重要性を知りたい!マツエクサロンで、カルテを事前に見てわかることとは?

この記事をシェアする

マツエクサロンでは、お客様の情報を記録しておくために「カルテ」を導入していることかと思います。複数人のスタッフがいるようなサロンでは、どのアイリストもお客様の情報を平等に落とし込んでおくために、カルテは欠かせない存在です。

しかし、サロンによってカルテの詳細度が異なるのも事実。今回は、カルテの重要性について今一度整理し、日々の接客に活かせるようなアイデアをご紹介します。

マツエクサロンのカルテの重要性を再認識しよう

カルテから得られるのは、お客様のまつげに関する情報だけではありません。お客様それぞれの特徴なども書き込まれているカルテは、アイリストにとってなくてはならない存在です。

Beautéでも、何度か登場している“カルテの重要性”についての記事。

まずは、カルテがなぜ大切なのかということのおさらいから始めていきましょう。

過去のデザインがわかるだけじゃない!カルテ、充実させていますか?

あなたは、普段カルテに何を求めていますか?お客様の自まつげの情報や、過去のデザインをチェックするために使用しているという人も多いことでしょう。

もちろん、カルテはお客様が過去に希望されたデザインを知るためのツールでもあります。しかし、カルテにはそれ以上に重要な情報が凝縮されているのです。

サロンからの目線で見ると、目の前にいるお客様はたくさんいるお客様のうちの1人かもしれません。一方で、お客様からの目線で見るとあなたのサロンは、山ほどあるマツエクサロンの中からやっと見つけた大切な場所。そんなお客様の気持ちとサロンとを繋げてくれるのは、他でもない“カルテ”なのです。

お客様に関する情報を“時系列”で知ることができる

サロンへ足を運んでくださるお客様には、誰しも“初めてそのサロンへ訪れた日”があります。お客様の“初めての日”には、カルテのベースとなる情報を書き込むことでしょう。

カルテに書き込む内容は、

◆名前や住所、職業などの個人情報

◆まつげに関する悩みや、サロンへの来店動機

◆病気やアレルギーの有無など体に関する情報

◆自まつげの状態

◆希望の仕上がりイメージや施術メニュー

◆物販の購入についてや1回あたりの平均単価

◆会話の内容

などなど…。

最初に来店されたときから順番に情報を書き込んで行くため、カルテを見ればお客様がどんなふうに変化しているか時系列を追って確認することができます

初めてそのお客様を担当することになったとしても、カルテにきちんと情報が残されていれば、自分の中にしっかりと情報を落とし込んで施術に入ることが可能。カルテは、お客様にとってもアイリストにとっても重要なものなのです。

マツエクサロンのカルテに記載する「自まつげ情報」とは

カルテに記録される情報の中で、まず確認するのが“自まつげ”に関する情報です。カルテには、自まつげに関するどのような情報を記録しておくのがベストなのでしょうか。

充実した内容のカルテを作るためにも、今一度チェックしておきましょう。

記録しておくべき内容は?

カルテに書き込むお客様の自まつげについての内容は、デザインや本数・太さなど、仕上がりに大きな影響を与える大切な情報となります。そのため、聞き漏らしのないように細かく聞いておくに越したことはありません。

最低限、これだけは聞いておきたいという自まつげの情報についてまとめてみました。

◆毛周期

◆逆さまつげがあるかどうか

◆マツエクの経験があるかどうか

◆毛質

◆クセ

◆ダメージ・健康状態

◆自まつげの角度

◆量

マツエクをつけるにあたり、自まつげの情報は何よりも大切なものとなります。マツエクサロンへ足を運ぶお客様は、自分のまつげに何かしらのコンプレックスを持っているケースがほとんど。お客様がどこに悩み、どのように解決したいのかを見出すためにも、自まつげに関するヒアリングにはしっかりと時間を割いて、カルテの内容を充実させるようにしましょう。

2回目以降のお客様のカルテには前回からの変化も記録する

リピーターのお客様のカルテにも、自まつげの情報を追記しておくのがおすすめ。サロンによっては自まつげに関する情報を初回しか記入しないというところもあるようですが、自まつげの細かい変化についてはその都度記録しておくのがベストです。

◆毛周期に大きな変化があった場合

◆自まつげがたくさん抜けてしまっている場合

◆自まつげがすごく伸びている場合

などは、しっかりと前回との違いを書いておくのがおすすめ。自まつげに関するネガティブな変化だけでなく、ポジティブな変化も書き込んでおくことが大切です。

自まつげがすごく伸びているケースは、お客様が頑張って美容液を使ってこられた成果である場合もあります。ポジティブな変化についてもカルテに書き込んでおけば、お客様をはげます要素を見つけることも可能に。

初回には気づけなかった自まつげの情報を得ることができるので、お客様が来店されるたびに自まつげをよくチェックしてカルテに気づきを書き込んでおきましょう。

お客様それぞれの特徴について

カルテに記録しておくべき情報は、自まつげに関する事柄だけではありません。Beautéでも何度か取り上げたことのある「オーダーメイドの接客」をするためには、お客様にまつわる個人的な情報もしっかりと把握しておく必要があります。

自まつげの情報以外では、どのようなことをカルテに記録しておけばいいのでしょうか。

会話の内容や施術時の要望など

サロンのリピーターとしてご来店いただいているお客様。でもあなたは、そのお客様を今日初めて担当します。そんなとき、あなたはどのような情報を知っておくと安心して施術できますか?

自分が“知っておきたい”or“知っておきたかった”と思うような情報も、カルテに残しておくといいでしょう。

◆会話の内容

◆目が開くクセがある

◆毎回枕を希望される

◆喋りかけられたくないタイプ

など、まつげに関すること以外の情報をどれだけ残しておけるかも、充実したカルテを作成できるかどうかのポイントとなります。

のちのち絶対に伝えていかなければいけない情報と、自分のメモ程度に残しておきたい情報とをしっかり区別すれば、カルテの中身がグチャグチャになる心配はありません。

注意事項や確認事項をチェック項目式にしているサロンもある

自まつげ以外の情報として、施術中に知っておきたいお客様のクセ注意事項などがあります。カルテの中に文章で書いてしまうと、担当するアイリストによっては見落としてしまうケースも。

“グルーが染みやすい”や“テープをはがすときに痛みを感じやすい”など、施術時に知っておかなければいけない注意事項は、チェック項目式にしてしまうのがおすすめです。チェック項目にしておけば、アイリストはその項目に〇をつけるだけ。文章を書き込む時間も、短縮することができます。

また、アイリスト自身に向けたチェック項目を作っておくのもひとつの方法。お客様の情報を整理するためのツールとしてだけでなく、アイリストの接客にムラを生じさせないためのツールとしてカルテを使っているサロンもあります。

“しっかりとお出迎えできましたか?”や“エクステや地毛に絡みはありませんか?”など、基本中の基本をあえてチェック項目にして、接客に波がないよう工夫。〇・△・×の評価項目を設け、アイリスト自身が自己採点することで、接客の質を均一に保つ方法もあります。

まとめ

カルテは、書き込む情報や設ける項目によって、内容を濃くも薄くもすることができます。お客様に寄り添った接客をするためにも、カルテには必要な情報をしっかりと残しておきたいもの。とはいえ、施術の合間の時間は短いため、効率的に残せる方法・最低限の内容をしっかりと見定めたいですね。運用は続けられなければ、意味がありません。

今あるカルテの内容をもう一度見直し、よりよいカルテが作れるように工夫をこらしていきましょう。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

190723Eue

この記事をシェアする