左右の目、同じように付けたのに対称にならないのはなぜ?「左右均等に見せるコツ」とは

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デザインについて、カウンセリング時にお客様としっかりと話し合い、「目頭は8mm、中央は9mm、目じりは11mmで、セクシーデザインにしましょう」と決めたはずなのに、仕上がってみたらなぜか左右の目の印象が違った…という経験はありませんか?左右のイメージ違いは、場合によってはデザインクレームに繋がるかもしれませんよね。そういった悲劇を避けるためにしっかり確認しておきたいポイントは、「お客様の目の左右差」。左右同じ形に見える“目”ですが、実は微妙に違っているものなのです。今回の記事では、アイリストとして知っておきたい施術前のチェックポイントをご紹介します!

人の目は左右対称ではない?

たくさんの目元を見てきているはずのアイリストにも、実はあまり知られていない事実なのですが、人の目は左右対称ではない場合がほとんど。
みなさんも、時間があるときにぜひ自分の顔を鏡で見てみてください。左右の違いが確認できるのではないでしょうか?二重の幅や開き方、まぶたの厚みや目の角度など、さまざまな違いが見られますよね。
左右の顔が同じである割合は、なんと100万人に1人!日本では、女優の香椎由宇さんが該当し、一時期話題になりました。実は生物学的に、人間は無意識に左右対称の顔を「美しい」と認識するそうなのですが、美男美女が揃っている芸能界の中でも、香椎さんほど左右対称な顔つきは珍しいようです。

そんな顔の中でも、人の見た目は“目”で大きく変わると言われています。それほど、目は顔の中でも大きな存在感を発揮しているパーツです。つまり、左右対称の顔に見せるためには、目が対称であるかどうかが重要。しかし一見、同じ形のように感じても、よく比べてみると微妙な違いがあるでしょう。たとえば、片方は一重でもう片方は二重であったり、両目ともに二重であるけれど、ラインの入り方に違いがあることで、自まつげの生えている角度に違いが見られたりなど、些細な違いがあるのです。

そのため、マツエク施術のカウンセリングの場面では、自まつげの生え方やまぶたの形、厚みなどによって、付けるエクステの提案も変わってくるはず。特にまぶたに厚みのある人や下向きまつげのお客様には、コンプレックスをカバーできるようなデザイン提案が求められるでしょう。しかし、目の形が非対称の人が多い以上、それは、両目まとめてできる提案ではありません。左目に合うデザイン、そして右目に合うデザインをそれぞれ見極めなければならないのです。さらに、そのバランスを調整するスキルも必要。左目に合うデザインと右目に合うデザインが独立しすぎると、仕上がったときに、左右の顔がより非対称に見えてしまいます。

先ほども紹介しましたが、人の顔は左右対称であるほど「美しい」と判断されます。マツエクは、なりたい目元を叶える貴重な技術。左右の目の違いを認識した上で、それぞれの違いを埋められるような施術を行いたいですね。その結果、左右の目が一見同じであるように仕上げることが、アイリストのみなさんには求められています。

まつ毛の角度、見かたのポイントを確認!

では、左右の目の違いはどのようにチェックしたら良いのでしょうか?
まずは、カウンセリング時にそれぞれの目元をじっくりと観察します。見るポイントは2つ。

1つ目は、まぶたの形です。
鏡をまっすぐ見てもらい、正面だけでなく、横からもまぶたの状態を確認してみましょう。よく見てみると左目が二重で右目が奥二重であったり、一見左右のラインが同じように入っていたとしても、横から見たときにまぶたの厚みに違いがあったりなど、さまざまな違いがあるでしょう。細かく違いを確認し、カウンセリングシートに記録しておいてください。

