当たり前。でも、【超重要!】手指、消毒してますか?

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アイデザイナーとして当たり前に行う手指消毒。ウイルス感染や細菌感染を防ぐため、消毒剤を使用して施術中の手を清潔に保ちます。サロンで必ず徹底されている手指消毒ですが、その重要性について再確認していきましょう。

手指消毒が必要な3つのワケ

なぜ手指消毒が必要なのでしょうか?3つの理由をご説明します。

1、細菌による感染を予防
私たちの手には、「黄色ブドウ球菌」などの細菌が常に付着しています。健康な状態であれば害を及ぼさず、人への感染もないとされている細菌です。しかし、ドライアイや目の周りの傷などに入ると、さまざまな病気を引き起こします。細菌性の感染症を防ぐためにも、手指消毒は必要なのです。

2、ウイルスによる感染を予防
細菌だけではなく、ウイルスの感染も予防する必要があります。目の病気だけではありません。風邪やインフルエンザなど、私たちの周りにはさまざまなウイルスが存在しています。目に見えないからこそ、知らず知らずのうちに手に付着している可能性があるのです。きちんと手指を消毒し、清潔な状態で施術をしたいですね。

3、お客様に「安全」を提供するため
デリケートな目元を預ける、マツエク。お客様の中には、衛生管理について不安に思う方もいるでしょう。「華やかな目元にしたいけれど、このサロンに任せても良いのだろうか?」そんな不安を感じているお客様が、安心して施術を受けられるためにも手指消毒の徹底は重要です。
手指消毒の前に、爪の間までしっかりと洗浄しておきましょう。その後、消毒液を使用して、手全体を消毒します。最近は、速乾性の消毒液を手に直接吹きかける方法が主流。手に優しく、しっかり除菌してくれる消毒液を選びましょう。

もしも怠るとどんなことが起きる?

あってはならないことですが、万が一手指消毒を怠った場合のリスクもご紹介します。

1、マツエク施術後に、目の感染症を発症
まず考えられるリスクは、細菌による感染症をお客様が発症すること。例えば、眼瞼炎や細菌性結膜炎が挙げられます。眼瞼炎とは、まぶたやまぶたの内側に炎症を起こす病気です。主な原因は細菌感染やアレルギーと言われています。異物感やかゆみなどが起こり、症状によってはまつげが抜けてしまう場合も。再発しやすい上に、治りにくいとされる病気です。また、細菌性結膜炎とは、「黄色ブドウ球菌」などの細菌により、結膜に炎症が起こる病気。目ヤニや充血といった症状が見られます。

2、ウイルス性感染症の蔓延
次に考えられるリスクは、ウイルス性の感染症を広めてしまうこと。前述したとおり、風邪やインフルエンザもウイルスです。手指消毒をしていないと、他のお客様へうつしてしまうかもしれません。目の病気としては、ウイルス性結膜炎が挙げられます。主にアデノウイルスが原因。目の充血やゴロゴロとした異物感などが代表的な症状です。感染力が強いことでも知られています。

3、衛生管理における信頼を失う
目の病気にかかると、治るまでの間、治療費や時間がかかります。さらに中には、悪化すると失明する病気もあるのです。誰でも目の病気にかかりたくありませんよね。どれだけ高い技術を持っていても、衛生管理ができていないお店からはお客様が離れていってしまうでしょう。

まとめ

お客様の顔に触れる前に、きちんと手指消毒できていますか?ワゴンや器具に触れた後にも、手指消毒を徹底していますか?いつでも安心して施術を受けられるマツエクサロンであるために、手指消毒は必須です。「ワゴンに触ったけれど、一瞬だからまぁいいか」は命取り。何かあれば、お客様からの信頼がゼロになってしまいます。自分だけでなく、周りのアイリストも徹底できているか、お互いに確認し合いながら、お客様にとって信頼できるサロンを作り上げていきたいですね。

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