目頭がつけにくいのはテープワークのせい?今こそ見直したい、マツエク基本講座

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スムーズな施術をする上で欠かせないのが、テープワークのスキルアップ。テープワークがきちんとできているかどうかで施術の内容が50%変わるとも言われており、その重要さはアイリストなら誰しもが身に染みて実感していることでしょう。
そして、アイリストが直面しやすい「目頭へのマツエク装着が難しい…」という悩みは、実はテープワークが原因となっていることも。そこで今回は、目頭装着のスキルアップにもつながる、テープワークの改善ポイントを3つご紹介。目頭の施術が苦手だと感じている人は、テープワークの見直しを行って苦手を克服しましょう。

【改善ポイント①】アンダーテープによるまつげの押し上げに注意しよう

目頭の施術が難しい原因の一つとして挙げられるのが、アンダーテープによって「まつげが押し上げられてしまっている」というケース。どういう状況になっているのか、またどうすれば改善できるのか確認していきましょう。

まつげを押し上げてしまうテープの間違った貼り方

テープを貼る目的は、自まつげを見やすくするためや、施術しやすいよう自まつげの角度を調整するためですよね。しかしテープの位置がずれてしまうと、かえって自まつげが見えづらくなったり、自まつげが施術しにくい角度に変わってしまったりします。

まぶたに対してまつげが直角になっているのが、一番施術しやすい自まつげの角度と言われています。しかし、上の写真を見るとわかるように、目のカーブに合わせようとテープの位置を内側(眼球側)に寄せすぎると、目頭のまつげが不自然に押し上げられてしまいます。これは、テープを寄せすぎたことによってまぶたがギュッと持ちあがってしまったことが原因。まつげも見えにくく、かなり施術しづらい状態です。

アンダーテープはまぶたに寄せすぎないのがポイント!

先ほどの写真の状態は、まつげも押し上げられているしテープも食い込んでいる状態です。テープがまぶたへ食い込むような位置に貼ると、まつげが押し上げられて本来マツエクがつけられるはずの自まつげも見失ってしまいます

アンダーテープを貼るときは、目頭のまつげが押し上げられないように注意しながら、テープの角度を調整することが大切。まぶたに食い込まない程度に少しテープを離して貼れば、テープの食い込みもなくなって目頭の施術がグンとしやすくなります。

【改善ポイント②】目頭の自まつげが見えやすい位置にテープを貼ろう

目頭のまつげは他の部分に比べて細く、つけにくさを感じる人が多いのも自然なことだと言えます。その苦手意識を克服するためには、まず目頭のまつげがしっかりと見える状態にすることが大切。そして、目頭のまつげが見えやすい状態を作るには、やはりテープの位置が重要だと言えるのです。

目頭のまつげが見えにくくなるテープの間違った貼り方

では、実際の写真を見ながら確認していきましょう。

上の写真は、一見きれいにテープが貼れているように見えますが、根元から毛先までしっかりと見えるのは目の中央部分のまつげだけ。テープを貼る位置が上まぶたのカーブのラインから離れすぎてしまうと、肌色が見える部分が多くなってしまい、目頭のまつげが見えにくくなってしまいます

テープ貼りはどれだけカーブに寄せられるかが重要!

上の写真の場合、まだ1~2mmほどは目頭のまぶた側に寄せて貼ることが可能。テープを貼っても肌が見えているということは、カーブから離れすぎているという事です。
ポイントは、

◆肌が見えない位置
◆まぶたを押し上げない位置

に貼ること。
上まぶたのカーブを見ながらテープを貼ると、ジャストな位置に合わせやすくなるので試してみてください。
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【改善ポイント③】まつげが直角に立ち上がるテープ貼りを目指そう

目頭のまつげへの施術が難しいと感じる原因の3つ目は、テープを貼ったあとのまつげの角度にあります。先ほどもお伝えしたように、一般的に施術がしやすいのはまぶたに対して自まつげが直角になっている状況です。
下がりまつげやまぶたが自まつげの生え際にかぶっているお客様に対しては、アッパーテープを貼って自まつげを見えやすくする方法もあります。お客様の自まつげの角度やまぶたの状態によっては、アッパーテープを用いることでグンと施術がしやすくなるケースも珍しくありません。

しかし、アッパーテープを用いるときには注意が必要。まつげをより見やすくしようとアッパーテープでまぶたを持ちあげすぎてしまうと、目頭への施術がより難しくなってしまいます。
まぶたに対する自まつげの角度が上がりすぎて反り返るような状況になっていると、施術の難易度がどんどん上昇。目頭のまつげは他の部分よりも細くて短いため、アッパーテープで軽くまぶたを持ち上げただけでも、グッと反り返ってしまう可能性があります。
目頭の施術には、アンダーテープを貼る位置だけでなく、アッパーテープを貼ったあとの自まつげの角度にも注意しましょう。

自まつげが反りすぎてしまうアッパーテープの間違った貼り方

上の写真は、アッパーテープでまぶたを引き上げすぎたことによって、目頭のまつげがアイリスト側に反り返ってしまっている状態です。

アッパーテープを有効的に使えているか常に見直しを!

アッパーテープはお客様の自まつげの状態によって使い分けるものであり、どのお客様にも必ず施すものではありません。
ただ、アッパーテープが必要なお客様に対しては、貼りつけたあとに自まつげの角度をよくチェックすることが大切です。アッパーテープを貼ったあとでも、まぶたに対して自まつげの角度が直角以上になっていないかしっかりと確認をしましょう。
仮に、アンダーテープが粘膜やまぶたに食い込んで痛そうだという理由でアッパーテープを使っているのであれば、アンダーテープの貼り方から見直しが必要。アンダーテープの貼り方を見直すと、アッパーテープが必要なくなることもあるかもしれません。本当にそのアッパーテープが必要かどうかも、しっかりと見極めましょう。

まとめ

今回は、目頭の施術にスポットを当てながら、テープワークについて解説してきました。しかし実は、テープワークの見直しは目尻側の施術にも同じことが言えます。
目頭側だけでなく、目尻側の施術にも不安を感じている人は、テープの貼り方を見直すだけで、目頭・目尻に対する苦手意識がクリアになる可能性も高いのです。苦手意識を抱いてしまっている原因がわからないという人は、テープワークの見直しから行ってみるのも一つの方法。ぜひこの記事を参考にして、自分のテープの貼り方がNG例のようになっていないか確認してみてください。201203Eue

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