メイクアップアーティストの道に進む。さまざまなブランドでの経験を経て、2022年6月からPARISIENNE BEAUTY GROUPのブランドマネージャー兼パリブロウ事業責任者に。

【略歴】

2002年12月 マックスファクター専属メイクアップアーティスト

2012年3月 THREE専属メイクアップアーティスト

2017年7月 株式会社ポーラオルビスホールディングスへ出向 総合企画室付ベンチャープロジェクトリーダー

2017年10月 「FIVEISM×THREE」ブランドリーダー

2018年10月 株式会社タカミ 経営企画室アシスタントマネージャー

2020年2月 株式会社ジュン 化粧品事業部マネージャー

2022年6月~ PARISIENNE BEAUTY GROUP(株式会社IL) ブランドマネージャー兼パリブロウ事業責任者

「化粧品が好き」という気持ちを原動力に。あらゆる角度から美容業界に携わってきた

パリブロウブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

これまで、いろんな角度から美容業界に携わってこられたのですね!

そうですね、もともとはモデルや俳優業をしていたのですが、メイクに興味を持ってからはメイクアップアーティストや新規事業立案、メンズ市場の開拓、企画、アパレルのオリジナル化粧品ブランドの立ち上げ、顧客情報管理システムの構築と、いろんな仕事に携わってきました。ただ、角度は違えど化粧品や美容という軸はずっと変わりませんね。
化粧品、大好きなんです。女の子が化粧品好きっていうのとはちょっと違って、化粧品ヲタクみたいな感じですが(笑)

人として尊敬ができ魅力あふれる代表・清水氏とのご縁

PARISIENNE BEAUTY GROUPで働くようになったきっかけを教えてください。

元々つながりがある、リファラルでの紹介という採用ではなく募集されていた求人を見て、PARISIENNE BEAUTY GROUPを知ったんです。はじめは「また新しいことができるのかな」という興味だったのですが、入社を決める決定打となったのは代表・清水の話を聞いたときですね。
彼女が考えるこれからのイメージやビジョンをシェアしてもらい、将来性や面白さを肌感覚で感じたんです。自分の経験が生かせるところで働きたいという希望があったのですが、そこに期待してくれていると感じたので、その想いに応えたいとも思いました。

代表である清水さんに感じた魅力はどんなところですか?

パリブロウブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

代表は自分より若いのですが、新潟の個人サロンから始まりここまで会社を大きくしたという、そのストーリーがかっこいいですよね。行動力や決断力、何をとっても尊敬できると思っています。まだ入社して数ヶ月しか経っておらず、清水と会った回数はそう多くはないのですが、パリブロウがベンチマークとしている会社が自分の師匠とつながりがあったり、代表も私と同じく化粧品好きであったりと、たくさんのご縁を感じています。

▼PARISIENNE BEAUTY GROUP 清水小夜香さんのインタビュー記事はこちら

では、石橋さんの現在の仕事について教えてください。

パリブロウブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

2022年6月からアイブロウコスメブランドであるパリブロウの事業責任者として、商品開発から新規のチャネル開発、プロモーション、ブランドの戦略など、広く担当しています。パートナーであるサロン様にパリブロウを通して集客につながるプロモーションができるか、そしてどう利益を還元していくか、この両軸の叶え方を考えることが私のミッションです。

お客様をきれいにするという目的は同じ。業界の垣根を越えた新しい価値を創出したい

パリブロウを通した今後のビジョンを教えてください。

パリブロウブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

パリブロウのターゲットは現在サロン様ですが、今後はその枠を超え、新しいチャネル開拓で海外でも手に取ってもらえるものにしたいと考えています。いいものであればサロンの施術者がおすすめしたくなるし、お客様も欲しくなる。パリブロウにはそのポテンシャルがあると信じています。

また、従来のサロン専売品という価値での販売から一般市場でのブランド認知拡大を図りながら、サロン集客へつながる仕組みを新たに構築していきたいと考えています。その他にも、日本初のメンズメイクアップブランドを立ち上げた経験から、メンズへの新たなアプローチも考えています。

アパレル業界では、ブランドの垣根を超えたワクワクするような企画を打ち出しているのに、従来の化粧品ブランドやビューティ業界では、アパレルブランドのように業界内外でのコラボなどがとても少ないと感じていて・・・もちろんさまざまな制約や大人の事情もありますが・・・。“お客様をきれいにする”という目的が同じなのであれば、今後はこういった垣根を超えて消費者がワクワクするようなことができたらなと考えています。固定概念を壊していくアクションとして、どんなステップを踏んで進めていくのか、その形作りをしている最中ですね。

「たかが化粧品。されど化粧品。」パリブロウを通して美容の”本質”を掘り下げる

石橋さんが仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

パリブロウブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

ビューティー業界にある技術や商材の根源は、きれいになりたい想いに応えること。きれいになるという目的のためにあるのが、技術や商材という手段だと思っています。

メイクアップアーティストとして眉メイクレッスンをしたりお客様にメイクをしたりしたこともありますが、メイクするうえで重要なアイブロウについて、上部の部分だけで基本を知っている人って、実は意外と少ないんです。本質は地味で面白みがないため、ついつい派手な商材やイメージに舵を切ってしまう気持ちもわかります。本当に大切なのはお客様個々の悩みを解決してきれいになるサポートをすること。商品はあくまで手段であり、本質ではありません。商品の先にどんな目的を提供できるのかをいう点を常に考えて目的だけを掘り下げていきたいし、それが人の心に刺さる企画やモノづくりだと思っています。

師匠に教わった言葉のひとつに「たかが化粧品。されど化粧品。」という言葉があります。薬機法などもあり、化粧品はどうしたって薬にはなれないんですよね。ですが、きれいになりたいという想いをもって化粧品を購入する。化粧品を手掛ける以上、その夢を見続けさせられるように、真剣に取り組む必要があると思っています。

たしかに、目的はきれいになることのはずなのに、「トレンド」などの言葉が先行してしまっているところはあるかもしれません。

そうですよね、眉毛が重要ということはずっと言われ続けていて、今に始まったことではありません。でも、商材がニーズに応えきれていなかった。そのニーズに応えるのが、パリブロウで展開している商品だと自負しています。若い世代はもちろん、いろんな美容を体験してきた人が最後にたどり着くものでありたいというのが私たちの希望。アイブロウをトレンドやブームなどではなく、どうやってカルチャーにしていくか、根付かせていくかということが重要だと思っています。

パリブロウという商品を売ることではなく、パリブロウを通してカルチャーを作る、ということでしょうか?

パリブロウブランドマネージャー石橋純氏インタビュー

そうですね、パリブロウには、美容の本質を伝えるストーリーもポテンシャルもあります。パリブロウで新しい価値を提供していきたいんです。お客様の求める美しさを提供するという本質はきちんと押さえつつ、その期待値をいい意味で裏切りたい。ビューティーとエンターテインメントをどうつなげ、ワクワクさせられるものを作れるか、そして提案していけるか。きれいになりたいという気持ちに真摯に向き合いながら挑戦していきたいと思っています。

まとめ

商品を超えてカルチャーを作ろうとしているという石橋さん。美容の本質であるきれいになりたいという気持ちに寄り添うことを大事にしていることが、インタビューを通して伝わってきました。長く化粧品や美容に携わってきたからこその視点が、今後のパリブロウの在り方を作っていくのだと思います。期待値を超える企画やモノづくりは簡単ではないからこそ、やりがいも十分。石橋さんと「パリブロウ」に、今後も注目していきます。

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