「抗菌エクステ」ってどんなもの?目元の健康被害を防いでくれる優れもの!

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「抗菌エクステ」をご存知ですか?聞いたことはあるけれど…どんなものなの?何のために作られたの?と疑問に思う人もいますよね。そんなあなたに、今回は「抗菌エクステ」の開発に至った経緯から、その特徴までわかりやすくご紹介。マツエク利用者、アイリスト双方にメリットがある「抗菌エクステ」について、さっそく見ていきましょう!

目元の健康被害多数!マツエクを使用していると避けて通れない「目元の雑菌」とは

目元を華やかにしてくれることで人気のマツエク。マツエクには、メイク自体がナチュラルでも顔全体がキレイに見える効果があるため、おしゃれに敏感なお客様だけでなく、メイクが苦手な方やメイクの時間が取れない忙しい方などにも支持されています。しかしその裏で、間違ったお手入れにより、お客様の大切な目元に健康被害が起こっているということも事実ですよね。

では目元の健康被害とは、どのような症状が報告されているのでしょうか。ここで、2010年に国民生活センターより通達された、「まつ毛エクステンションの危害」についてふり返ってみましょう。この時、全国消費生活情報ネットワーク・システムに寄せられた、マツエクの施術による健康被害は、2010年度以降の5年間で、599件に上り、その後も毎年100件以上が報告されています。
健康被害の事例のうち、多くのものは以下のような症状でした。
(データ:国民生活センターHPより引用

  • 目が痛い
  • 目が充血した
  • 目がかゆい
  • まぶたが腫れた、かぶれたなど

被害の程度は
・1週間未満の治療が必要だった31.4%
・治療をしなかった…35.2%
・治療に1カ月以上かかった…4.0%

報告のあった被害者の性別は、不明・無回答を除き、全て女性。年代は20~40歳代が90%以上を占めていました。
この通達には、マツエク業界やサロン事業者に対する、国からの要望も含まれていました。

その要望は、以下のようなものです。

・マツエク利用者に対して、施術が可能であるかの確認を行うこと

・マツエク利用者に対して、健康被害などのリスクについて分かりやすく説明を行うこと

・施術中や施術後に異常や違和感があった場合には、医療機関を受診するようマツエク利用者に伝えること

・マツエクに関する技術と知識を備えた美容師を、早急かつ着実に育成すること

マツエクの安全性を高めるためには、アイリスト一人ひとりが、これらの要望に応えるカウンセリングやマツエクの施術を実施することが大切です。この国民生活センターからの通達以降、マツエク業界のアイリストに対する教育体制も改善され、健康被害の報告も少なくなっています。

さて、マツエク施術後の目元の健康被害は、何が原因で起きているのでしょうか?
さまざまな原因が考えられますが、まつげのお手入れ方法が十分ではないことによる、雑菌の繁殖が原因の一つでもあります。なぜなら、スキンケアやヘアケアに比べ、ほとんどのお客様がまつげに関するお手入れを十分に行っていないためです。また、モチを良くしたい気持ちが裏目に出て、クレンジングがどうしても甘くなりがち。その結果メイクが肌に残ってしまい、その汚れをエサとして雑菌の繁殖し、眼病を引き起こしてしまうというメカニズムなのです。

さらに、どんなにクレンジングなどのお手入れを入念に行ったとしても、全ての汚れを落としきることはできません。

エクステ装着時は良くても、お客様の日常生活やお手入れ次第で雑菌が付着。綺麗に見える目元にも、必ず菌が存在するのが現実です。
エクステ装着時は清潔を保てていても、お客様のお手入れ方法により、雑菌が繁殖してしまう…これをどうにかして避けられないだろうか…。
施術する現場のアイリストたちは、このような悩みを抱えていました。
そんな現状を打破するために、新たに画期的なアイテムが開発されたのです!
それが、「抗菌エクステ」。詳しくご紹介しましょう。

「抗菌エクステ」とは?普通のエクステと何が違うの?

「目元の健康被害を少しでも抑えたい。」
この要望に応えるべく開発されたのが、「抗菌エクステ」です!
ご存知の通り、普通のエクステも製造直後にエクステの表面を殺菌、あるいは無菌処理を行っています。しかし、パッケージを開けた瞬間から、徐々にその抗菌作用が薄れてしまうのが難点でした。それに比べ、「抗菌エクステ」は、マツエクを製造する原料の段階から、「抗菌素材」を練り込んでいるため、マツエク装着後も雑菌の増殖を、より継続的に防ぐことができるアイテムです。
アイリストによるマツエク施術時の丁寧なクリーンアップ(前処理)と、「抗菌エクステ」の雑菌増殖抑制機能との相乗効果で、さらに目元をキレイに保つことができます。

おすすめの「抗菌エクステ」とは?

「抗菌エクステ」というこの画期的なアイテムの登場で、マツエク人気もさらに高まりました。発売当初は、「抗菌エクステ」の種類が少なく、選択肢も限られていましたが、最近では、さまざまな種類のものが発売されています。
その中でも先駆だったメーカーが、『松風』です。『松風』の「クリーンラッシュ -抗菌まつげエクステ-」は、高い抗菌効果が確認された「抗菌エクステ」です。抗菌効果を実証するための実験は、第三者機関によって行われており、信頼できるデータだといえます。また、抗菌効果のみならず、装着感の良さも高く評価されているアイテムです。では、「クリーンラッシュ」のラインナップをご紹介していきます。

先細抗菌やわらかシルクセーブル

画像出典:松風EYECOSME.JP

エクステ中央部から先端に向けて細くなる形状です。構造の詳細を見ると、先端から約13mmの部分から徐々に細くなっています。サイズのラインナップは、8~15mmなので、先端から13mmというのは、エクステのほぼ全長に等しいですね。これにより、エクステ中央部からの細さが際立ち、装着感も柔らかく、ナチュラルに仕上げることができます。

先太抗菌シルクタッチ

画像出典:松風EYECOSME.JP

特殊テーパー加工により、根元の太さが毛先近くまで続く形状です。テーパー加工とは、物体を円すい状に加工する技術のこと。円すいをわかりやすく言えば、鉛筆を削った時のあの形です。その加工技術により、少数装着でもしっかりとボリュームを出すことができます。構造の詳細を見ると、「先細抗菌やわらかシルクセーブル」が先端から13mmの部分が徐々に細くなっていることに比べ、「先太抗菌シルクタッチ」は先端から4mmのみが細くなっています。その効果により、特に太さ0.1mmはナチュラル感とボリューム感、両方が実感できるアイテムです。

どちらも『松風』ブランドの信頼できる商材です。「クリーンラッシュ -抗菌まつげエクステ-」は、高い安全性を示すメニューとして提案でき、さらに装着感にもこだわることができる有用なアイテムですね!

最近は各メーカー抗菌エクステのニーズに応えるべくラインナップが多く出ています。
サロンで使用するエクステを選択する際、「抗菌」かどうかチェックしてみるといいかもしれませんね。

まとめ

「抗菌エクステ」の特性は理解できましたか?メーカー各社の「お客様の目のトラブルを最小限に抑えたい」という努力を感じる商材です。導入の有無に関わらず、抗菌エクステの成り立ちを知り、目元の清潔や施術についてもしっかりと見つめ直せるといいですね!1808T2Euk

 

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