実際どうなの?世界から見た日本のアイリスト・日本のマツエク技術とは

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日々サロンの中だけで施術しているとなかなか感じにくいことですが、アイリストの仕事はとても緻密で繊細。中でも技術の高さは、世界中からとても注目されています。日本を飛び出して海外に進出し活躍している人もいますが、世界ではどのように受け止められているのでしょうか?知りたいですね。ぜひチェックしてみましょう!

「アイリスト」は日本人の特性と親和性が高い?

「アイリスト」としての仕事は、日本人の特性と親和性が高いと言われています。それは、日本人が持っている特性として挙げられることの多い

  • 「器用さ」
  • 「職人気質」

という気質が理由でしょう。
日本人は一般的に器用だと言われています。
例えばネイル でも、日本人女性はネイルサロンへ行かなくても、自分でポリッシュを塗ってネイルを楽しむことがよくありますよね。ネイルに凝る人の場合、シールやラインストーンなどを使ってネイルアートをしたり、セルフでジェルネイルをしたりする場合もあります。それに対し、アメリカでは多くの女性がネイルサロンへ行きます。アメリカはネイルサロンの数が多く、日本と違って予約不要の場合がほとんど。デザインも凝ったものよりはシンプルなものが定番で、その分施術時間も短く、価格もリーズナブルです。そのような環境も関係しているのか、アメリカ人女性は器用にセルフネイルをすることが苦手な人が多いと言われています。もちろん一概には言えませんし、個人差はあるでしょう。しかし、文化や風土によって作られる「国民の特性」といったものはありそうな気がしますよね。
アイリストは、お客様の目元をケアし、美しくするお仕事。手先や指先を器用に動かし、デリケートな目元や繊細なまつげに触れながら施術をしていきます。そのため、一般的に手先が器用だと言われる日本人はアイリストに向いていると考えられているのです。
日本人の「職人気質」も、アイリストの仕事との融和性が高いと言われる所以でしょう。日本人の丁寧な仕事ぶりは、「MADE IN JAPAN」が世界中で評価されていることからも明らかです。まつげエクステの施術も、まつげ1本1本にエクステを装着していくという地道な作業。また、優れたアイリストになるためには、コツコツと真摯に練習を重ねていくことが重要だと言われています。几帳面で丁寧な「職人気質」の特性を持つことからも、日本人はアイリストに向いていると考えられているのです。

世界大会などでの評価とは

国内外では、マツエクの技術を競うためのさまざまなコンテストや大会が催されています。国内で催されているものでは、日本最大級の「JEEC ジャパンアイラッシュエクステンションコンテスト」をはじめ、「NEEC日本まつげエクステコンテスト」「EYELASH WORLD CUP(アイラッシュ・ワールドカップ)」などのコンテストが有名どころと言えるでしょう。
審査基準も、規定のラッシュ・デザインをモデルに施術し、技術力や完成度を競う「モデル部門」、マツエクの美的効果・デザイン性・ユニーク性・表現力・デザイン提案書の完成度を競う「マネキン部門」、スタイリング力・技術力を写真で競う「フォト部門」など、その大会や競技の部門によって多種多様。基本的にコンテストの各部門に該当するのであれば団体所属の有無などの受験資格制限はなく、誰でもエントリーできるようになっています。コンテストによっては、誰でも申し込みやすいよう一次審査のエントリー費用がかからない場合も。日々練習や業務で培ってきた自分の技術を試すにはもってこいの場所です。
国外のコンテストや大会では、「K-ビューティーファッション世界産業博覧会」や「ワールドラッシュ国際まつげエクステンション大会」、「国際ビューティーフェスティバル」など、まつげエクステ発祥の地・韓国で開かれるコンテストが有名でしょう。日本人アイリストの中には日本国内のコンテストだけにとどまらず、国外で行われる世界レベルのコンテストで受賞している方も数多くいらっしゃいます。中には最優秀のグランプリを受賞している日本人アイリストも!繊細で丁寧な日本人アイリストのマツエク技術は世界中で評価されているのです。

海外で活躍するアイリストと、今後の可能性

世界中でニーズが高まってきているマツエクですが、日本人アイリストとして仕事をしていく上で、今後どのような可能性があるのでしょうか?

増える日系マツエクサロン 

まつげエクステは日本や韓国などのアジア圏はもちろん、ヨーロッパやアメリカでも人気の美容法のひとつとなりました。世界トップクラスの技術を持つ日本人アイリストは、「日本人は仕事が丁寧」「手先が器用で細かい作業が得意」などというイメージもあり、世界中で高い需要があります。近年では世界中でまつげエクステのニーズが高まっていることから、海外に支店を持つ日系のマツエクサロンも増えてきています。海外にも外資系のマツエクサロンはありますが、日本のサロンの数と比べればまだまだ少数。日本人が経営している日系のマツエクサロンは日本人が施術することや日本製の商材を使っていることから流行しやすいと言われています。接客に一定レベル以上の丁寧さがあることも要因の一つでしょう。
「海外でアイリストとして活躍したい」という方は、まずは海外支店のあるサロンに勤務するというのも1つの方法です。また、アイリスト養成スクールの留学制度やサロンの海外研修に参加し、実際に自分の目で現場を見てみるのもおすすめ。実際に現地のサロンに赴き現場を見ることで、「本当に海外で働きたいのか」「どこの国で働くのが向いていそうか」「どんなサロンが向いているのか」など、海外で働くことをしっかり検討することができるでしょう。

外国人からみた「日本の美容サロン」は「世界遺産」以上!? 

国内でアイリストとして働く上でも、インバウンドを対象としたおもしろい調査結果があるのをご存知でしょうか?
株式会社リクルートライフスタイルのホットペッパービューティーアカデミーが行った調査(2015年2月、調査対象:中国・香港・韓国・台湾在住の20~49歳の女性800名)の結果が参考になります。
日本に訪れた外国人旅行者へ「日本に行って体験してみたいこと」を尋ねたところ、なんと「日本の美容サロンの利用」は「日本の世界遺産への観光」以上の注目度があるとのこと!実際に日本で美容サロンを利用したことがあるのは中国・香港・韓国・台湾などのアジア圏からの旅行者が多いと言われており、実際にサービスを利用した際の満足度も非常に高いという調査結果が出ているそう。
(引用元:https://hba.beauty.hotpepper.jp/check/2412/

日本のサロンのどんなところに満足しているか 

美容サロンを利用して満足した点を尋ねた調査では、

1位「清潔で衛生的」

2位「施術が上手」

3位「仕上がりがイメージ通り」

4位「効果が持続する」

 といった内容がランクイン。日本人にとって美容サロンが清潔なのはあたりまえの認識ですが、海外の人にとっては日本のサロンの徹底した衛生管理は強みのひとつになっているのです。
このように日本のアイリストや日本のマツエク技術は世界から高い評価を得ており、需要も高いことが分かります。海外で働きたいアイリストにも、訪日外国人に日本のマツエク技術を知ってもらいたいアイリストにも、今後アイリストとして活躍できる環境は大いにあると考えてよいでしょう。

 

まとめ

世界から見た日本のアイリスト・日本のマツエク技術についてご紹介しました。今現在日本人アイリストや日本のマツエク技術は世界から高い評価を得ていますが、世界的なマツエクのニーズの高まりにより、今度マツエクの施術レベルは各国どんどん上がっていくでしょう。日本人アイリストのひとりとして恥じぬよう、日々精進して日本のマツエクの技術レベルをさらに上げていきたいですね。

 

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