【画像解説あり!】カールや長さが違うマツエクで創るアイデザイン。長さの段差の馴染ませテクとは?

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「目をぱっちり大きくみせたい」「タレ目風の目元にしてほしい」など、お客様の要望はさまざまです。要望にきちんとお応えできるように、カールや長さの種類は多種多様です。同じカールのエクステのみを使用するデザインがある一方、いろいろなカールや長さ を使用するデザインも少なくありません。
カールや長さが違うマツエクをつけるアイデザインの場合、段差がちょっと気になるというときはないですか?段ができることが不正解ということではないですが、違和感なくナチュラルに仕上げたいというお客様も多くいらっしゃいます。お客様のニーズにしっかりお応えできるよう、段差の馴染ませテクニックを身につけておきましょう。

カールが変わるときの段差が気になる

「ナチュラルでいてキュートなぱっちり目元」「切れ長でマニッシュな目元」など、お客様はご自身の「なりたい目元」のイメージを描いて来店されます。その理想の状態にいかに近づけられるかが、プロのアイリストとしての腕の見せどころではないでしょうか。

メーカーや店舗での取り扱いによって名称は違いますが、
主なカールの種類は「J」「C」「CC」「D」の4種類
長さは6mm~15mmまで1mmきざみ
太さは0.1mm、0.12mm、0.15mm、0.2mm、0.25mmの5種類
ほどあり、お客様の多種多様な要望にお応えできるラインナップがそろえられています。 

例えば、「セクシーな切れ長アイ」を希望しているお客様へのアイデザインが
目頭:Cカール10mm 中央:Cカール11mm 目尻:Jカール12mm
の場合、中央と目尻のエクステがCカール11mmからJカール12mmへ移るとき、長さも角度も同時に変わることになります。お客様の目元やまつげの状態によっても状況は変わりますが、カールも長さも違うエクステを続けて使用する場合、境目にガクっと段差ができてしまう可能性が高いです。

カールと長さの両方を変えたからといって、段差が必ずできるというわけではありません。お客様の目元や自まつげの状態によって、段差ができやすかったりできにくかったりするので、その時々でお客様に合わせたマツエクを提供することが大切です。
もしこの例の場合に段差ができてしまったとしたら、“カールが強いと短く見える”“カールが弱いと長く見える”というエクステの性質と11mmから12mmという長さの変化の両方が加わったことが理由になるでしょう。

アイデザインに正解はないので、「段差ができるのはダメ」ということはないですが、きれいにつなげたいならつなぎを入れてみるのがおすすめ。
つなぎの入れ方を、次の章で詳しくご紹介します。

マツエクデザインのカールや長さの段差を埋める対策とは

マツエクデザインでカールや長さの違うエクステを使用したときにできてしまった段差は、つなぎのエクステを入れることで解消します。
エクステには「カールが強いと短く見える」「カールが弱いと長く見える」という性質があるので、段差がでないようにするためには、カールを変えるときと長さとカールを両方変えるときに、長さに差がでないように工夫すると良いでしょう。
ここで、同じ長さのエクステでカールを変えると長さの見え方がどのように変わるか紹介します。

例1:中央がCカール11mmで目尻がJカール11mmの目尻に向かって伸びるデザイン

長さを変えずにカールだけを変えてみると、Jカールは1mmくらい伸びたように見えます。 この場合、長さの差は1mmほどなので、それほど段差は気にならない可能性が高く、目尻にかけて伸ばしたような印象の目元が作れます。
もしCカール11mmぐらいの長さイメージのJカールにしたい場合は、J10ぐらいが同じぐらいの長さに見えるでしょう。次に段差ができやすいデザイン例を見てみましょう。

例2:中央がCカール11mmで目尻にJカール12mmをつけるデザイン

先程の例よりもさらに目尻にかけて長くなるデザイン。カールと長さを一度に両方変えると、カールだけを変えたときに比べて、強く段ができてしまう可能性があります。その対策として、「Jカール11mm」をつなぎのエクステに使うのがおすすめ。
Jカール11mmは、Cカール11mmより長さがあるように見えるためJカール12mmの間を埋める中和剤になってくれます。Cカール12mmでも良いように感じますが、「目尻に長さを出したい」というお客様の場合は、よりナチュラルに長さが出せるJカール11mmの方がしっくりくるはずです。

【画像解説】つなぎを入れる馴染ませテクをご紹介!

言葉だけでは伝わらない部分があるので、マツエクモデルさんの画像を使ってつなぎのエクステを入れる馴染ませテクニックを詳しく紹介します。

【段差なくエクステをつけている例1】

上のマツエクモデルさんの画像をご覧ください。
目をぱっちり大きくキュートに見せつつも、目尻にかけて長さを出すことでタレ目風の目元を演出できるアイデザインです。
中央:CCカール12mm 目尻:Jカール12mm
を基準に、CCカール12mmとJカール12mmの間につなぎのエクステとして「Cカール12mm」を使用しています。

ご存知の通り、

“CCカール>Cカール>Jカールの順番でカールが強い”

ので、CCカールとJカールをつなげて使用すると、長さの差がでるため段になりやすいです。馴染ませ役として、同じ長さのCカールエクステを使うことで、段差のないなめらかな仕上がりになっていますね。

【段差なくエクステをつけている例2】

もうひとつ別のマツエクモデルさんの例を見てみましょう。
ナチュラルさを保ちながら、目尻を長くすることでセクシーかつ印象的な目元を作るアイデザインです。
目頭:Cカール9mm 中央:Cカール11mm 目尻:Jカール12mm
を基準に、つなぎのエクステとしてCカール9mmとCカール11mmの間に「Cカール10mm」、Cカール11mmとJカール12mmの間に「Cカール10mm」を使用しています。
目頭から目尻にかけて少しずつ長さとカールを変えることで、段差なくキレイにつながっていますね。

まとめ

「ぱっちり大きな目にしながら、目尻も伸ばしてタレ目風にしたい」といった、お客様の理想の目元にできるだけ近づけてあげるのがアイリストの仕事です。お客様の希望のアイデザインによっては、カールや長さが違うエクステをつけることも少なくありません。「ちょっと段差が気になるな…」と思ったときは、段差を馴染ませる“つなぎのエクステ”を入れるのがおすすめ。違和感なくなめらかに仕上げる&仕上がり確認の際にそのテクニックを少し教えてあげることで、お客様の満足度もきっと上がりますよ。200212Ekm

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