もう1つのチェックポイントは、まつげの生え方。
目頭から中央にかけて、そして目じりに至るまでの間、どのような生え方になっているのか、左右それぞれのまつげをチェックしていきましょう。同じお客様の目元でも、場所によって細かく生え方は異なります。また、生活習慣によっては、一部分だけまつげが抜けていたり、毛の量が違うこともあるでしょう。左目だけに留まらず、右目もしっかりと確認し、記録に残しておいてください。
※このとき、お客様には正面を見ていただくようにします。下を向いたり、上を向いたりと目の位置が動いてしまうと、正確に確認できなくなってしまうためです。
確認する際は鏡を使ったり、写真を撮るなどし、お客様と一緒に確認してもらいましょう。なぜなら、お客様は普段、自分の目の形を客観的に見る機会が少ないですよね。そのため、デザインやエクステの種類をアイリストから提案されても、仕上がりが想像できなかったり、自分の目に本当に合っているのか分からない人もいるのです。しかし、鏡や画像越しに自分のまつげを見ると、新たな視点からまつげを確認できるでしょう。結果、アイリストからの提案内容も伝わりやすくなり、納得の上で施術に入りやすくなるはずです。

目の左右差に対処するためのデザイン提案

最後に、左右非対称の目にどのようなデザイン提案ができるのか、具体例で見ていきましょう。
今回は、左目が二重・右目が奥二重の場合のデザイン例を紹介します。
この場合、左目の二重に右目の奥二重を合わせていくとバランスが調整しやすいですね。調整方法は主に2パターンあります。

1つ目は、カールでの調整。
たとえば、左目をCカールにした場合、右目は、まぶたの厚みでカールがつぶされてもほどよいカールが残る、CCカールを選ぶとバランスが整いやすいでしょう。もしまつげが下向きに生えているなら、右目のみLカールを検討しても良さそうです。

もう1つの調整方法は、長さで差をつけること。
同じCカールの中でも、左目11mm×右目12mmというように、奥二重である右目側に長さのあるエクステを施術すると、左右対称に見えやすくなるはずです。

左右で目の形が異なる場合、カールもしくは長さを変えることがポイントです。仕上がったときに、左右対称に見えるよう調整してみてください。特に、まぶたに厚みがある場合、エクステが短く見えたりカールが下がって見えるケースも多いと言われています。基本的な傾向を考慮して、提案するエクステを選びたいですね。ただし、左右のエクステにどの程度の差をつけるかは、まつげ・まぶたの状態によって異なります。大切なことは、1人ひとりの目元に合わせて調整できるスキル。そのスキルは、施術経験数に大きく影響されるため、まずは練習を重ねる必要があるでしょう。

練習方法のポイント

はじめに、左右の目が同じ形である設定でいつも通りの施術を行います。その後、正面から仕上がりを確認。左右の目をしっかりと見比べてその違いについて細かく観察したら、どちらかの目を基準とし、もう片方の目に施術しているエクステのカールや長さを調整しましょう。先ほども紹介した通り、調整には2つのパターンがあります。カールで調整した仕上がりと、長さで調整した仕上がり、ぜひどちらも試してみてください。微妙な違いを体感できるはずです。それぞれの特性を掴めたら、大きな第一歩。次はまた、違う目元に対して施術を行い、技術の幅を広げていきましょう。

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まとめ

左右非対称の目元に対する施術のチェックポイントと、デザイン例について紹介しました。お客様の目元は1人ひとりに違いがあるため、施術には高い技術が求められますが、アイリストとしての腕の見せ所とも言えます。「今まで、左右の目の違いがコンプレックスだったけれど、あなたの施術で目立たなくなってうれしい!」と喜ばれることは、アイリストのやりがいに直結するでしょう。考えてみてください。マツエクが普及するまで、左右の目の違いを埋める方法は、メイク以外に整形しかなかったはずです。お客様のコンプレックスをカバーできるなんて、本当に素敵な仕事ですよね。1人ひとりの理想を叶えるためにも、左右の目の違いを見極める力と技術力を身に付けていきましょう。

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